柳川で怪魚と妖怪に遭う

食の宝庫九州から

会期が終わってしまったのですが、柳川藩主立花邸御花で開催されていた夜のイベントに出かけてきました。

柳川の掘割に注ぐ矢部川の上流にある八女市に200年続く提灯屋「伊藤権次郎商店」の14代が仕掛ける「奇怪夜行」。

大小の提灯に描かれているのは、おどろおどろしい妖怪や異形の者。伝統ある御屋敷の各所に置かれた提灯が薄ぼんやりと浮かぶ風景は夏の夜に相応しい楽しいひとときを過ごせました。昨年から2度目の開催で、今年はスイーツを楽しめる夕べもあったようです。

奇怪夜行『怖いと甘い』

http://chouchinya.jp/event/%e3%80%90%e5%91%8a%e7%9f%a5%e3%80%91%e5%a5%87%e6%80%aa%e5%a4%9c%e8%a1%8c-%e3%80%8e%e6%80%96%e3%81%84%e3%81%a8%e7%94%98%e3%81%84%e3%80%8f/

伊藤権次郎商店

http://chouchinya.jp/

柳川御花

https://ohana.co.jp/

開催期間中は、怪しい提灯と過ごせるプランもあったようです。

観光地柳川なので、何を食べようかと意気込んで行きましたが、コロナの影響か、曜日のせいか、平日の夜にやっている店が極端に少ない。

そんな中でやっていたのが「夜明茶屋」鮮魚店がやっている食堂です。十分に一献いけるメニューも揃っています。また有明海の干潟に住む、怪魚、珍魚もそろっています。鮮魚部のショーケースに並ぶ魚を料理してもらえます。20年前に王先生が喜ばれた「ワケノシンノス」もありました。

その後の予定があったので、軽めに注文したのは、マジャクの唐揚げと有明海の魚のにぎりです。

赤貝、車海老、スズキ、マナガツオ、雲丹、この辺までは判りますね。むつごろう、クチゾコ、ワラスボ。こうなると姿を思い浮かべたくなくなりますし、よく刺身に引いたよなあと感心してしまいました。それぞれにプルプル、コリコリ、クニュクニュとした食感でした。

奇怪があれば、いや機会があれば試してみてください。

夜明茶屋

http://www.mutugorou.co.jp/shokudo.html

魚の通販もやっていますね。

上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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