九州は全国約27,000本の源泉のうち、約9,500本(35%)があるという温泉地帯です。別府、湯布院のトップ2を抱える大分がダントツではありますが、福岡県でも、条件が揃えば、掘れば出ると言って差し支えありません。多少お金が掛かりますけどね。
家具の町、大川市は筑後川の下流にあり、ほぼ平野です。家具の工場や倉庫以外のところは、田んぼか畑という、車で走ると、空が広いなあと感じるところです。
そこでも、何本か温泉が掘られていて、温浴施設として公開されています。
その中の一本が「大川温泉」です。
家具メーカーの社長が、私財を投じて1,200メートルも掘削して温泉を掘り当てたようです。施設はふんだんに木が使われています。温泉設備は素朴な手作り感満載という感じですが、フルボ酸という古代の植物が溶け込んだお湯はヌルヌルと気持ちの良いものです。ぬる湯なのでゆっくりと浸かります。湯上りは、もの足りないかと思いますが。その後、長い時間身体がポカポカします。やはり温泉の力は侮れません。
今回は、食事をしませんでしたが、食堂もあり、温泉で蒸したうなぎや、温泉水のしゃぶしゃぶもあるそうです。
温泉水といえば、敷地内に大きな温室があり、中で熱帯植物を温泉水の熱で育てています。育ったバナナも販売していますが、目を引いたのは、ドライバナナ。
廃棄ロスを削減するための加工品だと思いますが、値ごろ感もあって買い込みました。実は「甘位バナナ」 国産、無農薬と謳うだけあって中々のお値段なのです。
大川温泉 貴肌美人緑の湯
大川温泉 甘位バナナ