パンとスイーツの良いとこどり、手土産にもぴったりな八天堂の「くりーむパン」。皆さんも1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。広島県の三原市に本社を構える八天堂が、どのようにして全国的に有名になったのか、株式会社八天堂の取締役事業本部長 藤井康平さまにお話を伺いました。
昭和8年に和菓子屋としてスタートし、その後はパン屋として様々なパンを販売していた八天堂は、平成21年に手作りにこだわった「くりーむパン」を販売するスイーツパン専門店として東京に進出しました。すぐに品切れ、連日行列になるほど人気となった「くりーむパン」ですが、これは「パン×スイーツ×手土産」という商品が少ないブルーオーシャンだったこと、三原市にある小さな工場で作るため、大量に製造することが難しかったことで起こった偶然だったそうです。
そんな手作りにこだわった美味しいくりーむパンという「武器」を持つ八天堂ですが、商品にだけ目を向けている訳ではありません。社員やパートとして働いている「ひと」にも目を向けています。美味しい商品という「武器」を生み出すのは「ひと」。その「ひと」を育てていくことも、大切にしていることなのだそうです。
手土産としても喜ばれる、大人気となった八天堂の「くりーむパン」ですが、「また食べたい」「八天堂のものが食べたい」と思ってもらえるよう、日々進化をし続けています。
コンビニとのコラボ商品を発売したり、本社のある三原にカフェやパンの手作り体験、工場見学などができる「八天堂ビレッジ」を設置したりなど、ファンになってもらえるよう、動き続けています。
ただ商品を販売するだけでなく、こだわりの詰まった美味しい商品をどうお届けすることができるか。大切にしたい想いを明確に持っていることが、人気となったひとつの理由なのではないかと感じました。 【K】
「株式会社八天堂」
住所:広島県三原市宮浦3丁目31-7