年甲斐もなく、推し活をやっています。島根県在住のシンガーソングライターの浜田真理子さん。独特の世界観を持って彼女らしい歌を披露してくれます。その彼女が全国ツアーで大分、長崎にやってきました。この連休は、追っかけで東へ西への旅になりました。
長崎に出かけても観光らしきことはせず。ミュージックバーで歌を聴くという、もったいない旅なのです。さすがに、それではと思い。ツアー2日目の島原から長崎へ向かう途中は、雲仙を通ることにしました。
明治期に外国人向けのリゾートとして開かれた温泉地。木造で趣のあるホテルが残っています。また雲仙ゴルフ場は六甲山に次いで歴史があるそうです。同行者が大阪からでしたので、硫黄成分で真っ白な温泉を楽しみました。
山を越えると、小浜温泉。105℃という熱水が吹き出す温泉地です。105メートルの足湯があったり、堤防の外に海に向けて貸し切り湯があったりします。もうすぐジャカランダが満開を迎えます。この小浜温泉が面しているのが橘湾。実はこの湾はカルデラで、海底13キロにはマグマだまりがあり、雲仙普賢岳に供給されているのだそう。その際から吹き出す熱水が温泉地を支えているのです。
この南に向いた湾は、外洋からの海水と、有明海からの沿岸水が混ざり合い、様々な魚種に富む豊かな海域になっています。
昨年「じてんしゃ飯」の回で紹介した、巻き網漁で揚ったイワシは、いりこやちり緬じゃことして出荷されています。
長崎向きの途中にある自然食品店で、天洋丸の「じてんしゃ飯の素」と前回購入できなかった「ニボサンバル」を購入しました。
長崎県に限らず、地方の一次産業には働き手が少なく。技能実習生として、アジア諸国から若者が入ってきています。天洋丸にもインドネシアからの技能実習生がおり、漁撈だけでなく、商品開発にチャレンジしようということで、インドネシアの辛味調味料サンバルを、橘湾のカタクチイワシで作ったのだそうです。唐辛子も地元で採れたものにして、辛さ控えめに仕上げているとか。御飯のお供にしましょうかね。
「ニボサンバル」