泡系豚骨ラーメン

食の宝庫九州から

ラーメンは流派というか、ときどき系列や流行で系統が進化しています。

豚骨や醤油、味噌などのベースの味だけでなく、野菜ましましのものとか、家系と呼ばれるもの。

ここにきて豚骨ラーメンの中に泡系と呼ばれるものが出て来ました。

豚骨ラーメンは、その名の通り、豚の大腿骨など大きめの骨を何十時間も炊き続けて煮出しています。

もともと澄んだスープにするつもりが、うっかり煮出したらこってりした美味いスープになったというのが始まりです。

そのスープで元タレを入れた丼に注ぎます、そこでちょっと高いところから注ぐと丼の表面に泡が浮かびます。

骨を入れて何十時間も炊いているので、スープには豚の脂が入荷して白濁し、若干の粘りも出て来るところですから、かき混ぜてやると泡が立ち、油分で保持されるのです。それを飲んだ時に柔らかく感じるところが最大の魅力となります。

先日SNSで写真を上げると首都圏の豚骨ファンから、「良い泡だ」といいねが付きました。すでに豚骨業界ではメジャーな分野になっていくのかもしれません。

博多一幸舎

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博多一双

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博多一世一代

https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40038522/
上田 和久

上田 和久

スタジオワーク合同会社 代表。熊本県生まれ。厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年1月コンサルタントとして独立。安全安心な食品を提供することに日々、注力する企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。 JHTCリードインストラクター

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