とら焼き

食の宝庫九州から

この1週間は、毎年恒例の佐賀インターナショナルバルーンフェスタに参加するため、毎日佐賀市嘉瀬川の河川敷にいました。

このコラムも例年、この時期は熱気球大会の様子や、ランチになにを食べたかをレポートしてきました。

だいたい体育会系のボリュームがあって、価格がこなれていて、大人数で入れる店を選びます。というか、5人から8人編成で動くチーム戦なので選択肢が限られます。さらに佐賀の大会では、120機ものチームと、それを観る観客が毎日10万人も訪れるため、会場や周辺は大混雑します。

Facebookの思い出機能では、数年分、ほぼ同じ画角、同じ食事が出てきます。

たまには違うものが食べたいと言いながら、期間中晴天が続き、飛べなかったのは2回だけで、朝昼のフライトが実施、さらにボランティアのスケジュールがあって、その隙間を縫って食事を取るので例年と同じものを食べていました。

大会期間中は毎朝4時起き、5時30分には河川敷に行き、7時からのフライトに備えます。午後のフライトは15時から17時まで、17時20分すぎには日没です。

帰宅して、夕食、入浴したらバタンキューという生活が続きます。テレビも見る時間はありません。

ニュースはスマホを見るだけで、サッカーのルヴァンカップでアビスパ福岡が創立以来初の戴冠したことや、38年ぶりに阪神タイガースがアレでアレをやったことなどもネットニュースで知りました。

阪神タイガースが勝ってもセールがあるわけではないので、盛り上がりがもう一つなのですが、便乗して「とら焼き」を記事にしてまとめます。

佐賀のお土産は、羊羹か丸ぼうろが定番なのですが、もうひとつ村岡総本舗の「とら焼き宗歓」がおすすめです。

しっとりしたどら焼きの皮は虎の模様になっています。餡子も紅餡の中に白いんげん豆という組合せ、虎の猛々しさはありませんが、やさしい味わいの和菓子です。

この時期、虎ファンに渡したら狂喜乱舞すること間違いなしです。

村岡総本舗「とら焼き宗歓」

宗歓とは、1600年頃、佐賀に住んだ渡来人で、鍋島藩の御用商人として活躍、店舗や住居の周辺は現在も唐人町として地名が残っています。

上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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