目的を持っていくレストラン 飲茶 が増えています。
日曜日ランチで地元池袋東武百貨店の鼎泰豊ディンタイフォンにいきました。
スタッフは10時半に出るといって、11時に着いて何と1時間待ちの人気ぶりです。このコロナ禍が収まると行列のできる元気な飲食店と、ダメな飲食店にはっきり分かれます。
駄目の飲食店の典型は居酒屋です。居酒屋に行く目的はコミュニケーションです。仕事や学校の後にみんなで集まって懇談する場が、居酒屋です。とりあえず一杯で、おなかが満たされる軽い簡単な家庭料理などの料理で良かったのです。
それがコロナ禍で集まれなくなり、食に特徴がなく魅力のない居酒屋は大打撃を受けたのです。その対策としてワタミは焼肉業態の焼肉のワタミや上村牧場に業態転換をしています。
ファミリーレストランの業界で言えば、すかいらーくは100店舗閉鎖を発表しています。主力業態の安いだけで料理に特徴のないガストなどが不振で、おしゃれなゆったりとした空間と特徴のある料理の、むさしの森珈琲やハワイ料理のラ・オハナは店舗を増やしています。
また競合のサイゼリヤが元気なことも比較されます。サイゼリヤもガストも低価格ですがサイゼリヤはラム肉料理など個性を出したイタリア料理で特徴があるのに対し、和洋中のあるガストの料理は魅力がなく、どの料理を食べたいと目的をもってわざわざ行こうと思わないのです。
ガストとサイゼリヤ
最近のサイゼリヤ画像
私が注目しているのが繁盛店です。目的来店という意味では、料理やそのお店に強い特徴があることです。
コロナ禍で最も集客力があったのが、ワンダーテーブルの手がけるニューヨークから来た世界最高のステーキ、ピータールーガーです。客単価2万円クラスの高級店ですがランチでも予約困難な繁盛店です。
同じ高級料理ではレストランクリエイツがシカゴのMortonステーキを二重橋スクエアーに作ったのですがワンダーテーブルの圧勝です。ワンダーテーブルの立地選定とピータールーガーの熟成肉の勝ちですね。
モートンズ公式HP
http://www.mortons.com/
モートンズ日本の店画像
米国のPeter Lugerの写真3枚とMortonステーキの写真5枚です。
モートン創業者 情報HP
とんかつ屋も高級店が続々と回転しています。先週ご紹介した、西荻窪のけい太が美味しくて予約が取りにくいのですが阿佐ヶ谷の成蔵に至ってはほとんど予約が取れないくらいの人気です。
とんかつは肉料理ですが、ご飯とキャベツ、豚汁とあう和食ともいえ、飽きが来ません。それにどんな高いとんかつでも5,000円以下とリーズナブルで顧客の年齢や服装も選びません。
私が最近増殖中の人気店で注目しているのが、香港料理や台湾料理や飲茶です。
米国で人気のある外国の料理の1番はメキシコ料理です。ちょっとおしゃれな人気店がチポトリで、ファストフードでもタコベルが大人気ですね。米国でメキシコ料理が人気なのは地続きの隣国で、移民向けのメキシカン料理も多いし、気楽に観光旅行してなじんだ味になります。
日本人の親しんでいる隣国は、韓国、台湾、香港、中国ですね。そのため移民の多い中華料理や韓国料理が多いですね。町中華や、焼肉屋はもう日本料理と同じ感覚ですね。
その人気の中華料理で、最近人気で新規開店が増えているのが、香港や台湾系の点心料理です。点心は飲茶と言って、土日に友人たちと歓談しながらのブランチです。
香港や私の好きなサンフランシスコの飲茶は、平日は夕食に料理をだす大型料理店が、土日の昼に提供します。100品目を超える点心をワゴンで次々と運んできます。
軽い点心と一緒にお茶をゆっくり飲みながら友人家族と歓談し、さらに料理を数品とって、締めに中華そばや、かけご飯を食べます。人気店の繁盛ぶりはすごいのです。点心が飛ぶように売れていきます。
日本でもワゴンで運ぶ飲茶が開店しましたが成功しませんでした。ワゴンで大量に運んでも日本人はそんなに食べないので、廃棄が多くなるからです。最近日本で人気の飲茶はワゴンでなく注文で作るので無駄がなくおいしいのです。
20年前からあるのが台湾から来た鼎泰豊ディンタイフォンです。高島屋が経営し、百貨店を中心に20店舗近くを展開しています。
海外からの店は最初はよいのですがだんだん現地化するのですが、鼎泰豊は本部の指導がきちんとして料理の味を維持しています。台湾の本店で食べるべきものは、小籠包、パラっと炒めるチャーハン、そして烏骨鶏のスープです。
私は本店のこのスープが好きですが、日本のスープは1号店の新宿高島屋の最初はよかったのですが、多店舗展開につれ、セントラルキッチンでの調理移行のためか塩分が強くなりました。注文しても塩分は落とせませんでしたが、数年後塩分が下がり本店並みになりました。でも烏骨鶏だけは無理ですが。
鼎泰豊は料理もあるし麺もあるのですが、かけご飯がすくなく、料理の種類も少ないのが残念で、私が好きな飲茶のおすすめは、横浜中華街の采香です。大型店で料理も豊富だし、米粉の種類も多くて大好きです。
最近、香港飲茶や台湾飲茶、が流行っています。飲茶は本格的な中華料理より安く手頃だし、店舗も小型でよいし、調理人の技術も手頃で、本場と違い、顧客が昼夜利用してくれ、店舗側として効率が良いのです。
5年ほど前に日本に進出して大繁盛なのが、W.D.Iが提携して日比谷ミッドタウン前のゴジラ広場に出したティム・ホウワンで、現在新宿にも出して大人気です。
ティム・ホウワン公式HP
ティム・ホウワン画像
その人気につれられて開業したのが、台湾飲茶のフージンツリー コレド室町店です。
その後を追ってシャンパンで食べる飲茶をテーマで開店したのが、二重橋スクエアーの飲茶のヤウ・メイですが価格の割に料理が少なくいまいちでしたね、
ヤウ・メイ公式HP
http://yaumay.jp/
ヤウ・メイ画像
町場で飲茶が続々と開店しているのが代々木です。スタッフは3回も訪問しているので私も連れて行ってもらいました。
代々木の香港飲茶 点心厨房。シェフが変わったようで普通の味わいでした。メニューが少ないですね。飲茶は点心を楽しんだ後、肉料理や麺やかけご飯を楽しむのですがちょっと少ないかな?でも、もう3店にもなっています。
画像
皆さんも飲茶に注目しましょうね。
飲茶の 鼎泰豊 説明
日曜日ランチで地元池袋東武百貨店の鼎泰豊ディンタイフォンにいきました。
http://d.rt-c.co.jp/
スタッフは10時半に出るといって、11時に着いて何と1時間待ちの人気ぶりです。
台湾料理は私にとってのお袋の味(亡き母は日本人だけど、亡き父の好みに合わせて家では台湾料理)鼎泰豊ディンタイフォンは台湾料理というけれど、台北にあるので、ちょっと上品な味で、垢ぬけない、豚足や、鶏のもみじ(手の詰めの部分でコラーゲンが豊富)ビーフン、蜆シジミの醤油漬け、等がないのが残念。
父の田舎は、南部の高雄にちかく、サトウキビの産地の名残で、腸詰は保存用の塩の代わりに砂糖をたっぷりつかい、コッテリと甘く、どこの店にも必ず豚足があります。日本で本格的な泥臭い台湾料理は、渋谷のレイキョウ麗郷ですね。
あっさりとして日本人に食べやすい、ビーフンと粽チマキは新橋の東あずま
http://www.bi-fun.jp/
昔は粽とビーフンだけだったけれど、最近はコース料理が増えていますね。
新宿の青葉も有名だけれど、駐車場が近くにない時が多いのであまり行きません。
画像 facebook
以上