weekly Food104 Magazine 2005年4月27日号

メルマガバックナンバー

● 立教大学セミナーのご案内
● 米国レストランNEWS
● 食ビジネスニュースリリース
● 須賀田三之介のFresh Infos from USA
● 王利彰のレストランチェック

*連休のために5月4日号はお休みします。

△▼△▼△▼△▼△▼△

■ 立教大学セミナーのご案内

今年は勉強会やセミナーを色々開催する予定です。
今回はメンバーのHACCPの加藤先生のご紹介による立教大学セミナーのご案内
です。

○立教大学無料公開講演会の開催について
主 催: ビジネスデザイン研究科(ホスピタリティデザイン研究会)
担 当 教 員: 亀川 雅人(ビジネスデザイン研究科・経済学部教授)
共 催: ビジネスクリエーター創出センター
日 時: 5月24日(火)18:30~20:00(受付開始:18:00)
会 場: 8号館 8101教室
演 題: 「アメリカにおけるホスピタリティビジネス」
趣 旨: 米国の厳しいホスピタリティビジネスの業界の中で全米84店舗を
展開するUSA紅花(株)のトップマネジメント善元氏にそのマネージメント
および経営哲学、海外進出の指針、幹部社員育成のアドバイス、レストラン
業界の将来、米国における日本食レストランの未来、ホスピタリティ・マイ
ンドなどについて語っていただく。
講 師: 善元孝裕(USA紅花(株)取締役エクゼクティブ副社長)
講 師 略 歴: 善元孝裕USA紅花(株)取締役エクゼクティブ副社長
Executive Vice President and Director of the Board

○略 歴
国際キリスト教大学(教養学部、学士号)1969年卒業ルイジアナ州立大学(経
済学修士号、経済・財政学修士号)1976年卒業ルイジアナ州立ツーレン大学
(経済学博士号)1979年卒業1979年にUSA紅花(株)の経営に参加。USA紅花:
今日アメリカの食の習慣に影響を与えるほど国際的なレストラン・チェーンに
成長したロッキー青木氏のベニハナ・レストランは、1964年10月にニューヨー
クのマンハッタンのレストランからスタートし、2004年10月で40周年記念を迎
える。現在ベニハナはマイアミを拠点として、57の鉄板焼店舗、ドーラク・ス
シを1店舗、ハル・スシを5店舗、RAスシ・バーを8店舗、その他22店舗のライ
センス店舗を展開する。http://www.benihana.com/

○対 象: 一般の方、ビジネスデザイン研究科学生、本学学生、教職員
受 講 料: 無料
申 込: 5月10日までに oh@sayko.co.jp 宛に 以下の内容を記入して
お申し込み下さい。

**********************************************************************
お名前            :
参加人数           :
会社名            :
メールアドレス        :
セミナーをお知りになった媒体 : fspro または food104 等
**********************************************************************

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 米国レストランNEWS———————————————■□

■ シカゴ郊外食の風景:ハワイの風を感じる店

シカゴの空は真っ青でハワイ並みの美しさですが、まだ朝晩の空気は冷たくて
トレンチコートが離せません。そんな肌寒いシカゴにもハワイの雰囲気を味わ
えるレストランがあります。ハワイから空輸するカニなどのシーフドで有名な
Bob Chinn’s Crabhouse(ボブ・チンズ・クラブハウス)です。平日のお昼に
行って来ましたが、とても混んでいて12時過ぎでも満席近い状態でした。カニ
などのシーフード中心なので値段は高目ですが、1982年のオープン当初から20
年以上根強い人気を誇っています。

創始者のボブ・チン氏は、1923年生まれのシカゴ育ちの中国系アメリカ人で、
1960年代にハワイのルアウ・パーティーでケータリングビジネスを始めたので
す。(ルアウ・パーティとはハワイの伝統的な集まりで、人々が集まり豊富な
食事やダンスを楽しむ大規模なパーティです。)1970年代に娘のマリリンさん
がアメリカ中西部をマーケット・リサーチし、1982年に現在ではレストランロ
ードと呼ばれている、シカゴ郊外21号線Milwaukee Avenue(ミルウォーキー通
り)Wheeling(ウィーリング)にこのボブ・チンズ・クラブハウスをオープン
しました。

ルアウ・パーティーでのビジネスの時に開発したハワイアン・カクテルのレシ
ピMai Tai(マイタイ)が人気を呼び、スーパーでもこのマイタイのミックス
が売られています。またレストランの他にも、ハワイからカニをオーバーナイ
トの宅配便で販売するビジネスも始めています。

店の内装は、いったってシンプルで表現は悪いですが、南国の掘っ立て小屋と
言った感じです。レストランの中央にガラスのショーケースがあり、各種エビ
、カニ、ロブスターが氷の上に無造作に並べられています。使われている食器
なども簡単なもので、プラスチックや木材でできているボールなどカジュアル
なものばかり。ナプキンも化粧室に普通置いてある手を拭くペーパータオルで
備品にはお金をかけず、シーフードの質で勝負していのがこの店の売りです。

このカジュアルな感じが温かみと豪快にカニにかぶりつける雰囲気を醸し出し
ています。ほんと気取らずにバリバリ旨い物に食らいつけるのが、人気の秘密
かもしれませんね。このボブ・チンは、アメリカ中西部に魚介類の美味しさを
紹介してくれた、草分け的存在と言えるかもしれません。ステーキもなかなか
美味しいです。ロブスターとステーキのコンビネーションを頼む人が多いよう
です。

飲み物はマイタイの他アルコールが飲めない人には、マンゴーシェイクやグア
バジュースがあります。またデザートは、ハワイのパッションフルーツケーキ
やストロベリーショートケーキ、キーライムパイなど南国風なさっぱりとした
甘さのケーキが取り揃えてあります。今から10年程前、初めてこのレストラン
を訪れた時に、たまたまご本人のボブ・チンさんがお店にいらしていて、私と
一緒に食事をしていた日本人女性は「以前ハワイに住んでいたことがある」な
ど、話に花が咲き、ハワイから空輸したという真っ白いココナッツがかかった
ケーキをご馳走してくれました。とても1923年生まれとは到底思えないはつら
つとした健康そうな方でした。

さて肝心なメニューの内容ですが、これがバラエティーに富んでいて楽しくな
ります。前菜で18種類、日替わりランチスペシャルが12種類もあります。ステ
ーキなど肉類が10種類以上、それに魚介類のパスタ各種、カニ、エビ、ロブス
ター、カキなど貝各種、魚10種類以上、その上調理方法もいろいろチョイスが
出来るのが嬉しいですね。各種のサンドイッチや中華風の炒め物などもありま
す。ただこのメニューにはお金が全然かけられていなくて、手書き風白黒印刷
でコピー用紙が使われています。今回私がランチに行ったのが4月13日でした
ので、メニューにしっかり当日の日付がふってありましたから、日替わりメニ
ューのようです。

お昼に私が食べたものですが、まずは焼き立てのガーリックブレッドが出てき
ました。マイタイを飲みたいところでしたが、平日の昼間で同行した人達は仕
事中だったのでアイスティーで我慢しました。私はクラブケーキ・ナゲット(
9.95ドル)を頼みました。一緒に行った二人はクラブミート・ラビオリ(9.95
ドル)とニュージーランド産ムール貝のパスタ(9.95ドル)。この中で一番い
い味をしていたのはクラブミート・ラビオリでした。トマトソースとカニの身
とラビオリがいいコンビネーションでした。イタリアンレストランより美味し
いラビオリでした。

その他メニューを紹介しますと、生ものは刺身の盛り合わせ(14.95ドル)生
牡蠣1ダース(10.95ドル)などから、スープはクラムチャウダーが美味しいの
ですが、カップ(3ドル)、サラダバー(6.50ドル)、前菜が18種類もありま
す。いくつかご紹介すると、枝豆(2.75ドル)、シュリンプカクテル(11.95
ドル)、クラブミートカクテル(5.95ドル)、エビやカニの入った春巻き2本
(3.95ドル)など。

メインメニューは、やはりカニで、キングクラブとヒレステーキのセット(34
.95ドル)、ロブスターとヒレステーキ(46.95ドル)、エビとヒレステーキ(
22.95ドル)、お昼のスペシャルメニューがコナクラブ(18.95ドル)、ストー
ンクラブのつめ(10.95ドル)など12種類もあります。お昼のスペシャルデザ
ートで、沖縄のマカデミアナッツとココナッツミルク味のケーキというのまで
ありました。

メニューの多さにはびっくりで、初めて来た人はとても迷ってしまうと思いま
す。実はこのボブ・チンの近くにスペイン料理のタパスバーが1年程前に出来
たのですが、先日行ってみたところ、すでにクローズしてしまっていました。
入り口に「貸し出し中」と張り紙がしてありました。小皿料理とサングリアを
飲むのを楽しみにしていたのに残念でした。このレストラン競合の多い郊外で
20年以上も勝ち残っているボブ・チンズ・クラブハウスに益々敬意を表したく
なりました。今から20年後も残っていられるお店ってどのくらいあるんでしょ
うか?

シカゴに本社のあるマクドナルド社もこの4月で創業50周年、セレモニーが15
日にあったようですが、これからのファーストフード業界もどのようになって
行くのか、この転換期をじっくり見据えて行きたいと思います。また最近、小
麦粉を食べるとアレルギーが出てしまうという人がアメリカで増えているそう
で、ホールフーズなどのオーガニックのスーパーでは小麦の代わりに、米の粉
で出来たパンや小麦を使っていないパスタやインスタント食品を売り始めてい
ます。アトキンスダイエットの影響でレストランのメニューが随分変わったよ
うに、健康に関する諸々の事柄が益々レストラン業界にも影響を与えて行くの
かもしれません。
http://www.bobchin.com
ルアウ・パーティとは
http://www.luauparadise.com/history.php

(イリノイ州シカゴ在住 カズコ・デイビス)

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 食ビジネス関連企業ニュースリリース —————————-■□

■ タイ国食品セミナー「タイ国における食品安全管理について」

タイ国政府貿易センター福岡では、標記展示会内イベントとして、タイ王国大
使館より農務担当者を講師に迎え、タイ国の農産物から魚介類に至るまで幅広
い輸出向け食品の安全管理の現状について解説致します。セミナー参加ご希望
の方は当センターまでご連絡頂くか、または下記サイトよりセミナーへお申し
込み頂くことが出来ます。
http://www.nikkanseibu-eve.com/food/seminar.html
(セミナーへのご参加には事前の申し込みが必要です。また、セミナー受講申
込を頂いた方には展示会主催者より無料の招待状をお送りしますので、受講ご
希望の方はお早めにタイ国政府貿易センター福岡までご連絡下さい。)

○第15回西日本食品総合機器展/2005西日本厨房機器展/第5回西日本食品材料
ソフト技術展内イベント
タイ国食品セミナー :「タイ国における食品安全管理について」
日時:2005年5月19日(木)11:30~12:30
会場:マリンメッセ内 セミナー会場B
主催:タイ国政府貿易センター福岡
講師:タイ王国大使館公使参事官(農務担当)
シリラック・スワンランスィー氏
受講料:無料
対象:タイ国産の食材に興味をお持ちの方
講演者略歴:シリラック・スワンランスィー
タイ王国大使館公使参事官(農務担当)日タイ間における農業に関わる業務
をコーディネート、PS-TBT措置食品安全および技術協力等の調整を担当。
国際魚類検査協会「Int’l Association of Fish Inspector」会長在任中。
過去15年間タイ国水産局における魚類検査業務及び食品安全プログラムの管
理業務に従事。魚類検査、食品安全管理プログラム及びHACCP等に関して、
FAO、HO等の国際機関並びに政府機関との調整業務を担当。米国、カナダ、
EU、日本、韓国、中国、オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカ等諸外
国の輸入管轄機関とタイ国間においての検査協定、MOU及びMRA等の設立チー
ムの技術担当チームリーダーとして務める。

また、タイ国政府貿易センター福岡では、標記展示会にタイ食品インフォメー
ションブースを出展します。会場内タイ国インフォメーションブースではタイ
国の食品輸出企業のカタログ・日本のタイ食品輸入企業カタログ・タイ料理レ
ストラン情報・サンプル等の展示を行う他、日本の輸入企業によるタイ産食材
の試食・試飲も行います。

○第15回西日本食品総合機器展/2005西日本厨房機器展/第5回西日本食品材料
ソフト技術展
主催:日刊工業新聞社 西部支社展示会事務局
TEL:092-271-5715 FAX:092-271-5743
会期:5月18日(水)~20日(金)10:00-17:00(最終日は16:00迄)
出展:関係企業150社予定
会場:マリンメッセ福岡
入場料:1,000円(招待状をお持ちの場合無料)

○タイ国政府貿易センター福岡:インフォメーションブース出展(NO.E-7)
タイ国食品セミナー、タイ食材の紹介(試食・試飲等)
タイ産コーヒー試飲
協賛:(株)エー・エス・エー http://www.asa-garden.com/

タイ王室プロジェクトによってタイ北部の山岳少数民族の手により標高1000m
以上の高地で生産されたコーヒ-の試飲を行います。期間中タイ国政府ブース
内にて同社担当者との商談が可能です。試飲サンプルのロイヤル・イーアム・
コーヒーは一切ブレンドはしておりません。タイ北部の標高1000m以上で作ら
れた厳選された生豆だけを原料として使っています。飲み口はすっきりとした
癖のない味です。しかも、それだけではありません。淹れ方を少し変えること
で酸味の効いた深い味もお楽しみ頂けます。

○タイ産焼き菓子(トン・ムアン)試食
協賛:マルカイコーポレーション(株)
http://www.marukai.co.jp

タイ語で”トン”は”金色”、”ムアン”は”巻く”を意味しており、”トン・ムア
ン”はココナッツとごまの風味が香ばしい、タイの伝統焼き菓子です。化学添
加物等は、一切使用していない安全でナチュラルな焼き菓子で、コーヒー、紅
茶から日本茶までどんな飲み物にもよくあいます。原材料は常に一番新鮮なも
のを使用しており、卵は朝取りの物を農家から仕入れ、ココナッツミルクもそ
の日に絞ったものを使用しています。もともとタイの免税店で非常に人気の高
いおみやげで、日本には初上陸です。(サンプルのみ出品、企業担当者は来福
致しませんが期間中ブースにてサンプル試食を行います。)

○関連HP: http://www.thaitrade.com/japan/brief/fair/000008.html

■ 宇都宮の地元名物お菓子に注目、「レミールのバームクーヘン」

宇都宮の名物といえば餃子ですが、地元では他にも有名な名物、お菓子があり
ます。それは、「レミールのバームクーヘン」。この話題のスイーツを製造販
売しているのは「菓子工房 レミール」。見た目はなんてことないどこにでも
あるフツーの街角のケーキ屋さんですが地元では超有名。

どんなにすごいバームクーヘンかというと、日本と欧米の食文化の違いを研究
していく中で、日本人は欧米人に比べ、唾液分泌が少ないことに着目。材料配
合、焼き方のデータをとりながらの試行錯誤の上、なんと7年の歳月をかけ完
成。しっとり感・おいしさ・滑らかさが抜群です。しかも寝かせると美味しさ
が増していきます。

正式商品名は、「しっとりバームクーヘン」
出来上がるまでの複雑な工程は9時間半にも及び、1日に作る事の出来る量も少
量で、現在、通販で注文しても1ヶ月待ちの状態。

レミールの岡本康男さんが次に研究中なのが、トランス型脂肪酸もゼロと言う
バームクーヘン。トランス型脂肪酸というのは、マーガリン、ショートニング
、クリーム、ケーキなどに一般に含まれており、健康への悪影響が懸念されて
おります。日本ではまだ規制の対象になっていませんが欧米では禁止や規制の
動きがあります。

○店舗データ
しっとりバームクーヘン
菓子工房 レミール 西川田店 (去年7月25日にオープンしました)
栃木県宇都宮市西川田本町3-5-12
TEL 028-684-0852
FAX 028-684-0853
営業時間 AM9:00~PM7:00
定休日  水曜日

しっとりバームクーヘン
菓子工房 レミール 中央店
栃木県宇都宮市中央2-4-10
TEL 028-634-2033
FAX 028-634-2034
営業時間 AM9:00~PM7:00
定休日  日曜日
email info@lemeal.com
URL  http://www.lemeal.com

■ スペイン有名ワイン産地と販売契約

(株)スペイン・グルメ・トレーディング・ジャパンは、スペインのワイン産
地『リベラ・デル・ドゥエロ地区を中心としたボデガ(ワイナリー)』と提携し
、日本の食文化の更なる充実のためワインの輸入販売を開始します。

世界トップレベルのワイン生産量と知名度を誇るスペインのなかでも、リベラ
・デル・ドゥエロ地区は、高級ワインの産地として有名です。しかし、同地区
は内陸の標高の高い所に位置し、小規模な家族経営のボデガ(ワイナリー)が
大半を占めているため、日本への流通は皆無の状態が続いていました。
弊社は、いままで、日本に流通していなかった『濃厚でコクのある香り高いス
ペインワイン』を日本の皆様のもとにお届けします。スペインワインブームを
起こします。

また、現在話題になっている『イベリコ豚』をはじめ、『オリーブオイル』や
『チーズ』などの食品も、順次取り扱ってまいります。
弊社は、本提携をもとに事業開始を予定している新会社で、横須賀市のベンチ
ャー支援事業と横浜市(ワールドビジネスサポートセンター)にも認定、支援
を頂いております。

○http://www.sgt-japan.co.jp/

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 須賀田三之介のFresh Infos from USA—————————–■□

■ トップスが「マーティンス・スーパー・フードストアー」として新装開店

ナイアガラの滝に近いニューヨーク州アムハースト市に4月14日、「マーティ
ンス・スーパー・フードストアー」(Martin’s Super Food Store)が華々し
く開店しました。過去14年以来トップス・チエーンの1店として営業してきた
この店は、今年初めから全面改装に入り、店名変更をして予定通り開店したの
です。

真向かいに消費者からの支持の高い「ウエグマンス」があります。この最強の
ライバルと如何に戦うかがこれからの課題です。
「マーティンス」は、対面サービスを特に強化するため従業員数を従来より倍
の400人に増加しました。品揃えを豊富にし、デリ部門の魅力、生鮮3品の新鮮
さ、輸入食品もふくめて「ウエグマンス」と対抗できる陳列技術で店内をかた
めています。内装は暖色を使用し、店内をゆっくり歩いてまわりたくなる雰囲
気をだすのに成功しています。

価格設定は当然「ウエッグマンス」に立ち向かえるだけでなく、近郊にある
「ウオルマート・スーパーセンター」とも太刀打ちできる低価格路線を出して
います。

サービス部門の一環として店内銀行支店の誘致、DVD-CD売場充実、そして以前
から人気の高かった料理学校を4月21日に再開しました。

既に5000人の固定客が持つ同社優待ボーナス・カードをこれから如何に配布数
を増やしていくか、そのフアンの獲得が重要です。

実際この「マーティンス」と「ウエグマンス」の好敵手同士の合戦は一見の価
値があります。スーパーマーケット同士の競合好事例で、ナイアガラ・バッフ
ァロ・アムハースト地区を訪れる方は是非見逃さぬようご記憶下さい。
http://www.martinssuperfood.com/index.cfm

Wegmans Food Markets: Grocery & Meal Delivery or Curbside

○須賀田三之介(ロサンゼルス在住、流通コンサルタント)
Email:stansugata02@yahoo.co.jp

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ カーザ・ヴィニタリア イタリア料理 麻布

3ヶ月先まで予約がいっぱいの超繁盛イタリアンのアロマフレスカの原田シェ
フが、2月に麻布十番に新店舗をオープンしました。1階がワインショップで、
2階がレストランになっている「レストラン・バー」です。原田さんは以前か
ら恵比寿にワインショップを持っていて、その店を1階に移しました。都内の
リストランテで酒販免許を持っているのは、たぶんここだけでしょう。350種
類以上のイタリアワインを揃え、もちろんレストランでは、原田さんのおいし
いイタリアンを食しつつ、レアなワインもお手ごろ価格で楽しめるというコン
セプトです。

フランスワインに比べてイタリアワインはまだ馴染みが薄いですが、南北に細
長い地形の気候や土壌の多様性さで「ブドウの品種は千種以上もある」とか。
今回は北イタリア、ナポリ、シチリアといった、土着のブドウで作ったワイン
をいくつかいただきました。嬉しいのはグラスワインも豊富に揃え、きちんと
テーブルで説明していただいてから飲めるのです。イタリアワインの知識を勉
強するにはうってつけです。

料理は体に優しいお野菜がおいしかったですね。原田さんお得意のバーニャカ
ウダーをはじめ、野菜がたっぷりの料理や、やわらかいイペリコ豚でお腹がい
っぱいになりました。

この店はランチをやらずに、夜のみ営業、ラストオーダーはなんと深夜1時で
す。最近はフレンチやイタリアンで深夜化が進んでいます。都心の5,000円か
ら7,000円のリーズナブルな価格帯のフレンチやイタリアンの主要顧客は優雅
な主婦層ですが、スポンサーであるご主人のリストラなどの生活に対する不安
感や、低価格の自然食ブッフェなどの競合の出現により、苦戦を強いられはじ
めています。

そこで新しい顧客層を獲得しようと目をつけたのが、渋谷から六本木で働くIT
関係の若者です。しかし、ライブドアーの堀江さんのようなIT系の若者はお金
があるのですが、夜遅くまで猛烈に働くのです。そうすると従来のフレンチや
イタリアンのように夜9時でラストオーダーなんていうと来てくれません。そ
こで、深夜まで開店するようになったのです。最近は麻布十番の商店街の奥に
24時間開いているイタリアンが開店し、IT系の方たちや同業者が仕事を終わっ
てから食事に来るということで大繁盛しています。

深夜まで開くというと立地に一工夫必要です。タクシーでお店に到着しやすい
、帰りにタクシーを捕まえやすいということです。そこで、麻布十番といって
も商店街のゴミゴミした商店街の中ではなく、高速道路沿の大通りを古川橋の
方向に向かった場所、フジマックさんのショールームのちょっと手前にに立地
し、ガラス張りの明るい外装にして深夜でも目立つようにしています。
深夜にちゃんとした料理を食べたいという働き盛りの人に嬉しいお店です。

○本日の試食
菜園風 季節野菜のカーザヴィニタリア スタイル 1,100円
平貝とつぶ貝のカルパッチョ仕立て キャビア添え 1,100円
桜肉のタルタル仕立て 烏骨鶏卵添え       1,100円
白海老とポロねぎのタリオーニ からすみ添え   1,800円
イペリコ豚のローストとレンズ豆         3,200円
林檎のオーブン焼き                700円
チョコレートのスプーマ グラッパ風味       700円

○コース5,500円
菜園風 季節野菜のカーザヴィニタリア スタイル
お好みのピアッティーニ
手打ちパスタまたはお米料理
本日の軽いセコンド
温かい野菜料理
シンプルパスタ お好みの量で
ドルチェ・カッフェ

○店舗データ
カーザ・ヴィニタリア(イタリア料理)
住所:東京都港区南麻布1-7-31 M-Tower2階
電話:03-5439-4110

○HP:http://www.vinitalia.jp/
○紹介しているHP:
http://allabout.co.jp/gourmet/eatout/closeup/CU20050228A/index.htm
http://www.kanirica.com/top/2005/02/post_5.html
アロマフレスカの紹介
http://ooneko.pos.to/buon_viaggio/aroma.html

関連記事

メールマガジン会員募集

食のオンラインサロン

ランキング

  1. 1

    「ダンキンドーナツ撤退が意味するもの–何が原因だったのか、そこから何を学ぶべきか」(オフィス2020 AIM)

  2. 2

    水産タイムズ社 橋本様インタビュー

  3. 3

    マックのマニュアル 07

アーカイブ

食のオンラインサロン

TOP