ラーメンは流派というか、ときどき系列や流行で系統が進化しています。
豚骨や醤油、味噌などのベースの味だけでなく、野菜ましましのものとか、家系と呼ばれるもの。
ここにきて豚骨ラーメンの中に泡系と呼ばれるものが出て来ました。
豚骨ラーメンは、その名の通り、豚の大腿骨など大きめの骨を何十時間も炊き続けて煮出しています。
もともと澄んだスープにするつもりが、うっかり煮出したらこってりした美味いスープになったというのが始まりです。
そのスープで元タレを入れた丼に注ぎます、そこでちょっと高いところから注ぐと丼の表面に泡が浮かびます。
骨を入れて何十時間も炊いているので、スープには豚の脂が入荷して白濁し、若干の粘りも出て来るところですから、かき混ぜてやると泡が立ち、油分で保持されるのです。それを飲んだ時に柔らかく感じるところが最大の魅力となります。
先日SNSで写真を上げると首都圏の豚骨ファンから、「良い泡だ」といいねが付きました。すでに豚骨業界ではメジャーな分野になっていくのかもしれません。
博多一幸舎
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