福岡市と北九州市の間は、双方の都市へのベッドタウンとしてJR鹿児島本線の駅ごとに街が拡がって来ました。
ここ十数年は福岡市よりの方が勢いがある感は否めません。
その加減でいうと真ん中より北のエリア、岡垣町付近は、駅から少し離れるとのんびりした田園風景が広がります。
また海の方へ向かうと、松林が続く絶好のドライブコースが延びています。
ご紹介したことがあると思いますが、森の中に結婚式場や、オーガニックビュッフェのレストラン、海沿いの温泉宿、コンテナボックスを改装した鮨屋などを展開するグラノ24Kの「葡萄の樹」などが人気を集めています。
そのエリアに地ビール工場がオープンしたので出かけてきました。
「福岡クラフトブリューイング」
福岡市大名で、テキーラとタコスの店を経営しているエルポラーチョは、数年前からクラフトビールを作っていましたが、さらに事業を拡大する新工場を建設しました。
岡垣町の郊外の峠道を登り始めたところに、ブルーに塗られた工場というよりカフェの佇まいの建物です。
1階正面カウンターの奥に、ビールを注ぐノズルが並び、工場出来立てのビールが飲めます。数が多くて悩みます、そんなとき用に飲み比べセットがあったりします。フードメニューもビールのおつまみになるものが揃っています。
ビールはホップの使い分けや、みかんのフレーバーがしっかりしたもの。苦味の強弱と好みのものを探す楽しみがありそうです。わかるまで飲んでしまうとひっくり返るかもしれません。
ペールエールや、IPA、Hazyと定番のクラフトビールを作るのはアメリカ人の醸造家。腕は確かだそうです。
こちらのビールは、通販でも扱いがあり。また飲食店などからオーダーを受けてオリジナルのビールを醸造しています。
シーズンが良くなると、デッキの椅子に座って飲むのも楽しそうですし、自宅で取り寄せてプシッと缶を開けても良さそうです。醸造タンクも5倍くらい増えているので、新作もどんどん生まれて来そうです。
この春から夏に向けてクラフトビールが話題になっていきそうな予感がします。