先週は出張で鹿児島県薩摩川内市に行きました。宮崎からの移動で日も暮れて、いざ新幹線の駅前で何か食べようと店を探しますが、見当たりません。ホテル併設のレストランかビストロはありましたが、気分ではありません。仕方なしに雨の中、数百メートル離れた国道沿いに行きますが、こちらもパッとせず。みんな何を食べているのでしょうかね。
薩摩川内市の駅前のビジネスホテルは、原発の作業員でほぼ満室、取り辛い状況ですから飲食店があっても良さそうなのですけどね。
唯一、空いていたのがラーメン十八番。鹿児島県内を走っていると良く見かけるチェーン店です。他に選択肢がないので入店、ちょっと緩めのオペレーションでも、他にないから待ちます。カウンターに座り、メニューを見ていると、お冷と一緒に小皿に入った漬物が出てきます。これが鹿児島流。豚骨ラーメンのラインナップのなかで、目が留まったのが、「かつおらーめん」。鮪じゃないんだ。
もちろん、鹿児島の枕崎を含め鰹節の一大産地です、ラーメンの出汁にも使っています。それでも、このかつおラーメンは、かつおビンタの燻製で深みのある出汁をとり、塩味スープに仕上げた上に、かつおのタタキとかつおの竜田揚げがのっているのです。他に味玉、メンマ、貝割れ大根、ネギ、生姜とあっさりだけど、しっかり味のラーメンでした。
かつおのタタキはスープで少し熱が入る方が味わいがありますね。ちょっと塩味が強くてリピートは無いかな(個人の意見です)
「十八番かつおラーメン」
ところで、薩摩川内や隣のいちき串木野は、漁業の町です。特に串木野はマグロ船が出る港。
僕が出かけた日に、友人がいちき串木野に来て、こちらはマグロラーメンを食べたとSNSにアップしていました。
まぐろの頭と野菜を煮込んだスープと鰹と昆布の出汁を合わせて、こちらはマグロの漬けをトッピングしています。
調べていると、マグロの方が歴史がありそうですね。
次回の出張では、マグロラーメンを試してみたいと思います。
「みその食堂」