weekly Food104 Magazine 2009年1月21日号

メルマガバックナンバー

● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック

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ほっこり和食 莫莫居 鶯 (ばくばくきょ うぐいす)
東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビルB1
電話  :03-3987-0085
メール :info@bakubakukyo.com
地図  :http://www.bakubakukyo.com/shop.html
営業時間:年中無休(年末年始以外)
ランチ  月~日 11:30~15:00
ディナー 月~土 17:30~24:00
日・祝 17:30~23:30
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● 日本外食ニュース ———————————————-■□

■ マルハニチロ 魚の缶詰 味多彩に カレーやショウガ 統合後の自社競合軽減
2009/01/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/corporate/cor10000.html

マルハニチロ食品は魚の缶詰で、味の多様化による拡販に乗り出す。新たにカ
レー味やショウガ味など4品目の缶詰を3月から発売し、順次、種類を増やして
いく。新商品「毎日煮魚」シリーズは、第一弾としてサバとサンマの2種類で
発売する。味付けはサバが「カレー煮」と「ゴマ味噌(みそ)煮」、サンマは
「しょうが煮」「山椒(さんしょう)煮」を用意した。

■ 大戸屋、最大100人採用――内定取り消しの学生、雇い止めの派遣社員
2009/01/14 日経MJ(流通新聞)
http://ichigaya.keizai.biz/headline/482/

大戸屋は他社の内定を取り消された学生や解雇された派遣社員を対象に、正社
員として最大100人を採用する。消費者の節約志向などを受けて、外食を取り
巻く経営環境は厳しくなっているが、同社では慢性的な人手不足が続いている。
主に製造業から人材が流出する機をとらえて、店長候補となりうる人材を確保
する。

■ 松屋フーズ、シチューハンバーグ販売
2009/01/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.matsuyafoods.co.jp/ir/press.pl5

松屋フーズは全国の松屋の店舗で、冬季限定メニューとして、ハンバーグにア
ツアツのシチューソースをかけた「シチューハンバーグ定食」を15日に発売す
る。

■ 1964年の板チョコ、ロッテが再現
2009/01/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.j-cast.com/mono/2009/01/15033690.html

ロッテは1964年に同社が初めて販売した板チョコレートを再現した「ルーツ・
オブ・ロッテ」を発売した。

■ ファミレス逆風下の活路(1)すかいらーく――30億円コスト削減作戦
2009/01/14 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=7581&NewsItemID=
20090114NRS0002&type=2

雇用が不安定となり所得の伸びが期待できない2009年は消費者の外食離れがさ
らに進みそうだ。なかでもファミリーレストランを取り巻く環境は厳しい。右
肩上がりの間は威力を発揮した、大きな店舗や集中調理工場などの充実した設
備も、成長が止まると足かせになる。国内市場ではもはや、競争状況がゆるむ
ことも急速な市場拡大もない。背水のファミレス各社の活路を探る。

■ 消費をつかめ――くらコーポ社長田中邦彦氏(2009トップに聞く)
2009/01/14 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2695&NewsItemID=
20090114NRS0096&type=2

回転ずし大手のくらコーポレーションが再び成長戦略に向けて動き出した。
2008年10月期は上場以来初の経常減益となったが、09年10月期は出店ペースを
落としながらも、未出店地域への出店を続け増収増益の目標を掲げる。田中邦
彦社長は「厳しい状況が続く」としながらも、九州のほか米国・欧州など海外
で店舗展開する考えも明らかにした。

■ コロワイド「500円以下」「特盛り」拡充、居酒屋10業態、宴会需要見込む
2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=7616&NewsItemID=
20090116NRS0114&type=2
http://www.colowide.co.jp/fair/east/fair.php?fair_no=424

コロワイドは500円以内のおつまみや、通常より分量を増やした「特盛り」メ
ニューを充実させる。居酒屋の「甘太郎」など十業態で、16日から2月16日ま
での期間限定で提供する。食事と飲み放題が付いて約2,000円と、割安な宴会
プランも用意して、宴会需要を獲得する。

■ サッポロHD子会社、ポテトチップス、油分を約7割カット、遠赤外線で調理
2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://www.sapporo-finefoods.jp/potekaru/

サッポロホールディングス子会社のサッポロファインフーズは2月23日、ポテ
トチップス「ポテかるっ」を発売する。ジャガイモを油で揚げる代わりに遠赤
外線で焼いたのが特徴で、油分を通常のポテトチップスに比べ約七割減らした。
年内に8億円の売り上げを目指す。

■ 伊藤ハム、ロッテと販促、チーズにチョコ同封、バレンタイン商戦向け
2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2284&NewsItemID=
20090116NRS0119&type=2
http://www.itoham.co.jp/cook/special/vd.html

伊藤ハムはバレンタインデー向けに、ロッテのチョコレートを同封したチーズ
を2月1日に発売する。

■ エスビー食品、100キロカロリーに抑えたレトルトカレー
2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://www.sbfoods.co.jp/products/half/lineup.html

エスビー食品は2月9日、カロリーを100キロカロリーに抑えたレトルトカレー
を発売する。昨年8月に発売し、カロリーを従来の半分に減らしたカレールー
「カレーハーフ」の製造技術を応用した。体形を気にする女性や、胸焼けなど
の不安で通常のカレーを食べきれない高齢者を中心に売り込む考え。

■ 菓子製造の柳月、世相元気づけ、まず「十勝」で
2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://www.ryugetsu.co.jp/online_shop/detail.php?id=13

菓子製造の柳月は景気低迷など何かと暗い世相を元気づけようと「応援商品」
を発売する。第一弾として同社のヒット商品「十勝この実(5個入り、700円)」
の応援パッケージ版を限定で売り出した。

■ ファミレス逆風下の活路(2)サイゼリヤ 成長の芽探る 国内 ワンマン店
に力 2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=7581&NewsItemID=
20090116NRS0112&type=2
http://machi-rj.com/news/2009/01/post-13.php
http://www.saizeriya.co.jp/ir_info/jp/valuable.html

独自のチェーンストア理論に基づく低価格路線で成長を続けたファミリーレス
トラン、サイゼリヤ。2008年は170億円のデリバティブ(金融派生商品)によ
る損失や、メラミン入りピザの販売などでつまずきをみせた。09年は営業と財
務の基盤を再構築する。国内では従業員1人で切り盛りする「ワンマン・ファ
ミレス」を模索、海外では生産拠点を分散してアジア店舗網への足掛かりを築
く。

■ 消費をつかめ グリーンハウス社長田沼千秋氏(終)(2009トップに聞く)
2009/01/16 日経MJ(流通新聞)
http://www.ghf.co.jp/company/history.html

事業所給食業界にも不況が影を落とす。製造業を中心に、社員食堂の利用者が
減少し始めた。日本フードサービス協会会長で、給食大手のグリーンハウスの
田沼千秋社長は「病院などの給食事業に活路を見いだしたい」としたうえで、
「2009年は外食不況で買い時になる企業も増える」とM&A(合併・買収)に前
向きな考えを示す。

■ グレープフルーツ、「ルビー」に押され…、「ホワイト」新種で反攻
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.citrus-fc.com/

果肉の色で「ホワイト種」と「ルビー種」に分類されるグレープフルーツ。ホ
ワイト種は10年前には輸入量の約7割を占めていたが、近年は消費が低迷。甘
みが強いルビー種の人気が高まり、シェアが逆転した。主産地の米フロリダ州
は今年、ホワイト種の消費を再び盛り上げようと甘さなどに基準を設けた新ブ
ランドを日本市場に投入する。フロリダ州政府柑橘局。

■ 外食産業、北海道の食材活用――ピザハット→小麦、ロッテリア→ポテト
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090114c3c1400m14.html

外食産業が北海道産の食材を活用する例が相次いでいる。日本ケンタッキー・
フライド・チキンの宅配ピザチェーン「ピザハット」は、1月から道産小麦を
ピザ生地に使用。ロッテリアは道産ジャガイモを使った新商品を2月に売り出
す。食の安全・安心に敏感な消費者が増え国産食材を打ち出すチェーンが多い
なか、品質や供給力が注目されている。

■ 秋田の浅間製作所、家庭で野菜の水耕栽培、ベランダ用や飲食店向けも
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.bic-akita.or.jp/magazine/vol.326/business.html

屋外広告の看板を製造する浅間製作所(秋田県三種町、北林鉄美社長)は、家
庭やレストランなどで手軽に野菜を育てられる水耕栽培の機器「アクアファー
ム」=写真=の本格販売に乗り出した。展示会への出品やダイレクトメールな
どを通じて販路を広げ、月に50台の出荷を目指す。

■ 神戸市や漁協など、「くぎ煮」名人の認定試験
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://kouhou.city.kobe.jp/information/2009/01/20090113ia01.pdf
http://www.marinpia.com/_kentei/kentei.htm

神戸市漁業協同組合などは、「神戸いかなごくぎ煮名人認定試験」を始める。
イカナゴは近畿に本格的な春の到来を告げる魚で、神戸の家庭では昔から「く
ぎ煮」と呼ばれるつくだ煮にして食べる。くぎ煮は最近では全国的にも知られ
るようになったが、試験でさらにPRし、イカナゴの消費拡大につなげる狙い。

■ 開発物語 宮城・鳴子地区「ゆきむすび」 寒冷地に耐える粘りのコメ
(食材最前鮮) 2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.city.osaki.miyagi.jp/annai/kome_project/01.html
http://www.pref.miyagi.jp/tisin/hustle/hustle_28/feature/feature001.html

温泉とこけし工芸が名物の宮城県大崎市鳴子地区(旧鳴子町)は、寒冷な山間
地のためコメ作りに不向きと言われてきた。地域一体となって寒さに強い品種
「ゆきむすび(東北一八一号)」を導入し、他地域に見劣りしないコメ作りが
可能になった。この新品種をシンボルに、地域でコメを買い支える試み「鳴子
の米プロジェクト」が前進している。

■ 柿安本店、人材教育を強化――接客コンテスト開始、調理担当者向け研修
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/ir/pdf/9.pdf
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/ir/account.php

柿安本店は既存店の営業力をテコ入れする。接客技術を向上させるため、年内
にコンテストを始める。総菜部門の調理担当者を対象に研修も実施、品質を底
上げする。経済環境の悪化を背景に、同社は2009年9月期の出店を約40店と前
期に比べ半減させる計画で、規模拡大から質の向上へと重点を移す。

■ バレンタイン商戦、手軽な手作りチョコ提案――明治製菓、雑誌と連携
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.lotte.co.jp/news/news691.html
http://www.choco-recipe.jp/milk/recommend/

製菓大手が手作りチョコレートの初心者向けに、バレンタインの販促を展開す
る。明治製菓は若者向けの雑誌と組み、板チョコを使った手軽な作り方を提案。
ロッテは初心者向けに、容器のQR(二次元)コードでレシピを見られるように
した。菓子やパンを外で買わずに家庭で作る内食化が進み、両社は手作りチョ
コの流れが加速するとみている。

■ サンライズ、大リーグ公認飲食店、球団本拠の料理提供 恵比寿に9月出店
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20090110gr04.htm
http://www.sunrisejapan.com/topics.html

カフェ事業を展開するサンライズジャパンは米大リーグ(MLB)公認のレスト
ランを東京・恵比寿に9月に出店する。同社はMLBとレストラン運営の独占ライ
センス契約を締結した。各球団本拠地の名物料理を中心に提供し、店内では野
球中継を見ることができる。出店するレストランは「MLB Cafe TOKYO」。第一
号店は恵比寿ガーデンプレイス敷地内にあるサッポロビール本社前に9月17日
に開く。

■ バレンタイン商戦、コーヒー各社はチョコドリンク 限定メニュー 相次ぎ
投入 2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.doutor.co.jp/exc/
http://fastfood.blog83.fc2.com/blog-entry-3683.html
http://www.tullys.co.jp/menu/espresso_beverages/strawberry_mocha.html

コーヒーチェーン各社がバレンタイン限定のメニューを販売する。ドトールコ
ーヒーはチョコレートを使った限定ドリンクを提供する。タリーズコーヒー
(東京・新宿)ではストロベリーを使ったドリンクなどの販売を始めた。両社
とも店頭でギフト向けの商品も提供する。

■ ハードロックカフェ横浜店、横浜開港150周年記念、黒船バーガー襲来
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.hardrockjapan.com/merchandise/2009_yokohama_port150th_anniv.asp

WDIは横浜開港150周年を記念して、音楽をテーマにしたレストラン「ハードロ
ックカフェ横浜店」で期間限定のハンバーガーを販売する。ハンバーガーのバ
ンズには竹炭を練り込んだ生地を使い、真っ黒に焼き上げて、黒船をイメージ
する商品に仕上げた。

■ 直営店FC転換本格化、ケンタッキー、今期まず10店
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://fctimes.jp/contents/detail.html?page=10&category_code=11
http://japan.kfc.co.jp/

日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は2010年3月期(決算期変更で16
カ月の変則決算)から、KFC事業で直営店のフランチャイズチェーン(FC)店
への転換を本格化する。宅配ピザの「ピザハット」事業では店長らを対象にの
れん分け制度を導入。長期的に直営店の比重を下げ、収益性向上などにつなげ
る。

■ 味の素ゼネラルフーヅ、4種類のコーヒーセット
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.agf.co.jp/mt/news/2009/01/1_2.html

味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は2月20日、一杯ずつ包装した4種類のインスタ
ントコーヒーのセットを発売する。4つに分けた時間帯それぞれに合う風味を
そろえた。1杯分180ミリリットル用で10杯分入っている。店頭価格想定は270
円前後。

■ エムグラントフードサービス(CONA)(フード新潮流競争力を磨く)
2009/01/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.mgfood.co.jp/?p=73
http://ameblo.jp/mgrant/

東京・渋谷のスタンディングバー「CONA(コナ)」は食事メニューとアルコー
ル類を一律500円で販売する。手ごろな価格に加え、店内の窯で焼き上げるピ
ザは注文から3分ほどで提供できるスピードが売り物。気軽に利用したいとい
う二次会需要などの取り込みに成功している。

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● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発― カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情

■ オバマ44代新大統領は叫んだ「我々の時が来たのです!」

今朝は久しぶりにアメリカに来てよかったなぁという気分です。オバマ新大統
領の就任演説を聞いて、こんな世界情勢不透明の中、皆の心に一条の光が差し
込んだ数分だったと思います。

「私は今皆さんの前に立って、とても謙虚な気持ちでいます。」オバマ氏はこ
の“Humble’(謙虚)というアメリカ人らしからぬ言葉でこのスピーチを始め
ました。私も教会に行く以前はあまり耳にしなかった言葉なのですが、牧師さ
んの説教ではよく出てくる言葉なので、クリスチャンにとっては馴染みがある
単語なんですよ。「人間を生かすも殺すも言葉次第だ。」と聖書の中にも出て
きますが、この国にとって大統領のスピーチはとても影響力があるんだなぁと
改めて認識させられました。

そして、オバマ氏の演説は「皆さん、時が来たのです。神は私たちに平等をお
与えになると約束されていますが、その時が来たのです。」Time has come と
何度も繰り返していました。「人には、貧しい時があり、そして富む時がある。
その両方に感謝しよう。」という聖書の言葉が思い出されますが、オバマ氏は
ほんと時の寵児ですね。この経済クライシスがなければ彼は多分当選しなかっ
たと思いますが、この2009年経済どん底の中だからこそ、1960年代黒人公民権
運動のリーダーだった、キング牧師の演説「私には夢がある、いつか、黒人と
白人の子供たちが手に手を取って歩く日が来ることを!」この夢が叶ったので
しょう。

そして、1968年のキング牧師暗殺から41年後の、今日現実に黒人初の大統領が
誕生したのです。キング牧師の不可能にも思えるこの演説が60年代に発せられ
ていなければ、今日の「この時」は無かった訳で、将来を思い描く尊さを感じ
た一瞬でした。そしてリーダーが常に前向きに、時として「昔はよかったなぁ」
と言ってしまいがちな、民衆に向かって「あなた達の苦労はこれから実を結ぶ
のです。さぁ、つぶやいていないで、行動しましょう。」と語り続けることの
重要さを、国民皆が噛み締めた一瞬だったと思います。それぞれの企業のリー
ダーもまた情熱を持って仕事に今日から就くことを決意したのではないでしょ
うか。「あなたは今何にパッションを持って、生きているのか。」と課題をつ
きつけられた気もしました。

ケネディ大統領も1960年に「国があなたに何かをしてくれるのを待つのではな
く、あなたが国に何が出来るのかを一緒に考えていただきたい。」とやはり、
60年代の若者たちに語りかけていました。何の成功の約束も無しに、このアメ
リカという国に上陸してきた、人々の祖先だからこそ言える言葉です。

「身近な誰かの一言で、自分の不透明な未来を信じることが出来る。」また
「あなたの不適切な一言が誰かを奈落の底に突き落とす」ことの恐ろしさも、
考えて、言葉を使っていきたいものです。手軽にメールを送れる現代だからこ
そ、言葉の力をいい方向に使っていきたいものですね。

さて今夜は何を食べましょうか。お寿司?それともステーキ?今年も私のパッ
ションはやはり、食べることに尽きます。食べ続けて何が貢献出来るかって?
これはまだ不透明です、「食べ続けることに意義がある。」今日からまたレス
トランのドアを押す日々です。聖書もまた「神はドアをノックし続ける者、目
に見えない物を信じる人を救う」と言ってますものね。今日も諦めずに、あな
たのパッションを探し続けてみてはいかがでしょう。いつか与えられますよ。
Time is on my side. 時は私たちの見方です。あなたの時がいつか来る!お金
が無いこんな時だからこそ、何が一番自分にとって大切か見えてくるのもまた
面白いなぁと思いませんか。

2009年1月20日新しいアメリカの第一歩と日本の皆さんの将来に乾杯!
ではまた来週。

(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

■ 韓国フランチャイズ関連法律の改定:情報公開書提供の義務付け

韓国におけるフランチャイズ・ビジネスの歴史はまだ浅いものの、1997年IMF
以降の起業ブームとここ数年の不景気が相まって、急速な成長を続けてきた。
しかし、フランチャイズ関連法律や認識の欠如など、市場インフラの基盤が不
完全であるゆえの、様々な弊害が社会問題を惹起しつつある。その解決策とし
て政府はフランチャイズ関連法案「加盟事業取引の公正化に関する法律執行令」
を2002年11月6日初めて執行した以来、4回に渡っての改定を行ってきた。

韓国におけるフランチャイズ法令の改定沿革
1.加盟事業取引の公正化に関する法律執行令
[一部改定2008.7.29 大統領令第20947号]
2.加盟事業取引の公正化に関する法律執行令<法名変更>
[一部改定2008.1.31 大統領令第20594号]
3.加盟事業取引の公正化に関する法律執行令
[一部改定2004.3.22大統領令第18331号]
4.加盟事業取引の公正化に関する法律執行令
[一部改定2003.6.13大統領令第18000号]
5.加盟事業取引の公正化に関する法律執行令
[制定2002.11.6大統領令第17773号]

昨年の改定法律の主旨は、フランチャイズ・ビジネスにおいてのチェーン本部
と加盟店との情報の不完全性によるトラブルの発生による紛争は年々複雑化し
ている中、相対的に不利な加盟店側を保護するものである。たとえば、韓国フ
ランチャイズ・ビジネスにおける2007年度の紛争調整の総件数は266件であっ
た、その紛争事件の内訳をみると、「加盟契約解約および加盟金返還の請求」
が全体の51.9%を占める38件で一番多く、「不当な解約および更新の撤回」が
13.1%で35件、「契約履行請求」が10.2%で27件であった。それ以外にも、不当
利得の返還(16件)、営業地域保障(14件)、その他(24件)であった。

しかし、このような紛争事件を担当していたのはチェーン本部協会の傘下に設
置されている「加盟事業取引紛争調整協会」であり、その実効性が問題化され
今後は改訂された「独占規制および公正取引に関する法律」に従い、「韓国公
正取引調整院」に移管して現制度の運営上の問題点を改善補完する見通しであ
る。

2008年度の改定法律の趣旨は、情報公開登録制、加盟金および加盟契約の更新
要求等を導入するなど、積極的に加盟店側の保護に重点をおいたことである。
その目的は、すべてのチェーン本部の経営状況を公開することを義務化したこ
とにある。かつての法律でも情報公開書の提供項目はあったものの、義務項目
ではなかったため役に立たなかった。今回の改定法律では既存の情報公開書よ
りも多くの項目を増やして、明確に表記して公開する強制的な制度に変わった。

チェーン本部は情報公開書を公正取引委員会に登録しなければ、一切の加盟店
募集が出来なくなるのである。改定法律では違反し情報登録を行わずに加盟店
募集すると、2年以下の懲役ないしは5,000万ウォン以下の罰金が科せられる。
また、登録された情報公開書とチェーン本部が提供する情報公開書が異なる場
合、つまり、虚偽または誇張した情報を提供した場合は、5年以下の懲役ない
しは1億5,000万ウォンの罰金が科せられる。そして、チェーン本部は加盟金を
金融機関へ預けておくか別の加盟店事業被害補償保険に加入しなければならな
い。

改定された情報公開の主な項目を見てみると、
1.チェーン本部の一般的な現況項目:
最近の3ヵ年の貸借対照表および損益計算書、本部役員の事業経歴
2.チェーン本部の加盟事業現況項目:
加盟店の年間平均売上高と算定基準と加盟店への被害補償保険などの締結内訳
項目
3.チェーン本部と役員の法律違反事実項目:
公正取引委員会からの是正処置、民事訴訟および民事上の和解、刑の言渡し
4.加盟店の負担項目:営業開始以前から加盟金の範囲および営業中の負担、
契約終了後の負担
5.営業活動に関する条件および制限項目:営業地域の保護
6.加盟事業の営業開始に関する詳細な手続きと所与期間項目:
相談・協議過程から加盟店の営業開始までの必要な手続き
7.教育・訓練に関する説明項目:教育・訓練の主要内容および時間、費用など

ところが、2008年9月末まで公正取引委員会に情報公開書を登録したチェーン
本部は実際登録したチェーン本部数は800余り程度に過ぎなかった。韓国チェ
ーン本部数は、2007年度(推定)2,460社、2009年度(推定)3,000社を超えるとい
われていることから、全体の3割以下の登録にしかすぎなかった。その後、11
月末までに約1,100社のチェーン本部が登録を完了し、1,275ブランド(2008年
12月末)が登録終了した。そのうち第1次で502ブランドが公開されたものの、
推定チェーン本部数の半分以下に過ぎない。

このように、フランチャイズ・ビジネスにおいての情報公開書の重要性を認識
して着実に準備しているチェーン本部もある一方、多くのチェーン本部は情報
公開書の作成および登録手続きについての改定法律を把握していないまま右往
左往しているのが実態である。 第1次で情報を公開したチェーン本部の情報
の実態を検証する方法がないことからその信憑性も問われる問題も生じている。

また、曖昧な情報公開項目は、むしろ加盟希望者を迷わせる問題も指摘されつ
つある。公正取引委員会では2008年5月23日にチェーン本部の情報公開書作成
の標準様式を告示しているが、チェーン本部ごとの情報公開の調整を実施しな
かったことや、法律的な知識が低いチェーン本部がある等の、問題点が問われ
ている。一部のチェーン本部では加盟希望者への情報公開書を提供していない
ケースも未だに多く、改定法律に対する認識はまだまだ低いのが実態である。

一方、チェーン本部側は昨年の法律の改定から強制的な規制強化により、フラ
ンチャイズ市場が停滞すると、業界全体で猛反対してきた。しかし、今後の韓
国フランチャイズ・ビジネスの安定・成長のために乗り越えるべき課題であろ
う。フランチャイズチェーン本部の情報公開書は公加盟事業取引ホームページ
(http://franchise.ftc.go.kr)で2008年11月19日から閲覧できるようになって
いる。

筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、
米日韓におけるフランチャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指して
いる。
その他、日本では「飲食店経営」執筆した。韓国では「外食経営」等に執筆し
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
学業の傍ら、韓国外食企業の研究や交流もしている。韓国進出を計画なさる方
は是非ご相談ください。
筆者連絡先 mihwalee@hotmail.com

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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 東急ホテルズ料理コンテスト グランプリ料理とワインのマリアージュ 発売

東急ホテルズ(本社:東京都渋谷区)では、平成21年1月16日~平成21年3月31
日まで、「第8回東急ホテルズ料理コンテスト」最優秀グランプリ作品をご賞
味いただける「グランプリ料理とワインのマリアージュ」を全国の東急ホテル
ズにて販売します。

販売する料理は、最優秀グランプリ作品に選出された「パン粉を香ばしく焼き
上げた、若鶏モモ肉のマスタード風味、季節のグレッグ野菜添え」(セルリア
ンタワー東急ホテル 安保光治 作)と各ホテルのオリジナル出品作品。お料
理に合わせてセレクションされたワインと共にご賞味いただけます。厳しい審
査を勝ち抜いた若き料理人の渾身の作を、ぜひお楽しみください。

このコンテストは、若き料理人の育成・調理技術向上および、全国の東急ホテ
ルズの「味の向上」を図り、継続的に魅力ある商品開発の推進のために毎年開
催されております。第8回となる今回はテーマ食材を「鶏肉」とし、平成20年
10月6日に東京ベイホテル東急にて本選を実施。味・独創性・調理技術・食材
の生かし方等を基準とし、東急ホテルズ 水落 総料理長をはじめ、各ホテルの
料理長、および外部審査員とで厳正なる審査をいたしました。

○詳細・お問い合わせ先HP:
http://www.tokyuhotels.co.jp/ja/topics/139/index.html

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ ドイツからフランス その9

ドイツでたっぷりとビールを堪能し、今度はワインを飲みたくなした。そこで
早朝フランクフルトから空路パリに入りました。到着後、バスで市内に行き日
本料理店が立ち並ぶ一角の口悦(Koetsu)でランチです。

久しぶりに和食で皆さんホットしていました。こじんまりしたお店ですが、付
だし、刺身、天麩羅、鯖の焼き魚、香の物、デザート、お茶を楽しみました。
パリは日本料理ブームで、和食からラーメン店まで軒を連ねています。

日本人街の日本料理店リスト
http://www.asahi-net.or.jp/~qy4k-nrt/paris/ramen/nihonnjinngai.htm
推奨日本食レストランリスト
http://www.cecj.fr/liste_arr.html
ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/apolospeed/11336316.html
社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会
http://www.otoa.com/support/city_detail.php?area=I&country_name=
FR&city_name=PAR&kdde=d13
市内検索
http://www.annuaire-parisien.com/6732,ef-r/koetsu.html

今回のパリでの旅程には料理学校フェランディー校の見学があります。その縁
で、今パリ市で人気のレストランをご紹介いただき、食事を楽しみました。

店名:「Ze Kitchen Gallaie」

Accueil

有名なシェフ、ギ・サヴォワ氏の2番目の店舗です。2008年3月のミシュランで
一つ星を獲得したばかりの人気店です。ガラス越しに厨房がのぞけ、シェフた
ちがヌーベルフレンチの料理を作る姿が見えます。

店舗もガラス張りのお洒落なお店で、ニューヨークのソホーにあるようなお店
で、フランス3星レストランのような重厚さはありません。店内はこじんまり
としており、アクセントとして壁に幾つかの絵が掲げられています。客席数は
8人の円卓が3テーブル、2人用が9テーブルの、50席弱です。厨房内には6名の
シェフが働いています。通常のフレンチ重装備の厨房と異なりあっさりとした
装備です。通常フレンチの厨房にはソースを作るイーブンヒートトップレンジ
がでんと構えているのですが、その備えはなく、小型の電磁調理器を使ってい
ます。

料理とワインはシェフにお任せしました。
ワインはChateau Mourgues Du Gres 2007年の Les Galets Rougesです。

料理
前菜 蟹肉と白身のお刺身に、赤カブの薄切りとソースをかけ
その後、2皿のあっさりとした料理が続き
メインは鴨のロースト
デザートはアイスクリーム
です。

料理のポーションは少なく、あっさりとした味付けです。脂っこくなく、味付
けは中華料理やベトナム料理で使う香菜を多用しており、中華料理、ベトナム
料理、タイ料理、日本料理のフュージョン料理といった趣です。特に色とりど
りの野菜を使っています。厨房見学の際に日本人のシェフがいたので聞いたら
日本人経営の八百屋から珍しい野菜を仕入れているといっておりました。
(続く)

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