コロナウイルス自粛も一服しましたが、外食はウクライナ紛争や円高、鳥インフルエンザなどの影響で原材料高やパート時給アップなどのコストアップに苦しんでいます。そんな中、大手外食企業は新業態や新メニューに取り組んでいます。
ロイヤルホールディングス傘下のてんやは秘かに実験店舗を開業しました。てんや実験店 駒込天丼 です。個人企業のように見せているのか、将来の社員フランチャイズ用なのでしょうか?
早速訪問です。2回も行ってきました。実は1回目はなんと定休日でした。チェーンレストランで定休日とは? 2回めは確認していきました。HPはないので苦労しました。ツイッターやfacebookはあるのですが電話も公開していないというそっけなさです。
駒込駅そばの地元商店街にあります。ラーメン屋などの居ぬきの店のような雰囲気でカウンター9席くらいの店です。駒込駅周辺は、駅反対側に六義園、店奥に古川公園や女子栄養短期大学があり、居住人口が少ないのであまり良い立地ではないですね。
アルバイト1名で運営していました。社員1名のようです。アルバイト一人のため、省人化を図っています。てんやのコンベアーフライヤーは調理に2人いるしコストも高いので、普通のフライヤー1台です。コメットカトウ製の涼厨ガスフライヤーです。
その他、味噌汁ディスペンサー、ご飯盛り付けロボット、アンダーカウンター食器洗浄機、券売機などです。またメニューも3つという絞り込みです。ビールは瓶ビールでセルフサービスです。
メニューは、駒込天丼、上天丼、海老野菜点丼、味噌汁、いくら、です。美味しいけれどメニュー少ないし、価格がちょっと高いですね。駒込天丼(エビ2本、烏賊、しめじ、かぼちゃ、穴子、大きな海苔一枚、アサリ味噌汁)1,200円、上天丼(駒込天丼の穴子なしで野菜4品)1,000円、いくら300円です。
ボリュームのある天丼ですが後で胃がもたれました。私は揚げ物が好きでとんかつ・てんぷらを週に一回は食べるのですが。夜久しぶりに胃薬飲んだほどです。てんやよりもボリュームが多いのかな?とくに大きな海苔にバッターをつけて揚げるのや、シメジの天婦羅が胃に負担かな?再来店のチャンスはなさそうですね。
てんやは開店時の売り上げが一番高く、そのあとじりじりと売り上げが下がるのです。天丼の油っこさが原因かな?かつやの1/4位の店舗数とは問題ですね。
かつやは同じく揚げるのですが、若い人が中心なので胃が丈夫なのでしょう。天丼は、女性や老齢者がターゲットで、胃もたれの問題があるかもしれません。てんやもその点は意識しているようで、若者向けへの取り組みもしています。
『天ぷら専門店「TEN Labo」を4月27日(木) 錦糸町にオープン!「天ぷら× web3 × AI」 で外食産業の構造的課題の解決を目指す】です。
駒込天丼画像
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