● 東京OFF会+旬の味を食らう会報告
● 莫莫居鶯のお知らせ
● 世界・日本各地の食情報
● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー
● 王利彰のレストランチェック
● 日本外食ニュースと米国外食ニュース
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●東京off会+FSPRO平成29年第10回旬の味を喰らう会の報告
いい天気が続いて食欲の秋が来ましたね。早速佃さんに美味しいお魚を
調達していただきました。
参加者は以下の方37名と大盛況でした。
田中さん@独立準備中、元一風堂
梶山さん@商業界
合志さん@office54、元マクドナルド
斉田育秀さん@元キューピー
城所修さん@元吉野家
矢部さん@コンビニライター
石川史子さん@フードビジネスコンサルタント、元東京ガス
山本裕二さん@アースリンク
濱野さん@井上さん御友人
飯村さん@井上さん御友人
平田さん@井上さん御友人
遠藤さん@井上さん御友人
森野さん@井上さん御友人
佃さん@有限会社フーズシステムクリエイター
井上さん@有限会社フーズシステムクリエイター
釣川光彦さん@元ホシザキ
松山一雄さん@ホシザキ、元マクドナルド
福川さん@JMA
橋本さん@JMA
竹内さん@福川さん御友人
虻川さん@竹内さん御友人
栗原さん@福川さん御友人
山本さん@福川さん御友人
山本さん御夫人@福川さん御友人
鈴木さん@島崎さん御友人、紀文
渡辺さん@島崎さん御友人
小山さん@島崎さん御友人
天野さん@島崎さん御友人
石脇さん@島崎さん御友人
浜口さん@島崎さん御友人
保科さん@島崎さん御友人
島崎さん@福川さん御友人
Kさん@2名
Hさん@
戸沢さん@水工房、元ドムドム
王
画像
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1495866713823492&set=pcb.1495866880490142&type=3&theater
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1688381601236146&set=a.1688381587902814.1073741830.100001929667782&type=3&theater
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1517192895026810&set=pcb.1517193225026777&type=3&theater
以下は佃さんのご案内です。
今回は鳥取でカニかご漁が始まる前に水揚げされる魚に注目しました。
産地は鳥取県琴浦町赤碕漁港。たまたま道の駅ポート赤碕にあるに赤碕漁
協の直売所に立ち寄ったのですが、くぎ付けになったのは卵をもったふっ
くらした8㎝くらいのミミイカでした。そして、山陰に水揚げされるシロ
イカなど、秋の味覚にふさわしい水産物がありました。まさに旬の味を喰
らう会でこの秋を喰らわねば…と、思わず食欲中枢が過敏に働いたことは
ご推察の通り。
ということで、今回は鳥取県の赤碕漁協のおさかなとなります。ミミイ
カ、シロイカ、モサエビ、マダラなどをお願いしております。
http://www.kotoura-kankou.com/
11月は恒例のとっておきのお魚ウツボです。平成29年11月27日(月)午後
7時~
2.場 所
莫莫居鶯(ばくばくきょ うぐいす)
〒171-0021 豊島区西池袋1-18-1五光ビル地下1階
TEL:03-3987-0085
http://www.bakubakukyo.com/
店舗責任者 侯(こう)
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● 莫莫居鶯のお知らせ
皆さん今晩は!
2週にわたり週末は台風でしたが夜は冷え込みが厳しくなりましたが、
日中は暖かく過ごしやすく感じられるのではないでしょうか?当店では来
週の6日より飲放題付きのコースメニューが新しくなります。撮影も先程
無事に終わりいよいよ年末の忘年会シーズンに向け準備を整えて迎えたい
と思います
撮影した新コースの写真はお店のファイスブックに掲載致しますのでぜ
ひ御覧ください
https://www.facebook.com/bakubakukyouguisu/?fref=ts
お薦め料理
●蛍烏賊の燻製
捕れたての蛍烏賊を醤油ベースのタレに漬け込んでから軽く燻製にして
あります。時期の今しか食べれない地方料理です。日本酒や焼酎のお供に
最適な商品です。箸休めに是非お試しください
●鰈縁側の三升漬け
私も今回知ったのですが、北海道の郷土料理で昔から地元の酒呑みに愛
されてる シンプルかつ繊細なお料理です。醤油味なのですが麹の甘さと
唐辛子の辛味のみで味付けされています。この時期だけの商品です是非ご
賞味ください
では、今週のおすすめのお酒(焼酎)をご紹介させて頂きます。
「薩摩茶屋」です。
「村尾」でお馴染みの、焼酎造りの天才「村尾 寿彦」氏が醸す、村尾酒
造のレギュラー芋焼酎です。「村尾」と「薩摩茶屋」違いは米麹の違いで
す。黒麹仕込・カメ壷貯蔵の柔らかな芋の甘味が感じられる、キレの良い
バランスの取れた芋焼酎です。(25度)
一升瓶のラベルには長閑な山村の佇まいが描かれていてなんだかほっと
する風情です。萌え始めた春の緑。峠の茶屋の暖簾が白い。どこか郷愁を
感じさせます。
生で飲んでみると、芋の甘みとコクが引き立ちきめ細かい爽やかな味わ
いで、全く嫌味がありません。生でもグングン飲めそうです。ロックで飲
んでみても爽やかな甘味が残るのです。もちろん飲み易さは増すし、十分
楽しめるのです。お湯割りにすると、適度の甘さ、ふくよかさ、コク、キ
レ及び後味等々
非常にバランスの取れた旨さで、飲めば飲むほどその味わい深さが増して
きます。旨い! これはかなり秀逸と言わざるを得ません。
実は村尾はすでに「幻の酒」化してしまい、この薩摩茶屋までなかなか
手に入らぬ時期がありました。弊店では手頃なお値段(税込み590円)で
提供しておりますので、是非、ご来店お飲みくださいませ!
●莫莫居 鶯の昼飲みのご案内
莫莫居 鶯では只今昼飲みを推進しています!キリンのハートランド生
ビールは勿論、おつまみなどもご注文頂けます。平日はランチ等で込み
合っていますが、土日はゆっくりお酒を楽しめる空間になっていると思い
ます。ご利用に際してはなんなりと従業員にお声をおかけください。
美味しい丹精込めた手造り作りの料理でお待ちしております。
料理長 川島
ほっこり和食 莫莫居 鶯 (ばくばくきょ うぐいす)
東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビルB1
電話 :03-3987-0085
メール :info@bakubakukyo.com
HP :http://www.bakubakukyo.com/
facebook:https://www.facebook.com/bakubakukyouguisu?fref=ts
担当 :侯(こう)
営業時間:ランチ 月~日 11:30~15:00
ディナー 月~日・祝 17:30~24:00
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● 世界・日本各地の食情報
1)食の宝庫九州より上田さんです。
【チョコレートショップ】
福岡には昔からお菓子屋さんが多く、そのルーツは飯塚など筑豊の炭鉱
夫が稼いだ金を贅沢に使ったことに始まります。「千鳥饅頭」「鶴の子」
「ひよこ饅頭」など上げるときりがありません。炭鉱の閉山にともない商
売の中心を福岡・博多に移しましたが、市内各地に支店を出して拡大して
います。そんなお菓子どころの福岡で、その名の通りチョコレート作り一
筋の店があります。
「チョコレートショップ」
評価HP
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400106/40000666/
戦後、初代がヨーロッパで学んだトリュフチョコレートの技術を持って
博多の街に店を出しています。創業を1942年としている話はホームページ
で読んでください。初代が苦労して道を開き、2代目が地盤を固め、福
岡・博多では断トツの人気を誇ります。
さらに3代目のお嬢さんもチョコレートを学び、『サロン・ド・ショコ
ラ』で金賞を受賞。2017年2月、パリに「レ・トロワ・ショコラ」を開業
しています。
博多に出る用事があったので、本店に寄りました。サロン・ド・トロワ
の商品は売り切れでしたので、通常のトリュフチョコレートを色々選んで
買いました。自分で選んで買うことが出来るのが良いのですが、種類が多
すぎて選ぶのに悩みました。
材料のカカオにこだわり、丁寧な仕込みで練り上げたチョコレートは美
味しさが凝縮していてため息が出ます。ゆっくりとコーヒーを淹れていた
だくことにします。
「サロン・ド・トロワ」は天神ソラリアに支店があるようなので、また
機会をみて買いに行きたいと思います。
情報HP
http://nagomi375.com/sanoemiko-936
http://fukuokano.net/sweets/8992993.html
https://yushunpapan01.net/sano-emiko-choco-shop-958
【プロフィール】
上田和久
kazz@studiowork.jp
スタジオワーク合同会社 代表
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に
戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラ
クター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
経歴と仕事分野
厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、
食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントと
して独立。
主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提
供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り
組みを支援している。
具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経
験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、
クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提
案を行っている。
食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、そ
れらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。
2)「美食をつくる仕事を支援 フードビジネスコンサルタント 石川史
子」
先月から、フードビジネスコンサルタントの 石川史子さんに執筆いた
だいています。
私が石川さんと知り合ったのは、石川さんの前職・東京ガス時代に厨房
機器のPRや、フランス料理文化センターの運営支援を仕事としていた際
に、私が会長をしていた最適厨房研究会のお手伝いをしていただいて以来
です。立教卒業の女性というと、文学部が有名ですが、石川さんは理学部
化学科という理科系(リケジョ)です。立教大学の理学部というと一般的
な知名度は低いのですが、かなり以前から原子力研究所と原子炉を持って
いたので教育界では有名です(現在は廃炉)。ちなみに付属の高校から進
学する場合でも、高校の成績は進学できる学部を左右し、理学部はハード
ルが高いのです。また、立教女学院中学時代からの同級生が柴田書店カ
フェ・スイーツなどの編集長・浅井裕子さんです。
東京ガス在籍時代は、営業は勿論、ガス機器の開発業務なども経験して
います。業務用ガス機器に詳しく、厨房設計を支援できるのでフランス料
理界のシェフにかわいがられています。
東京ガスというと、ガスを売るだけの会社と思われますが、実はガスを
使う家庭・業務用の機器を開発しています。ガス機器は、ガス燃焼がうま
くいかないと、危険な一酸化炭素を大量に発生して危険ですし、高温のガ
ス機器は火災を引き起こさない安全管理も重要です。そのため調理機器製
造の企業の開発したガス機器の安全性の検証や、新型ガス機器の燃焼効率
の向上試験を行っています。筆者がマクドナルド在籍時代は、クラムシェ
ルグリルの遠赤外線バーナーやパルスフライヤーの爆発燃焼機器の開発を
お願いしていました。千住に立派な研究所を設けて開発しています。ま
た、フランス料理文化センターや東京ガス業務用厨房ショールーム「厨
BO!SHIODOME」には稼働するガス調理機器があるので新製品開発の際には
ずいぶんお世話になりました。
筆者の調理機器開発の経験
http://sayko.co.jp/food104/mac1.html
石川さんはリケジョとしての能力と、仕事を通じた調理機器メーカー、
フランス料理界、居住地の埼玉県の農業と触れ合い、現在の厨房業界や農
業、料理業界のPRに幅広く取り組んでいます。これからその幅広い視点で
いろいろな食の光景を見せていただきます。
以下石川さんの4回目です。
先日は、王先生の「東京off会+FSPRO 旬の味を喰らう会」に参加させて
頂きました。冬の和食はほっこりする食材と、暖かいお料理は人を笑顔に
しますね。木枯らし一番の吹く寒い夜でしたが、シロイカのお造りや、ク
エ鍋は絶品!また次回も参加します。メルマガ読者の皆様に、お会いでき
るのを楽しみにしています。
■グランドプリンスホテル高輪 フランス料理「Le Trianon 」(ル・ト
リアノン)
ル・トリアノン HP
http://www.princehotels.co.jp/takanawa/restaurant/trianon/
先日、鈴木房雄総料理長の賞味会に参加させて頂きました。穏やかで笑
顔が素敵な鈴木シェフのお料理は、彩り鮮やかで素晴らしく、2日間の賞
味会は満席。どちらのテーブルも楽しそうにお食事をされる紳士淑女ばか
り。テーブルを周って親しそうにご挨拶されていて、多くの方に愛されて
いる鈴木シェフのお人柄が伝わります。
私が最初にお会いしたのは軽井沢プリンスの総料理長だった2010年頃で
した。その後、パークタワー東京の総料理長を経て、2015年9月からはグ
ランドプリンスホテル高輪総料理長としてご活躍です。プリンスホテルさ
んは、毎年若手の方々が、料理コンクール、技能五輪などに参加されてい
ます。地方大会はそのまま勝てる実力の方々ばかりですが、全国大会や世
界大会に向けて練習をする際はトレーニングが必要です。当時、外部コン
クールへの出場のための練習は、職場の厨房を使うわけには行かず、料理
長自ら休日を使い、東京ガスのショールームを使って指導をされておりま
した。わざわざ東京・汐留までいらしていたのです。そんな料理長ですか
ら、部下の方々の信頼も厚く、チームワークは抜群です。
フランス料理の伝統と基本は守りつつ、新しさを追求していく姿勢、そ
してそのお料理の美しさにいつも驚かされる方です。賞味会のお料理は
facebookに紹介しました。ご覧ください。
facebook 画像
https://www.facebook.com/ffcnippon/
長く愛される店の厨房作り
東京・南青山のイタリアン「リストランテ濱崎」は上質な木を使った白
を基調とした心地よい空間と、季節感を大切にした料理で、ゆったりとし
た特別な時間を提供するお店です。一人ずつ違う絵が描かれたサービスプ
レート、白く清潔なリネンも訪れた人を幸せな気持ちにさせます。
オーナーシェフの濱崎龍一さんのこだわりは、厨房でもしっかり表現さ
れています。常に磨きのかけられたその空間は清潔そのもの。食の安全に
つながる衛生管理の徹底が、日常レベルで行われているのです。
2001年のオープンから14年の歳月が流れ、厨房機器が故障しはじめた
頃、お問い合わせを頂き、スチームコンベクションと「涼厨」ゆで麺機を
購入して頂きました。イタリアンの厨房は常にお湯が沸いていて、暑くて
湿気を帯びやすいのですが、小型スチコンと「涼厨」にする事で夏場でも
快適な厨房を実現することができました。今でも快適にお使いいただいて
います。
日本イタリア料理協会の副会長です。11月15日、16日はシェフ・経営者
向け展示会アッチ・グストが行われます。詳しくは、ホームページをご覧
ください。
https://www.a-c-c-i.com/
先日、濱崎シェフにお会いしてランチを頂きました。Facebookでご紹介
しています。
facebook 画像
https://www.facebook.com/ffcnippon/
リストランテ濱崎 レストランHP
http://ristorantehamasaki.com/
スチームコンベクションオーブン(コメットカトウ)
http://www.cometkato.co.jp/product/category/steamcombioven/
立教大学(池袋)近くに体験できるショールームがあります。
「涼厨」フライヤー(マルゼン)
http://www.maruzen-kitchen.co.jp/test-kitchen/map.htm
本社(日暮里駅徒歩5分)や全国の営業所にテストキッチンがあります。
急激な人口減少時代の厨房作り
国勢調査*によると、2015年の人口は1 億 2709 万人ですが、50年後の
2065年には 8,808 万人と推計されています。つまり今後約50年で、東京
都の人口(約1300万人)の約3倍が減少するという、未だかつて経験したこ
とのない急激な人口減少を体験します。
*「国立社会保障・人口問題研究所」日本の将来推計人口(平成 29 年推
計)http://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp29_PressRelease.pdf
飲食ビジネスは、いわゆる装置産業でもあり、建築・設備・内装・家具
備品など多岐にわたる膨大な投資を伴います。事業を継続、展開していく
と数千万円、時には億単位にもなる厨房投資ですが、その専門性ゆえに聖
域とされ、経営者・企画スタッフ、建築設備設計者が直接関与しない事が
多々ありました。 しかし、このような状態で計画・決定されることは、
早急に改善が必要とされ、最近は経営の視点から、厨房システムを再構築
し、適正な衛生環境と働きやすい動線計画の策定、厨房の換気、客席の空
調、内装などの計画的に修繕、更新を実施する企業が増えてきています。
これからは人口減少という未だかつて経験したことのない社会現象に負
けないよう、お店の体力を維持し、10年、20年と長く愛され、少しずつ進
化しているのにもかかわらず、お客さまに「変わらないね」と言われ、愛
され続けるお店を作る事が理想と思います。
王先生のお店はお父様の代から約50年続いているそうです。まさに今の
時代に求められている、持続可能なビジネスモデルを実践されています。
飲食業の寿命について、話題になる事が多いのですが、次回のOFF会で
は、どうしたら50年、100年続くお店が作れるのか、皆さまとお話できた
ら嬉しいです。
【プロフィール】
石川史子 Ishikawa Fumiko (旧姓 戸田)
food field creative
facebook https://www.facebook.com/ffcnippon/
HPとblog http://ffcnippon.com/
東京都生まれ。立教女学院中学・高校を経て立教大学理学部化学科を卒
業
後、東京ガスに入社。最初の基礎技術研究所で材料の研究、次の商品技術
開発部では給湯器がメインでしたが、炊飯器やピピッとコンロの技術評価
も担当しました。その後、家庭用燃料電池の市場導入(商品化)に向けた
プロジェクトのメンバーに加わり、2003年頃からは、技術戦略、営業戦
略、プロモーション、営業と様々な部署を経験。2010年、業務用厨房
ショールーム「厨BO!SHIODOME」のオープンと同時に異動し、最適厨房研
究会の運営等に携わりました。2015年秋に退職し、現在はフリーランスの
コンサルタントとして、活動をしています。
社内結婚した夫が浦和レッズの熱烈なサポーターのため、浦和に住み、
家族5人で暮らしています。趣味はヨーロッパ野菜作り。車で15分、見沼
田んぼと言われる、田園エリアで畑を耕し、ご指導いただいている同世代
の農家さんとの交流を楽しんでいます。
その他
MLA豪州食肉家畜生産者事業団 ラム肉PR大使「ラムバサダー」
全日本司厨士協会 埼玉県本部 広報企画部長
全日本司厨士協会 東京地方本部 協賛会員
フランス料理文化センター アミテイエグルマンド 会員
ホテル&ホスピタリテイビジネス衛生管理実践研究会所属
立教学院諸生徒礼拝堂ハンドベルクワイア OBOG会会長
立教大学観光クラブ、校友会企画委員
深沢アート研究所 マネージャー
_____________________
food field creative フードビジネスコンサルタント
石川 史子(Ishikawa Fumiko)
e-mail info@food-creative.com
web http://ffcnippon.com/
3)食の本場イタリアの大橋美奈子さんから
南イタリアプーリア便り イトリアの谷の食卓から 第106回
ここ数日晴天が続き、我が家のご近所さん達のオリーヴ収穫のための
モーター音があちこちから聞こえてきます。当地では勤め人はオリーヴ収
穫のために休暇を取り家族総出で行います。収穫してすぐに圧搾所に持ち
込みますが、この時期圧搾所は24時間体制で稼働中で、予約が必要で
す。
超不作だった昨年と比べ今年は実のつき具合は良いようですが、10月中
に雨がもう少し降ってくれたら良かったという声も聞きます。穫時期はオ
イルの出来が大きく左右される一番大事なポイントなので毎年この時期は
どこでも挨拶がわりにオリーヴ談義になります。
プーリアではもともと黒く実が熟して皮の表面が光るぐらいになってか
ら収穫する習慣がありましたが、最近は早めに済ませる人が多くなってい
るようです。天候不順で実が落ちてしまうことを恐れて早めに済ませると
いうのも要因のひとつかと思われますが、大手のオリーヴオイル会社の広
告で映し出されるイメージでは実が緑色のうちに収穫する様子が多く、あ
たかもその方が良質なオイルという印象が植え付けられているという感じ
もします。
オリーヴオイルをそのまま飲んだ時、喉にピリッとくるのはポリフェ
ノールとビタミンEのせいなので新鮮で良いオイルだという証拠と言えま
すが、プーリアではこの刺激は味として好ましいと思っていない人も多い
のです。地元の人が美味しいと思うオイルは昔から慣れ親しんだ味であっ
て、「我が家のオイル」に他なりません。しかしこれは自然の恵みであり
毎年微妙に味が違うものでもあります。
イタリアの他の地方料理と比べてもオリーヴオイルをふんだんに使う
プーリア料理では、オリーヴオイルは和食でいうところの「出汁」のよう
な役割で、味の決め手です。オリーヴオイルの値段の高騰で誰もが「売れ
るオイル」を作るようになってしまうとプーリア料理の味も変わってきて
しまうのかなとふと思ったりします。
Tutti a tavola in Contrada San Salvatore
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.751298541583565.1073741832.100001102784712&type=1&l=82ee8281bf
大橋美奈子 Facebook
https://www.facebook.com/minako.ohashi
メール・アドレス
minako@da-puglia.com
大橋美奈子さん経歴
演劇の勉強で欧米に留学し、欧米の料理に馴染みました。主人の
ジョバンニ・パンフィーノはスイスの有名ホテル学校を卒業後、
レストランビジネスに入り、 高級ホテルやイタリア高級レストラン
のビーチェのヨーロッパの店舗で働いた後、 東京椿山荘に開業した
超高級ホテルのフォーシーズンの高級イタリアンとして開業した
ビーチェの指導責任者としての勤務経験がある外食のプロです。
そのジョバンニ・パンフィーノと,日本で知り合い結婚し長女を
授かり育てていたのですが、数年前に子供の教育と生活環境を考え、
主人の故郷であるイタリア・プーリアに本格的に移住したのです。
母が料理学校を主催している関係で食に興味を持ち、自ら自家農園
で野菜を育て、自家製のオリーブオイルで体に優しい料理を楽しん
でいます。現在はプーリアで生活をしながら、イタリアの情報発信
をしたり、コンサルティング、輸出入ビジネスを行っております。
また、時々イタリアの食ツアーを開催しています。これから私が
惚れ込んだイタリア・プーリア地方の自然を堪能する食情報を
お届けします。
ブーツの形をしたイタリア半島のちょうどとがったヒールの辺りが
プーリア州です。私たちが日本とプーリアの架け橋になろうとダプーリア
という会社を起したのは15年前です。その頃と比べ、日本でも
随分認知度が高まったプーリアですが、この数年主に欧米人の
ヴァカンス先として大変注目を浴びています。
https://www.facebook.com/1438029856464276/photos/a.1438031556464106.1073741828.1438029856464276/1523683344565593/?type=1&theater
プーリア州の中心部にあるイトリアの谷(谷というより盆地という
方がふさわしい)にあるこの地に東京から移り住んで6年、兼業農家
的生活も板に着いて来ました。プーリアといえばイタリアの食料庫
といわれる程の一大農産地でオリーヴオイル、ワイン用のブドウを
はじめ多くの野菜や果物がイタリア1番の生産量を誇ります。
また、この地特有の地元でしか食べられない産物も沢山あります。
プーリア料理の身上は新鮮な食材をシンプルに食す事。この地で
生産されるチーズやワインもその料理と切っても切れない関係に
あります。そんなプーリアの我が家の毎日の食卓に上る食べ物、
飲み物たちをご紹介させていただきます
。
我が家では7対3の割合ぐらいで一般的に言うところのイタリア
料理(プーリアの郷土料理)と日本食、その他(私が個人的に好きな
アメリカン及びアジアンテイストな創作料理)を食べています。
有限会社ダプーリア
http://www.da-puglia.com/
大橋美奈子プロフィール
http://www.da-puglia.com/archives/000047.html
プーリア州の説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%B7%9E
ダプーリア
大橋美奈子
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● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー
読者の皆様のご意見・要望・質問・情報・欄を作成しました。皆様のご
意見・要望をぜひお送りください。匿名で掲載させていただきますので忌
憚のないご意見をお聞かせください。また皆様が見聞き体験した外食・食
材情報もお知らせください。
このFOOD104を支えてくださっている組織にFSPROと言う食の世界の専門
家の方が500名ほどいらっしゃいます。皆様のご質問・疑問に答えられる
ようになっておりますので,ご遠慮なくご質問などをお寄せください。
ちょっと時間はかかりますが回答させていただきます。
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● 王利彰のレストランチェック———————————–
■□
1)マクドナルドのシナモンメルト
私は地元江古田駅前のマクドナルドによく行きます。ハンバーガーは人
の
100倍も食べていて飽きたし、体調のコントロール上、肉はダメなので、
食べるものに困っていました。そこに朗報です。シナモンメルツという新
商品が出たのです。小さな柔らかいパン6個ぐらいにシナモンシュガーグ
レーズをかけて、電子レンジで加熱しただけの商品で、珈琲のお供に最適
です。肉がないのでヘルシーと思っていたら、カロリーが463カロリーと
多いのでびっくり。今後カロリーの低い菓子メニューが出ればうれしいで
すね。
さて2014年から15年にかけて発生したマックの品質管理問題で大赤字と
なり、店舗を2900店舗台まで縮小した日本のマックは、再生傾向ですね。
同時期に米国マックも不振に陥り、現CEOのイースターブルック氏が、
大規模なリストラとイメージ刷新を行い見事に回復です。交代時株価が90
ドル近くまで低下しましたが、最近167ドルという高値にしました。イー
スターブルック氏は英国出身なので過去にとらわれない大胆なリストラを
行ったのです。
その一つが、シカゴ郊外オークブルック市にあった本社の移転と優秀な
人材採用です。シカゴ郊外オークブルック市にあった本社はマクドナルド
中興の祖故フレッド・ターナー氏が精魂傾けて作った聖地です。ただ、原
生林の中に樹木より低く造るため、地下2階地上3階の低層階でした。さ
らに釣り好きなターナー氏は、巨大な人工湖を2つも造りました。その池
の水圧のせいだと思いますが、水漏れなどの補修費が高く問題でした。ま
た郊外のため、優秀な人材を集めにくかったようです。
マックのターナー氏の新本社に対する思い入れを知っている古い幹部が
できないリストラを英国出身のイースターブルック氏は実施したのです。
さらに
1000店舗近い直営店をフランチャイズ化するという荒療治により、収
益は大幅改善しました。
私が、日本マック退社の27年前には20ドル台だった株価は8倍に上
昇です。米国は規制緩和により、投資ファンドの活躍が目立ちます。投資
ファンドは数パーセントの株式を取得後、企業価値を上昇させ株価のアッ
プを要求します。日本では経産省出身の村上氏が物言う株主として活躍し
ましたが、規制の経営陣やお役所の反発にあい頓挫しました。その規制の
ない米国ではCEOは株価を最大にしなければいけないのです。
また肥満や健康上問題であるという商品イメージの刷新や、顧客のデジ
タル化対応に努め、イメージの大幅な刷新にも成功しました。
画像
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1492926924117471&set=pcb.1492927014117462&type=3&theater
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1486573864752777&set=pcb.1486573994752764&type=3&theater
マックHPシナモンメルツカロリー
http://www.mcdonalds.co.jp/campaign/cinnamon_melts/
http://nomad1973.com/cinnamon-melts-4287
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php?mid=8600
マック関連情報HP
https://www.businessinsider.jp/post-106386
http://www.nrn.com/sales-trends/mcdonald-s-us-3q-same-store-sales-rise-41
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22679610V21C17A0EAF000/
日本バーガーキング売却情報
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1508263595/
2)品質管理
最近日本の大企業の品質管理が大きなニュースになっていますね。神戸
製鋼のデーター改竄と、日産やスバルの無資格者による完成車検査問題で
す。マスコミはこの3社問題を同列に扱っていますが違うでしょうね。
神戸製鋼のデーター改竄は深刻な問題ですが、日産やスバルの無資格者
による完成車検査問題は官庁による時代錯誤な規制問題です。今回の件で
関係官庁は規制を強めるでしょうが時代錯誤ですね。
情報HP
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53265
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