寒がほどけたようで過ごしやすくなりました。先週末は、またまた天草に行っておりました。天草産の材料にこだわって造った芋焼酎「池の露 土着」。
ラベルを武蔵野美術大学の学生がデザインしたとリリースされていたので、せっかくならと蔵元へ買いに行ってきました。限定品なので、並の酒屋には置いてないのです。
酒蔵があるのが、天草下島の新和町という島の東側、内海に面しています。
潮の引いた海岸線の岩肌は、鮮やかな緑色に覆われています。アオサです。ヒトエグサという海苔の一種です。アオノリと比べると葉っぱが広いので、柔らかいのが特徴です。
人の入れる海岸には、両手を広げたくらいの幅で、長さ20メートルの粗めの養殖網が1メートルくらいの高さで、たくさん張られています。網には、緑色の海藻が育っています。小さな入り江ごとに軽トラックが停めてあり、手摘みしたアオサが集められています。
この後、加工場にまとめられて、水洗いして、乾燥機に掛け、袋詰めして出荷されていきます。
一部のアオサは、生のまま袋詰めして、地元のスーパーや、物産館に並ぶようです。
生のものは是非天草に来て食べて欲しいですが、乾燥アオサでも良いですね。味噌汁や吸物の具材としてとか、玉子焼きに混ぜ込んだりとか、ジャコと合わせてかき揚げにしてと、この季節ならではの食べ物です。彩りも鮮やかなアオサを楽しんで欲しいです。