● 新店オープン情報
● 米国レストランNEWS
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック
● 王利彰の米国外食情報
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● 新店オープン情報 ———————————————-■□
■ 串ダイニング「いろどりや」五反田にオープン
串ダイニング「いろどりや」が2/24、五反田にオープンしました。
オレンジ色の間接照明と、土壁っぽい淡いベージュの壁に包まれた店内の柔ら
かい雰囲気を黒味の強い、渋い木製の間仕切りとテーブルがきりりとスタイリ
ッシュに引き締めて、デザイン感を演出しています。木製の間仕切りは取り外
し可能。テーブルを仕切る位置を変えることで2、3名から最大12、3名まで、
個室のプライベート感を楽しめるようになっています。
カウンターとキッチンの間は一枚のガラス戸で仕切っているので、焼ける様子
を間近で見るという、「串焼き屋」が持つライブ感を従来どおりに保ちつつ、
髪や服ににおいを残してしまう心配がありません。
料理はもちろん串料理が中心。なかでもおすすめは、ジューシーなつくね。
「いろどりや」のつくねは、タレも卵もつきません。塊の状態の新鮮な鶏肉を
お店でミンチにしてつくるので、その美味しさがより味わえるように、シンプ
ルな昆布塩で仕上げるのです。つくねをはじめ、焼き鳥などすべての鶏料理に
使用しているのは、「津軽鶏」。
○メニュー例
つくね串
トマト豚串
イベリコ豚串
特製洋風煮込み
鴨ねぎま串 他
○店舗データ
住所:東京都品川区東五反田1-12-9-協栄ビル1F
アクセス:JR線五反田駅徒歩1 分
東急池上線五反田駅徒歩1分
浅草線A5番出口から0分
TEL:03-5798-3181
営業日:月~木 17:00~24:00(L.O 23:00 ) 金 17:00~翌3:00
定休日:日・祝
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● 米国レストランNEWS———————————————■□
■ シカゴ郊外食の風景 シナモン味のデザートとコーヒー・ブームの関係
久しぶりにマクドナルドを覗いたところ、アイス・コーヒーとシナモンロール
がメニューに登場していて驚きました。月曜日は噂のプレミアム・コーヒーが
まだ無料で提供されていて嬉しい限りです。長年ダンキン・ドーナッツのコー
ヒー・ファンでしたが、王編集長の記事にも載っていたように、コンシューマ
ー・レポートによるとマクドナルドのコーヒーが今は一番人気らしく、このプ
レミアム・コーヒーを飲むとそのわけが良く分かります。
ダンキンのコーヒーは香りが良いのですが、ちょっと薄すぎるのが難点です。
マックのプレミアムになる前のコーヒーも結構香りがよくて飲みやすかったの
ですが薄すぎましたが、今回のプレミアムでもっと味も濃くなりほんとうに美
味しくなりました。苦味が控えめなので、スターバックスのローストのコーヒ
ーが苦手の人には丁度良い味なんでしょう。
マックのアイス・コーヒーもダンキンに比べると味が濃くて、香りも良いです。
ただ日本のアイス・コーヒーと違って苦味がないので、ちょっと甘すぎる感じ
がします。でもマックでアイス・コーヒーが飲めるようになんて、夢のようで
す。これもスターバックスさまさまです。シカゴでは数年前までは、「アイス
・コーヒー?何それ?気持ちわるい。」と言われていましたからね。それが今
はアイス・缶コーヒーもスーパーで売られているんですから。ミッド・ウエス
トもすごい進歩です。マックのアイス・コーヒーはフレーバーが選べて、レギ
ュラー味の他にヘーゼルナッツ味とバニラ味があります。
コーヒー・ブームと共にやってきたのが、シナモン味のデザート・ブームのよ
うです。マックでもホット・シナモン・ロールが登場しましたが、先日TGIフ
ライデーズに久しぶりに行きましたら、デザートにフィンガー・サイズのすご
ーく、苦いくらいシナモンがかかっている、温かい揚げたてドーナッツがあり
ました。チーズ・バーガーを食べたあと、コーヒーとこのドーナッツでなかな
か美味しかったですが、カロリーを考えるとちょっと怖いですね。
フライデーズのハンバーガーは一時なんだか肉の旨みが落ちてしまいましたが
メニューも新しくなり肉の旨みも復活しました。フライデーズはいろいろカク
テルが充実していて楽しい場所です。人気のMOJITO(モヒート)も今回フライ
デーズのメニューに登場しました。このキューバのカクテルはラムとサトウキ
ビのシロップ、ミントでできていて、とってもさっぱりしていますから、これ
から夏に向けてもっと飲まれるのではないでしょうか。食器などの通信販売の
カタログを見るとなぜか、テーブルの上にこのモヒートが置いてある写真が最
近よく見受けられるので、人気の程が伺えます。
シナモン味のデザートはマック、フライデーズのほか、バーガー・キングやス
ーパーのターゲット内のカフェにも登場しています。ディスカウントの分野で
ウオール・マートを追いかけるターゲットは、差別化するべく店内の通路を広
く取り高級感を醸し出しています。その一環としてウオール・マートがマクド
ナルド等のファストフードを店内に入れているのに対して、スターバックスを
入店させてより高級感を出す戦略をとっています。ターゲットで販売している
商品の値段もウォール・マートより若干高いのですが、買い物をしていて気持
ちが良いですね。内装も赤と白ですっきりしていて、なんだかお客を元気にし
てくれるお店です。ターゲット内のカフェのデザートはシナボンが作っていて
シナモン味のプレツェルでなかなか美味しそうでした。まだ試食はしていませ
んが今度買い物の合間に食べてみようと思います。
コーヒーを飲むとシナモン味が食べたくなるんでしょうかね?カプチーノのあ
わの上にも必ずシナモンがのっていますから、相性がいいのでしょう。小学生
の頃初めてフレンチ・トーストを食べてシナモンを口にして、なんてへんてこ
な味だろうと、しかめっ面をしたことを思い出しますが、今ではシナモンの虜
です。
http://www.target.com
(イリノイ州シカゴ在住 カズコ・デイビス)
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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□
■ 喜多方市宮古地区のそば、天然の炭酸水“awa心水”、会津のソースカツ丼
福島県会津地方振興局地域連携室が、福島県会津地方の食に関する話題をお伝
えします。会津のそばが、おいしいことは有名ですが、その中でも特に力を入
れている喜多方市(旧山都町)宮古地区のそば、国内では大変珍しい天然の炭
酸水“awa心水”、会津のソースカツ丼(会津はソースカツ丼のメッカ)をご
紹介します。
○宮古そば
磐越西線山都駅から、10キロちょっと。喜多方市山都町宮古地区は、秘湯なら
ぬ、“秘そば”の雰囲気が漂う集落。宮古地区のそば店は、全13軒。築100年
以上が当たり前の農家住宅建物が、威厳をたたえて並んでいます。詳しくは、
こちら http://www.pref.fukushima.jp/aizu/shinko/food_miyako-soba.html
をご覧ください。
○天然炭酸水
国内産としては、大変珍しい、天然水に自然の微炭酸がほどよく含有している
天然炭酸水が奥会津 金山町で生産されています。この炭酸水には100年ほど
の歴史があります。炭酸水が湧き出るという会津の奥山の地にドイツ人技師が
訪れ、本格的な瓶詰め工場を設立、国内はもとより、ヨーロッパ各国に輸出し
た歴史を持ちます。詳しくは、
こちら http://www.pref.fukushima.jp/aizu/shinko/food_awa_shinsui.html
をご覧ください。
○ソースカツ丼
会津でいうカツ丼は、他の地域と全く違います。一般的にカツ丼というと、醤
油で煮込み、卵でからんだものを思い浮かべますが、会津のカツ丼は、イコー
ルソースカツ丼。会津のカツ丼にこだわるいくつかのお店が集まり、伝統会津
ソースカツ丼の会ができました。詳しくは、
こちら http://www.pref.fukushima.jp/aizu/shinko/food_katsudon.html
をご覧ください。
○この件に関するお問い合わせ先:会津地方振興局 地域連携室 吾妻嘉博
TEL:0242-29-5217
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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□
■ 東京ミッドタウン3月30日に開業、新丸ビル4月27日に開業
六本木の防衛庁跡地に三井不動産による大規模開発の東京ミッドタウンが開業
するに先立ち内覧会が開かれました。グランドオープンは3月30日です。
http://www.tokyo-midtown.com/japanese/index.html
最近の三井不動産はショッピングセンターの「ららぽーと」を続々と開業した
りと元気一杯です。「ららぽーと」はどちらかと言うと郊外型ですが都心型の
ショッピングモールとしては数年前に日本橋コレドで成功し、そのさらに拡大
版がこの東京ミッドタウンです。三菱地所の丸の内周辺の開発への対抗大型施
設ですね。
東京ミッドタウンの敷地面積は6万8,900平方メートルと巨大な土地で、中心の
タワー棟は六本木ヒルズを上回る248メートルと都内で最も高いビルとなるそ
うです。しかも、元防衛庁跡地は東京でも高台になりますから眺望は素晴らし
そうです。その高層階の目玉は伝説のサービスで有名なリッツカールトンホテ
ルです。しかし、高層階には展望台はなく、景色を見たい方はリッツカールト
ンにお泊まりくださいということのようです。年間の集客人数は、3,000万人
を予測しています。
http://www.ritzcarlton.co.jp/
さて、これだけの設備になりますとレストランも中途半端ではだめです。日本
初のレストランが必要ですね。そこでワンダーテーブルがニューヨークのZAGAT
で常に高い評価を得ているユニオン・スクエアー・カフェと提携し、ユニオン
・スクエアー東京を開店します。
米国のユニオン・スクエアー・カフェを経営するのはレストラン経営者として
著名なダニー・マイヤー氏で、企業名はユニオン・スクエアー・ホスピタリティ
・グループUSHGと言います。ニューヨークで展開するレストランはユニオン・
スクエアー・カフェの他に、グラマシー・タバーン、イレブン・マディソン・
パーク、MOMAのモダン、などの超人気レストラン9店舗とケータリング部門です。
米国のサイト
http://www.ushgnyc.com/
ワンダーテーブルが提携から開店までのいきさつ
http://www.wondertable.com/doc/whatsnew/y257/y257ust_PressInf.pdf
訪問した日は内覧会で開店していないかと覗いたら、取締役営業部長の秋元さ
んが陣頭指揮を執っていらっしゃって、席に案内をしていただきました。地下
1階なのですが、客席の奥はガラス張でその向こうに公園が広がっています。
天気が良くなるとテラス席も用意され、満開の桜を楽しめます。これからの季
節最高ですね。
さて、本日はランチのメニューを注文しました。前菜とパスタのランチ2,800
円、前菜とメインディッシュのランチ3,500円です。それとシャルドネのグラ
スワイン800円を注文しました。グラスワインの量はアメリカ並みのボリュー
ムなのがうれしいですね。メインディッシュランチのサラダが野菜とドレッシ
ングがしっかりしてボリュームたっぷりで美味しかったですね。メインディッ
シュの金目鯛のソテーはこんがりとやけ色をつけて大変美味しかったですね。
夜はコースメニューもありますが、アラカルトも充実しています。アペタイザ
ーで1,600円~2,800円、パスタとリゾットが1,800円~2,200円、メインが3,200
円~3,900円とリーゾナブルな価格帯です。ひょっとすると日本の方が安いか
もしれません。フレンチのように気取っていないので気楽に食べることが可能
です。入り口側にはバーカウンターもありますが、米国風に一人の場合にはバ
ーカウンターでも食べられるようになっています。
ランチにはハンバーガーも提供します。ハンバーガーと言っても2,500円です
から高級な料理です。ニューヨークのお店でも人気メニューの一つです。美味
しいワインを飲みながら食べるハンバーガーもお洒落ですよ。ニューヨークに
行かないでも美味しい料理を楽しめるようになったのは嬉しい限りです。
しかし、全てのレストランが丸ビルのように高級になってしまうと困ります。
東京ミッドタウンには富士フィルム、コナミ、ヤフー、グーグル、シスコ、
USEN、グッドウイル等の本社、が移転しますから、昼間の人口が2万人ほどに
なります。その他リッツカールトンが経営するレジデンスもありますので、高
級な食事だけでなく、弁当や惣菜などの日常食も必要になります。そのため、
東京ミッドタウンのキャッチフレーズは「上質な日常」と言うことになったの
です。
そこで用意されたのが、地下1階の持ち帰り中心のリーズナブルな価格帯のお
店、そしてフードコートです。このフードコートがものすごくお洒落で豊富な
メニューを揃えています。誰がこれをやっているのかと思ったら、なんとソル
ト・コンソーシアム(もとちゃんとの副社長)の井上盛夫さん、ちょうど、ツ
ーランドットの脇屋さんと談笑しながら店頭に立っておりました。お好み焼き
の「ぼちぼち」のレトロな感じとは大違いの洋風のお洒落なフードコートです。
これはビルのOLの人気を呼ぶでしょうね。
このフードコートの企画は以下のサイトをご覧ください。豪華メンバーによる
プロジェクトです。フードディレクションは元ちゃんとの完山 要(かんやま
もとむ)さん。2000年、代官山の韓国料理、李南河オープン後2003年(有)李
家を設立。2006年ソルト・コンソーシアム(株)と資本提携を期にokawari.jp
の総料理長を務めています。空間ディレクション は森田 恭通(もりたやすみ
ち)さん、元宝塚女優の大地真央さんと結婚するとマスコミを騒がしています
が、今日本でも最も売れっ子のデザイナーです。
井上盛夫さんのフードコートの詳細は以下のサイトをご覧ください。
http://okawari-jp.com/
http://www.salt-inc.co.jp/
その他、上野の老舗カレーのデリーさんが出店しています。ビルに勤める会社
員の方が気楽に食べられるランチを1,000円で提供すると気合が入っています。
デリーは先代の田中さんがスパイスの輸入関係の仕事から50年以上前に上野に
小さなカウンターのカレー店を開業しました。チェーン店のカレーはセントラ
ルキッチンやメーカーで仕込んだものを温めるだけですが、デリーはお店で調
理人が丁寧に作っています。今では上野、銀座、赤坂の3店舗になりましたが
かたくなに店舗での手作りにこだわります。2代目の田中さんは初代の味を維
持するべく、インドの国立料理学校に留学し、本格的なインド式カレーをマス
ターしております。そのこだわりは初代に負けていません。東京ミッドタウン
店の開業に際しては田中社長自ら陣頭指揮に立ち、家族とベテランの従業員が
働くと言う気合の入りようです。
私の一押しのメニューはカシミールカレーです。その辛いこと汗だくになりま
す。その辛さを補うのにぴったりなのは黒生ビールです。あの柔らかい泡が辛
さを中和してくれます。また、このビルにはIT系の企業が多いためかインド系
の方が多く、ランチには特別にインド人向けのベジタリアンカレー等の本格的
なメニューを限定で用意するそうです。これは珍しい料理を食べられそうです。
http://www.delhi.co.jp/
その他、やはり日本橋コレドで大ヒットした平田牧場さんが開店しています。
コレドのようにお洒落ではありませんが、とんかつ弁当やとんかつをお惣菜と
してテイクアウトできるように広いカウンターを設けています。横に簡単なイ
ートインコーナーがありますから、もちろんそこで揚げたてのとんかつを食べ
ることができます。
http://www.hiraboku.com/hiraboku_topics/midtown.html
ただし、全体的にミッドタウンはちょっと洋風よりで和風が少ない印象です。
結構渋めのお店を集めた新丸ビルとお洒落なミッドタウン、どうなるか楽しみ
ですね。
レストラン
http://www.tokyo-midtown.com/japanese/shop/list06.html
カフェ
http://www.tokyo-midtown.com/japanese/shop/list05.html
さて、4月27日に東京駅前に開店する、三菱地所の新丸ビルにも新しいお店が
続々と開店、その目玉の一つがオーストラリアはシドニーから来日した、モダ
ンオーストラリアン レストラン「ソルト」です。気合が入っているのは、メ
ニューのチェックのためにテストキッチンとして「Test Kitchen」を三軒茶屋
にオープンしていたのです。
オーナーシェフのルーク・マンガン氏はニコール・キッドマンの結婚式パーテ
ィや、デンマーク皇太子結婚前夜晩餐会等で有名なカリスマシェフです。
私の友人でシドニー居住のジーン中園さんから以下のようなご紹介をいただき
ました。
シドニー市内のど真ん中に、シドニー市役所があります。通常タウンホールと
呼ばれて市民に親しまれています。この斜め向かいに、ヒルトンホテルがあり
この中にグラス(Glass)レストランがあるのです。そのオーナーが、ルーク
・マンガンです。
ヒルトンホテルは、つい最近全館を改装し、新たな誕生をしました。その中に
あるのが、グラスレストランです。240席のかなり大きな店内に、約1万本のワ
インを備えるというカジュアルレストランです。ルーク・マンガンは、シドニ
ーのシェフの中にあってかなり有名でセレブの一人として数えられる人気シェ
フでもあるのです。ここでの料理は、トラディショナルなフレンチを基本に豪
州でとれる新鮮野菜を主に提供しています。
2006年のヤングシェフ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた栄光にも輝いています。
ここのインテリアは、ニューヨークのインテリアデザイナーであるトニー・チ
ーによってデザインされ斬新なデザインで顧客の心を揺さぶっています。
お店の公式サイト
http://www.glassbrasserie.com.au/foodMenu.htm
紹介のサイト
http://www.benjaminchristie.com/article/144/
http://www.benjaminchristie.com/article/243/luke-mangan-awards-young-chef-of-the-year-2006-to-beau-vincent
テストキッチンは以下の場所で3月末まで運営です。
〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋 2-10-1レイクヒルズ1F
Phone: 03-3413-8828
Lunch 11:30-14:00, Dinner 18:00-22:00 (L.O.)
Closed on Monday
新丸ビルに開店するソルトは日本の以下の会社との提携で開業です。
http://www.pjgroup.jp/tk/index.html
The Nikkei Magazin で紹介されたのを拝見し、遅ればせながら訪問しまし
た。新聞で紹介されたためか大繁盛でした。同誌では今一番お得なお店と紹介
していますが、それはちょっと言い過ぎかもしれません。
メニューも前菜2種類、メイン2種類、デザート2種類と絞り込んでいます。料
理は前菜の帆立のグリルにバニラエッセンスとブルーチーズを組み合わせた個
性的な味、鹿料理にはチョコレートソースと結構甘めの味で、女性は喜びそう
ですね。
サービスは中々良いのです。サーバーが私の顔をどこかで見たことがあると言
うので、彼の経歴を聞いたら、麻布十番のパシフィックカレントにいたとのこ
と。たぶんそこで会ったのでしょうと言うことになりました。パシフィックカ
レンツはグローバル出身の古里さん経営です。
さて、新丸ビルには元グローバルの総調理長の渡邉さん、と新川さんが関わり
ます。グローバルの方は大活躍ですね。その他、新丸ビルのレストラン群は中
々個性的なお店が多いですね。
私が注目するお店は
5F
若い女性に大人気の、フレンチのオーグードゥジュール ヌーヴェルエール
http://www.augoutdujour-group.com/au/
おでんの 湯島 こなから
http://www.konakara.com/
新宿老舗中華の 隨園別館
http://www.zuienbekkan.co.jp/
PASTA HOUSE AWkitchen TOKYO(仮) 元グローバルダイニング総調理長渡邉明
さん
http://www.chojin-chef.jp/chef/2007/02/post_96.html
http://www.zooom.jp/selection/157/
浅草のフレンチ焼き鳥の萬鳥 MARUNOUCHI
http://kyah.at.webry.info/200511/article_30.html
浅草の洋食 レストラン大宮
6F
Salt (株)ルーク・マンガン モダン オーストラリアン
W.W(株)ルーク・マンガン ワインバー
http://www.port-japan.co.jp/
http://www.pjgroup.jp/
7F
丸の内ハウスと言うラウンジを、バウワリーキッチンの山本宇一さん、形見一
郎さん、元グローバルダイニングの新川さんと言う個性的なメンバーで作るそ
うです。
丸ビルとはまた異なる雰囲気となりそうですね。
3月から4月にかけて陽気の暖かくなる中、東京ミッドタウン、新丸ビルと立て
続けの開店です。都心をぶらぶら散歩しながら食べ歩きを楽しめますね。
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● 王利彰の米国外食情報
■ 中国のフランチャイズ開放 その1
Special Reports 2007 Nation’s Restaurant News By MILFORD PREWITT
(Mar. 12)
中国のフランチャイズの規制が緩和され、成長が期待される中国の外食マーケ
ットに米国のフランチャイズチェーンの参入が容易になりそうです。成長する
中国外食マーケットに対する米国企業の見方は利益が上がるか、危険にさらさ
れるかの2つに分かれていました。
中国進出を計画して苦労していたチェーンのチャーチーズ、アップリビーズ、
ルビー・チューズデー、ダンキンドーナツやその他のチェーンには今回の規制
緩和は朗報です。多くの米国企業は法改正により規制が緩和されることを楽観
的に見ていますが、しかし、多くの企業は慎重で、いつ中国に進出するか明確
にしていません。
チェーン企業の経営者は今回の法改正の内「2プラス1」と言う規制に反対して
います。この規制は中国でフランチャイズ展開をする企業に対し、フランチャ
イズ展開をする前に直営で最初に2店舗を1年間経営し、利益がきちんと出るか
どうか見ると言うものです。この法規制は中国の商務省により法提案され今年
の1月に発効しました。
これに対して昨年に米国のフランチャイズ協会は投資コストが高すぎると抗議
をしておりました。その結果、中国最大の外食企業の中国ヤムブランド社(米
国ヤムブランド社の100%出資子会社)はその適用が除外された模様で、KFCと
ピザハット店舗はマクドナルドよりも一早く100店舗開店の許可を得たようで
す。
この法規制を検討している米国フランチャイズチェーン協会の顧問弁護士は、
中国政府との交渉の結果「この法律にはフランチャイズ展開をする前に直営店
を2店舗1年間経営しなくてはいけないとあったが、今回の交渉の結果、その場
所が中国でなくてはいけないと明示しないようになった。この政府の方針変更
は劇的なものである」と法改正ではないが、運用方法が微妙に変化したと指摘
しています。
しかし、今回の法運用が変わってもフランチャイズチェーンに対しては政府は
「健全な会社であるか?企業の運営方針を明確にしているか?技術的なサポー
トをきちんとしてるか?トレーニングはしっかりされているか?マーケティン
グのサポートやフランチャイジーに必要なサービスはなされているか?」等を
モニターする見込みである。
アトランタに本社のあるフッターズ社の顧問弁護士は同社が3号店を開店する
ことを発表し「今回の中国政府の新しい法運用は大幅なコストダウンにつなが
る。以前の法律運用は中国でフランチャイズシステムを運営しようと言う企業
にとっては大変厳格であった。以前はフランチャイズ展開しようとしても大変
時間がかかり殆ど不可能な状態だった。」と話しています。
2005年にNRN誌が中国ヤムブランド社の社長であるサム・スー氏にインタビュ
ーしたことがあります。その際にスー氏は「中国ではフランチャイズに対する
理解が少ない。ヤムブランドは中国最大の外食チェーン企業で、子会社のピザ
ハットは1990年に中国に進出を開始し、現在までに225店舗を展開している。
しかし、いまだに中国ではフランチャイズシステムは漠然としたコンセプトと
して見られています。そのため、ヤムブランド全体では(KFCも含めて)2,000
店舗も展開しているのに、そのうちフランチャイジーは21社で50店舗を展開し
ているに過ぎない。それらのフランチャイジーの数人はたった1店舗しか経営
していない。彼らの内数人はオーストラリアや米国の同じ店舗で働いた豊富な
経験を持っている。そのため、チェーン企業としては大変運営がうまく言って
いる。そこで最近は地方の個人企業をフランチャイジーにするテストを開始し
た。」と語っています。
(次号に続く)