weekly Food104 Magazine 2005年10月5日号

メルマガバックナンバー

● わいがや食楽研究会のご案内
● 新店オープン情報
● 米国レストランNEWS
● 赤石貴麻の酒蔵探訪記
● 米穀情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック

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■ 第4回目 王利彰の わいがや食楽研究会のご案内

今回のテーマは新規参入相次ぐ定食です。
スタッフは定食を研究するため、大戸屋、半田屋、まいどおおきに食堂、フク
ラ家、ひばり食堂、などを毎日食べ歩き、胃袋と頭脳を駆使しております。

先日は堺の名店 銀シャリげこ亭をスタッフ全員で訪問。久しぶりにオーナー
の村嶋さんにお目にかかりました。相変わらず竈前に陣取って真剣な眼差しで
ご飯を炊いております。

さて試食に先立つ王利彰の勉強会は、ニューヨークの惣菜、定食事情です。
定食は日本だけでありません、今、ニューヨークで大変化を遂げつつある、ニ
ューヨークの惣菜、定食、状況を詳細にご紹介します。ホールフーズ、ウエッ
グマンの最新店舗分析と、マンジアの新業態イタリアンを豊富な写真を交えて
勉強しましょう。

さてそんな研究の成果発表と勉強会は

○日時:10月25日15時から3時間程度
参加費:無料
場所:アイン食品東日本営業部テストキッチン
〒162-0846 東京都新宿区市ヶ谷左内町21番地 市谷左内坂ビル2F
TEL : 03-5228-7002

○HP: http://www.ainfood.com/mp_higashi.html

○参加資格 飲食店チェーンで調理開発を担当する方
食品関連小売店で調理開発を担当する方
これから飲食店や食品小売チェーンを作り上げる方
単独店でも大繁盛店に仕上げようという気概のある方
食品関係のマーケティングに従事する方
研究、広報活動などに従事している方。

○参加人数 場所が狭いため20名と限定させていただきます。
今回、参加できない方はお許しください。

○参加申込み わいがや研究会会長 王利彰 oh@sayko.co.jp まで
お申し込みください。
*お申し込みの際には、以下のフォームにご記入ください。

***********************************
氏名
企業名
職種
連絡先   電話
FAX
Mail
開催を知った媒体 food104マガジン or fsproメーリングリスト
***********************************

○銀シャリ げこ亭の紹介
お店は2軒あり、大通り沿いの仮店舗と路地をちょっと入った本店になります。
行くのは本店、村嶋さんのいる竈のある店です。
メニューは壁に貼りだしてあります。

白御飯 大中小 150円
味噌汁     100円
漬物      100円
きぬごし豆腐  100円
玉子焼     200円
おかず丸皿   200円 250円
おかず角皿   350円 400円
ビール    大500円 小300円

○揚げ物
牡蠣フライ
とんかつ
てんぷら
小エビと野菜の天ぷら

○刺身
はまち
まぐろ

○煮物
肉じゃが
青菜の煮浸し とり菜と揚げ、練り物、鶏肉
ひじきの煮付け
カボチャの煮付け
ワケギのぬた
冷や奴
鯖の煮付け
蕗の炊いたん
筑前煮
高野豆腐と玉子、野菜
豆と川海老の煮付け
ニシンと小芋の炊き合わせ
千切り大根
茄子の焚き物
糸こんにゃくのすき焼き風
鰯の煮付け

○焼き物
サンマの焼き物
鮭の焼き物
ぶりかま
鯖の塩焼き
焼きたらこ

○その他
納豆とナメコの和え物
胡瓜もみ
卵焼き
ポテトサラダ
大根おろし ちりめんじゃこ

○お新香
茄子と白菜

○味噌汁
豚汁
シジミ
わかめ
豆腐

店内の半分は調理場です。入り口にステンレスのテーブルがあり、そこに
以上の40種類ほどのおかずを並べています。
一番奥が村嶋さんが陣取って御飯を炊く窯。

おかずテーブルに近い場所で焼き物、揚げ物を息子さんが調理しています。
もう一名がその補佐で時々お刺身を切り分けています。
大テーブルの横には冷蔵庫があり、そこにお刺身冷や奴などが入っています。
すべてセルフサービスです。

奥の竈で忙しそうにはたらいている村嶋さんが大声で「いま美味しいのが炊き
あがるよ」と声をかけてくれます。やがて炊きたての御飯をテーブルに盛って
きてくれます。湯気の立つ炊きたての御飯は最高です。

おかずも結構薄味で煮物が美味しかったですね。刺身や魚の鮮度も良いし、こ
れで夕方まで開店していてくれれば、飲み屋として毎日通いそうです。残念な
ことに朝の10時半から午後2時までの健全営業です。2ヶ月の休みを取りますか
ら要注意。

お客を観察していたら面白いのです。威張っているのです。ある客はサンマが
焼き上がったら、無言でステンレステーブルに近づくと、息子さんがはい、と
言って焼きたてのサンマの皿を出すと、「む」、と無言で当たり前のように受
け取り食べていました。もう一名は入り口に陣取り、食べたいものを大声で注
文、そして、鮪の新鮮な刺身が出てくるとさっと取りに行き、また何かぶつぶ
つ言っておりました。まるで、自分の家で奥さんに注文をしているような家庭
的な雰囲気です。理想的な定食屋の姿です。近所にあれば毎日通いたくなりま
す。

○銀シャリ げこ亭のリンク
http://www.geocities.jp/danjiri60/geko.html

経営者の村嶋孟(むらしまつとむ)さんは、脱サラをして、開業42年です。
今年で74才です。最初に挨拶をして、帰りに写真を撮らせていただいたら、
「遠くから良く来てくれましたね」と感謝され、特製おにぎりのお土産を沢山
握っていただきました。

BRIO創刊3周年記念フェアーの「食物語 フードストーリー 野路秩嘉 光文社」
で、80ページに銀シャリげこ亭の紹介がのっています。そこから簡単に引用す
ると、経営者の村嶋孟(むらしまつとむ)さんは、脱サラをして、1963年開業
です。今年で74才。お父さんの仕事の関係で子供の頃から美味しい物を食べる
機会が多く、脱サラをする際に、食べ物屋を開業しようと思いました。そして
京都などの有名料理屋を食べ歩いたのですが、素人では難しいと思いました。
しかし、料亭の食事を食べていたら、ご飯は付け足しだと言うことに気がつい
たのです。料亭では食後にお茶づけ等をさらっと食べるので、炊きたての美味
しいご飯にこだわっていないと感じたそうです。

そこで、ご飯を中心とした料理屋をやろう、ご飯を極めようと心がけ、千利休
が使っていたものと同じ水源の堺の水を使った美味しいお米を炊きあげようと
定食屋を始めました。

お店の置くに自ら煉瓦で窯を築き上げ、朝3時から仕込みを開始し、1日500人
前のご飯を炊きあげます。お店の奥で、坊主頭、上半身裸の村嶋さんがご飯を
真剣に炊きあげ、木のお櫃に映す姿はものすごい迫力です。

帰り際にいただいたおにぎりは気に入った客に特別にくれるそうで、木の香り
のするお握りの具はおかかでした。

帰りがけに話しかけたときの村嶋さんの笑顔とお土産、感激しました。良くホ
スピタリティーと言いますがこれだけ真剣にご飯を炊きあげ、笑顔で接してく
れると固定客になってしまいます。
久しぶりに良いお店に出会えました。感謝。

○銀シャリ屋 げこ亭(定食屋)
住所:大阪府堺市新在家西1-1-30
TEL:0722-38-0934
営業時間:10:30~14:00
休日:日曜・祝日

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● 新店オープン情報 ———————————————-■□

■ 鶏料理専門店「焼鶏 あきら」中目黒にオープン

10月3日、中目黒の目黒川沿いに鶏料理専門店「焼鶏 あきら」がオープンしま
した。同店は、2003年12月に三軒茶屋に開店した「骨付鶏 あきら」の移転リ
ニューアル店舗で、京都をイメージした内装が特徴です。

代表料理は、地鶏のもも炭火焼、地鶏の刺身、炭火の七輪焼きと、七輪鍋。
使う肉は浜野地鶏、佐賀県産種鶏どり、秋田県産比内地鶏(白レバーに限る)
の鶏3品種と群馬県産上州豚。野菜も全国の産地直送、新鮮で素材の旨味たっ
ぷり。

○メニュー一例
「骨付地鶏もも炭火焼」(980円)
各種地鶏刺身(630円~880円)
「地鶏すき焼き」(1,850円)
「豚ロース」(650円)、「豚トロ」(580円)など。

○店舗データ
住所:東京都目黒区中目黒1-10-23 リバーサイドテラス106号室
tel:03-3793-0051
営業時間:17時~翌3時

○関連HP: http://r.gnavi.co.jp/g938001/

■ 「霞町 すゑとみ」西麻布にオープン

先月、分けとく山の野崎洋光氏のもとで修行を重ねていた末冨康雄氏の店、
「霞町 すゑとみ」が西麻布にオープンしました。

○昼 おまかせ 3,000円コース~
○夜 おまかせ 10,000円コース~

○店舗データ
住所:港区西麻布4-2-13 八幡ビル3階
tel:03-5466-1270
営業時間:昼 12:00~14:00(LO 13:00)
夜 18:00~23:00(LO 21:00)

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● 米国レストランNEWS———————————————■□

■ レストラン・クーポンの活用

郵便箱にたまに入ってくるクーポンブックなるものがあります。ピザ屋やレス
トランだけではなく、クリーニング店やネイルサロン、家の修理までといろい
ろな種類があります。行ったことがないけどチェックしてみたいレストランだ
と、クーポンを使うならという気分になります。よくあるクーポンの内容が、
アントレーとドリンクを頼んだら2つ目のアントレーが無料になるというよう
に、なかなかお得な値段で食事をすることができます。

先日ランチに全国展開中のファミレス、Le Peep(レ・ピープ)に行ってきま
した。パンケーキなどの朝食が美味しいお店です。この日はランチに、ハンバ
ーガーをオーダーしました。サイドのチョイスが、フレンチフライだけでなく
、サラダ、スープやフルーツからも選ぶことができます。この日はサイドにク
リス・クロス・フライをオーダーしました。ボリュームのあるぎざぎざで網目
のようになっているフライドポテトです。

店内は明るいさわやかなイメージです。シニアの方のディスカウントがあるの
でしょうか、お年寄りの方々が多くみられました。結局クーポンを使うと、2
つめのアントレーが99セントになったので、2人でドリンクを頼んで18ドルが
10ドルになりました。

Home

■ シカゴのコーヒー屋さんメトロポリス

シカゴのエッジウオーターというエリアにあるコーヒー屋さんです。スターバ
ックスや他のチェーン展開しているカフェがあちらこちらにあるなか、こうい
ったカフェはあまり見かけません。近くに大学があることもあり、いつも人で
にぎわっています。店前のテラスにはテーブルと椅子がおいてあり、店内にも
ゆったりとしたソファなんかがあり、とてもくつろげます。一人で来て読書を
したり、パソコンを持ってきてネットサーフィンをしている人など色々です。

店内には大きなスクリーンがあって、週末には映画を上映しているようです。
壁には地元のアーティストの作品を展示しており、値段も表示されています。
このように近所の人が集まれる空間を作っているので、たまにはライブも開か
れています。ここではコーヒーだけでなく、お茶のセレクションも豊富です。
煎茶や玄米茶、ルイボス・ティーなど他ではないお茶の種類もあります。もち
ろん茶葉も計りで売っています。ここのチャイは甘さひかえめで、甘めのオレ
ゴン・チャイよりも好きなメニューです。

週末の朝にコーヒーと朝食を買いに行きましたが、早起きの人達でいっぱいで
した。外のテラス・テーブルも満席です。夏も終わり、シカゴの厳しい冬が来
る前に、こうして外でゆったりと過ごす時間を大切にするシカゴアン達でした。
http://www.metropoliscoffee.net

(イリノイ州シカゴ在住 畑田ひろ子)

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● 赤石貴麻の酒蔵探訪記~日本の酒~——————————■□

■ 「さいごの約束」のオーガニック酒(月の井酒造)

民謡「磯節」発祥の地である茨城県大洗町。太平洋を望み潮の香り漂うこの町
で、慶応元年(1865年)創業の月の井酒造店は今年で140周年。現在の坂本敬
子社長で7代目となります。今日は、製造部の山田さんに蔵の案内をして頂き
ながらお話を伺いました。

機械設計の仕事をしていた会社員を退職し、蔵に入った山田さん。なぜ、蔵人
になったのか、そして「月の井」の酒造りについて伺いたいと思い、月の井酒
造店を訪ねたのですが、この蔵にはもうひとつ、心打たれる話があったのであ
ります。

「なぜ退職され、酒蔵に入ったのですか?」
「前職にやりがいがなかった訳ではないのです。ただ、30歳をすぎてから職人
になりたい、造る仕事がしたいと思い結局3年間悩み、妻にも言わず退職して
しまいました。発酵物に興味があり、最初はパン職人になろうとも考えてまし
た。ある日、日本酒も発酵で造るものと思い、地元の月の井に突然、「雇って
ください」と電話をし、面接などを経て採用してくださったのが、先代の社長
なんです。

そうして蔵に入り8年。毎年11月に岩手からやってくる南部杜氏や蔵人と一緒
に計6名で年間700石(一升瓶70,000本)を製造している。「杜氏は20年以上こ
の蔵の酒造りをされてます。もう1人の造り手とまかないのおばさんの3名はこ
の蔵に寝泊りします。造りにはいると食事はみんな一緒におばさんの作ったご
飯を食べるのですが、身体を考え心をこめて作ってくれたご飯を食べると、普
段より健康になるんです。75歳になるおばさんは自分のおふくろのようです」

酒造りのこだわりは全商品炭素無濾過だけではなく、有機認定を受けたオーガ
ニック清酒にもみられる。オーガニック清酒は原料になる米はもちろんのこと
桶の清掃から蔵の設備まで、いくつのもチェックをクリアしなければならない。
認証を受けるためには手間がかかるのである。認証を受けず、オーガニックと
ラベルに記載するところもあるが、あえて認証を受けたのには理由があった。
「オーガニック清酒の完成は、亡くなった先代の願いでもありました。造るな
ら認証を受け、安心して飲んでもらえるお酒を造りたいということで造ったお
酒なんです」。

先代で6代目坂本和彦氏は、癌を患い昨年47歳という若さで他界された。現在
の社長は妻の敬子さん。2002年に発病。その後の闘病記と有機酒の誕生、和彦
氏の功績については、敬子社長の著書「さいごの約束」で詳しく書かれている
が、癌を患った夫を気遣い、有機食品を選ぶようになったある日、なぜ夫が好
きなうちのお酒は有機ではないのか?というのが発端であった。

「通常より短い期間で完成させたので大変でした。いろんな方にご協力頂きな
がら、原料米は県内で有機酒米を栽培している山崎先生よりわけていただき、
すでに有機認定の酒造りをされている秋田の酒造屋さんへ研修に行き、米の精
米は有機米専門の新潟の精米所まで行き1日かけて60%まで磨き、認定機関の
研修は特別にこの蔵へ出張して頂き研修を受けたり、酒造りは他の酒米などと
混じらないように、最初に有機酒の仕込みをはじめるので、造り開始からとて
も緊張しますよ。この有機酒で仕込んだオーガニック梅酒もあるのですが、有
機酒で仕込むと不思議なことに早々と琥珀色になっていくんです。はじめての
ことばかりでいい勉強になりました」。

12月の終わり、遂に完成したオーガニック酒を病床の先代に試飲してもらうこ
とができた。「社長に飲んでもらえて本当によかったです。でも、私たちはそ
の時まだ、社長の病名を知らなかったんです。年が明けて1月にはじめて教え
て頂いて・・・2月に亡くなりました。ラベルは社長が亡くなる80時間前にご
自分で書かれたものなんです」。

「和の月(なのつき)」。死を前にした人が書いた字であるとは思えない程力強
く、それでいて家族や蔵を包み込むような優しさが表れているようです。まさ
に和彦氏の生きた証「和の月」はやがて8代目となる息子さんに受け継がれて
いくのでしょう。「オーガニック清酒もそうですが、先代は、月の井は普通の
酒も旨いと言われる酒造りをしなくてはと言ってました。その思いを私たちは
守り、よりいい酒を造っていかなくてはと思っています」と山田さん。

家族・杜氏・蔵人そして和彦氏。みんながみんなを思う気持ちがひとつとなっ
ての酒造り。今も伝わるこの蔵の酒は、身体にやさしいだけでなく心も優しく
なれる、そんなお酒でした。

○筆者撮影の写真:http://photos.yahoo.co.jp/bc/tafdmail5/slideshow?&.dir=/0509%b7% ee%a4%ce%b0%e6%bc%f2%c2%a4%c5%b9&.src=ph&.view=t

~おすすめの肴~
山田さんの奥様が作られる酒の肴。
いかのわた(肝)をアルミホイルにいれ、みりんとトウバンジャンで調味して
オーブントースタで加熱したもの。トウバンジャンがアクセントとなって、美
味しそうであります。

~おすすめのお酒~
もちろんオーガニック清酒「和の月」とオーガニック梅酒ですが、先日、テレ
ビで紹介されてたところ、予想以上の反響があり、今予約すると再来年分とな
ってしまうそうです。「原料米の収穫高は急に増やせないので増産ができず申
し訳ありません」。ということですが、有機酒以外にもおすすめのお酒はあり
ますよ。

○日本酒仕込「梅酒」限定品
オーガニック梅酒ではありませんがこちらもこだわりがあります。紀州の南高
梅・群馬榛名湖産の白加賀梅と茨城(自家)産の白加賀梅の3をブレンド。丁
度いい収穫時期ギリギリに収穫するそうです。甘ったるくない、梅の風味良く
切れのいい梅酒です。アルコール度数は、10~11%です。

○純米吟醸「蔵酒」
山田さんが、月の井に入るなんて思ってもいなかった頃、会社の同僚と「旨い
な~」といって2人で1升あけてしまったという、思い出の酒。しっかりとした
味わいがあります。日本酒度:+3.5 アルコール度数:16.5% 酸度:1.4精米
歩合:50% 原料米:山田錦

○吟醸片岡鶴太郎「鯛より」
片岡鶴太郎さんの書かれた鯛がラベルになっています。あざやかなブルーのボ
トルも鶴太郎さんが選ばれたとか。ここちのよい喉ごし。日本酒度:+4 アル
コール度数:15.5% 酸度:1.5 精米歩合:55% 原料米:美山錦

○秋あがり
県内32蔵が参加するプロジェクト。原料米:ひたち錦・酵母:ひたち酵母・精
米歩合55%を統一し、水、蔵の違う商品を造ろうという、興味深いプロジェク
トであります。10月からはひと夏熟成「秋あがり」が販売されます。月の井酒
造店の仕込み水は那珂川水系のやや硬水であります。

~おすすめの書籍~
夫の闘病記、そして有機酒「和の月」誕生までを綴った一冊。読んでから頂く
お酒は一味違うお酒になります。
○さいごの約束 夫に捧げた有機の酒「和の月」
文藝春秋刊 定価(本体1,381円+税)

○商品に関してのお問合せ、また、春・秋に開催されるイベントのお問い合わ
せは下記まで。
月の井酒造店 住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町638
TEL:029-266-2168 FAX:029-266-0195
tsukinoi@sunshine.ne.jp

○ホームページ: http://www.tsukinoi.co.jp/

○食文化研究家 赤石貴麻(あかいし・たかお)
E-Mail:tafdmail5@yahoo.co.jp

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● 米穀情報報 —————————————————-■□
※この情報は、米穀データバンクのご協力により、「米穀市況速報」(日報)
から、一部記事を要約したものを掲載させていただいています。(月1掲載)
記事・図表の無断転載・引用を禁止します。

■ 新品種ネーミング、「どんぴしゃり」を発表(岩手)

いわて農林水産振興協議会では北上総合運動公園(北上市)において、1~2日
の期間で「17年いわて“めぐみフェア”」を開催した。会場では期待の新品種
・岩手68号のネーミングが、「どんぴしゃり」に決定したことが発表された。

「品質の優れた県産農林水産物、個性豊かな岩手の食文化を、県内外に広く情
報発信していく」(県農林水産部)を目的に、岩手県産米の試食販売、ごはん
食に関する各種啓発コーナー、米粉食品試食…などでブース出展した。

第18回スポーツ・レクリエーション祭「スポレクいわて2005」と同時開催で、
2日間とも多くの来場者に賑わったとのこと。
(2005年10月4日)

■ 新潟米中心に精米販売(Miuraya)

都内に食品SMを店舗展開する「フードブティック・Miuraya」では、新潟県産
米を中心に精米販売を行う。

文京区、千代田区など都心部店が多いことから、「お米など重たい商品の購入
時にご利用下さい」と、当日の宅配サービス(5,000円以上買い上げは無料)
も実施する。

9月下旬の飯田橋ラムラ店の主な品揃えは、「エコファーマー認定・三重県産
桐生さんのこしひかり」新米5キロ2,980円(埼玉・(有)小張精米店)、新潟
コシ特別栽培米2キロ1,780円(新潟・中尾本店)、新潟魚沼コシ2キロ1,980円
((株)新潟ケンベイ)。
(2005年9月27日)

■ 牛丼「すき家」で10月から米の産地表示

外食大手ゼンショーは、牛丼チェーン「すき家」全店舗で10月上旬から主要食
材の原産地表示を行う方向で検討中。「福島県会津地方」と産地まで明らかに
する。

農水省が策定した外食の原産地表示方法のガイドラインに沿った対応で、「産
地表示の第一歩」と位置づける。牛丼チェーンでは他社に先駆けての実施とな
る。

産地表示を行うことで「消費者はイメージが出来る」として「安心」を訴える。
店内に産地表示のボードを掲示する。品種の表示までは現時点で考えていない
という。
(2005年9月26日)

■ 11月7日まで新米キャンペーン(全農千葉)

本州で最も早く新米が出回る千葉県産米。例年より若干遅れ気味となっている
ものの、今年も全農千葉県本部が「2005・千葉菜の花米、『もっと美味しい』
新米キャンペーン」を展開している。

11月7日まで長期間に渡って実施しているもので、同県産米のふさおとめ、コ
シヒカリ等(2kg・5kg・10kg)の新米を購入して、米袋についている応募点数
を集めてコース別に応募すると、合計で2,455名に国内宿泊券(5万円相当)を
はじめ、ちばのお米30kgや落花生等が当たるキャンペーン。

さらに応募コースの抽選に漏れても、ダブルチャンス、トリプルチャンスとし
て下位のコースの抽選でさらに抽選される仕組み。参加する卸、小売店等に対
して県本部は、さまざまな販促ツールを用意してバックアップする。
(2005年9月7日)

○株式会社米穀データバンク:民間のコメ調査会社。生産・流通・市況など
コメに関する情報の提供を行っている。
○問い合せは、ricedata@japan-rice.com
○ホームページ「日本のコメ市場」http://www.japan-rice.com/main.htm

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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 稲葉一朗シェフの「フランス料理教室&食事会」

東京ドームホテルのダイニング「ドゥ ミル」は、11月8日(火)に、同レスト
ランのシェフ 稲葉一朗による「家庭でもできるフランス料理教室とランチ、
ディナーを楽しむ会」を開催します。ランチ会(13:00~15:30)、ディナー会
(19:00~21:30)。

今回は、リクエストの多かった魚介類料理から、メインディッシュ「魚介類の
クリーム煮込み パイ包み焼き」とデザート「季節のフルーツとチョコレート
のカネロニ」の2品の講習を行います。

本格的なフランス料理の作り方を、シェフが実演を交え一般の方にも分かりや
すく説明してくれます。調理のポイントのほか、食材や調味料について、スー
パーなどでも手軽に入手できる代替品をご紹介するなど、ご家庭で調理する際
に役立つ情報が満載です。

講習の後は食事会。ランチ会は、講習メニュー2品のほか、アミューズと前菜
「鹿児島産黒豚のリエット 自家製ピクルス添え」、グラスワインをセットに
したコース料理。ディナー会では、ランチ会のメニューに加え、「しもにた下
仁田葱のオニオングラタンスープ」とグラスワインは赤・白ともに楽しめます。

参加資格は20歳以上の女性。参加費用はランチ会が5,000円(定員:30名様)
、ディナー会が7,000円(定員:20名様)。※全ての費用を含む。

○予約は、ダイニング「ドゥ ミル」TEL.03-5805-2288まで。

■ 隠れや和・阿佐ヶ谷店が蔵元コラボ好評により第2弾を実施

東京/阿佐ヶ谷駅南口駅前に構える『隠れや和・阿佐ヶ谷店』が、新潟の日本
酒蔵元『小黒酒造』に引き続き、佐賀の焼酎蔵元『光武酒造場』と、個人店で
は異例の直送を実現し、第2弾として東京初(九州限定)恋がかなうプロジェ
クトをスタートする。

隠れや和は、昨年11月26日にオーナーチェンジによるリニューアルをし、和風
創作ダイニングとして、焼酎・日本酒をメインに営業している。店内の雰囲気
は、洞窟と屋根裏部屋をイメージして、都会の雑踏を忘れさせる店内になって
いる。各部屋全て完全個室になっており、壁には土壁や木材を使用し、都会の
中の異空間を演出している。

その『隠れや和』が、事業展開と顧客満足を図り、酒造元と直接コラボレーシ
ョンする事で、美味しいお酒を何処よりも新鮮な状態で、この夏よりスタート
した夏限定商品『雪色花火/純米吟醸/発泡にごり生酒』が大好評。

そこで第2弾として、九州限定焼酎『ど黒(芋)』『福召(麦)』の販売を開
始した。骨に染渡る『ど黒』とは、黒麹独自のコクを名前に託し、ほんのりと
した香りと円やかな味わいは、プレミアム系と称されても過言ではありません。

この販売を皮切りに、『隠れや和』は新潟県の蔵元からのプロジェクト販売
『恋がかなう(吟醸酒)』をスタートする予定。年内には、寿司に合う酒造り
をコラボし、新業態を阿佐ヶ谷の近隣に店舗展開が決定している。

○URL: http://r.gnavi.co.jp/a278000/

■ (株)菩提樹より 気仙沼産かきフライ限定発売のお知らせ

(株)菩提樹は、経営するかつ吉(水道橋店、渋谷店)、菩提樹(水道橋店)
において、気仙沼から仕入れる新鮮な「かきフライ」を冬季限定販売します。
5cmを超える大きさと、旨みと甘みが溢れるジューシーなフライを、今年も皆
様に喜んでいただければ幸いと存じます。

○商品概要
商品名   気仙沼産かきフライ
販売期間  平成17年10月1日(土)~平成18年2月28日(火)
販売店舗  かつ吉(水道橋店・渋谷店) 菩提樹(水道橋店)
販売価格  定食1,600円(税込み) 単品300円(税込み)

○関連HP: http://www.bodaijyu.co.jp/kaki.htm

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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ ニューヨークの中食

ニューヨークはお惣菜、いわゆる中食業態発祥の地です。総菜屋を作ったのは
ドイツ系のユダヤ人の人たちで、市内で一番の老舗が、Katz Delicatessenで
す。コーシャ・ビーフ・ソーセージを使ったホットドックからスタートし、現
在はパストラミやコーンビーフサンドイッチなどのホットサンドイッチもあり
ます。フレッシュ・ピクルスでビールを一杯やりながら食べるパストラミサン
ドイッチは私の大好物です。

その影響か街の中には美味しいお惣菜屋が軒を連ねており、HMRと言う言葉を
作ったフィル・ロマーノ率いるEatz’sもあっという間に撤退せざるを得なかっ
た場所です。

惣菜や食品はローカルな嗜好が強く反映するため、全国展開している食品スー
パーはなかったのですが、このニューヨークに全国展開しているWhole Foods
が進出し、すでに4店舗を開店して大成功です。その最新の店舗がユニオンス
クエアーに開店したので見学に行きました。

Whole Foodsはオーガニックの素材が売り物ですが、垢抜けた内装と、店内調
理の惣菜の美味しさ、甘くない自然な味のケーキ類でカリフォルニアでは大人
気です。そのWhole Foodsがニューヨークに展開し、どのような売上げか興味
がありました。

コロンバスサークルのお店よりも小型で、地下1階、1階、地上2階の3層の建物
を使っています。一階は出来立ての惣菜類を並べており、その種類と陳列の豊
富さではサンフランシスコダウンタウンの大型店をしのいでいます。これはニ
ューヨークのデリ対策でしょう。地下1階は生鮮食品を並べていますが、地価
の高いニューヨークなので陳列棚を高くしてスペースを稼いでいるので、やや
圧迫感を覚えます。

カリフォルニアとの違いは、ドライフルーツやシリアル、ビタミン類などのサ
プリメントの陳列が少ないことでしょう。その代わり、魚や肉の陳列量が多い
のです。

2階は200席ほどの客席とカフェを用意し、1階で購入した惣菜や料理を食べる
ことができます。この巨大な客席はレストランに取っては脅威でしょうね。

Whole Foodsのすごいのは、西海岸と東海岸の嗜好の違いや競合対策をしっか
り練っていることでしょう。ニューヨークを訪問した際には是非、地元のデリ
との比較をして見ましょう。

さて、次回はニューヨーク郊外に展開しているウエッグマンをご紹介しましょ
う。

○店名 Whole Foods Market
住所 4 Union Square South
New York, NY 10003
電話 212-673-5388

○HP: http://www.wholefoodsmarket.com/stores/list_NY.html

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