先週、ある会で集合が掛かって山口県萩市に出かけてきました。
全国から、スギに関わる人たちが集まって酒を呑むという会(多分に語弊がありそうですが)で全国各地に支部があり、今回は昨年出来た萩支部と各地の支部の交流会という位置づけでした。
コロナ禍で、このような会が開催できておらず久しぶりの集いでした。堅苦しい会ではないので、ただ集まって飲むというもので、食にまつわる話が書けません。せっかく萩まで行ったのに。
萩は、山口県の北部、小さな城下町で、明治維新では長州藩の根幹を支えた、吉田松陰の松下村塾などが史跡として残っています。また、明治日本の産業革命遺産が城下町を含め5つもあります。
古い城下町の町並みは、伝建地区に指定されていて美しく風情があります。歴史を学ぼうとする学生や研究者、外国人には味わい深い町だと思います。しかし残念ながら、世界遺産のスタンプラリーでもやっているかの様な観光客には物足りないのか、県を南北につなぐ高速道路が整備されてからは、世界遺産をクルッと回って、次の宿泊先、温泉地などへ移動しているようです。市内にあるホテルが、どんどん閉業、周辺の飲食店、飲み屋街もどんどん縮小しています。
萩で美味しいものはなんですか?と尋ねると、海産物、かまぼこなどの練り物という返事が返ってきます。あとは弱体化した長州藩の御家人を救った、武家屋敷の中で行ったことから始まった夏ミカンの栽培。その夏ミカンの加工品が土産物店に並んでいました。
1泊2日で出かけた昼食は、2日とも「うどん」でした。それも「どんどんのうどん」。お昼はどこ?と聞いた2人とも「どんどん」と答えたので、よほどの人気店なのでしょう。
昼前に到着しましたが、駐車場は満車、行列が出来ています。
店内は昔ながらのうどん店、歴史は50年だそう。テーブルが20弱ある広い店内、カウンターで注文して、食券をもらって席に座っていると、まもなく到着します。
福岡・北九州のうどんと比べようと、「肉ごぼう天うどん」を注文しました。
昆布、節の効いた甘い出汁、もちもちでやわらかい釜揚げ麺、甘い肉、さくさくの牛蒡天。近い、似ている、ビジュアルも。どちらが似せたかは置いておくとして、まあ西日本だと外さない味でした。
他にも、丼ものや、同行者が食べた、カツカレーうどん、さらにおにぎりセットなど、炭水化物祭りのメニューが、そこそこリーズナブルな値段でした。
モーニングうどんなど、早い時間から開いていますし、学割もありました。
地元に愛されている店なのでしょう。山口県内中心に36店舗、なぜか東京にも1店舗あるようです。
どんどんうどん スナダフーズ
最近、テレビに登場して、オンラインショップがパンクしているみたいです。