トルコライス

食の宝庫九州から

毎年この季節になると、記事が佐賀県寄りになります。というのも佐賀県で行われる熱気球クラブの手伝いをやっていて、11月初旬の連休は佐賀市嘉瀬川の河川敷で開催されるバルーンフェスタにずっと参加しているのです。

先週末は、そのチームが遠征で長崎市で開催されている西九州新幹線の開業イベントで熱気球の登場体験をやってきました。

長崎港に面した公園横には、真っ白な姿が流麗な日本丸、海王丸の帆船が二隻並ぶというロケーションで、SAGAと大書された気球を係留しました。残念ながら強風がやまず短時間での展示となりましたが、子どもさん向けのアトラクションも準備していたので、喜んでいただけたのではないかと思います。今週からのバルーンフェスタの宣伝もたっぷり行いました。

せっかく長崎に出かけましたので美味しいものを食べたいといったところでしたが、バルーンは早朝5時起き、7時からのイベント開始、途中休みもなくタフな子どもさんのお相手でランチもそこそことなりました。

土曜日の夜は花火大会もあるということで、出島ワーフという商業施設のカフェで軽めの夕食としました。パスタやピザなどの食事に加え ご当地メニューとして「トルコライス」があったので、そちらを選びました。

長崎のご当地グルメとして定着していますか「トルコライス」?

長崎といえば、卓袱料理、長崎ちゃんぽん、長崎皿うどん、豚の角煮、カステラというのが定番ですが、B級グルメに振っていくと、ワンプレートに豚カツ、ピラフ、スパゲティがのっている「トルコライス」が登場します。

豚カツにデミグラスソースかカレーが掛かります。サラダが一緒に乗ったりします。各店によって様々です。お店も喫茶店や洋食店と沢山あります。店によっては、いろんな種類のトルコライスを提供しているところもあります。

それでも、基本は豚カツ、ピラフ、スパゲティのワンプレートです。スパゲティはナポリタンになることが多いです。

では、なぜトルコなのか。これも諸説ありますが、東西文化の交流地点であるトルコのように様々な料理が混在して皿にのっているから。なのではないかと思います(個人の意見です)。だってイスラム圏のトルコで、豚は禁忌ですからね。

上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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