鹿児島 インタビュー食べる通信懇談会 主催者 日髙 かおるさん

立教大学生インタビュー

初めに)
今回は桜島で有名な鹿児島に行ってきました。鹿児島は温暖な気候や山岳部や平野部の異なる土壌、標高など恵まれた条件の元で魅力的な作物が多く栽培されています。今回はそんな魅力あふれる鹿児島で有機農業などこだわりをもって鹿児島の美味しいを作っている農家さんや農家さんを支えてくださっているさまざまな職業の方にお話を聞きました。


 開催場所)
今回は天文館グルメ通りに位置するさつま酒飯店和総さんにお邪魔しました。お店がある天文館の大きな特徴は約2kmにもなるアーチ型のアーケードです。アーケードのおかげで桜島からの火山灰や夏の強い日差しを和らげてくれ多くの人々で賑わっていました。和総さんは鹿児島の食材とお酒をこよなく愛する気さくな鳥越慎一さんがやっているお店でここでしか味わえない地酒や料理の数々を振る舞っていただきました。
個人的には白ワインのような爽やかな焼酎「ぷう」が美味しかったです。

料理)
和総さんでいただいた料理の多くは鹿児島の特産品を使っています。飼料にこだわって育てられ香りや旨みがある鹿児島の地鶏。白豚より生産効率が落ちるため一時は絶滅の危機に瀕してしまいましたが現在では鹿児島の甘しょを食べて飼育しており、さっぱりとした味やしまりのある肉質で大変人気のある黒豚。などこだわりを挙げればキリがないどれも個性的で美味しい特産品を使った料理をいただきました。

*写真のお料理はかごんま食べる通信食事会でご提供いただいたものですので実際のメニューと異なります。
日髙さんへのインタビュー)
インタビューでは鹿児島の食文化への課題をお聞きしました。大きく分けて二つの課題があるとおっしゃっていました。1つ目の課題は鹿児島に住む人が自身の県の魅力に気づけていない点です。そのため、県内での消費量は少なく地元の食産業が衰退することを懸念していました。
2つ目の課題は担い手不足です。農業、漁業、畜産業ともに盛んな鹿児島ですが燃料の高騰、消費量の減少などの諸問題から収益を出すのが難しく後継者問題を抱えていると言います。
このような課題解決のために従来のような販売経路以外にもECサイトなどを通じて販売することで多角化することで安定した収益を確保することができるのではないかとおっしゃっていました。

インタビュー先)
かごんま食べる通信 編集長 日髙 かおる様

ご協力者様)
フードビジネス総合情報「food104」編集⻑ 石川  ふみこ様

インタビュアー)
立教大学 法学部 4年 村田 瑞樹

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