6月24日のニュースで佐賀県が沸きました。
アサヒビールが福岡市博多区にある博多工場を佐賀県鳥栖市に移転すると発表しました。操業開始を2026年としています。
アサヒの博多工場は1921年操業開始と歴史のある工場でしたが、国内工場の再編に併せて拡張性のある場所を選定するとして廃止の発表が行われていました。当然、九州内の自治体等が名乗りを上げていましたが、敷地の整備が進んでいること、鳥栖ジャンクションを含め、交通の要所である鳥栖市が選定されました。
また、立地となる場所は、筑後川の流域に当たり豊富な地下水が得られることも条件に適うものでした。また筑後、佐賀平野では、ビールの原料となる大麦の栽培も盛んですから、これ以上の条件はないかもしれません。
筑後川の流域には、大分県日田市のサッポロビール、朝倉市のキリンビールと大手ビール工場が並び立つということになります。
サントリーは、阿蘇の伏流水が豊富な熊本県御船町に工場を構えています。
ビール工場といえば、ビールの試飲と、併設したレストランでの食事が目玉になっています。これはどこの工場も備えています。
アサヒビールの博多工場も、JR鹿児島本線の竹下駅の目の前で、ビールと焼肉、ジンギスカンと大勢の宴会需要を引受けてきました。アサヒのレストランは、今後も博多工場のレストランは残していくということです。
鳥栖市の新しい工場にも、同様の施設を併設する計画だということです。近いところでは、キリンビール甘木工場が人気ですから、し烈な戦いになるかもしれません。
それにしても、目の前の駅が『肥前旭駅』って、ちょっと出来すぎの様な気もしますけどね。
プレスリリース