weekly Food104 Magazine 2008年9月17日号

メルマガバックナンバー

● お願い/お詫び
● 新店オープン情報
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック

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● お願い

Food104 読者の皆さん、こんにちは。夏休みも終了し、いよいよ仕事モードに
突入です。さて、皆さんにお願いがございます。

外食分野の経営資料集を作成しておりました。その資料をお持ちの方がいらっ
したら教えていただきたいのです。

知りたい分野は

ブッフェレストラン(食べ放題)
居酒屋
回転寿司
高級喫茶店
ファストフード(ハンバーガー、ピザ、フライドチキン、牛丼、ラーメン、
カレー等)

知りたい内容へ
業態動向

立地条件
郊外型か駅前立地か、ショッピングセンターか、それぞれの必要総面積
郊外型の場合は必要駐車台数。

立地別の売上予測(又は、必要売上)

昼夜別客単価

必要な店舗面積
客席、厨房の面積

内装工事費    坪当たり単価
厨房設備工費費  総額
空調工事費    総額
什器備品費
開業費
家賃と保証金の総額

仕入先
特別な食材の必要性

損益計算書
食材コスト
人件費
水道光熱費
修繕費
広告・販促費
その他販売管理費
家賃
減価償却費
その他経費

などの標準的な損益計算書

等です。

この資料集は月刊レジャー産業に執筆後、Sayko のHPに掲載しますので、
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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● 先週配信の記事修正のお知らせ と お詫び

■ ワンダーテーブル 海外有名店の誘致拡大 年1~2店目標 新たな収益の柱に
2008/09/05 日経MJ(流通新聞)
http://www.wondertable.com/app/corporate/ir

誤り
「しゃぶしゃぶ店などを運営するワンダーテーブルは海外からの有名店誘致を
増やす。すでに約10社と交渉中で、今後、年間112社のペースで契約する。」

は「しゃぶしゃぶ店などを運営するワンダーテーブルは海外からの有名店誘致
を増やす。すでに約10社と交渉中で、今後、年間1~2社のペースで契約する。」
です。

謹んでお詫び申し上げます。

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● 新店オープン情報 ———————————————-■□

■ casual欧風restaurant K.・s table オープン

新宿にアンティーク調の欧風casualrestaurant K.・s tableが8/12、オープン
しました。

パエリア、ロールキャベツなど欧風家庭料理からイベリコ豚、黒毛和牛など良
質素材をつかった料理。
コース料理 K・s風家庭料理コース3,200円から5,000円~おまかせコースな
どお客様のご予算に応じて対応してまいります。

○メニュー例
ランチ 日替わりランチ、パスタランチ1,000円~
K・s風パエリア
ベーコンオイルのシーザーサラダ
各種お肉ロースト

○店舗データ
住所:東京都新宿区住吉町8-28-B stepビル
アクセス:都営新宿千曙橋A2出口を右へ
曙橋商店街(旧フジテレビ通り)を入り右手花屋さんを右折
念仏坂階段の横になります。
TEL:03-3355-2388
営業日・営業時間:ランチ11時半~2時  ディナー 6時~11時入店
その他時間はご相談ください
定休日:不定休
坪数・席数:17
平均予算:4,500円

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● 日本外食ニュース ———————————————-■□

■ ひらまつ 婚礼受注に力 最低料金10%下げ 駅構内で広告開始 月100件めざす
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.hiramatsu.co.jp/ir/

高級レストランを運営するひらまつは婚礼の受注を強化する。

■ 関西の食品企業 総菜を強化―関門海 宅配販売を倍増 ハークスレイ 弁当
と併売 2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080902c6b0202e02.html
http://www.kanmonkai.co.jp/business/kaneji.html
http://www.hurxley.co.jp/ir/index.html

関西の食品関連企業が総菜事業を強化。フグ料理店の関門海は総菜宅配事業の
売上高を今期中に倍増させる。ハークスレイは持ち帰り弁当店で単品の総菜を
扱う直営店舗を拡大する。

■ おおともチーズ工房、見学可能な製造施設増設
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)

ホーム

おおともチーズ工房は10月、見学スペース付きのチーズ製造工房を増設する。
駐車場も拡大して大型観光バスが入れるようにし、観光客を誘致する。

■ プレミアム・モルツ、サントリー、なだ万と販促
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.suntory.co.jp/news/2008/10213.html

サントリーは老舗料亭のなだ万(東京・六本木)と組んで、10月20日から高級
ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の販売促進キャンペーンを始める。容器に
張ってあるシールを集めて応募すると、抽選でなだ万の食事券や総料理長が監
修した鶏鍋の食材セットなどがもらえる。

■ ワンダーテーブル、パンケーキ店展開、埼玉・越谷に1号店
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9174&NewsItemID=
20080910NRS0092&type=2
http://www.wondertable.com/app/corporate/news_history

しゃぶしゃぶ店などを運営するワンダーテーブルはパンケーキ店の運営を始め
る。店名は「カントリーパンケーキハウス」。1号店を10月、埼玉県越谷市に
ある大型商業施設「イオンレイクタウン」内に出す。

■ ジョイフルが都心向け店舗、福岡に出店
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9942&NewsItemID=
20080910NRS0093&type=2
http://www.gaisyoku.biz/pages/data/data_news.cfm/2/1708

ジョイフルは都心型店舗の出店に乗り出す。福岡市天神のビル内にこのほど、
既存の郊外店と比べて落ち着いた雰囲気の内装の店舗を出店。今後、九州各県
の繁華街や主要駅前に同様の店を設ける予定。

■ 日本KFC、ピザハットに秋限定メニュー
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/106388019.html
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9873&NewsItemID=
20080910NRS0094&type=2

日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)はピザハット事業で秋限定
メニューの販売を始めた。

■ アサヒビール今宿久人氏―ビールの省エネ製法開発(フーズWho)
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080828AT1D2807628082008.html
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200808290021a.nwc

アサヒビールはビール製造の煮沸工程でエネルギー使用量を30%減らせる製法
を開発した。新技術を生んだのは、社内公募で認められたテーマを研究する
「技術主査」の一人、生産技術センター吹田工場技術開発推進室の今宿久人チ
ーフプロデューサーだ。

■ インフォマート 地域食材の商談仲介 営業コスト削減に一役(食を支える)
2008/09/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.fishonline.jp/
http://www.infomart.co.jp/information/press.asp

地方企業が持つ悩み「営業にかかる手間を省きつつ、地域産品を全国に発信で
きないか?」を解決するのがインフォマートの「ソフトの期間貸し(ASP)商
談システム 食材甲子園」だ。

■ キャンデー試供品300万個、キャドバリー、販促を強化
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://mjwatch.jugem.jp/?eid=294
http://www.cadbury.jp/release/2008/index.html
http://www.cadbury.jp/cadbury/lineup/cadbury.shtml

キャドバリー・ジャパン(東京・品川)はキャンデーの主力商品「キシリクリ
スタル」の販促を強化する。

■ 日本KFC、首都圏以外でも朝食用メニュー
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/106440975.html

日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は朝食用メニューの提供地域を
拡大する。

■ 三国ワイン、高級飲料水を販売、飲食店や百貨店向け、成長市場を開拓
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.mikuniwine.co.jp/

ワインの輸入販売を手掛ける三国ワイン(東京・中央)は24日、フランス産の
高級ミネラルウオーター「サン・ジェロン」の販売を始める。

■ ロイヤルHD、生ゴミを堆肥に、農家に売却、育成した野菜仕入れ
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.royal-holdings.co.jp/ir/index.html

ロイヤルホールディングスは店舗で出た生ゴミを堆肥(たいひ)にし、その堆
肥を使った野菜を仕入れる取り組みを2009年初頭をめどに始める。まずグルー
プ会社が運営するレストラン「シズラー」1店で開始し、順次残りの店舗に広
げる。

■ 事故米転売、余波広がる、居酒屋も焼酎販売停止、ワタミなどが相次ぎ
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080916AT1G1602916092008.html
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_soc_mikasafoods-accidentrice080908j-03
-h530
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080911AT2F1100R11092008.html
http://netallica.yahoo.co.jp/news/47889

米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)がカビ毒や残留農薬で汚染された
「事故米」を食用に転売していた問題で、居酒屋チェーン各社に影響が広がっ
た。ワタミやコロワイドでは、鹿児島県の焼酎メーカー西酒造の「薩摩宝山」
などの販売を停止している。

■ 無添加ドレッシング、らでぃっしゅぼーや、日レスと共同開発
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.radishbo-ya.co.jp/company/press/08090901.html

日本レストランシステムとらでぃっしゅぼーや(東京・港)は無添加のドレッ
シングを共同で開発した。「野菜がおいしいドレッシング」(各388円)。に
んにくしょうゆと和風しょうゆ、イタリアンの三種類。

■ シダックスやグリーンハウス、保育所給食、受託競う―専門性生かす
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.bears999.com/growth/data/25.html
http://gakkyu-news.net/jp/2008/09/
http://www.shidax.co.jp/service/nursery.html
http://www.greenhouse.co.jp/service/

給食各社が企業の社員食堂以外の新しい受託先の開拓を急いでいる。シダック
スは保育所、グリーンハウスは保育所に加え、介護施設などにも狙いをつける。
事業所給食の市場が縮小するなか、新たな収益源として確立したい考え。

■ 島根の酒造会社、JFLAが買収
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2538&NewsItemID=
20080912NRS0129&type=2
http://www.j-fla.com/ir/index.html

ジャパン・フード&リカー・アライアンス(JFLA)は経営支援していた島根県
益田市の酒造会社、岡田屋本店を買収した。

■ ロック・フィールド、メーン料理充実、京都に総菜店
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2910&NewsItemID=
20080912NRS0130&type=2
http://www.rockfield.co.jp/newsrelese/index.html
http://www.wjr-isetan.co.jp/Kyoto/index.htm

ロック・フィールドはジェイアール京都伊勢丹(京都市)の地下食料品売り場
に新タイプの店舗「RF1ガストロノミ」を開いた。

■ 森永乳業 オフィス向け飲料販売拡大 無人冷蔵ケース2.5倍に 品ぞろえ柔軟
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/106446175.html
http://www.morinagamilk.co.jp/

森永乳業はオフィス向けの飲料販売を拡大する。

■ この人あの組織―北海道中札内村「ヒュース」(食材最前鮮)
2008/09/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.hugh-th.com/
http://www.mytokachi.jp/pork1/

北海道のとかち帯広空港から車で約30分、広々とした十勝平野にきれいな豚舎
が立ち並ぶ。ここで一頭ずつきめ細かな管理により豚を育てて販売しているの
がヒュースだ。「十勝野ポーク」「十勝野純粋あか豚」と二つのブランド豚を
抱え、年間、3万頭を出荷する。

■ マツタケ 一段と高値に 国産 猛暑・長雨で品薄感、輸入 安価の中国産敬遠
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://search.kakaku.com/ksearch/search.aspx?category=0016,0015,0018&
cid=SS_keyword&query=%82%DC%82%C2%82%BD%82%AF

マツタケ商戦が本格化し、輸入品に加え、国産品も店頭に並び始めた。今年の
国産は天候不順の影響で品薄気味だ。輸入品についても中国産が減少する一方
価格が相対的に高い韓国産や北米産が増えている。今年のマツタケは例年より
も高値になるとの予想が広がっている。

■ UAEに和牛肉輸出、アルトン、中東諸国を順次開拓
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/106637588.html

食品商社のアルトンはアラブ首長国連邦(UAE)向けに、和牛など牛肉の輸出
を始めた。

■ サケの軟骨から健康成分、釧路のVB、化粧品など向け量産
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.biomatecjapan.com/info.html

バイオベンチャーのバイオマテックジャパンは、サケの頭の軟骨からとれるプ
ロテオグリカンと呼ぶ成分を本格生産する。

■ 兵庫県、認証野菜の売り場常設
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://web.pref.hyogo.jp/af07/af07_000000008.html

兵庫県は残留農薬を減らすなどした野菜「ひょうご安心ブランド農産物」の常
設売り場を同県内のスーパーに設けた。

■ レタスの卸値、前年比5割高、入荷量が減少
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)

■ ノースプレインファーム、海藻配合の発酵バター
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.northplainfarm.co.jp/

ノースプレインファームは、ガゴメコンブやフノリを混ぜ合わせた発酵バター
を発売した。

■ 森永製菓、カゴメと販促、ホットケーキ粉、野菜飲料と並べる
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.morinaga.co.jp/hotcake/index.html
http://www.kagome.co.jp/news/2008/index.html

森永製菓は同社のホットケーキ用の粉と、カゴメの野菜飲料を組み合わせて販
促するクロスマーチャンダイジングに乗り出す。

■ すかいらーく、営業本部1つに統合、メニュー決定、調達部門主導に
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2008091600909
http://news.r-jinzai.net/article/106379525.html

すかいらーくは営業部門の統合などを柱とした組織再編をする。和食や中華な
ど業態ごとに4つ分けていた営業部門を一本化。食材の調達部門も見直す。

■ ロイヤルHD、仏のレストランで活躍、「2つ星シェフ」メニュー開発
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/

ロイヤルホールディングスはフランスの「二つ星シェフ」を起用、傘下のレス
トランのメニューを開発する。

■ ベイス 手作り感あるハンバーガー サンドイッチ フード新潮流競争力を磨く
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.base-burger.com/

接待用としても利用できる手作り感のあるメニューを食べたいと言うニーズを
ハンバーガーとサンドイッチの専門店で実現したのがベイスだ。

■ 外食の過半数、原価率改善 コスト減カギは水道・光熱費(ふーど記)
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.ichiyoshi.co.jp/about/group/index.html

いちよし経済研究所によれば、外食企業の直近の四半期業績などを分析すると
売上高に占める原価の比率が改善している企業が悪化している企業より多いと
いう。

■ 冷たいデザート専門のスタンド、マクドナルド2店に設置
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.mcd-holdings.co.jp/

日本マクドナルドは東京都と大阪府の二店舗内に持ち帰り用などとして、冷た
いデザートとカフェを提供するコーナーを実験的に設けた。

■ キャドバリー・ジャパン、果汁風味の液体入りガム
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)

ホーム


http://www.cadbury.jp/release/2008/080902.html

キャドバリー・ジャパンは売れ行きが好調な液体入りガムの品ぞろえを広げる。
果汁風味にして女性客を取り込む。商品名は「リカルデント スマートタイム」

■ 日清食品社長安藤宏基氏―全世界見据える50年に(味かげん)
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.nissinfoods.co.jp/com/corporate/message/index.html

■ ロッテリア、「絶品Wチーズ」、販売地域を拡大
2008/09/15 日経MJ(流通新聞)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080916_lotteria_ultimate
_w_cheese_burger/

ロッテリアは「絶品Wチーズバーガー」の販売地域を拡大した。

■ ベンチャー・リンク、教育・外食事業、ジーコムに一部譲渡、合意書締結
2008/09/12 日本経済新聞 夕刊
http://www.venture-link.co.jp/ir/

ベンチャー・リンクは12日、ジー・コミュニケーションに教育、外食事業の一
部を譲渡すると発表した。

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● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発― カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情

■ マイ・ハシで豆腐を食す女性

Whole Foods Market(ホール・フーズ・マーケット)に久しぶりに行って来ま
した。シカゴにも勿論あったので、時々覗いてはいましたが、オーガニックな
スーパーだけあって値段も張るし、普通のスーパーに比べるとレジのお姉さん
お兄さんたちがどうもあまりフレンドリーではなくて、お高くとまっている感
じなので、敬遠していました。でも高級なデパートに行ったらそれなりに、化
粧品売り場の売り子嬢はツンとしている訳だし、高級感を出す為にこのスーパ
ーもこういう態度を売りにしているのでしょう。いろいろこちらから話しかけ
てみれば、オーガニックについて教えてくれるだろうと、気を取り直して、入
り口右手の飲食コーナーに進んでみました。

手前は、コーヒーコーナー、ケーキ、クッキー、べーグル、フランスパンなど
売っていて、窓際にはテーブルが配置されているので、そこで買ってきたもの
を食べれるようになっています。1990年にアメリカに来てから残念に思ってい
たのが日本と違ってデパ地下のような食料品売り場や、コーヒーショップがな
いことでした。特にお惣菜はアメリカのスーパーには18年前にはほとんどあり
ませんでした。しかし、この10年でどこのスーパーも様変わりして、だいたい
お惣菜コーナーがパンやケーキ売り場の横に設置されるようになりました。ミ
ートローフや各種サラダ、ラザニアなどのパスタ類、ローストチキン、フライ
ドチキンなどをどの店も置くようになり便利になりました。でもこれまで店内
で飲食させる店はありませんでした。

それがスーパー内にスターバックスが進出して来た頃からちょっと、変化して
きたようです。こちらのスーパーは日本と違ってほとんで試食というものがあ
りませんでしたが、トレーダーズ・ジョーのように積極的に新商品を試食させ
てくれる店も出てきました。トレーダーズ・ジョーではコーヒーやジュースは
いつも無料で飲ませてくれますし、この日曜日に行きましたら、ワインテイス
ティングまでしているので驚きました。試食品は冷凍のアジア風ローーストチ
キンで飲み物はそれに合わせて、日本のコンビニにでも置いてあるジャバティ
ーでした。コンビネーションをよく考えているなと感心しました。すきっ腹で
買い物しているとつい試食したものを買ってしまいますね。

そして今回ホールフーズに行ったところ、店内の三分の一くらいの面積が惣菜
と店内で飲食が出来るコーナーになっていたので、これまたびっくりしました。
コーヒーコーナーがあるのは知っていましたが、こんなに惣菜の品数が増えて
いるとは思っていませんでした。まず目についたのコーヒーコーナーの前にど
ーんと配置してあるサラダ&スープのバッフェで、$7.99でいろいろチョイスで
きます。バッフェの横はデリになっていて、各種サンドイッチが7ドルから8ド
ルで売られています。フレッシュなハム類やチーズ類をチョイスして、店員さ
んが一つずつ作ってくれます。サンドイッチのパンも各種選べます。その横は
ピザ、そして次はパスタとイタリアン系のお惣菜が並んでします。

そして今回のメインはバッフェの奥にあるタパス・バーと寿司バー&そば、う
どんコーナーです。一番奥はワインや各国のチーズ、サーモンのスプレッドや
フォアグラのパテやダックのレバームースなどワインにぴったりのつまみが置
いてあります。その前にバーが陣取っている訳ですが、なんと驚いたのはバー
と呼ぶだけのことはあってここで、ワインやビールを飲むことが出来るんです。
試飲会じゃありませんよ。スーパーで買い物して、その傍ら食事して、お酒が
店内で飲めるとはびっくり、ラスベガス店だけなんでしょうか?

確かにここは昼間からお酒飲んでいる人が多くて、飲酒運転にも結構寛大なと
ころがありますが、バーの横に張り紙がしてありました。「飲酒にはリミット
あり。」って書いてありましたので、やっぱり大酒は飲めませんね、なにせス
ーパー店内なんですから。

タパス・バーではフレンチ・プレート、イタリアン・プレート、スパニッシュ
・プレートと各種つまみ盛り合わせが9.99ドル、ワインは一杯5.99ドルから
7.99ドルとお手頃です。ホテルのバーで飲んだら一杯15ドル+チップですから
ね。生ビールはなんと2.99ドルです。

タパス・バーの前には、なんと寿司バー+そば、うどんコーナーです。そこで
私はざるそばと鉄火巻きを頼みました。バーと丸いテーブルが4つほどありま
すが、バーに座ってみました。横に丁度白人の50代の女性が美味しそうに豆腐
入りの具沢山スープを食べていたので、話しかけてみました。「あなた、チー
ズバーガーなんて食べないでしょ?」と口火を切ったところ、「肉は食べませ
んよ。豆腐や豆、米類だけよ。」ときっぱりとした、返事が返ってきました。
彼女「特に海苔がいいのよね、この豆腐スープには海苔が合うの。」なんて、
よく見たら、なんと「マイ ハシ」まで持っているではありませんか。

「それ、どうしたの?」と聞くと、「ラスベガスでマイクロ・ダイエットの会
議があってね、買ったのよ。東京の料理学校の人たち30人も来ていたわよ。」
と面白い展開になってきました。彼女お箸だけでなく、竹製のスプーンとナイ
フもお揃いで、可愛らしい布製ポーチにくるんでいました。ちょっと感じが日
本在住の外人タレントのイーデス・ハンソンさんみたいな方です。バックパッ
クとか売っている、アウトドア用品の店で働いていて、ランチでよくホールフ
ーズに来るそうです。

このホールフーズの回りはPFチャンやチーズケーキファクトリーもあり「グリ
ンバレー・ランチ・ディストリック」というラスベガス南東郊外の高級ショッ
ピング街になっています。コーチやその他ブランド物を見ながらぶらぶらとウ
インドーショッピングできます。シカゴの屋内大型ショッピングセンターとは
違って、日本みたいに街中を歩いている感じで楽しいですね。シカゴと違って
雪が降らないので、屋外OKです。ただ、3年ほど前はとっても混んでいたそう
ですが、サブプライム以降ちょっと閑散としているようで、フランチャイズの
タコスショップのオーナーのメキシコ人のお兄さんは「全然儲からないよ。」
と嘆いていました。

ところで、さっきのホールフーズのざるそばはすっかり話に夢中でのびてしま
いました。メニューにコールド・ソバ 5.55ドルと書いてありましたが、出て
きたのはウォーム・ソバでした。冷凍そばをお湯で解凍したのはいいですが、
冷たい水に浸けなかったようで、生温かいのが、プラスチックのボールに入っ
て出てきて、わかめとホウレン草の茹でたのがのっていました。めんつゆは白
菊ブランドのパックがついてきて、刻み海苔と唐辛子の小袋を自分で切っての
せるようになっています。ワサビとネギはついてきませんでした。温かい汁の
そばとうどんもあったので、そちらにした方が良かったと後悔しましたが、こ
れから改善されるのを期待するのみです。

ところで残念ながら天ぷらはまだありませんでした。鉄火巻きは4.25ドルで、
普通の寿司バーでは5.5ドルから7ドルするので、お手頃価格と言えます。鉄火
巻きは、まぁまぁでしたが、食べ切れずに持って帰ったら、30分後には真っ赤
だったマグロが真っ黒に変色していたので、どうして?と疑問が残ります。寿
司バーを切り盛りしているのは、タイやベトナムの女性たちみたいで、フォー
やタイの串焼き、Satayなどもメニューにありました。

その帰りにターゲットに買い物に行ったら、なんとNHKの茶色くて、四角いモ
ンスターのキャラクター「どーもクン」が出迎えしてくれるじゃありませんか。
なんと今年のハロウィーンのキャラクターに採用されたようで、どーもクンが
パンプキンの格好をした人形や、どーもクン形マシュマロのお菓子やチョコレ
ート、キャンディーなど沢山あって、ついマシュマロ0.99ドルを2つ買い物カ
ゴに入れてしまいました。こちらのスーパーもやっとマイ・バックを推進する
ようになり、アメリカもエコをキャッチ・アップしてきましたよ。

http://www.wholefoodsmarket.com/

(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

■ 韓国外食情報 その63

ミスタードーナツ・ダンキンドーナツ・ドーナツプラントNew York City

韓国はダンキンドーナツ(以下ダンキン)の独占市場であったが、クリスピーク
リーム・ドーナツ(以下クリスピーと省略)の成功を見て、ミスタードーナツ(以
下ミスターと省略)、ドーナツプラントNewYorkCity(以下プラントと省略)のよ
うな海外ドーナツブランドが相次いで参入し始め、ドーナツ市場拡大が加速化
しつつある。その背景には、海外旅行や留学経験のある顧客が増加するにつれ
食文化の西欧化が進み、デザート文化が広がっていることにある。

今ドーナツ各社は差別化したコンセプトをキャッチフレーズに顧客争奪戦を開
始した。GSリテールが韓国でミスターの営業権を獲得し、昨年4月に1号店を明
洞にオープンした。クリスピークリーム を展開しているロッテグループとの
大手企業間の戦いに注目を集めている。現在のところ、甘すぎるクリスピーに
比べて甘さを控えたミスターのほうが韓国消費者の味に合うという評判だ。し
かも、プロのドーナツ職人が店で丁寧に手造りを行うパフォーマンスはダンキ
ンを脅かす存在として浮上した。

ミスターのドーナツメニューは、オールドファッション、フレンチドーナツ、
ポンデリングなど、日本での看板商品が揃っている。とくに、可愛い形をして
モチモチとした食感のポン・デ・リングが一番人気だ。今年、韓国進出1年目
を迎え好調のミスターは現在の6店体制から年内に30店舗ほど拡大する計画だ。

ミスターの好調に一番刺激を受けているのは、今まで韓国ドーナツ市場をほぼ
独占してきたダンキンだ。工場で一括製造されたドーナツを各店舗に配送する
システムのダンキンは、急遽に新しいタイプの店舗を2ヶ所に開店させた。
「Hot Donut Cafe」と名づけた新店舗は、店内でドーナツ作りの過程が見られ
る居心地良いカフェスタイルの店内に仕上げた。ダンキンは、ロッテ(クリス
ピー)とGSリテール(ミスター)のような巨大企業から1位の座を守るため、必死
となり既存店舗とメニューのリニューアルに拍車を駆けている。

そして、日本でも10店ほど展開しているプラントは、昨年11月にBigeats Japan
社とBigeats Koreaの合弁により1号店を開店した。そもそもこの物件は、ペー
パーランチの跡地で、真正面にはロッテ百貨店が立地している視認性が良い場
所だ。店内は、シンプルなニューヨークスタイルのインテリアでシックなイメ
ージが漂う。「オーガニックドーナツ」をコンセプトとして有機栽培の原料の
みを使用し、人工添加物は一切使用せず、アレルギーを起す恐れがある卵も使
用していない。その結果、美容や健康に敏感な若い女性から支持を得ている。
プレミアムドーナツのイメージを打ち出し差別化を図っている。しかも、通常
のドーナツより大きさも値段も2倍近く高く設定している。クリスピーより甘
くなく、油ぽっくない淡白な味だ。現在、明洞1号店の1日売上高は約400万円
の好調ぶりで、今年末までには10店舗を出店する計画だ。

ダンキンが長年ドーナツ市場を独占してきたが競争他社の登場により、差別化
をアピールするために工夫を凝らしだしている。かつてのドーナツの持ち帰り
ビジネスから、コーヒーとともにドーナツが楽しめる休憩空間としてのカフェ
のような店舗形態に変わりつつある。洗練された明るくお洒落な店内内装は重
要な店作りのキーポイントだ。

筆者の好みでドーナツ各社の味を順位つけるとならば、ミスターのポン・デ・
リングが1位、クリスピーのグレイズが2位、プラントのブラックアウトが3位、
そしてダンキンは味の特徴がはっきりしない理由で順位外だ。

「ミスタードーナツ/明洞1号店」
1F, 66-9,chungmuro-2ga, jung-gu, Seoul, Korea
電話/82-2-3789-6033
www.misterdonut.co.kr
「ダンキンドーナツ/明洞店」
52-1, myoungdong-1ga, jung-gu, Seoul, Korea
電話/82-2-778-6930
www.dunkindonuts.co.kr
「ドーナツプラントNewYorkCity/明洞1号店」
12-3,namdaemunro-2ga, jung-gu, Seoul, Korea
電話/82-2-3789-1109
www.doughnutplant.co.kr

レート:1,000ウォン=90.96円(2008年9月17日時点の為替)

レポート 李美花
筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、米日韓におけるフランチ
ャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指している。
その他、日本では「飲食店経営」執筆中、韓国では「外食経営」等に執筆し、
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
○筆者連絡先 mihwalee@hotmail.com

△▼△▼△▼△▼△▼△

■ ツク・ピーの全国見て・食べて

海外特別編 その2 釜山

さて、一夜を過ごしたソウルに別れを告げ、一路釜山へ向けてソウル駅から
KTXという新幹線に乗ることになりました。昔の日本の占領下に作られた旧ソ
ウル駅が現存しているのですが、こうした旧日本が作った建物というのは忌ま
わしい時代の、そして負の遺産として壊されているようです。もちろん、この
旧ソウル駅も壊されるのだそうです。日本人的にみると、東京駅に似たノスタ
ルジックな駅舎で、愛着すら感じられるのですが、韓国人にとっては全く別の
対象として感じられているのですね。

さて、いよいよKTXの改札口へ。その時、韓国の民族性を現わすような面白い
ことを体験しました。改札は、それこそ近代的な自動改札機なのですが、いざ
切符を入れようとしても入らないのです。すべての改札口がそうなのです。別
に壊れているわけではないのですが。その時、地元の人が、チケットを自動改
札口に入れなくていいというアドバイスを受けたのです。もちろん、釜山の駅
に着いた時も、チケットの回収ごとき無駄な作業なぞはしないのです。地元の
人が言うには、チケットの発行はコンピュータで管理しているわけで、客が乗
ろうが乗るまいが客の問題。ただ、問題が起きるとすれば、無賃乗車の不貞な
輩を排除すればいいこと。だから、美人のキャビンアテンダント(女性)が、
KTXに乗車後チェックしに来るのです。その頻度は、日本よりも多いかもしれ
ません。ただそれだけです。

日本の自動改札機のメンテナンス及びコストを考えると、少なくとも新幹線に
ついては自動改札機が不要なのかもしれません。そうすれば、もっと新幹線の
料金は安くなるのではないでしょうかね。JRには、なんとか見習ってほしいと
思います。

さて、KTXというのは、車両自体はチャチです。フランスのTGVがベースのもの
であり、ヨーロッパ的に合理性のある車両になっているようです。普段、JRの
新幹線に乗っている者にとっては、決して上品な乗り物とは言えないように思
います。普通席は、車両の半分から座席の向きが逆になり、進行方向の席と進
行方向と逆の席があるのです。そして車両の真ん中の席がボックスシートのよ
うに、対面する席になっているのです。その席は他の席よりも割安なのだそう
ですが…。また、席もパイプ椅子のようだということで、我々は、プチ贅沢で
いわゆる日本でいえばグリーン車に乗ったのです。とはいえ、新幹線ですから
時速は300km/hを超すスピードが出るそうです。

そうこうしていると、日本と同じ様に車内販売のワゴン車が回ってきます。も
ちろん、コーヒーもあれば駅弁もあります。席の後ろの地元の人間が買い、お
もむろに食べ始めると、そこは韓国の地。キムチの匂いが漂い始めます。これ
が、韓国の普段の車内なのでしょうね。

約3時間後、釜山に到着しました。釜山の人が迎えに来られていて、その車で
釜山の国際共同市場というところに、昼食がてら行くことになりました。この
場所は、いわゆる釜山国際映画祭の場所なのだそうです。そこには、韓国風の
おでん屋やジュース屋などの屋台が出ています。我々はそれにはカメラは向け
ても目を向けず、目的の地の韓国料理のお店に行きました。

この場所でのごちそうは、サムゲタンです。鳥が丸ごと1羽入り、その腹にも
ち米が入れられ、パイタン・スープで煮込まれたものです。最初に、食前酒と
して朝鮮ニンジンのお酒が出てきて、そしてお決まりのキムチなどの3品のお
通し?が出され、その後グタグタとにたぎった鍋がテーブルに並びます。この
鍋は、いわゆる薬膳系の鍋です。薄味系で、岩塩で調味しながら食べます。さ
っぱりして、ニンニンクで痛められた胃にはとても優しい料理です。

昼食をとった我々は、国際市場を見に出かけました。左右には車が駐車し、さ
まざまなものが売られています。特に、路地に入ると、これぞ韓国の小売市場
というような雰囲気が漂います。

テントの下には、無造作に並べられた魚介類が並びます。海老、タチウオ、サ
バ、イカ、ワタリガニなどです。シーズン的には魚が年間の中で一番少ない時
期だそうで、日本的には朝市のようなところです。そういえば、この場所が国
際市場と名がつけられているようですが、韓国での市場というのは、生鮮品に
ついては朝市というような意味であり、それ以外の商品については同じ業種の
集まった場所というような意味合いがありそうです(勝手に考えていますが)。

しかし、この写真を見てお分かりだと思いますが、いわゆる鮮魚として販売さ
れていますが、気温が28℃の中ではちょいと鮮度保持は厳しい状況。彼らは、
こうした魚は刺身で食べるのではなく、いわゆる塩焼きなどで食べられるのだ
そうです。素直に、納得しました。

その他には、いわゆる韓国的塩辛(日本的料理と言われているので…)が並び
ます。この韓国的塩辛には2種類あり、唐辛子を使った赤いもの、もう一つは
魚醤を作る過程にあるようなものです。前者は辛さ、後者は塩辛さが引き立つ
ものです。それぞれの店の味があるようで、これが韓国の食の奥深さでしょう
か。

その後、9月18日にオープンする釜山国際水産物卸売市場で、お仕事をしたの
です。

筆者のツク・ピーさんは(本名、佃朋紀、フーズシステムクリエイター外部
協力者)
仕事柄全国各地の浜を飛び回り、「日本で一番浜を回っている」と豪語して、
「旬の味を喰らう会」を主催し、浜の魚を仲間と楽しんでいるお魚大好き人間
です。Food104開催の「fspro版旬の味を喰らう会」は佃さんとフーズシステム
クリエイターのメンバーの皆さんのご協力により開催しています。
佃さんが協力をしているフーズシステムクリエイターは、日本全国の漁協、漁
連、農業生産法人との連携のもと、産地と消費地を結び、「食」に携わる方々
にこだわりの食材を含めた総合的なビジネス支援を行なう企業です。

原稿提供:有限会社フーズシステムクリエイター http://www.fscjp.com/

写真入の原稿は
http://www.fscjp.com/tsukupi/seoul_2/tsukupi%20seoul_2.htm

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 東京で富山の美味を実感 9/20「富山の酒とかまぼこフェア2008」を開催

富山県では、9月20日(土)、全国ブランド化を目指す富山の地酒とかまぼこ
を600名限定で味わっていただく「富山の酒とかまぼこフェア2008」を、初め
て東京で開催します。

環境省の「名水百選」「平成の名水百選」に全国最多の8か所が選定されてい
る富山県。当日はこの良質な水から生み出される地酒の15の蔵元が一堂に会
し、80銘柄の清酒を楽しんでいただけます。

また、特許庁に登録された地域ブランド「富山名産昆布巻かまぼこ」など、
酒の肴としても最適な、富山の8社による様々なかまぼこが勢揃いします。
併せて、酒の仕込み水の試飲や、酒器の展示販売なども行います。
ぜひこの機会に、富山ならではの味を心ゆくまで実感してください。

取材される際に、チケットを購入していただく必要はございません。
会場受付で名刺を提出してください。

○富山の酒とかまぼこフェア2008
日時:平成20年9月20日(土)
(1)13:00の部(13:00~15:00)
(2)16:00の部(16:00~18:00)
場所:東京交通会館12階 カトレアサロンA(JR有楽町駅前)
内容:富山の地酒とかまぼこの試飲・試食・対面販売など
定員:各回300名限定(合計600名限定)
入場料:前売りチケット 1,500円
会場内で使える600円分(酒300円、かまぼこ300円)のクーポン券
が付いています。
※入場の際には、前売りチケットが必要です。
購入方法:富山県アンテナショップ「いきいき富山館」で販売しています。
(電話、Eメールでの予約も承ります。)
現金書留でも購入いただけます。チケット代金を「いきいき富山館」まで
送付ください。

○問合せ先、前売りチケット販売
富山県アンテナショップ「いきいき富山館」
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F
(JR有楽町駅前)
TEL:03-3231-5032
Email: toyamakan@gol.com

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ 大連、瀋陽のファストフード事情 KFC

中国にファストフードが進出してずいぶん年月がたっています。今では、街を
歩くとマクドナルド、KFC、ピザハット、スターバックス、などのファストフ
ードのお店が軒を連ねています。欧米や東南アジアではマクドナルドの店舗数
が圧倒的に多いのですが、ここ中国ではKFC、ピザハット、タコベルを傘下に
持つヤム・ブランドの方が店舗数が多いのです。

以前、ヤム・ブランドの方にうかがったら、「中国は我々の方が圧倒的に人気
がある」と自信たっぷりに言っておりました。そして数年前に北京を訪問して
ピザハットを訪問したら、そのレストランスタイルの店舗の立派さと、サービ
スの良さに驚かされました。

そこで、今回は大連と瀋陽で、マクドナルドとKFCを比較することにしました。
大連と瀋陽の駅前繁華街を歩くと巨大なマクドナルドとKFCがあります。驚い
たのはKFCの方が店舗数が多いことです。そこで店舗に入ってみました。日本
や米国でKFCというとマクドナルドより小型でテイクアウト中心のお店ですよ
ね。ところが中国のKFCはマクドナルドと同等かそれ以上大きなお店なのです。
店舗に入ってカウンターを見ると、マクドナルドと全く同じ印象なのです。つ
まり、レジが8台以上並んでいるのです。売上はレジの数により決まりますか
ら、それだけ売上が多いということでしょう。

オペレーションのチェックはマネージャーがどれだけ顧客を見ているかで判断
します。通常マクドナルドでは写真撮影をするとマネージャーが飛んできます
が、KFCの場合はあまりうるさくありません。ところが中国のKFCではカウンタ
ー前で写真を一枚撮っただけでマネージャーが飛んできて、「写真撮影はお断
りです。メモリーを消してください」というではありませんか。マクドナルド
では数枚とってやっとマネージャーが飛んできました。

客席の顧客が何を食べているかと観察すると、多くの顧客がフライドチキンで
はなく、ハンバーガーを食べているのです。勿論、フライドチキンのバレルも
食べているのですが、ハンバーガーが圧倒的に多いのです。

ではどんなメニューがあるか今回の試食メニューを見てみましょう。
KFCメニュー
田舎風のパリットしたチキン・ハンバーガ(田園パリット鶏包)8元
北京風鶏肉巻き(北京鶏巻)11元
鶏の腿肉グリルハンバーガ(焼鶏脚ハンバーガー)12.5元
パリットした腿肉ハンバーガ(パリット鶏腿ハンバーガー)12.5元
フレンチフライ 大:8.5元 中:7元 小:6元

です。フレンチフライは何とマクドナルドと同じシューストリングス(細切り)
です。

次回にマクドナルドのメニューを紹介しますが、比較するとKFCの方が圧倒的
に美味しいのです。どうも中国人は牛肉よりも鶏肉の方が好きなようで、鶏肉
の加工技術に圧倒的に強いKFCがその巨大な店舗数でマクドナルドを圧倒して
いるようです。

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