実に久しぶりの旅でした。8年ほど暮らした地域なのですが、この店は初入店でした。
巨大な屋久杉の看板には気づいていましたが、中まで入ることがありませんでした。
今回は旧友の紹介で訪問することになりました。
「愛の里」
焼き鳥屋と看板がありますが、岩盤浴や民宿もやっています、それぞれに屋久杉やヒノキをふんだんに使ったしつらえで、ここも機会があったら利用したいと思います。
さて焼き鳥、南薩鶏という銘柄鶏を炭火で焼きますが、100年からの古民家は煤と油でほどよく黒光りしている座敷に、これまた一枚板をくり抜いた卓に七輪を置いて焼くスタイルです。
盛りの良い鶏肉、砂ずり、鶏レバーをじっくり焼きます。知人と仲の良い店主が世話をしてくれるので、焼き過ぎを指摘されます。現在は鳥刺しは出していませんが、地域的には、それを好む客筋の多いところです。
というのも、都城市から志布志市に向かう途中の曽於市の山の中にあり、交通の便でいけば、沖縄より遠いかもしれません。
鹿児島空港から2時間強は掛かります。ふらりと立ち寄るという店ではありません。
子どもの頃から食べつけている地元の人はカンピロバクターに耐性があるのでしょうねえ、などと食中毒菌の話をしながら、僕自身はしっかり焼いて食べました。
ここは焼き鳥以外にも、鶏と椎茸の出汁が効いた十割蕎麦も美味しいです。麺はボソボソですが、出汁が抜群に美味い。醤油以外は、調味料は手作りという店主こだわりの出汁なのです。
夏場は、流しそうめんを楽しめます。それも一枚岩に溝を掘って流しています。これもやってみたいものです。
また時期を選んでいきたいなあと思っています。
動画が必見です。
愛の里
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