天草ちゃんぽん

食の宝庫九州から

天草の旅は、月に一度1泊2日の強行軍を続けています。

仕事がらみの打ち合わせの隙間を縫って地元のものを食べている感じです。

ということでお昼は、時間も無いので「ちゃんぽん」でも食べようかとなります。

試しにGoogleMapで「天草ちゃんぽん」と入力してもらうと、熊本県の南西部、天草地方の大矢野島、天草上島、天草下島の島内に、20軒超のフラグが立つと思います。

天草は長崎に継ぐちゃんぽん王国だと言えそうです。単位面積当たりとか、人口当たりで比べると一番になるかもしれません。

江戸時代に遡ると天草は天領で、歴史的には長崎の影響を受けていることが多かったからというのは、ちょっとこじつけが過ぎるかと思いますが。ラーメン屋よりちゃんぽん屋が目立つのは確かです。

天草は平成の大合併で、熊本に近い側から上天草市、天草市、苓北町の3つの行政区に組み替えられました。

一番大きい天草市中心になるのが本渡です。熊本県では3番目の大きさの街です。銀天街アーケードにはたくさんの店が並びます。この時期、少々シャッターが閉まっていることが多いのが残念なところですけどね。

現在は、橋でつながっていますが、昔は交通手段は船でした。現在も本渡港として整備されていて、周辺の離島への発着点となっています。漁港にもなっており、魚市場もあります。

その本渡港に面してあるのが「味のみよし」さん。

メニューを見ると、麺あり、丼あり、まさに町の大衆食堂です。

それでも、注文するのは、ちゃんぽん一択です。

小さめの丼に、野菜が山盛り。この店の特長は干しエビのトッピング。キャベツ、もやしが沢山、タコと竹輪。竹輪が入るのも天草流かもしれません。これらを掘り進むと、太めのちゃんぽん麺が出てきます。スープは魚介のきいたさっぱり味。少々甘目ですが、これも地元の好みといえます。

営業時間は、10時から14時。一時は早朝6時からの営業だったようですが、周辺環境の変化に応じているのでしょう。午後からは人通りも減りますから、お昼だけの営業も仕方がないのでしょう。

ネットで検索すると島中に、ちゃんぽんを出す店がありますから、いろいろ試してみても良いでしょう。

その前に、熊本市内から2時間かかる、この島まで来ていただく必要があります。

でも、その苦労を忘れるくらい楽しいモノがあふれる宝島だと思います。

味のみよし
http://hp.amakusa-web.jp/a0234/MyHp/Pub/Free.aspx?CNo=4

味のみよし 食べログ
https://tabelog.com/kumamoto/A4305/A430501/43006782/dtlrvwlst/B415573133/?lid=unpickup_review

食べログ 天草のちゃんぽんの店 16店
https://tabelog.com/kumamoto/A4305/A430501/rstLst/RC010405/

熊本「天草ちゃんぽん」は日本3大ちゃんぽん!おすすめ5選
https://www.travel.co.jp/guide/article/40903/

上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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