マックのマニュアル 03

レストランチェック

 私の持っているマクドナルドの経験は30年以上前のものです。そんな古い情報役に立たないと思われますが、1980年代が、マクドナルドの教育システムのピークです。

創業者レイクロックの後をついでCEOになり、マクドナルドの利益体質を作り上げ、CEO退任後も強い影響力を持ち、1980年代には、オークブルックの奥に茂った原生林に広大な本社と、ハンバーガー大学、ハイアットの運営する学生用の宿泊施設を作りました。

フレッド・ターナーは、建物の設計、デザイン、調度品の選択に至るまで関与していきました。最初のハンバーガー大学は、オークブルックから30分くらいの場所にある店舗の地下で、次に作ったハンバーガー大学は店舗横に別建物を作りました。

私はそのハンバーガー大学で学びましたが、宿泊するのは近所の歩くとギシギシする木造のおんぼろモーテルでした。

1980年代に出来上がったハンバーガー大学の人口の池を隔ててあるホテルは、ハイアットが運営し、名前こそロッジでしたが、大きなインドアープールと、エクササイズルームを備え、グランド・ハイアット並の施設でした。

設備もそうですが、トレーニングシステムも磨き上げていました。でもちょっと複雑なトレーニングシステムだし、店舗のマネージャーには負担が多いと、現在はだいぶ削減されています。

 前回は 階層別トレーニングシステムの 1番目、店舗アルバイト(マクドナルドではクルーCREWと呼ぶ)向けのトレーニングチェックリストS.O.C.(ステーションオブザベーションチェックリスト)をご説明しました。

そして

2番目が運営統括本部

と説明しましたが

2番目に店舗管理レベルの階層別トレーニングシステムを加え、

3番目に・複数の店舗を管理するスーパーバイザー、統括スーパーバイザー、運営部長の所属する地区本部

4番目が

・地区運営本部での教育担当のトレーニング部

を加えてご説明しましょう。

◆店舗管理レベル

 マネージャーのトレーニング時間のほとんどが店舗レベルのトレーニングで占められています。

 店舗にあるトレーニング教材には以下のようなものがあります。

・マネージメントディベロップメントプログラム(M.D.P.)

・オペレーションズ&トレーニングマニュアル

・エクイップメントマニュアル

・プランドメインテナンスマニュアル(メインテナンスリクワイヤメントカード)

・プランドメインテナンスカレンダー

・視聴覚教材(V.T.R.)

・S.O.C.トレーニングシステム

・マネージャーニューズレター

・L.S.M.6か月レーニングプログラム(ローカルストアマーケティング)

L.S.Mとスタープログラム、フロアーホステスの説明

 マネージャーのトレーニングシステムは、マネージメントディベロップメントプログラム(M.D.P.)を基礎としてできています。M.D.P.は店舗のマネージャーを育成するためのものです。

 M.D.P.はいろいろな仕事のやり方を学ぶことのできるガイドであり、アクションプランです。昇進はこれで決まるわけではありません。

 トレーニングには、上記のような他のトレーニング教材も使用しますし、質問をしたり意見を交わしたり考えたりする時間もあり、店長、スーパーバイザー、オーナーオペレーターの期待に近づくことができるようになります。

 マクドナルドはあなたがパフォーマンスを最高のものにするよう時間をかけ、エネルギーを注ぐことを期待していますが、最高のパフォーマンスを行うには、何を、どのようにして、何故行わなくてはならないかということを知っておかなくてはなりません。

ポリシーや手順の内容や行い方、行う時間を学ぶために時間が与えられますので、この間にM.D.P.のガイドに従って、

・教材を読む/見直す

・V.T.R.を見る

・経験のある人の監督または指導を受けながらトレーニングをする。

ということも行ってください。

◆運営統括本部レベル

 運営統括本部レベルで行われるマネージャートレーニングには、以下のようなものがあります。

・スーパーバイザーコンベンション

・オーナーオペレーターコンベンション

・マネージャーコンベンション

・アシスタントマネージャーセミナー

・スウィングマネージャーセミナー

 これらの目的は次のように考えられています。

・緊張のない環境で、マネージメントの考え方をロールプレイ、ケーススタディ、グループディスカッションなどを通じて紹介する機会を持ちます。

・同レベルで、同じような経験、問題解決についてお互いに話し合う機会を持ちます。

・緊急にアクションを起こす必要がある時などに、運営部のニーズを伝えるためのコミュニケーション手段の役目を果たします。

・会社または運営部の方針を確認したり、店舗と運営部との間の情報を交換したりする伝達機関の役目を果たします。

・マクドナルドのオペレーションプロシージャーの背後にある理由を確認し、説明する手段として使います。

・マクドナルドに対するロイヤリティと自信を与えます。

・モーティベートする機関としての役割を果たします。

◆地区本部レベル

 各地区本部のフィールドトレーニング室では次のコースを実施しています。

・B.O.C.(ベーシックオペレーションズコース)

・I.O.C.(インターミディエイトオペレーションズコース)

・A.E.C.(アプライドエクイップメントコース)

申し込みは、各地区本部フィールドトレーニング室にお願いします。

◆トレーニング部

 トレーニング部とハンバーガー大学では、次のコースを実施しています。

・A.O.C.(アドバンスオペレーションコース)

・S.M.C.-1(ストアマネージメントコース-1)

・S.M.C.-2(ストアマネージメントコース-2)

・S.T.C.-1(スーパーバイザートレーニングコース-1)

・S.T.C.-2(スーパーバイザートレーニングコース-2)

・D.H.C.(デパートメントヘッドコース)

申し込みは、トレーニング部ハンバーガー大学。

マネージメントディベロップメントプログラム(M.D.P.)

◆M.D.P.の仕組み

 マネージャートレーニーとして採用された人や採用されることになっている人はM.D.P.Vol.1から始めます。Vol.1の主眼点はシフトマネージメントに必要な基本をトレーニングすることです。

・店舗実習をする

・各種マニュアルを読む

・V.T.R.視聴覚教材を使う

・店長とミーティングする

 の4つのセクションを毎日分けて進めていきます。

マネージャートレーニーには、シフトのマネージメントを行う前に、店舗のいろいろなステーションのマネージメントを行う機会が与えられます。

トレーニーは店舗の安全管理を行ったり、お客様の苦情を処理したりするのに必要なスキルや、シフトのマネージメントを効率よく行うのに必要なマネージャーやクルーの扱い方も学ぶことになります。

Vol.1を開始する時は、目標をはっきりさせます。このように、まずはじめに目標設定をしておくと、Vol.1の各セクションを予定どおりに終了できるようになります。

この目標はトレーニーが店長やオーナーオペレーター、またはスーパーバイザーと立てます。やり方は各M.D.P.のはじめに詳しく書かれています。終了するのにかかる時間は、主要ないくつかの要素によって変わってきます。

1.マネージャートレーニーのトレーニングは8~2週間かけて行います。

クルー出身の人には、その人のニーズと店舗のニーズに合わせてトレーニングプログラムを組みこむことができます。

2.スタッフィングはうまく行われているか?

トレーニングの最初の2~3週間には、店長がトレーニングに週に平均して4~6時間、残りの期間も週に2~3時間かける必要があるので、人手不足だとトレーニングの進み具合も遅くなってしまいます。

3.マネージャートレーニーと店長の能力はどうか?

個人的な能力や経験によって、トレーニングにどのくらい時間がかかるかが決まります。

4.マーケットや店舗の活動がどのようにトレーニングに影響するか?

学期の変わり目で、クルーのターンオーバーが高くなると、店長がトレーニングするための時間が減り影響が出てきます。

 このような点について考えたら、今度は終了予定日について店長とトレーニーが話し合います。店長はトレーニーに勉強したり練習したりする時間を与える時にマンツーマンで指導したりフォローアップしたりする時間を割くようにします。

そのかわりにトレーニーは仕事を生産的に行えるようにし、効果的に時間を使い、シフトのマネージメントができるようにします。

 Vol.1終了後、マネージャートレーニーはB.O.C.に参加します。

このコースはVol.1で学んだことをもとにしており、トレーニーはここでシフトのマネージメントを更にうまく行えるようになるのに役立つ新しいスキルを学ぶことになります。

トレーニーがVol.1終了後できるだけ早くB.O.C.に参加すると、それだけ大きな成果が得られます。(店舗経験のない人は採用後通常10―17週間でB.O.C.に参加することになります。)

参加希望コースの約1ヶ月前にレジストレーションを行う必要がありますので、最初に目標設定を行う時に、このことも決めておいてください。

 生徒はB.O.C.期間中にポストクラスアクションプランを書くことになります。このプランでは生徒はシフトのマネージメントに必要なフロアコントロールの重要な分野のマネージャーとしての能力を示すことが必要となります。

B.O.C.から生徒(トレーニー)が戻ってきたら、店長はそれぞれの分野の目標を見て、マネージャートレーニーと一緒に必要に応じて修正してください。それからプランに優先順位をつけて、終了日も決めます。

マネージャートレーニーのスキルにもよりますが、ポストクラスアクションプランは終了するのに2~6週間かかります。

Vol.1、B.O.C.、そしてポストクラスアクションプランを終えると、その人は一人でシフトのマネージメントを行うことができるということになります。昇進はオーナーオペレーターやスーパーバイザーが承認の上で決定します。

セカンドアシスタントマネージャーに昇進したら、次のステップのトレーニング教材としてM.D.P.Vol2があります。Vol2では、シフトのマネージメントを行う能力に磨きをかけることに重点が置かれているのと同時に、基礎的なペーパーワーク、人、エクイップメントをマネージメントすることを学びます。

新しくセカンドアシスタントマネージャーとなった人は、スーパーバイザーやオーナオーオペレーター、店長と最初に目標設定の話し合いをし、終了日を決めます。

トレーニングの終了にかかる時間数はVol.1の時と同じように4つの要素を考えて決めなくてはなりません。

学ぶことが増え、それと同時に生産性を高めなくてはなりませんから、終了にかかる時間は人によって更に異なってきますが、Vol2は平均して3-6ヶ月で終了できます。この時間はセカンドアシスタントマネージャー、店長、スーパーバイザーやオーナーオペレーターのニーズに合わせて決めることができます。

 終了予定日を決める時には、各セクションの目標や、目標に向かってスタートする前にやる必要のある教材の勉強、(お店で)同じ目標を達成する必要のある人の数について考えることが重要です。

例えばウィークリーのスタットを正しく作成するには、セカンドアシスタントマネージャーは、実際にスタットを作成し始める前に、まず教材を読み、他のマネージャーの作成したスタットを分析しなくてはなりません。

更に目標を達成するには少なくとも3週間は必要です。2人のセカンドアシスタントマネージャーが同時にトレーニングを受けている場合、それぞれが目標を達成しなくてはならないので、開始日や終了日は違ってくるはずです。

このように開始日の予定を立てるのは、終了日の予定を立てるのと同じように大切になってきます。

目標はトレーニングを受けたことができるようになることです。例えば発注業務や在庫管理ができない場合は、それを行う力がついたとはいえません。

Vol2を3-6ヶ月で終了したらI.O.C.に登録してください。セカンドアシスタントマネージャーはVol2で学んだことを更に身につけるためのトレーニングを受けることになります。

I.O.C.では、スタット分析やスケジューリングについての詳しい説明があり、リーダーシップを使ったり、スモールエクイップメントのメインテナンスと修理を実際に行ったりする時間が生徒に与えられます。

またフロアコントロールのスキルやタイムマネージメントのスキルをレベルアップさせるとともに、クルーの面接、トレーニングに関する問題も扱っています。

 I.O.C.後のポストクラスアクションプランはセカンドアシスタントマネージャーがその仕事をする能力を店長に示すようにできています。

例えばVol2でセカンドアシスタントマネージャーはスタットについて学び、I.O.C.ではスタットの分析方法を学んだので、ポストクラスアクションプランでは、スタットを作成、分析し、その分析に基づいてアクションを起こさなくてはなりません。

セカンドアシスタントマネージャーが目標を達成できたかどうかは店長が判断します。

 I.O.C.のポストクラスアクションプランの終了には、約6-9ヶ月かかります。

ポストクラスアクションプランが終了すると、自動的にファーストアシスタントマネージャーに昇進できるというわけではなく、セカンドアシスタントマネージャーが必要なトレーニングを終了し、その仕事のやり方を知っていることを意味しています。

トレーニング後、セカンドアシスタントマネージャーがアクションプランを行っていくのにかかる時間は、本人の能力や店舗の状況によって異なる場合もあります。

もちろん、その人が今後どのようにしたらもっとよくなるかということについて、常に話し合いをしていかなくてはなりません。

ファーストアシスタントマネージャーに昇進するためには、ファーストアシスタントマネージャーチェックリストを使用して、店長、スーパーバイザー、またはフィールドコンサルタントのチェックを受け、それに合格しなければいけません。

ファーストアシスタントマネージャーに昇進するとM.D.P. Vol.3を使い、また新しいスキルをマスターしていきます。

ファーストアシスタントマネージャーは、例えば店内のマーケティング、プランドメインテナンス、面接と採用など仕事の中でもより細かな部分を学び、マネージメントを行うようになっていきます。

既に述べた4つの要素に注意して、ファーストアシスタントマネージャーは、スーパーバイザー、オーナーオペレーター、店長とVol.3の開始日と終了日を計画します。

Vol.3はPart1、Part2に分かれ、平均して6-12ヶ月で終了します。

Vol.3のPart1を3-6ヶ月で終了したら、A.E.C.に参加することになります。

このコースはエクイップメントを”Hands Oh”する4日間のコースで、ここでファーストアシスタントマネージャーは、プランドメインテナンスシステムを行っていくのに必要な細かいトレーニングを受けます。

 A.E.C.卒業後、Vol.3のPart2を3-6ヶ月で終了したら、A.O.C.のレジストレーションを行ってください。

これによりファーストアシスタントマネージャーは、Vol.3を全て終了させたあと、早い時期にA.O.C.に参加できるようになります。終了したことを証明するためA.O.C.にはVol.3を持参しなくてはなりません。

A.O.C.は、ハンバーガー大学で開催される店舗の運営を成功させるのに必要なマネージメントスキルに重点を置いた、知識とモーティベーションを得られる9日間の集中コースです。

このコースでは、人間関係に必要なマネージメントテクニックや、エクイップメントのトラブルシューティングの授業があります。A.O.C.を終えると店舗運営に効率のよい影響を与え、結果的にセールスや利益をもたらすことができるようになります。

店長へ昇進したら、M.D.P. Vol.6を新しく昇進した店長がよくトレーニングされ、経験豊かな優れた店長のレベルまで力をつけていくことができるよう作られています。

Vol.6は、店舗の短期目標、長期目標を設定し、ツールボックスを使いながらその目標を達成できるように進めていきます。

 Vol.1-3におけるスーパーバイザーやオーナオペレーターの役割は、店長がアシスタントをトレーニングする際の目標、方向を設定し、うまくいっているかフォローアップすることでしたが、今度はスーパーバイザーやオーナーオペレーターがトレーナーとなり、自らの経験をもとにして店長をトレーニングします。

Vol.6のセクション3を9―12ヶ月で終了したらS.M.C.-1に参加することになります。

◆誤解

 M.D.P.とマクドナルドマネージメントトレーニングシステムに関して誤解の起こりやすい点について明確にしておきたいと思います。

1.直営店では、M.D.P.はそのまま全て終了させなくてはなりませんが、オーナーオペレーターは自店舗のニーズに合わせて柔軟に利用することができます。

例えばウィークリースタットをセカンドよりファーストに作成させたいという場合は、セカンド用のM.D. P.からその項目を外して、ファースト用のM.D.P.に移せばよいのです。

2.B.O.C.、I.O.C.、A.E.C.、A.O.C.は、M.D.P.の店内トレーニングに変わるものではなく、マネージャーの成長過程のキーポイントとなるものです。

ということは、適切な時にこれらのコースに参加しないとマネージャーにはネガティブな影響を与えることになってしまいます。

3.M.D.P.は1対1のトレーニングに代わるものではなく、マネージャーの成長に必要なことを全てカバーできるようにトレーニングの枠組みを決めたものです。

4.M.D.P.は店長やアシスタントに仕事の基本をトレーニングするためのツールです。

店舗の目標は、Q.S.C.のレベルアップを図り、それに伴い、セールス、利益を増加させることです。M.D.P.ではこの店舗目標を達成させるマネージャーのトレーニングの枠組みが決められています。

従ってトレーニングされたとおりにその仕事を行うことができるかどうかによって、そのセクションやボリュームが終了したかどうかが決まります。

トレーニングされたとおりにできないというのであれば、その人はそのセクションやボリュームを終了できないということになります。

5.M.D.P.はそれ自体が目標ではありませんから、M.D.P.の終了だけで昇進を決定することができません。

M.D.P.は昇進するのに最低限必要な仕事のスキルを学ぶものにすぎません。M.D.P.の終了後、その人は現在のポジションの仕事を十分こなせなければなりませんし、こなせるものとみなされます。

そして昇進して初めて次のレベルのトレーニングを始めることになるのです。

その人がまだ昇進できるレベルではないとか、空いているポストがないという場合は、その人のパフォーマンスのレベルを改善するため、具体的にパフォーマンスの目標を設定しなければなりません。

◆スウィングマネージャーのトレーニング

 マクドナルドは店舗運営で高いQSCを求めますが、同時に高い利益率を求めます。

この点で高い効果があったのが、スウィングマネージャーという制度です。

スウィングマネージャーはアルバイトでありながら、管理職として働くのです。

この仕組みにより店舗の社員数は大幅に削減できたのです。

体験的スイングマネージャーの育成

 スウィングマネージャーはスウィングマネージャートレーニングプログラムによってトレーニングを受けます。

スウィングマネージャーには、A-スウィングマネージャー、スウィングマネージャー、シフトスウィングマネージャーの3つのレベルがあります。

A-スウィングマネージャーにタイトルアップするためには、スウィングマネージャー経験が6ヶ月以上あり、M.D.P.Vol.1を終了していなくてはなりません。

次のページの表はそれぞれの職務区分並びに職務内容の一覧表です。

スウィングマネージャー区分表

1.職務区分

シフトスウィングマネージャー

スウィングマネージャー

A-スウィングマネージャー

資格       

・クルー経験3ヶ月以上

・年齢18才以上の男女

・S.T.P.終了者

 (オープニングのトレーニングは除いてもよい)        

・クルー経験3ヶ月以上

・年齢18才以上の男女

・S.T.P.の終了者

・スウィングマネージャー経験6ヶ月以上

・M.D.P.Vol.1終了者

・B.O.C. P.C.A.P.義務なし

シフトの責任範囲                

・営業時間中の店舗運営責任者として任せることができる。   

・クローズ業務以外は、店舗運営責任者として任せることができる       

・セカンドアシスタントマネージャーと同等の責任を有し、店舗運営責任者として任せることができる。 (但し、勤務時間は社員シフトと異なってよい)

トレーニング       

・責任者は店長

・チェック者は担当スーパーバイザー

・責任者は店長

・チェック者は担当スーパーバイザー

・責任者は店長

・チェック者は担当スーパーバイザー

登録       

・店長が担当スーパーバイザーへ、履歴書と登録推薦願を添えて申請。(赤色でSと明示)

・店長が担当スーパーバイザーへ、履歴書と登録推薦願を添えて申請。

・店長が担当スーパーバイザーへ、履歴書と登録推薦願と健康診断書を添えて申請。(赤色でAと明示)

貸与       

・登録証、ユニフォーム(Yシャツ3枚、ネクタイ2本、ネクタイピン1本)店舗発注

・セキュリティハンドブック

・登録証、ユニフォーム(Yシャツ3枚、ネクタイ2本、ネクタイピン1本)店舗発注

・セキュリティハンドブック

・登録証、ユニフォーム(Yシャツ3枚、ネクタイ2本、ネクタイピン1本)店舗発注

・セキュリティハンドブック、Q.S.C.

・オペレーションゴール&プランニングカレンダー

時給

・各都道府県の最低時給×1.25倍   

・各都道府県の最低時給×1.25倍   

・各都道府県の最低時給×1.50倍

・ボーナス制度(6月、12月)

その他   

・社員への登用→マネージャートレーニー   

・社員への登用→マネージャートレーニー   

・社員への登用→入社前にB.O.C.を受講し、P.C.A.P.を終えたものはセカンドアシスタントとして入社

・A-スウィングマネージャーとして登録後、実務経験2ヶ月以上のものをB.O.C.受講可能及び聴講可能とする。

Ⅱ.職務記述

 共通職務及び基本的な職務

特別な職務

禁止されている職務(除くA-スウィングマネージャー)

1.フロアコントロール

2.Q.S.C.の維持

3.クルーのトレーニングと育成

4.発注業務、納品の立会

5.クルーミーティング

6.マネージャーミーティングへの参加

7.現金管理(金庫の開閉、納金、両替、P.O.S.のマネージャー操作)

8.安全管理

9.運営業務に必要なペーパーワーク

1.フジエコー、日給、尾崎の発注書作成

2.ウィークリーペーパーワーク

3.クルーの給与の支給

・このような仕事は、あくまでも社員マネージャーの仕事なので、任せる時は慎重に行わなければなりません。

これらが、スウィングマネージャーの主なる仕事になってはいけません。                

1.クルーの面接、採用、オリエンテーション、解雇(クルーの応募受付は可)

2.クルー評価

3.クルースケジュールの作成(A-スウィングマネージャーも禁止)

4.マンスリーペーパーワーク

5.ペティキャッシュの伝票処理並びに小口現金出納帳への記入

6.店長の許可なくしてのマニュアル書類の閲覧取り扱い

・これらの仕事は、あくまでも社員マネージャーの責任と権限で行われるものです。

次に店舗マネージャートレーニング用のM.D.P.(マネージメントディベロップメントプログラム)です。

 プランドメインテナンスシステム

 店舗で使用するトレーニングシステムと教材

トレーニングシステム

◆S.O.C.(ステーションオブザベーションチェックリスト)

◆M.D.P.(マネージメントディベロップメントプログラム)

 マネージャーはそれぞれのタイトルにあったM.D.P.を1冊ずつ所有します。

<M.D.P.VOLUME1(マネージャートレーニー用)>

M.D.P.VOLUME1は、ファイルと3本のオーディオテープがセットになっています。

テープには以下のものがあります。

テープ1:お客様のクレームを処理する コミュニケーション

テープ2:リーダーシップ タイムマネージメント

テープ3:モーティベーションとカウンセリング 権限委譲とフォローアップ

<M.D.P.VOLUME2(セカンドアシスタントマネージャー用)>

M.D.P.VOLUME2は、ファイルと2本とオーディオテープがセットになっています。

また巻末には”GRINDING IT OUT-レイ・A・クロックの自叙伝”が添付されています。テープには以下のものがあります。

テープ1:クルーの面接

テープ2:フロアコントロール/ディシジョンメーキング

テープ3:クルーの生産性

テープ4:タイムマネージメント/権限委譲

<M.D.P.VOLUME3(ファーストアシスタントマネージャー用)>

M.D.P.VOLUME3は、ファーストアシスタントマネージャーが店長になるために使用するもので、人の扱い方、エクイップメント、利益などについて説明しています。

<M.D.P.VOLUME4(店長用)>

M.D.P.VOLUME4は店長としての能力を高めるための教材です。ここではS.O.C.、店舗目標設定、人材育成、セールスアップなどについて説明しています。

◆プランドメインテナンスシステム

 プランドメインテナンスシステムには以下のようなものがあります。

<プランドメインテナンスカレンダー>

 カレンダー式の、日々のメインテナンス業務をスケジューリングしたもので、プランドメインテナンスマニュアルに合わせて作られています。

<プランドメインテナンスマニュアル>

 各エクイップメントのメインテナンスリクワイヤメントカードをファイルしたものです。

<エクイップメントマニュアル>

 各エクイップメントの構造、パーツの働き、トラブルシューティング、セットアップ、 クロージングの方法などを説明したものです。

オペレーションズ&トレーニングマニュアル、その他の印刷物

◆マネージメント用の教材

 マネージメント用のトレーニング教材について説明します。

<オペレーションズ&トレーニングマニュアル>

 このマニュアルはマクドナルドの基本的なオペレーションを記載したものです。

<オペレーションゴールズ&プランニングカレンダー>

マクドナルドのマネージャー専用のノートです。

<クォリティリファレンスガイド(Q.R.G.)>

 オペレーション関係のカリブレーション数値、資材のシェルライフ、イールドなどのデータを表したハンドブックです。A-スウィングマネージャー以上の人が1冊ずつ所有します。

<THE TASTE OF QUALITY 1>

ビッグマック、ポテト、ナゲット、シェイクのクォリティについて説明します。

<THE TASTE OF QUALITY 2>

ブレックファーストメニューのクォリティについて説明します。

<BE WELL DRESSED>

各商品と原材料の基準を示したカラー写真で、このマニュアルの第12章”クォリティアシュアランス”にも入っています。

<セキュリティハンドブック>

緊急事態が発生した時やディザスター対策などの具体的な方法を説明したハンドブックでスウィングマネージャー以上の人が1冊ずつ所有します。

<マネージャーニューズレター>

店舗マネージャーのための各種情報を説明している定期発刊物です。

◆クルー用の教材

<クルーズビュー>

店舗クルーの皆さんを対象に発行されるものです。

<クルーハンドブック>

新人クルーのオリエンテーション用のハンドブックで、マクドナルドファミリーの一員となるために必要な知識や心がけなどが紹介されています。

<キャッシュレジスターポリシー>

カウンターパーソンとして働く上でのP.O.S.の取り扱いのルールを説明したものです。

<クルーカレンダー>

店舗のP.A.M.プログラムを計画的に実施するために活用するものです。

ビデオ教材

店舗で使用するビデオテレビ、プレーヤー、ビデオラックはサンウェーブ業房サービス及び中西製作所にて取り扱っています。

◆ビデオ教材の種類と内容

<TVT-1-05 メンテナンス インサイド 16分>

メインテナンス用具、洗剤の整理整頓、洗濯の方法、フロアのモッピング、トイレのクレンリネス、サンキューボックスの洗浄殺菌について紹介しています。

<TVT-1-06 メンテナンス アウトサイド 12分>

ウィンドーのスクイジー方法、外のサンキューボックスの交換方法、洗浄、駐車場、オイル汚れの落とし方、看板清掃について紹介しています。

<TVT-1-07 プロダクションコントロールシステム 23分>

パート1は、プルレイ、ターンレイ、ポジショニング、オーダーコールについて、そしてパート2は、プロダクションシステム、オーダーレート、ビンレベルについて紹介しています。

<TVT-1-08 サンデー 41分>

サンデーマシンの説明、カリブレーション、オペレーション、アドミックスの手順、クロージングの手順、部品の洗浄殺菌、オープニングの手順について紹介しています。

<TVT-1-09 ダイレクトドロー480D 45分>

480Dシェイクマシンのオープニングの手順、シロップカリブレーション方法、クロージングの手順、シロップラインや部品の洗浄殺菌について紹介しています。

<TVT-1-12 チキンマックナゲット 20分>

人形劇風に作られたチキンマックナゲットのビデオで、原材料の保管、エクイップメントのカリブレーション、オペレーション手順、ホールディングキャビネットの取り扱い方について紹介しています。

<TVT-2-01 マクドナルドUSコマーシャルフィルム 40分>

米国のコマーシャルフィルムを集めたビデオです。

<TVT-2-02 プロに学べ 15分>

一人のカウンターパーソンを通してマクドナルドのトレーニングシステムの紹介をしているビデオです。

<TVT-2-04 看板に偽りあり 15分>

コマーシャルでは、すばらしいマクドナルドのお店が紹介されています。しかし、実際のお店のサービスが悪かったり、汚かったりしたら、お客様はどう思うでしょう。「看板に偽りあり」があってはいけないのです。私たちが常に注意すべき点がこのビデオで紹介されています。

<TVT-2-05 まごころをこめて 15分>

クルーの仕事はとても大変です。どうしても惰性に陥ってしまいます。そんなクルーがどうしたら仕事を楽しくできるか、そんなコツを紹介しています。

<TVT-4-09 衛生管理 20分>

食中毒、特に細菌性食中毒の説明、基本的な衛生管理について紹介しています。

<TVT-4-10 おいしさの違い牛肉100% 15分>

マクドナルドの100%ビーフパティの製造過程、おいしさの秘訣を紹介しています。

<TVT-4-11 防火管理 20分>

防火上、注意しなくてはならないグリル、フライヤー、ダクトシステム、タバコの始末についての防火対策、そして万一の消火作業を紹介しています。

<TVT-4-12 リーダーの条件 25分>

マネージャーは、たくさんのクルーを管理、育成しなければなりません。スムーズな店舗運営を行うには、人をうまく扱っていくことがどうしても必要となります。そのためには良いリーダーにならなければなりません。その一つ一つの条件を説明しています。

<TVT-4-15 ブレックファースト(1) 20分>

ソーセージエッグマフィン、ソーセージ、エッグマフィンの製造に使用するエクイップメント、そしてS.O.C.に基づいたオペレーション手順と完成品の基準について紹介しています。

<TVT-4-16 ブレックファースト(2) 40分>

スクランブルエッグ・マフィン、ソーセージブレックファースト、ホットケーキ、ハッシュポテトの製造に使用するエクイップメント、そしてS.O.C.に基づいたオペレーション手順、完成品の基準について紹介しています。

<TVT-4-17 ミートサンドイッチ ドレス、グリル、バンズ 30分>

原材料、エクイップメント、そしてS.O.C.に基づいたハンバーガー、ビッグマック、ダブルバーガーのドレスの手順、グリルのオペレーション手順、バンズのオペレーション手順、そしてプルレイシステム、ターンレイシステムについて紹介しています。

<TVT-4-18 カウンターエリア 20分>

S.O.C.に基づいた6ステップの説明、カウンターエリアの機器の基本的なオペレーションについて紹介しています。

<TVT-4-19 フィレオフィッシュ&ラッピングの手順 18分>

フィレオフィッシュの原材料、エクイップメント、そしてS.O.C.に基づいたフィレオフィッシュのオペレーション手順とラッピングの手順について紹介しています。

<TVT-4-20 ホットアップルパイ 15分>

ホットアップルパイの紹介、原材料の保管方法、オペレーション手順、エクイップメントについて説明しています。

<TVT-4-21 サニタリー 18分>

シェイク、サンデーエリアや手洗い、その他のサニタリーについて説明しています。

<TVT-4-22 マクドナルドへようこそ 23分>

クルーのオリエンテーションのためのビデオです。

オリエンテーションがスムーズにいくようにマクドナルドの歴史、Q.S.C.+V.などの基本用語の説明、会社の組織、トレーニング方法、スケジューリングについて紹介しています。

<TVT-4-23 フロアサービス 25分>

スターのフロアサービスについて、モデルを通してアピアランス、資材のチェック、クレンリネスチェック、挨拶、お客様とのコミュニケーション、ピーク時のコントロールについて紹介しています。

<TVT-4-24 ストアツアー/バースデーパーティー 30分>

ストアツアーとバースデーパーティーの手順、細かい注意点について紹介しています。

<TVT-4-25 481シェイクマシン(1)オープニング 27分>

481シェイクマシンのオープニングの手順、シロップカリブレーション、アドミックスの手順、パーツとマシンの洗浄殺菌について紹介しています。

<TVT-4-26 481シェイクマシン(2)クロージング 17分>

481シェイクマシンのクロージングの手順、パーツとマシンの洗浄殺菌について紹介しています。

<TVT-4-27 マックフライポテト 15分>

マックフライポテトのオペレーションのビデオです。解凍方法、各エクイップメント、オペレーションプロシージャー、バギング、ローテーションについて紹介しています。

<TVT-4-28 ドライブスルー 35分>

ドライブスルーのオペレーションのビデオです。ドライブスルーの概要、基本オペレーション、W.A.S.を用いたオペレーションについて紹介しています。

<TVT-5-01 GROWING WITH McDONALD’S 12分>

マクドナルドの背景、概要、基本的な理念などが説明され、またマネージャーのトレーニングツールであるM.D.P.システムについても簡単に紹介されています。

<L.S.M.VOL.1~VOL.6>

L.S.M.トレーニングプログラムのテキストより抜粋された下記の内容のビデオです。

L.S.M.VOL.1  26分

第2章    イントロダクション

第3章    ストアビジビリティ

第5章     商圏

第7章 ストアツアー

第8章 こどもの重要性

第11章 P.O.P.

L.S.M.VOL.2  30分

第3章 セールストラッキング

第6章 店内で行うL.S.M.

第7章 バースデーパーティー

第8章 クルーの参加意識

第12章 店内のカスタマーリレーション

第14章 コミュニティにおける店のイメージ

L.S.M.VOL.3  17分

第4章 店外で行うL.S.M.

第7章 クーポンを使用したプログラム

第8章 小売店とのタイアッププロモーション

第10章 まとめ

L.S.M.VOL.4  15分

第4章 目標に合わせたマーケティング

第5章 ターゲットマーケティング

第6章 チームワーク

第7章 ダイヤルMプログラム

L.S.M.VOL.5  15分

第4章 クルーコミュニケーション

第7章 継続して行うコミュニケーション

第9章 まとめ

L.S.M.VOL.6  25分

第1章 イントロダクション

第6章 6Monthプランを立てる

第7章 まとめ

王利彰(おう・としあき)

王利彰(おう・としあき)

昭和22年東京都生まれ。立教大学法学部卒業後、(株)レストラン西武(現・西洋フードシステム)を経て、日本マクドナルド入社。SV、米国駐在、機器開発、海外運営、事業開発の各統括責任者を経て独立。外食チェーン企業の指導のかたわら立教大学、女子栄養大学の非常勤講師も務めた。 有限会社 清晃(せいこう) 代表取締役

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