きのこの里の土俵うどん

食の宝庫九州から

ちょっと出かけた先で昼ご飯を食べようとなると、福岡の場合は「うどん」になります。

僕の場合は書いた方が良いかもしれません、若い人は「ラーメン」を選びそうです。

うどん店にいくとうどんだけでなく、丼や「かしわ飯」という定番のセットを選んで腹いっぱいのコースにしてしまいます。

それ以上に多いのは、家では油がこもるので登場する機会の少ない、揚げ物、天ぷらを気にせず食べられるということもありそうです。衣や天タネを準備して、最後は揚げ油の処理にも悩むより、お店でサクッと食べられるのが良いのです。

水郷で有名な柳川で雛祭りの下げもんを見に出かけた帰り道に立ち寄ったのが大木町の「土俵うどん」

大木町は、久留米市と柳川市、大川市の間、田んぼの真ん中にある小さな町です。最大の名産品は「きのこ」。家具の町大川市で出る、おがくずを利用した菌床栽培で、ぶなしめじ、えのき、エリンギ、まいたけ、しいたけ、マッシュルームなど多品種のきのこを栽培しています。

そんな大木町の田んぼの真ん中をつらぬく県道沿いにあるのが「土俵うどん」

なんといっても「きのこうどん」がおすすめです。

大き目のぶなしめじの天ぷらが5本、エノキをぱりぱりに揚げた天ぷらが、極太の釜揚げ麺の上に乗っています。出汁は昆布、鰹節が効いてすっきりしています、九州の醤油なので甘目です。しめじ天のシャキシャキの歯ごたえがたまりません。

SNSに挙げると、鶏天は食べたかとか、ごぼう天だろうとかコメントが返ってきました。店名にちなんだ、関脇、大関、横綱うどんという具だくさんになるメニューもありますが、ここはシンプルな「きのこうどん」を押出して寄り切っておきます。

食べログ「土俵うどん」

https://tabelog.com/fukuoka/A4008/A400806/40010116/
上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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