ららぽーと福岡の入口、ガンダムで足止め(動くのは1時間に1回です)を食い、入って直ぐの八百屋で足止めを食い、目的の店にたどり着くのに時間が掛かりました。
訪ねたのは、「うなぎの寝床」という一風変わった店名の物販店。同名の株式会社うなぎの寝床は、福岡県八女市で地域文化商社というカテゴリーを作り、九州を中心とした、歴史やストーリーのある物産、民芸品、衣料品を集めて展示販売しています。
開店時は、久留米市にあるムーンスター(月星化成)が手掛ける、さまざまな靴やスニーカーを並べています。今では希少になったヴァルカナイズ製法を使ったスニーカーの紹介や、ゴムの素材から解説をしたりと製品になるまでのことを知って、使っていくなかで愛着を深めることが出来るようにしています。
ムーンスター スニーカーができるまで
地域文化商社うなぎの寝床
また、うなぎの寝床のキラーアイテムである「Monpe」は、久留米絣を使った伝統あるもんぺを現代風にアレンジし、素材は安価な中国産などを使わず、本物の久留米絣を使うというこだわりです。物販だけでなく、宿や本屋も展開し、八女市の旧市街地の活性化に貢献しているのです。そのうなぎの寝床が、ららぽーとに出店したというのもエポックなことです。
うなぎの寝床は食品の取扱いは少ないので、同じ八女市から出店しているお菓子屋さんの紹介をしておきます。
『鯛と餡』
八女市に本社を置く、隆勝堂は創業大正13年ですから、もうすぐ百年になる老舗菓子舗です。
八女の名産品である、お茶を使った「御茶饅」「茶霜露」や、卵黄餡に生クリームを加えて、ピーナツバターのサクサク生地で包んだ「蹴洞(けほぎ)」などの饅頭、焼き菓子が知られています。八女、筑後地区に複数店舗展開しています。
その隆勝堂が培ってきた、餡をしっかり味わって欲しいと、パリパリの薄い生地で包んだ鯛焼きを作りました。
丸い鯛には、黒あん、白あん、抹茶あん、カスタードを挟んでいます。
焼きたても美味しい、お持たせでも、少しトースターで炙ると美味しく食べてもらえそうです。
「鯛と餡 TAI TO AN」