佐伯と大分を、行って、見て、食べて、感じて

南イタリア美食便り

1月にプーリアの地元チステルニーノで行った誘客イベント「Benvenuti al Sud di Giappone」= 「南日本へようこそ」。イタリア人の日本観光に対する関心の高さにしっかりとした手応えを感じました。

この1、2年以内には日本へ行きたいと考えている人が何人もいて、私たちがツアーを作るなら是非知らせて欲しいと言われました。

これは是非、オリジナルのツアーを作ってプーリアの地元から佐伯へ来て頂かなくては!考えています。

参加者のプロフィールとしては、数組のご夫婦や友人ペアなど10名以下の小グループ。年齢層は50-70代と高め、訪日経験なし、日本食、文化に対する興味は高いがそれほど詳しい訳ではなく旅行を通じて見聞を広めたいと思っている人たち、という想定です。

できるだけ地元プーリアの人々で構成できればと思っています。日本からのプーリア旅行を多く企画運営してきた経験から言うと、一緒に旅行する仲間の相性はとても重要です。文化背景や一般常識が共有できる人々であれば旅行がよりスムーズに楽しくなります。

旅行期間は往復の飛行時間を含めて2週間。実質日本での時間は12日間を目安に考えています。年齢層が高いことを考えると、乗り継ぎや待ち時間を出来るだけ避けることも考慮したいと思います。プーリアの空港、ブリンディジもしくはバーリ発、ローマもしくはヨーロッパ主要都市で日本行きの直行便がある都市経由一回、で東京(成田もしくは羽田)もしくは関西国際空港から日本入りとなるでしょうか。今回のツアーでは関東、関西の主要観光地の他九州、特に大分県佐伯市に訪れることがポイントです。となると韓国のソウル経由で九州の空港で入国、もしくは出国という可能性も検討したいところです。韓国へは大分空港発着便もあるのです。

九州1週間、その他の地域で1週間という日程を組むために、リサーチ中ですが、九州だけでも見所がたくさんあり過ぎて困っている感じです。日本観光にインバウンド客が期待する要素、温泉、グルメ、自然、文化、すべて九州だけでも満足させることができるのでは?と思う程です。

その中でも佐伯の良さがアピールできる点はどこか、まだ私自身が知らないことがたくさんあるので観光課、観光協会の皆さん、関係各所の方々にご協力いただき、そして私自身もインバウンド客目線で改めて経験、体験してみる必要があると考えています。まず佐伯と大分を、行って、見て、食べて、感じて。楽しみです!

大橋 美奈子

大橋 美奈子

東京生まれ。演劇プロデューサーを志し、高校卒業後アメリカ留学。ニューヨーク大学芸術学部在学中は舞台、映画で俳優及びプロデューサーとして活躍。卒業後、メディア関係のリサーチ、コーディネイト会社を設立。現在はホスピタリティビジネスのコンサルタントである夫ジョヴァンニの故郷であるイタリア・プーリアから“外食とはエンターティメントである”という考えのもと“感動”を創る仕事を支えています。

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