九州地区は、お盆すぎから大量の雨が降り続き各地で被害が出ています。今回雨が多かったのが(実は、まだ今日明日降りそうで過去形で書くのは早い気もしますが)長崎県島原半島、佐賀県西部です。1週間で1年分くらいの雨が降っているところもあります。私の住んでいる福岡県久留米市でも市内の一部で冠水があったりしていますし、一時は出歩くのをためらう程の雨が降っていました。
佐賀県嬉野市も被害が大きいところとして報道されています。
その嬉野にある嬉野温泉は日本三大美人の湯と呼ばれる良泉で人気を集めてきました。
温泉宿が50軒ほど軒を連ね、団体旅行や保養客などで賑わっていました。「嬉野温泉湯豆腐」は温泉水で湯豆腐を作るもので、温泉水の作用で、豆腐がトロットロの柔らかさになるというものです。佐賀や福岡のスーパーで、嬉野温泉水を豆腐売り場に並べている店もあります。
人気のあるホテル・旅館をご紹介します。
和多屋別荘
https://wataya.co.jp/
大正屋
https://www.taishoya.com/
ハミルトン宇礼志野
http://www.hamilton-ureshino.jp/
コロナ禍でインバウンド客が激減、GoToトラベルも不発と、ずっと我慢の日々が続いていたところに、この長雨で本当に厳しい状況になっているようです。
最新の話題では、王位戦第4局が、お茶処の嬉野温泉「和多屋別荘」で開催される予定でしたが、盆過ぎからの長雨で、嬉野地区には1週間で1年分にも当る1000ミリを超えるという大雨が降り、旅館の大浴場に泥が入りました。また嬉野地区や、付近の武雄市などで大きな被害が出ていること、開催前日になっても雨が止まないということもあり、急遽会場が大阪市の将棋会館で開催されることになりました。この原稿を書いている最中も戦っています。
お~いお茶の伊藤園がスポンサーで、茶処嬉野温泉で、王位戦、洒落の効いたタイトルだったのですが、残念です。
もうひとつ残念といえば、出場する藤井聡太九段は、サントリー伊右衛門のコマーシャルに出ているので、大会中も、お~いお茶は飲まないのだろうなあ。というところです。
王位戦は、ブロック紙三社連合(北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社)と神戸新聞社、徳島新聞社が主催する将棋のタイトル戦です。今年から「お~いお茶」の伊藤園が特別協賛で、7番勝負は各地を持ち回りで開催されます。第4局は8月18日~19日に開催されています。
日本将棋連盟王位戦サイト
https://www.shogi.or.jp/match/oui/