ちょっと物騒なタイトルですが、引き続き天草の話。
天草に他府県からいらしたお客様を案内していると、食品にピンク色が多いことに気づかれます。
ちゃんぽん麺のカマボコ、赤巻きという菓子、崎津集落の杉羊羹と、なにかとピンク色に染められています。
最近は少なくなった宴会料理(ごっつぉと呼びます)には、赤色と緑色に染められた寒天が必ず盛られています。
そして、今回のばくだんですが、魚のすり身を油で揚げた天ぷら、他所ではつけ揚げとかさつま揚げとか呼びます。
ばくだんは茹で卵を魚のすり身で巻いて揚げたものです。いわばスコッチエッグの天ぷら版。
これを2つか4つに切って盛り付けています。そしてゆで卵とすり身の間がピンク色なのです。
要はゆで卵を食紅で染めてからすり身を巻き、油で揚げているのです。
これがカラフルで楽しいのです。
最近はお取り寄せも出来るみたいですが、ぜひ天草に来て、旅館・料理屋でごっつぉを食べてください
原蒲鉾店
松下かまぼこ店