weekly Food104 Magazine 2008年9月3日号

メルマガバックナンバー

● フードシステムソリューション2008のご案内
● 新店オープン情報
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 米穀情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック
● 王利彰の米国外食情報

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● フードシステムソリューション2008のご案内———————-■□

王の講演のご案内です。
夏休みが終わったら、大学の授業とセミナーが目白押しです。
まず、9月20日のセミナーをご案内いたします。

タイトルは「フードシステムソリューション2008」です。
http://www.f-sys.info/f-sys/page10.html

私のセミナーは9月20日13時30分からです。
題名は「米国の食品スーパーのレストラン化
店内飲食に力をいれるスーパー 外食に大きな影響」
で、画像を交えながらわかりやすく講演します。

HPから申し込むとショーの入場券と講演料は無料となります。
ご参加をお待ちしております。

■フードシステムソリューション2008■
み ど こ ろ 情 報

□食を支える最新設備・技術・情報が満載
給食・フードサービスの調理の現場に関わるシステム・技術・資材・サービス
が集結する秋開催の展示会「フードシステムソリューション2008」が、9月18
日(木)~20日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。
4回目を迎える今回は、「食を支える、叡智が集う」をテーマに開催される。

展示構成は、「学校給食」「病院・福祉給食」「フードサービス」の3分野と
なっており、各分野の最先端の技術・情報が発信されるビジネス交流の場とし
て、多くの来場が見込まれている。いっぽう展示内容は、食の安心・安全への
関心が一層高まる中、衛生管理や品質管理にまつわる厨房設備、資材、機器等
の情報が充実することとなった。

今回の出展企業は、119社を数えており大手厨房設備メーカー、エネルギー供
給会社が出揃ったのに加え、環境計測器や業務用食器を取り扱うメーカーの新
規出展も相次いでいる。また、業務コスト削減に目を向けた在庫管理ソフトや
食品の劣化防止剤など、まさに食にまつわる最先端の技術が集結している。

分野ごとの特徴を見てみると、学校給食分野では、下処理・洗浄・炊飯・加熱
調理において作業環境を改善させる高性能な厨房機器が展示され、作業過程を
体験できる展示が各所で行われる。

また、病院・福祉分野では、アレルギー対応食品や介護食などの機能性食品の
試食・展示の他、再加熱カート、スチームコンベクションオーブンなど、施設
内でもできたての味が楽しめる最先端の調理機器が展示される。

いっぽうフードサービス分野では、保温調理器や保温容器、業務用磁器食器と
いった機能性の高い調理器具や容器・包装類の他、鮮度や品質、利便性に優れ
たキット惣菜などが多数展示され、実践的な内容になっている。

□五感を満たす「特別展示」「ソリューションセミナー」が充実
最新の情報ステージとして注目を集める主催者企画展示が今年も多彩に展開さ
れる。

まず、学校給食の特別展示では、オール電化で500食の学校給食単独調理場を
モデルとした現場を再現する。展示機器は、最新の厨房設備・調理器具が中心
となっており、作業動線を分かりやすく体感できることが特徴だ。また、今回
のモデル調理場にはガイドによる各機器の説明がおこなわれ、衛生管理の徹底
作業効率の向上に役立てていきたいとの考えだ。ソリューションセミナーでは
「食育」「食中毒」をはじめ、現場で起きている問題を中心としたテーマが目
白押しだ。

また、病院・福祉の特別展示では、浜松大学の金谷節子准教授による「嚥下食
ピラミッド」を使用した調理実演、試食が行われる。また、ソリューションセ
ミナーにおいても嚥下食と食品についての講演がなされることとなっており、
より現場に密着した情報発信が展開される。

フードサービスでは、昨年好評だった「キット惣菜」に加え、それらを用いた
「食事バランスガイド」お弁当メニューも新たに提案する。見た目と栄養、調理
の容易さにこだわった内容は、現場の関心を呼ぶものと思われる。また、ソリ
ューションセミナーでは、「商品開発」「売り場戦略」など、販売に直結する
テーマが中心である。

□ふるさと食品全国フェア同時開催でさらなる来場効果
今回も、全国の地域産品が一堂に集結する展示会「第24回ふるさと食品全国
フェア」が同時開催されることとなった。(相互無料入場)全国各地から、そ
の土地の特性を生かした伝統食品や、斬新な新製品をPRする企業・団体が136
社集結することとなった。

また、同展では、「関東地域食品オーディション in Tokyo」や「発芽玄米加
工食品コンテスト表彰式」といったステージイベントの他、フードジャーナリ
スト・エッセイスト 向笠千恵子氏、ならびに食文化研究所所長・西武文理大
学客員教授 永山久夫氏 によるセミナーも予定されており、多彩な情報発信
を通じ、食に関わる方にとって関心の高い企画となっている。

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● 新店オープン情報 ———————————————-■□

■ 東京純豆腐 田端店 オープン

韓国豆腐鍋「スンドゥブ」の専門店、東京純豆腐(とうきょうすんどぅぶ)が
7/30、アトレヴィ田端店3Fにオープンしました

スンドゥブとは、韓国で生まれ、家庭料理として愛されていた豆腐チゲ。
旨み調味料の「タテギ」が入ったスープに、肉・野菜・魚介、 出来たての豆
腐とアサリをグツグツ煮込み、最後に生卵を落とした 栄養満点のお鍋です。

○メニュー一例
ランチセット ご飯・ナムル3種・デザート付き
豚スンドゥブセット      900円
牛スンドゥブセット      950円
味噌バタースンドゥブセット  950円
明太子スンドゥブセット   1,100円
牛すじスンドゥブセット   1,100円
チーズスンドゥブセット   1,100円
海鮮スンドゥブセット    1,200円

ディナーサイドメニュー
キムチ盛り合わせ      800円
韓国珍味3種盛り       650円
チャンジャ豆腐       500円
東京純豆腐サラダ      700円
じゃがチーチヂミ      800円
海鮮チヂミ        1,000円
豚キムトッポギ       800円

○店舗データ
住所:東京都北区東田端1-17-2-アトレヴィ田端3F
アクセス:山手線 田端駅 徒歩1分
京浜東北線 田端駅 徒歩1分
TEL:03-3823-9191
営業日・営業時間:ランチ 11:00~17:00
ディナー 17:00~23:00(LO22:00)
定休日:不定休

○URL: http://www.tokyo-sundubu.net/top.html

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● 日本外食ニュース ———————————————-■□

■ 外食・中食価格改定、客足・売上高確保へ奔走 値上げ組、マック、特売使
い客数増 2008/08/27 日経MJ(流通新聞)

http://209.85.175.104/search?q=cache:z0BcpZshzM4J:www.abc-japan.or.jp/
supportnet/support/report/innovation/18/pdf/05.pdf+%E5%A4%96%E9%A3%9F%
E3%83%BB%E4%B8%AD%E9%A3%9F%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E6%94%B9%E5%AE%9A&hl=ja&
ct=clnk&cd=2&gl=jp

http://209.85.175.104/search?q=cache:CdzDEzWQXZ0J:www.kansai.meti.go.jp
/7kikaku/syocyorenkei/houkokusyo/syokubunka_2syou.pdf+%E5%A4%96%E9%A3%
9F%E3%83%BB%E4%B8%AD%E9%A3%9F%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E6%94%B9%E5%AE%9A&hl=
ja&ct=clnk&cd=3&gl=jp

原料高、消費低迷と複雑な経営環境の中、外食・中食企業の価格対応が分かれ
ている。

■ 不振なのは 高価格型ファミレス、低価格型コーヒー店―富士経済が市場規
模調査 2008/08/27 日経MJ(流通新聞)
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press00.html

ファミリーレストランは高価格タイプほど不振で、コーヒーショップは低価格
タイプほど伸び悩み。調査会社の富士経済(東京・中央)が2007年のファミレ
スなどの外食の市場規模を調べた。

■ R&Kフードサービス森のビアガーデン店長重田英一氏(フーズWho)
2008/08/27 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=8179&NewsItemID
=20080827NRS0091&type=2

ロイヤルホールディングス傘下のアールアンドケー(R&K)フードサービスが
運営する「森のビアガーデン」(東京・港)が6、7月と前年の売上高を二ケタ
上回るペースで推移している。店長2年目を迎えた重田英一氏(38)は接客改
善などの取り組みが奏功したと自負する。

■ スペイン・イタリア料理、マルシェ、洋風居酒屋、市街地に出店
2008/08/27 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=7524&NewsItemID
=20080827NRS0092&type=2
http://www.marche.co.jp/Search/dp_shop.php?TAR=10764

マルシェはスペインとイタリアの料理を組み合わせた洋風居酒屋業態を開発、
このほど大阪市内に一号店をオープンした。店名は「炭焼きバールSOLVIVA
(ソルビバ)天満橋店」。

■ 明治製菓・ポッカ、初の共同開発品、ミルクココア来月発売
2008/08/27 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2202&NewsItemID=
20080827NRS0093&type=2

明治製菓は1月に資本提携したポッカコーポレーションとの共同開発の第一弾
として、ココア飲料を9月1日に発売すると発表した。

■ ロッテリア、朝メニューの2種切り替え
2008/08/27 日経MJ(流通新聞)
http://lotteria.jp/newlotteria/menu/morning.html

ロッテリアは朝メニューを見直し、9月5日に二種類の新商品を投入する。

■ モスフード、全国3地域別に“ご当地”バーガー
2008/08/27 日経MJ(流通新聞)
http://www.mos.co.jp/company/

モスフードサービスは9月12日から10月中旬まで期間限定で、全国を三つの地
域に分けて異なる商品を販売する。

■ スターバックスコーヒー足立紀生氏 「ウエルネス・セレクション」(着眼
着想) 2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2712&NewsItemID
=20080829NRS0015&type=2
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/04/post_5475.html

スターバックスコーヒージャパンが販売しているフードメニュー「ウエルネス
・セレクション」が好調。フードメニューの開発を担当するフードビジネス部
の足立紀生部長(41)。

■ 柿安本店、若手の成果給率引き下げ、客の評価反映、意欲向上狙う
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/investor/topics.html

柿安本店は社員の給与・研修制度を見直す。基本給と成果給で決まる給与のう
ち、今秋をめどに職階の低い社員ほど基本給の比率を上げ、成果給分を減らす。

■ プロント、おつまみ菓子開発、カルビー・グリコと連携
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2206&NewsItemID
=20080829NRS0113&type=2

プロントコーポレーション(東京・港)は菓子メーカーのカルビー、江崎グリ
コとメニュー開発で連携する。スナック菓子を利用したおつまみメニューを二
種類用意する。9月1日から「プロント」のバータイムで提供、お酒と手軽に楽
しめるようにセットメニューもそろえる。

■ インタビュー(7)全国農業協同組合中央会常務理事冨士重夫氏(追跡食料
高騰)終 2008/08/29 日経MJ(流通新聞)

サイトトップページ


http://209.85.175.104/search?q=cache:9Ibgc8VT6sEJ:www.maff.go.jp/j/
council/seisaku/syokuryo/0711/pdf/ref_data1.pdf+%E5%85%A8%E5%9B%BD%E8%
BE%B2%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E
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99%E9%AB%98%E9%A8%B0&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp

「全体的に生産にかかるコストが2~3割上昇している。国際的なトウモロコ
シや原油価格の高騰で、2年前から配合飼料価格が1.5倍、ハウス栽培の暖房や
農業用機械の燃料費が2倍以上になっている。また、肥料原料の窒素、リン酸、
カリウムの価格も2~3倍に急騰している」

■ 松屋が牛めし値上げ、ロイヤルホストはピザ類、原料高転嫁相次ぐ
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/20080827/ef39954246663c1f9576
f92b68cbf3d3.html?fr=RSS
http://www.royal-holdings.co.jp/ir/index.html

食材価格の高騰を背景に外食各社が相次いで値上げする。松屋フーズ、ロイヤ
ルホスト等。

■ キッコーマン、植物性ヨーグルト参入、拡大市場で収益確保
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2801&NewsItemID
=20080829NRS0116&type=2

キッコーマンは九月末、ヨーグルト風デザート「優 黒ごま」を発売する。
しょうゆ製造で培った大豆素材や発酵の技術を活用して新製品を開発。

■ 山崎製パン、米粉食パン全国展開、微粒子使用、発酵しやすく
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.yamazakipan.co.jp/company/news/20080826.html

山崎製パンは9月1日、国産の米粉を使用した食パンを発売する。

■ タリーズ、希少豆の調達強化、コスタリカの農協と組む
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=197918&lindID=5

タリーズコーヒージャパン(東京・新宿)はコーヒー豆の生産地との連携を強
化する。まずは中米のコスタリカにある農協と組み、9月5日に第一弾の商品を
発売。

■ キンレイ、長野産食材使用、冷凍うどん発売
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.kinrei.com/f/index.html

冷凍めん製造のキンレイ(大阪市)は長野県産の豚肉と味噌(みそ)を使った
冷凍具材付き調理うどん「信州風味噌煮込みうどん」を9月1日に発売する。

■ ビアガーデン、来場者141万人、札幌、好天候が寄与
2008/08/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.welcome.city.sapporo.jp/feature/beer_index.html

札幌市がまとめた今年の大通公園ビアガーデンのビール消費量は54万リットル
と昨年より17%増え、過去2番目を記録した。

■ 新物イクラ、供給細り高騰 国産、秋サケが値上がり、輸入、ロシアに買い
負け 2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.suisan.jp/kakou/001983.html

北海道の釧路など道東で八月下旬に漁が解禁された新物の秋サケ(シロザケ)
から生産するイクラの価格が高騰している。

■ 開発物語 長野県小布施町、調理用リンゴ「ブラムリー」(食材最前鮮)
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://pie.at.webry.info/200711/article_4.html
http://www.town.obuse.nagano.jp/

江戸時代に葛飾北斎が度々訪れ、貴重な肉筆画を残した地として知られる長野
県小布施町。県で最も面積が小さいこの町が、生産拡大に取り組んでいるのが
イギリス生まれの調理用リンゴ「ブラムリー」だ。

■ 小麦貯蔵の施設増強、北海道のJA、増産へ備え
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

北海道内の小麦産地で、農業協同組合(JA)が小麦の乾燥貯蔵施設を増設する
動きが相次いでいる。従来品種よりも品質が良く、単位収量が1~2割多い新品
種「きたほなみ」の作付けが今秋始まることに対応する。

■ 九州産直クラブの配送軽油、バイオ燃料に転換
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

自然食品の個人宅配を手掛ける九州産直クラブ(福岡市、中村肇社長)は9月
から、宅配用トラックの燃料を軽油から、廃食油などをもとにしたバイオディ
ーゼル燃料に切り替える。

■ 「うまかぁ~」だし醤油発売、宮崎のヤマエ食品、九州北部向け濃い味に
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

しょうゆ製造販売のヤマエ食品工業(宮崎県都城市、江夏喜一郎社長)は、魚
の煮付けなどの調味料となる、だし入りしょうゆを九州北部を中心に9月に発
売する。

■ キンメダイ卸値、前年比12%下落
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

キンメダイの卸値が安い。東京・築地市場の八月第三週の平均卸値(中値)は
1キロ1,103円で、前年同期に比べて12%下落している。

■ ドーナッツプラント、3年後店舗数4倍に―生産ライン増設、拡大路線へ
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.doughnutplant.jp/

米国のドーナツ専門店「ドーナッツプラント」を運営するビッグイーツ(東京
・港、後藤順社長)は国内での出店を加速する。

■ ワンダーテーブル、ピザ専門店参入、千葉・柏に1号店、郊外展開狙う
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://job.nikkei.co.jp/2009/contents/news/inews/nt21auto029/
NIRKDB20080901NRS0133.html
http://www.wondertable.com/app/corporate/news_history

しゃぶしゃぶ店や洋風レストランを運営するワンダーテーブルは十月にピザ専
門店を出店する。店名は「ピッツエリア ヴェント」で、一号店を柏高島屋ス
テーションモール(千葉県柏市)内に出す。

■ レインズの居酒屋「土間土間」、女性向けメニュー拡充
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.reins.co.jp/news/index.html

レインズインターナショナルは居酒屋業態の「土間土間」で、女性に人気のカ
フェや洋風レストランのメニューを強化する。

■ スノーラ・ジャパン(スノーラ)(フード新潮流競争力を磨く)
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000000853.html

カリフォルニア州ビバリーヒルズにある「sno:la(スノーラ)」の国内一号
店が京都市中京区にオープンした。 国内で運営するのはスノーラ・ジャパン
(東京・台東、森岡和彦社長)。

■ 野菜、国産回帰進む――長期的な視点どこまで?(ふーど記)
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

農林水産省が食品メーカーと外食企業を対象に野菜の取り扱いに関する調査結
果をまとめた。

■ キリン、アルコール7%の第3のビール発売
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

キリンビールは10月22日、アルコール分を7%と高くした第三のビール「ストロ
ングセブン」を発売する。

■ カゴメとベネッセ、ケチャップ共同販促、「しまじろう」POPに活用
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

カゴメはベネッセコーポレーションと組み、ケチャップなどで共同販促すると
発表した。ベネッセの人気キャラクター「しまじろう」を店頭販促(POP)物
などに活用する。

■ 日系ブラジル移民100周年、記念コーヒー豆、ドトール発売
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.doutor.co.jp/

ドトールコーヒーは日系ブラジル移民百周年を記念したコーヒー豆を限定販売
する。

■ ラガービール、缶でも販売、サッポロ、コンビニ限定
2008/09/01 日経MJ(流通新聞)

サッポロビールは10日、瓶でのみ販売している「ラガービール」の缶商品を発
売する。販路はコンビニエスストアに絞る。

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● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発― カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情

■ ベガスの日常食品事情

アメリカの食料自給率の高さと日本の低さとがよくニュースなどでも比較され
る昨今ですね。経済学者でもジャーナリストでもない、日常生活者の私の感覚
から観察していても、こちらのスーパーの品数の豊富さと安さ、また一家族の
食料備蓄率は世界一じゃないかなと思います。だいたいどこの家庭にも大きな
冷蔵庫が一台と地下やガレージには冷凍庫がもう一台あるのが普通です。どう
も冷凍庫が一杯になっていないと皆、落ち着かない様子です。肉などは安いと
きに大量に買って冷凍しておくし、シリアルなどの乾物類も食料棚一杯に買い
こんでいます。これは食料のみならず、トイレットペーパーやキッチンペーパ
ー、シャンプー、ミネラルウォーター、清涼飲料、などにも及びます。ラスベ
ガス郊外でもコストコやサムズクラブと言った会員制の量販店の駐車場は混ん
でいます。

ここで私たち夫婦も日米大決戦になってしまうんですが、なんでも大量に買わ
ないと損した気分になる我が夫と、そんなに買っても無駄にしてしまうから、
ちょっとにしておこうよと呟く私。確かに夫の言うこと一理ありますよ。確か
に大量に買ったほうが一個の単価あたりは安くなるんですからね。しかし問題
は私たち二人でそんなに買っても食べ切れるか、賞味期限が切れるだろうし、
切れなくても飽きてしまうんじゃないのかなぁという疑問が残ります。でもそ
ういう風に親や世間からの経済観念が刷り込まれているんだから仕方ありませ
ん。ちょっとずつ懐石風に美味しいものをと食べたい私と、好きなものを大量
に食べないと気が済まない彼とは12年一緒にいてもまだまだ溝はあります。縁
側でほのぼのとお茶を一緒に啜れる日はいつくるやら。

でもそんなうちの夫を含めるアメリカ人も1990年頃から健康志向、トレンディ
ーな食ということで、緑茶やお寿司を食べるようにはなりました。高級志向の
為かガソリン価格と同様うなぎ上りなのがコーヒー豆の値段。その反動か最近
ベガスでも閉店するスターバックスが出てきています。景気が悪いので、ちょ
っと節約ムードの中、やっぱりスターバックスは高すぎるよねと囁く人が出て
きたんですね。スターバックスの代わりに進出してきたのが、ダンキンドーナ
ッツです。今までベガスにはなかったのですが、最近うちの近くに2軒ほど開
店しました。手軽なお値段でコーヒーやアイスコーヒー、カフェラテや甘いも
のもあるのであまり一杯のコーヒーにお金がかけられない、主婦や退職組の憩
いの場になりつつあります。

スターバックスのサンドイッチやケーキ類は目の玉が飛び出すくらい高くて、
量もわずかなのです。会社の近くのスターバックスでランチにカプチーノのグ
ランデ頼んで、サンドイッチを買ったら10ドルになってしまいます。そこで、
夫のランチは最近はTrader’s Joe(トレーダーズジョー)のグルメ・サラダで
す。グルメと言ってもどれも2.99ドルから3.99ドルなんです。でもとっても美
味しくて、アメリカ人の男性でも軽いランチなら十分満足出来る量です。種類
も10種類以上。人気のシーザーズサラダ、豆や、コーンの入ったサウスウエス
トサラダ、中華風チキンサラダ、タイ風シュリンプサラダ、サラミが入ったイ
タリアンサラダ、ゴートチーズが効いてるギリシャ風サラダ、北欧からはスモ
ークサーモンサラダまであります。世界一周サラダの旅ができてしまうほどで
す。

レタスもとてもフレッシュでいつ見ても変色してませんから、商品開発、商品
管理がとても行き届いているようです。サラダとそれに付いてくるドレッシン
グがとてもマッチしていて美味しいです。特にスモークサーモンのサラダのド
レッシングはディルの入ったクリーミーなもので、この店に行くとばったりい
つも日本人に会うことを見ると、日本人好みの品揃えなのかもしれません。べ
ガスには日本人1,000人ほどしか住んでないそうですから、ここで日本人に会
える確立は高くて、これから行くのが益々楽しみです。お寿司もありますが、
こちらはもうちょっと商品開発が必要なようです。

トレーダーズジョーはアメリカのスーパーにしてはこじんまりとした店構えで
どちらかと言えばコンビニと言った感じです。今まで2週間に一回買い物をし
て、大量買い貯めしてきたアメリカ人の食形態の変化がこの店の繁盛からして
伺えます。3日に一度くらいトレジョーに顔を出して、大きなカートに沢山買
い物せずに、バスケットに当分食べられるだけ買う人が増えてきています。食
の幅が広がってきたので、すこしずつアメリカ人もいろいろな食材を買って試
しているようです。

トレジョーは試食コーナーがあってコーヒーやその他新しい食品を試せるし、
ワインの試飲もできます。各国のビールや日本酒もあって、ワインもお手ごろ
なものから高級品まであります。餃子やインドのカレーやナンなどのエスニッ
クの冷凍食品も豊富で、独り者や退職者でそんなに量はもう食べれない、でも
いろんな物を試してみたい人にはうってつけのお店です。オーガニックで有名
なホールフーズより値段は半分くらいですが、オーガニック食材やエスニック
食品、各国のワイン、お菓子、や季節の花やフルーツが豊富なので、安い割に
は高級感が感じられます。お店が狭くて見やすいのも利点です。

今まではファストフードなど、アメリカで流行ってきたものが、日本やアジア
に進出して来ましたが、911以降、逆流したようで、アジアから米国へ食の流
れが始まっています。日本政府もこれから観光立国そして、日本の食材をアメ
リカを中心に海外へ販売するという指針を打ち出しているようなので、もっと
日本の食材が、日系スーパーだけでなくアメリカの普通のスーパーでも手軽に
買えるようになると助かります。海外で25,000軒の日本食レストランがあるそ
うですが、そのうち約9,000軒はアメリカだそうですから、益々アメリカ人は
日本食に慣れてテリヤキソースやソーイソースだけじゃなくて、これからはす
し酢やブルドックソース、パン粉、海苔、お茶なんかも冷蔵庫に保存されてい
くのかもしれません。

海外に出てきて、ほんと日本の乾物類って保存がいいし、水で戻すだけで手軽
に健康で味がいい、地味な優れものだなぁと、つくずく思い知らされています。
乾物バンザイ! 軽いから、運送代が安く済む乾物をもっと海外に売り込みま
しょう。アメリカ版「料理の鉄人」のアイアンシェフという番組でも随分アメ
リカのシェフ達が、昆布や椎茸など日本の食材を使って宣伝してくれているの
で、そのテレビの効果がこれから出てくることでしょう。この先10年が楽しみ
です。
http://www.traderjoes.com/

(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

■ 韓国外食マーケット その23 最終回
立教大学経営学研究科博士課程後期専攻 李美花(イミハ)

立教大学ビジネスデザイン研究科で執筆した修士論文(調査研究)。執筆は3年
前から取り組み、発表したのは2年ほど前ですので、古いデーターになること
を御了承ください。また、本文はテキスト表示ですので、表関係も掲載できな
かったり、表示がうまくいかない場合がありますし、出典や引用の明記も欠け
てしまうことをご了承ください。

○インタビューまとめ&考察

表 37 多国籍外食企業のインタビューのまとめ

○LOTTERIA
Product Price 一定のプロセスによる韓国人の味に合う製品の開発
Price 低価格設定、キャンペーンなどイベント、メンバーシップカード
Promotion テレビコマーシャル(地元ブランドアピール、韓国人の懐かしさ
を刺激)
Place 大型中心で、市内繁華街、住宅

○PEPPER LUNCH
Product 韓国式のメニュー開発
Price ファミリーレストランより低価格設定
Promotion インターネット、割引クーポン、チラシなどの配布を中心
Place 繁華街

○OUTBACK STEAKHOUSE
Product  韓国式メニュー開発、徹底的な食材のクオリティ管理、手作り
Price 低価格設定、携帯会社との割引
Promotion 地域密着、無料朝食、社会貢献・チャリティや地域運動会を支援
Place 小型店舗出店戦略、大学街や住宅街など中心

○TONY ROMA’S
Product  高品質管理、定番メニューのバーベーキュリブ
Price 高価格政策
Promotion 自社のブランドを統合したファミリーガード、文化マーケティング
Place 専門店イメージのため、店舗数にはこだわらない

○T.G.I.F.
Product  高品質料理 メニューのバラエティー
Price 高価格政策
Promotion Culinary 大会開催など、顧客イベント、
同業種との公共マーケティング
Place デリバリサービス、ケータリングサービス

○FAMILY MART
Product  3,000種類余りの商品、PB(PRODUCT BRAND)ブランド
Price 地域の市場にあわせた価格を設定
Promotion 携帯会社との提携による商品代15%割引
Place 地域密着、韓国人が住む所なら何処でも出店

○MINI STOP
Product  30種類余りのファストフードのPB商品、
店内での飲食が可能のEat-in-corner
Price 価格割引イベント
Promotion 文化イベントに参加、社会貢献
Place 漏出度が高い立地に出店

○KRISPY KREME
Product ドーナツが柔らかく、既存のドーナツとは食感と味の違う。
バラエティーなドリンク類の数
Price 高価格設定
Promotion 無料で配るサンプリングのドーナツ、Preview Party、
口コミマーケティング
Place 繁華街中心のデパート出店。

○UCC COFFEE
Product  高品質
Price 日本並みの価格設定
Promotion 映画の試写会協賛
Place 大型スーパーチャンネル

○PRONTO
Product ランチタイムにはパスタ類、
ディナーには生ビール・ワインなどメニューのシフト
Price 手ごろな価格
Promotion 特に無し
Place 繁華街

○PIETRO
Product 高品質
Price 高価格設定
Promotion マスコミの取材、パブリシティ
Place 繁華街

出所:筆者作成

○まとめ
結論
世界トップの企業でも、独自性の強い韓国市場では必ずしも成功をするとは言
い切れない。飲食業が外食産業化した大きな要因は、客サイドからは品質、サ
ービス、清潔さ(店舗の内装などの設計も含む)、経営サイドからは人物金の管
理と言う6つである。

自国で外食産業として成功したからといって、他国に進出してそのままで成功
するわけではない。例えば品質であるが、牛丼の世界で吉野家は第一位である
が韓国進出では失敗してしまった。日本では吉野家は和風ファストフードとし
て、ハンバーガーやフライドチキンなどとの競合であり、そのメリットは低価
格と提供時間の短縮である。しかし、韓国の食文化は時間短縮をそこまで求め
ているわけではないし、米飯の場合、より豪華な食事を求める。

例えば、ビビンパという丼によそったご飯にナムル(味付け野菜)やユッケ(生
の味付け牛肉)などを乗せたものがある。日本では丼だけで提供するが、本来
韓国では数多くのおかずを自分でご飯の上に載せ、コチュジャンで味付けてか
き回せて作る。勿論最初から丼におかずを載せているお店もあるが、その場合
でも数皿のおかずがついてくる。そんな習慣がある韓国において吉野家の牛丼
は見るからに貧弱で、カウンター席という味気のない客席が、さらに貧しさを
感じさせてしまったことが大きな失敗の原因である。

日本のコーヒー業界最大手のUCCカフェラの失敗の原因は、日本のスタイルを
そのまま韓国市場で採用したが、それを認知させるほどのマーケティング戦略
が十分でなかったことが原因である。日本式の接客を韓国で生かそうと試みた
が、従業員教育の難しさ、韓国内での日本式の接客への抵抗感などが障害とな
り、日本企業の良さを出せなかったのだ。

サービスも同様だ。韓国人は気が短くいくら人気のある店であっても待つこと
はしない。アウトバックステーキハウスはその韓国人の気の短さに対応するた
めに米国にないウエイティング・フードと言うサービスを考案せざるをえなか
った。このように料理の嗜好、国民の性格まで十分に把握し具体的な対策を立
てることが重要なのである。

日本から進出したイタリアンチェーンのピエトロだが、美味しい味と優れた運
営オペレーションシステムを持っていたにもかかわらず、韓国文化を理解しよ
うとしないことが引き金となり、従業員とのトラブルや不動産制度と規制に関
する認識不足を発生させ、失敗に終わったと言われている。サービスを伴う外
食産業で重要なのは良い人の確保と教育なのだ。

自国で成功しているからといって、同じ品質やサービス、店舗内外装、マネー
ジメント手法をもちいて他国で成功するわけではない。それぞれの国の習慣、
価値観、客の嗜好、考え方、を分析し、品質、サービス、清潔さ(店舗の内装
などの設計も含む)、人物金の管理などを見直す必要があるのだ。

では、韓国で成功した例を見てみよう。
まず、ファストフード業態のロッテリアの成功要因は、韓国ファストフード業
界にいち早く参入したこと、業界最多店舗数確保に成功、韓国的なメニュー開
発と味に成功した、等である。また、愛国心の強い韓国人に韓国ブランドとし
て高く支持されていることも成功の大きな要因である。

ぺッパーランチは参入初期には、メニューをはじめ、店舗レイアウト、オペレ
ーションのすべてを日本ペッパーランチからそのままの方式で採用したため、
最初は苦戦した。試行錯誤の結果、韓国人の食生活や習慣に適するようにアレ
ンジしたメニューとオペレーションに切り替え、現在は順調に売上を伸ばし安
定な経営軌道に乗っている。食文化が違う海外への出店に当たって重要なこと
は、如何に現地の状況に合わせてアレンジするかが成功・失敗という二つの道
への鍵となるのであろう。

ファミリーレストラン業態の事例では、アウトバックの成功要因はきめ細かな
サービスと地域密着マーケティング、店長(店主)への権限の委任と責任の委任、
厳しい原価管理による営業利益の極大化、高い利益(Cash Flow)を新規店舗開
設へ投入すること、インセンティブによる従業員のモチベーションの向上、セ
ントラルキッチンを設けないで各店舗ですべての調理を行うなどの手作り感の
訴求、という他社との差別化が大きな成功要因である。

次に、トニーローマの成功要因は、顧客ターゲット層をセグメント化し、照明
をやや暗く落ち着いた雰囲気を演出することなど、既存のファミリーレストラ
ンとの差別化である。

いち早く韓国のファミリーレストラン業界に参入したT.G.I.Fは、業界トップ
企業として業界を引率してきた。成功要因は、先進米国の接客サービスを導入
し、独特なサービス、きめ細かなサービスである。例えば、顧客より料理やサ
ービスに対するクレームが発生した際、食事代を無料にするという一種のGUA
RANTEEサービスなどである。このようなサービスが品質管理を通じて他社との
差別化を図り、成功に結びついたと言える。

コンビニエンス・ストアー業界の事例では、まず、ファミリーマートが挙げら
れる。日本では売上第一位のセブンイレブンが韓国のロッテ財閥と提携して展
開したが、直営店展開にこだわり停滞しているなかで、ファミリーマートは加
盟店中心の出店戦略でいち早く業界最多の店舗数を達成することができた。具
体的な戦略として韓国人が住む所なら何処でも出店すると言う地域密着型マー
ケティングで、賃貸料が高い一等地ではなく賃貸料の負担が低い二等地への出
店を展開することで成功を収めたのだ。

また、21世紀型のコンビニとも言われる新しいスタイルのCombo storeのミニ
ストップは、従来韓国には存在していなかったコンセプトで成功を収めている。
店内飲食ができるようEat in cornerを設け競合店に対し差別化し、利益率が
高いファストフードの商品の構成比率を他店の8%に対し15%まで向上させ、高
い収益率を実現させた。

コーヒーショップの事例としては、米国のドーナツチェーンのクリスピー・ク
リームである。既に韓国に進出し、ドーナツ業界において独占的な存在である
ダンキンドーナツ(現在327店舗)と比べ、まだ店舗数は極めて少ないが、揚げ
たての熱々ドーナツの味とカフェのようにゆったりとした空間で、消費者に高
い支持を得ている。クリスピー・クリームはダンキンドーナツの弱みであるグ
ルメ・コーヒー・メニューを売り物として提供し、ダンキンドーナツを脅かし
ている。

現在日本では、韓国ドラマ「冬のソナタ」を契機として、韓日間の文化交流や
韓日合同ワールドカップ開催など、親韓ムードが高まり両国の関係改善が進ん
でいる。一方、韓国では、日本文化の全面的な開放に伴って若年層を中心に日
本式のレストランや居酒屋が人気を集めるようになり、日本外食企業の韓国市
場への参入基盤が出来上がったといえる。にもかかわらず、米国系の外食企業
の積極的な韓国進出と比較すると、日本からの外食企業の参入は余りにも少な
いのが実態である。

本研究では、韓国の外食市場の概況と業態別の詳細戦略を分析するとともに、
多国籍外食企業を対象にインタビュー調査を実施した。具体的なインタビュー
内容は、マーケティング戦略の一つツールであるマーケティングミックス(4P
s)を用い、価格・製品・立地・広告戦略の面で、進出した企業の成功・失敗
要因を明確に分析した。このように多国籍外食企業の韓国への進出における成
功・失敗要因を明確にすることができたことは、韓国外食産業にとって役に立
つだけでなく、これから韓国外食市場に参入しようとする日本外食企業にとっ
ても参考になるだろう。

従来の日本では米国外食産業を詳細に研究した例は多いが、韓国外食産業を詳
細に研究した例が少なかった。それが、韓国に進出した日本企業の多くが失敗
に追い込まれた原因である。本研究はこれから韓国に進出を計画している日本
外食企業にとって多少でもお役に立てるものであれば幸いである。

○調査研究の経済的価値
今回の調査研究が外食産業での実務経験の少ない筆者の独善的な解釈に終わっ
てしまう危険があり、この調査研究がどのように有効なのかを把握する必要が
ある。そこで、調査研究と平行し、日本の大手外食企業が韓国への進出をする
場合、日本外食企業としてどのような調査項目が必要かのヒヤリングを行い、
実際にそれらの項目の調査を行い、プレゼンテーションを2回にわたって実施
し、日本外食企業のニーズを学んだ。

(参考データ1(調査項目のリスト)
外食産業への支援と言う意味では業界専門誌が必要となる。日本では、月刊食
堂、飲食店経営、日経レストラン、近代食堂、などの業界専門誌がある。韓国
では月刊食堂、外食経営と言う雑誌が発行されている。それらの業界紙でどの
ような内容を取り上げているかは、韓日の外食動向を知る上で大変重要である。

そこで筆者は日本では飲食店関連の雑誌を発行している企業に依頼し、関連雑
誌での韓国外食企業の紹介記事を執筆開始した。同時に、韓国のある外食産業
業界紙の依頼により日本の業界紙と友好関係を結べるよう当該雑誌に依頼した。
その結果、韓国と日本の両国の飲食店関連の記事をベースに双方の外食事情の
紹介をするようになった。両国の専門誌においての外食分野の記事を連載する
ことにより、両国外食企業のニーズの違いを把握することが出来た。
(参考データ2 韓国外食企業経営者へのインタビュー/ソウルで繁盛店を作る
条件)

執筆の傍ら、両雑誌の編集長が韓国と日本を訪問し、現地の外食経営者とのイ
ンタビューをする際、そのコーディネートと通訳を担当し両国経営者の考えを
聞く機会を持つことができた。そしてその内容を記事として掲載した。また、
韓国業界誌が実施した韓国外食企業の日本外食チェーン見学ツアーでも同様に
コーディネートと通訳を担当し、東京から大阪までの外食店舗視察を同行する
ことによって韓国外食企業のニーズを把握することができた。これらの活動に
より、韓国外食企業に対するコンサルティング活動のニーズが大変高いことが
実感できたので、今後、どのくらいのマーケットサイズがあるのかの調査を実
施する予定である。

○今後の課題
現在、韓国に進出を考えている日本企業向けのコンサルティング会社としては
OGMコンサルティング、日本LCA、ミュー・スプーン・コリアの3社ほどであるが
それらはまだコンサルティング業務をスタートしたばかりであり、韓国語と外
食産業の両方に熟知したコンサルタントが少ないと言う問題を抱えている。し
かし、日本から韓国に進出する外食企業やチェーン化を考えている韓国外食企
業にとって今後必要不可欠な業務になると思われる。今後はこの調査研究を元
にどのようなコンサルティング活動が可能か、また、その市場規模はどのくら
いかを調べるという課題が残されている。

もう一つの課題が、フランチャイズシステムである。日米両国の外食産業の成
長過程を研究してみると、フランチャイズシステムを取り入れている企業の貢
献度が高いことがわかった。多国籍外食企業が他国にフランチャイズシステム
を取り入れた形態で進出する場合いには、それぞれの国における、国の規制、
法律(商法、民法、独占禁止法、など)、雇用形態(終身雇用か、流動的な雇用
形態か)などが大きな影響を与える。今回はフランチャイズシステムについて
の韓米日の比較をする時間的な余裕がなく触れていないが、今後韓国の外食産
業の拡大につれて、フランチャイズシステムの状況を把握する必要が出てくる
と予測され、筆者は今後の研究課題として、立教大学経営大学院博士課程後期
に進学し、韓米日のフランチャイズシステムを研究する予定である。

長い連載、ご愛読ありがとうございました。博士課程での研究の傍ら、日本と
韓国で相互に進出を希望する企業へのコンサルティングに従事するので、韓国
外食企業の調査、提携、フランチャイズ展開、などを考えていらっしゃる企業
があったら是非ご相談ください。
(終わり)

筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、米日韓におけるフランチ
ャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指している。
その他、日本では「飲食店経営」執筆中、韓国では「外食経営」等に執筆し、
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
○筆者連絡先 jane0423@hanmail.net

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● 米穀情報報 —————————————————■□
※この情報は、米穀データバンクのご協力により、「米穀市況速報」(日報)
から、一部記事を要約したものを掲載させていただいています。(月1掲載)
記事・図表の無断転載・引用を禁止します。

■ 集中豪雨で収穫遅れの懸念も(岩手・宮城)

ひとめぼれを主力銘柄とする岩手、宮城両県内では、前月末の低温、日照不足
の影響は回避したが、断続的に続いている集中豪雨による収穫遅れが指摘され
る。

9月1日段階の聞き取りでは、「先月末の低温では特にひとめぼれへの影響が心
配されたものの、出穂期が過ぎていたこともありほぼ回避出来たとの感触。た
だ、このところ1日置きにまとまった降雨があり、地域によっては収穫時期に
遅れが出る可能性も」(岩手県内JA)。

「当地区管内では低温は回復傾向にあるものの、強い雨が続き生育への影響が
やや懸念される。昨年は早い地区で19日前後に検査が実施されたが、今年は1
~2日の遅れも」(宮城県内JA)との状況。
(2008年9月2日)

■ 耐暑性持つコメに注目(量販店)

関西量販店の米担当バイヤーの課題は、20年産通年銘柄米の仕入先卸選定と
店割りの雛形作り。「北陸、近畿の新米販売と併行して、毎日のように新規を
含め商談スケジュールが入っている」(有力A量販店)という。

納入卸の動きでは、8月下旬段階では、単品アイテム納入での新規参入以外は
大きな変動は聞かれない。しかし取材の過程では、長崎にこまるに代表される
耐暑性に優れた品種への興味が強く感じられた。

同バイヤーも「ここ数年の西日本産地の栽培経過からは、地球温暖化の影響が
色濃く反映されている。将来の米調達を考えた場合には、暑さに強い品種を視
野に入れる必要がある」として、20年産米では仕入先卸にサンプル提出を要望
するという。

こうした動きは西日本地区に新店計画を持つ量販店ほど熱心で、「地元米を品
揃えするのは新店成功の必須事項で、中国以西の店舗を対象に今年から4~5年
先を睨んだ米仕入を考えていく。目玉は各産地で開発が進む耐暑性を持つコメ」
とのこと。
(2008年9月1日)

■ 新規契約の打診が例年の倍(外食)

9月~10月の本入札(納入卸の選択)を前に各外食チェーンへ、米卸(産地JA
含む)による20年産米提案が活況だ。

特に今年は米が脚光を浴びる影響からか、「例年ならせいぜい5~6社の新規契
約打診が、22日までに12社と倍増している。現在も商談希望の連絡が入る状況
で、担当は対応に苦慮している」(A和食チェーン)との声が聞かれる。

提案を受けた銘柄は「庄内ひとめぼれ、青森まっしぐら、福島コシヒカリ、長
野コシヒカリ、島根コシヒカリ他といったところで、いずれも炊飯特性データ
とサンプル持参で熱心に売り込んでくる」という。なかでもはえぬきは、産地
1JA、2米卸から打診があるとのことで、「昨年に続いての提案で、熱心な姿勢
が目立つ」とのこと。

白飯、炊き込みご飯、おにぎり等で単品銘柄を使用する同チェーンでは、「精
米施設、年間安定供給力等を考慮、9月中旬までに既存先を含め第一次の絞り
込みを行う」としている。
(2008年8月28日)

■ 注目される輸入小麦10月売渡改定の上げ幅

米消費追い風の要因にもなっている輸入小麦の政府売渡価格改定が注目されて
いる。

4月と10月の年2回、直近の8カ月間の買付価格の平均値等を踏まえて決定する
仕組み。単純計算なら10月期は2割程度引き上げられるところだが、改定続き
のため上げ幅圧縮の可能性も。

白須農水事務次官は定例会見において、「今年10月期は、昨年の12月から今年
7月までの買付平均等を踏まえて決定することになっているが、現時点で引き
上げ幅は決定していない」としたほか、2段階方式が検討されているという一
部報道に対して、「年2回というルールで、10月期の改定幅を小さくして、来
年4月までの間にもう1回改定することは考えていない」と説明している。
(2008年8月27日)

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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 2008“ボージョレー・ヌーヴォー”予約販売開始

株式会社JALUXは、2008年11月20日(木)蔵出解禁となる新酒ワイン「ボージ
ョレー・ヌーヴォー(赤)」及び「マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー(白)」の
予約販売を、2008年8月より開始いたしました。今年も高品質のヌーヴォーを
最高のコンディションで皆様にお届けするため、JAL CARGO便でフランスより
空輸いたします。

Pierre Ferraud(ピエール・フェロー)社について
JALUXは、ボージョレー・ヌーヴォーを、1985年以来23年に亘り取引を行って
いるフランスのPierre Ferraud(ピエール・フェロー)社より輸入しています。
ピエール・フェロー社は、創業1882年、125年の歴史を誇る、ボージョレーの
ワインをパリに広めたパイオニア的存在としても有名です。現在においても、
創業当時のポリシーを受け継ぎ、家族を中心とした独立経営を行い、大量生産
をせず、高品質なワインを造り出しています。

ピエ-ル・フェロ-社 ヌーヴォーについて
「ボージョレー・ヌ-ヴォ-」は、ブルゴーニュ地方ボージョレー地区の土壌
と、その地で豊かに実るブドウ「ガメイ種」の個性を最大限に生かしながらワ
インを完成させることをモットーとしています。年による品質のむらが少なく
また信頼のおける造り手として高く評価され、フランス国内をはじめ、世界約
40カ国でも親しまれるに至っています。

JALUXは、ボージョレー・ヌーヴォー、ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴ
ォーの2種類をご用意しています。

また、昨年より展開した、同ピエール・フェロー社製のブルゴーニュ有数の白
ワイン産地マコネ地区「シャルドネ種」から造られる新酒「マコン・ヴィラー
ジュ・ヌーヴォー」もご用意いたしました。とてもフレッシュ感に溢れ、フル
ーティでみずみずしい味わいです。

今年の11月20日(木)蔵出し解禁は、ピエール・フェロー社の「赤(ボ-ジョ
レー)」と「白(マコン)」のヌーヴォーをぜひお楽しみください。

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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ 瀋陽 その1

大連の次は瀋陽に行ってまいりました。大連、瀋陽、丹東、などの都市がある
省を遼寧省と言い、瀋陽が首都になります。戦前、日本が満州として統治して
いたときは奉天という名前で、現在の瀋陽駅が昔の奉天駅で、レンガ造りの建
物が残っています。

地図を見ていたら、直ぐ近所だったので大連から直接行こうかと思いましたが
飛行機で45分、汽車で4時間、バスで6時間もかかります。どうも400kmほど離
れているようです。直接行くのをあきらめて、一度日本に戻り再度瀋陽に向か
いました。成田からですと直行便3時間で到着します。

瀋陽を上空から眺めたら、緑が多いのが印象的でした。その大きな理由は町に
流れている大きな川のようです。日本の河川は洪水対策で河川改修が行われ、
殆どの川が直線になっていますが、瀋陽の河川は大蛇のように蛇行しているの
です。そのため水利が良いのか、樹木が茂っているし、田畑も緑が一杯です。
北京の砂漠のような光景から比べると天国です。清時代の皇帝が何故、瀋陽か
ら北京に都を移動したのか良くわかりませんね。

瀋陽の空港は近い韓国にも便が多い国際空港です。規模は大連よりちょっと大
きい程度です。でも便利なのは大連同様空港から町の中心街までタクシーで20
分でいけることです。運賃は50元ほどです。

何故、瀋陽に行ったかと言うと、餃子を食べたくなったからです。2年前に卒
業した大学院生の教え子と瀋陽の食生活を話したことがあります。彼女が日本
に来て驚いた食生活は、餃子定食だと言うのです。なぜかというと、餃子を良
く食べる瀋陽では、餃子は主食なのです。餃子と言っても水餃子、蒸し餃子な
ど、色々な餃子を食べるのですが、餃子の皮自体が小麦粉で主食となり、餃子
を食べるときには御飯は食べないのです。ですから、餃子定食と言うのは中国
人にとって、炒飯をおかずに白い御飯を食べるようなものなのだそうです。

餃子と言うと日本の焼き餃子一種類しかないかと思ったら、数え切れないほど
の種類があると言います。日本の焼き餃子はありません。夜に水餃子や蒸し餃
子で食べた後、残った餃子を翌日の朝食で温めるために焼いたものが焼き餃子
で、中国人にとって焼き餃子は残り物と言うイメージであまりありがたくない
食事なのです。日本で焼き餃子が誕生したのは、当時奉天と言った瀋陽に駐在
した満州鉄道の人たちが、朝に焼きなおす餃子からヒントを得て作り出し、敗
戦後、帰国した人たちが日本各地で焼き餃子を普及させたと言われています。
今回はその餃子の本場瀋陽の餃子を食べようと誘われたのです。

1)大連漁港
到着直後は餃子を食べるのだと気合を入れて、現地の案内人にお願いしたら、
餃子は家庭食で、接待で食べるものではないですよと笑われました。それに、
せっかく案内するのに家庭食の餃子を食べるのは案内人にとっても、メリット
がないと文句を言われ、それなら美味しい、中華料理を食べようと言うことに
なりました。美味しいものには目のない私ですから、餃子よりも本格的な中華
料理に目が移ったのです。

瀋陽は大連などの沿岸部より400kmも離れていますから、魚介類のレストラン
はなく、皆、肉料理を食べているのだろうと現地の案内人に言ったら、そんな
ことはありませんよと、魚介類の美味しいお店を紹介してもらいました。その
「大連漁港」は商業接待や家族宴会等に使われている店です。個室のテーブル
は最大20人ぐらい座れます。

同じ省にある400KMほど離れた大連は港町なので、大連から仕入れているのか
と思ったら、大連は魚の捕りすぎと海洋汚染により海鮮物の産量が減り、価
格も上がっているそうです。このお店の魚は種類が豊富ですが、ほとんど広
東、浙江、海南から仕入れされているようです。

1階は広いテーブル席で壁際にはオープンキッチンが点在しており、台湾風、
日本風の調理場もあり、日本風の刺身も人気があるようです。料理の注文方
法は大連と同様で、水槽に行き魚介類を目で確かめ、調理法を伝えるのです。
今回注文した料理は海老の酒蒸し、蒸した渡り蟹、豆苗のガーリック炒めと私
の大好きな蒸し魚料理にしました。

サービスは日本ほどではありませんが従業員達は親切で気分が良いですね。
トイレの各便器にテレビもついているのは驚きました。きっと豪華さを出すた
めでしょうね。

味付けはさっぱりしていましたが、その中でも豆苗のガーリックいための味付
けが美味しかったですね。ただし、魚を空輸しているためか料金は大連よりも
2割ほど高めです。

店名:大連漁港
住所:瀋陽市平和区太原北町5-16号
電話:024-23406588
費用:一人400元くらい
HP :http://food.poco.cn/commendDetail-htx-id-667060.shtml]

2)瀋陽故宮と餃子
昼にはやはり町の名所を見なければいけないと、瀋陽故宮を訪問しました。清
時代の最初の故宮で、この後、北京に移動したわけです。北京の故宮は天安門
から入る巨大な建造物で、訪問する人を圧倒する規模で、中国全盛期の国力を
表すものでしょう。でも、北京の故宮は規模は大きいのですが、ここで皇帝が
暮らしていたかと思うと、皇帝がかわいそうになるくらい、緑の少ない味気の
ない建造物です。それに比べ瀋陽の故宮は規模が小さいのですが、人が生活し
た匂いが残っており、豊富な樹木とあいまって、ほっとする建造物です。皆さ
んも是非、北京と瀋陽の故宮を比較することをお勧めします。瀋陽の故宮を眺
めていると、なんとなく、日光東照宮に似ていることに気がつきます。東照宮
が真似をしたのでしょうね。

しばらく見学した後、お腹が減ったのでランチを近くの餃子屋で取ることにし
ました。1829年開業、170年以上の歴史がある老舗が近所にありました。本当
は日本にもお店を出している老辺餃子館に行こうと思ったのですが、現地の案
内人がうっかり間違って、他のお店の辺家伝人餃子城になってしまいました。
色々な餃子を食べたいのでコースを頼みました、蒸篭を二つと鍋でした。餃子
の具は8種類を選んで出されます。餃子の皮は蕎麦粉と黒もちなど普段家庭で
は滅多に使わない材料です。とても歴史のあって、有名人などが来る店ですが
癖のある味ではなく、あっさりと胃袋に収まりました。

ランチの終わり頃には客も少なくなり、隣の大テーブルに従業員が集まってき
ました。従業員食事を取るのかと思ったら、まな板を出してきて、餃子を皆で
作り始めました。本当の手作り餃子のお店ですね。従業員は皆地方から来てい
るようで、素朴な容姿とサービス振りが良い、ローカルの面白いお店です。

店名:瀋陽市 辺家伝人餃子城
住所:瀋陽市皇姑区昆山西路89号
電話:024--86879836
費用;一人60元ほど
HP: http://china666.china.mainone.com/contact.htm

故宮HP:
http://www.51766.com/img/sygg/
http://baike.baidu.com/view/13906.htm
http://news.xinhuanet.com/ziliao/2004-07/02/content_1564249.htm

3)瀋陽市について

瀋陽市の詳しい説明はウイキペディアをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%8B%E9%99%BD

政府HP
http://www.shenyang.gov.cn/web/resource/hlzd-rw/hlzd-zw-sy.htm

観光情報
http://www.tripadvisor.jp/Tourism-g297454-Shenyang_Liaoning-Vacations.html
http://www.asianettour.co.jp/sightseeing/asia/china/liaoning/shenyang/
index.htm

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● 王利彰の米国外食情報

■ ポパイ社は新しいイメージを開発 8月25日と9月2日合併号NRN

ニューオリンズで1972年に創業したケイジャンスタイル(ピリ辛)のフライド
チキンチェーンのポパイPopeyeの親会社のAFC Enterprises社は現在、米国他
25カ国に1,901店舗を運営しています。同社は、創業場所のニューオリンズの
あるルイジアナ州にちなんで、ルイジアナキッチンというキャンペーンを開始
します。

ルイジアナ州のニューオリンズは元フランス領で、フランス料理と黒人の料理
が融合したケイジャン料理やクレオール料理が誕生した。ちょっとピリ辛の料
理は米国人に郷愁を誘うようです。その料理のイメージを取り入れて他社と差
別化を図ろうとしているわけです。

■ バーガーキングは小型のワッパージュニアのテスト販売を開始

バーガーキング社はちょっと小型のワッパージュニアを1ドルで販売するテス
トを開始しました。

肉は従来のワッパージュニアが2.2オンス(65g)に対して2オンス(約60g、
マクドナルドのレギュラーハンバーガーは45g)に減量したパティを使用しま
す。これは同社の牛肉の購入コストが前年対比11%上昇したことへの対応です。

競合のマクドナルド社は切り札の1ドルで販売するダブルチーズバーガーのチ
ーズを2枚から1枚で販売することを検討しています。

■ レストランの労働者の死亡などの労働災害が減少

2007年のレストラン従業員の業務中の死亡事故は前年に対して14%減少の125
名でした。死亡事故の大きな原因は、暴漢に襲われたり、暴行を受けたため
で、その結果2006年は105名、2007年は95名が死亡しています。

全産業を見ると昨年に対して死亡は13%増加しており、610名の従業員が職場
で殺害されています。

レストランにおける2番目の死亡原因は、車で移動中の事故で2006年が20名、
2007年が16名が亡くなっています。

その他では、8名が落下や転倒で死亡、4名が危険な薬品への接触や、環境でな
くなっています。2006年は落下や転倒で10名、危険な薬品への接触や環境で8
名が亡くなっています。

合計で米国人労働者の5,488名が業務上で亡くなっています。この数値は過去
40年間で最も低いものです。全産業で、死亡率が高いのは建設業、運送業、製
造業でした。

■ ミセス・フィールド(Mrs. Fields)は会社更生法Ch. 11を申請しました

多額の負債を抱えていたミセス・フィールドは景気不振に伴う客数の減少によ
り会社更生法を申請しました。

ショッピングセンターのフードコートで人気のクッキーを販売するミセス・
フィールド社は景気不振下で客数が減少し、会社更生法の申請をせざるをえま
せんでした。

同社は米国で1,268店舗のほか21カ国で展開していますが、その中心はショッ
ピングセンターのフードコートです。

■ コネチカット州の検察局は農務省に給食大手のアラマーク社の不正リベー
トの調査を命じました

アラマーク社(Aramark)は今年の初頭にニューヘブンの公立校の契約を失い
ました。これは2名の従業員の所属する労働組合が主張している、アラマーク
社が2004年から2005年にかけて、食材供給業者などからリベートを1.3ミリオ
ンドル受け取っていたという論争によるものです。

■ ウエンディーズ社は99セントのダブルバーガーを販売

売上不振の続く、ウエンディーズ社は競合に対抗するべく、99セントのダブル
バーガーを販売します。

■ バスキンロビンス社(31アイスクリーム)は高級業態に参入

バスキンロビンス社はCafe 31という高級業態を開発します。新業態において
は店内でパティシェが手作りのデザートを提供します。

■ ジャンバジュースJambaは第2四半期の損失の後の対策を発表

89.2ミリオンドルの損失を第2四半期に出した、ジャンバジュース社は経営陣
を刷新し、より多くの不振店の閉店と、従業員の解雇、直営店のフランチャイ
ズ化、ドリンクの既製品の販売店舗の増大、を実施します。

■ 和風ステーキハウスのベニハナは原材料費の高騰により減益

ベニハナは原材料費の高騰により第1四半期の利益は前年よりも48%減少となり
ました。しかし、同社は年頭に立てた利益予想は達成できるとしています。

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