フードビジネス最新情報 weekly Food104 Magazine 2017年3月01日号

メルマガバックナンバー

● 東京OFF会+旬の味を食らう会アグー豚の報告
● 莫莫居鶯のお知らせ
● 世界・日本各地の食情報
● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック
● 日本外食ニュース

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● 東京off会+旬の味を喰らう会02月アグー豚の報告

皆さん今晩は

今回は山鯨(猪)を食べようと思っていたら、猟期が2月15日に終了し
たので同類のアグー豚に変更でした。アグー豚は、猪に最も近い野生味の
ある味ですので、鍋は猪用の味噌だれで食べました。半頭分のアグーでお
腹がいっぱいになりました。でも生肉で、スライスが難しくちょっと堅
かったのが残念、とんかつと軟らかく煮た煮豚が美味しかったですね。
http://okinawa-agu.com/how.html
http://www.benibuta.co.jp/SHOP/382068/list.html
たまには肉が食いたいと年に数回は肉がテーマです。

画像
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1263316233745209&set=pcb.1263316583745174&type=3&theater
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=578566042348959&set=pcb.578566135682283&type=3&theater
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=577784949093735&set=pcb.577785005760396&type=3&theater

参加者は以下の28名と大盛況。今回は森田さんに最新のハンバーガー業界
のお話をプレゼンしていただきました。

戸沢さん@水工房、元ドムドム
神長さん@3名
藤井さん@しゃぶ禅
梶山さん@商業界
内野隆永さん@森永乳業株式会社
虎溪さん@元ホーヤ2名
矢部忠継さん@コンビニライター お嬢さんと
福川さん@JMA
島崎さん@福川さん御友人
柴田さん@島崎さん御友人
石脇さん@島崎さん御友人
竹内さん@福川さん御友人
虻川さん@竹内さん御友人
合志さん@オフィス54、元マクドナルド
森田さん@元カールスジュニア、元ファーストキッチン
遠藤さん@井上さん御友人
森野さん@井上さん御友人
田口さん@井上さん御友人
室岡さん@井上さん御友人
濱野さん@井上さん御友人
佃さん@有限会社フーズシステムクリエイター
井上さつき さん@有限会社フーズシステムクリエイター
斉田育秀さん@元キユーピー
山本裕二さん@アースリンク

以下は佃さんのご案内でした。

「豚」との要望があり、色々悩んでおりましたところ、今回交渉の結
果、特別にアグー種の豚(紅あぐー)の全部位(肩ロース、ロース、モ
モ、ウデ、バラ、ヒレ)のお取り寄せが可能となりました。

まさに、アグー種の豚(紅あぐー)をまるごと堪能することができるこ
とになりました。以前と比べ、手に入りやすくはなりましたが、各部位を

という事になるとなかなか難しかったのです。今回は、喜納さんが育てた
紅あぐー。贅沢にも2月の旬の味を喰らう会に登場しました。

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● 莫莫居鶯のお知らせ
夜の冷え込みはありますが徐々に暖かくなってきましたね。莫莫居でも
来週から少しずつですが春の創作メニューを始めたいと思っております。
旬を大事に考えたお料理を考えてまいりますので、是非、ご賞味くださ
い。

お薦め料理

●白海老のかき揚げ 680円
希少価値のある天然の白海老を贅沢にもかき揚げにしました。生の白
海老を揚げますので海老の風味や甘味も強く是非食べていただきたい1品
です。

●蛍烏賊の燻製 380円
捕れたての蛍烏賊を醤油ベースのタレに漬け込んでから軽く燻製にして
あります。時期の今しか食べれない地方料理です。日本酒や焼酎のお供に
最適な商品です。箸休めに是非お試しください

では、今週のおすすめのお酒(焼酎)をご紹介させて頂きます。「薩摩
茶屋」です。
「村尾」でお馴染みの、焼酎造りの天才「村尾 寿彦」氏が醸す、村尾酒
造のレギュラー芋焼酎です。「村尾」と「薩摩茶屋」違いは米麹の違いで
す。
黒麹仕込・カメ壷貯蔵の柔らかな芋の甘味が感じられる、キレの良いバラ
ンスの取れた芋焼酎です。(25度)

一升瓶のラベルには長閑な山村の佇まいが描かれていてなんだかほっと
する風情です。萌え始めた春の緑。峠の茶屋の暖簾が白い。どこか郷愁を
感じさせます。

生で飲んでみると、芋の甘みとコクが引き立ちきめ細かい爽やかな味わ
いで、全く嫌味がありません。生でもグングン飲めそうです。ロックで飲
んでみても爽やかな甘味が残ります。もちろん飲み易さは増すし、十分楽
しめます。お湯割りにすると、適度の甘さ、ふくよかさ、コク、キレ及び
後味等々非常にバランスの取れた旨さで、飲めば飲むほどその味わい深さ
が増してくるのです。 旨い! これはかなり秀逸と言わざるを得ませ
ん。

実は村尾はすでに「幻の酒」化してしまい、この薩摩茶屋までなかなか
手に入らぬ時期がありました。弊店では手頃なお値段(税込み560円)で
提供しておりますので、是非、ご来店お飲みくださいませ!

●莫莫居 鶯の昼飲みのご案内
莫莫居 鶯では只今昼飲みを推進しています!ビールやおつまみなど、
夜のメニューがお得に楽しめる他、勿論お造りなどもご注文頂けます。

平日はランチ等で込み合っていますが、土日はゆっくりお酒を楽しめる
空間になっていると思います。ご利用に際してはなんなりと従業員にお声
をおかけください。

歓送会シーズンですので、ご予約はお早めにお願い申し上げます。

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● 世界・日本各地の食情報

1)上田さんの食の宝庫九州からの報告です。

【ティア 土といのちに愛ありて】

オーガニック素材をビュッフェスタイルで提供するレストランの走りで
あるティア熊本本店に行って来ました。4月の熊本地震で入居するビルの
内部が損壊、休業していましたが、耐震補強も済んで再開していました。

いわゆるビュッフェスタイルは止めて、オーダー方式に変わっていまし
た。小腹セット、腹八分セット、満腹セット、おすすめセットと別れてい
ます。
基本の小腹セットは、五穀豊穣ごはん、6種こだわりプレート、本日の
スープ、飲むサラダ、日替わり米糀発酵ドリンク。それにサラダが付いた
り、豆腐が付いたり、鶏のカツか焼き魚が付いたりと量の加減を選べる様
になっています。

6種のこだわりプレートは、小鉢サイズですが、手間の掛かった料理を
盛り合わせていますので、いろいろ楽しく頂けます。オーガニック素材
を、準備して、丁寧に下ごしらえして料理をする、その掛けた手間が伝
わってくる品ばかりでした。

ビュッフェスタイルだと、つい摂りすぎたりして無駄になっていたこと
もあったようですが、この震災のきっかけに、もったいない精神を更に進
めていく必要があると、創業の元岡会長が考えられた様です。

でも、オーガニックカフェのネックである価格の割高感を、ビュフェと
いう形で折り合いをつけて来た経緯から、オーダー方式に変えるのは大変
な決断だったのではないかと思います。

「いいのは判るけど、ちょっと高いかな」そんな声も聞こえてきそうなと
ころです。それでも、10数年、築いて来たお客さまとの信頼関係で乗り
越えていくのでしょう。

公式facrbook
https://www.facebook.com/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E7%86%8A%E6%9C%AC%E6%9C%AC%E5%BA%97-1476464312626253/

公式HP
http://cys01550.wixsite.com/cys01550

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に
戻っています。

国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラ
クター

上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野
厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、
食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントと
して独立。

主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提
供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り
組みを支援している。

具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経
験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、
クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提
案を行っている。

食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、そ
れらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

2)『vol.25 異物混入、報告すればユーザー・メーカー共に良い事が』

前回は複数店経営やメガフランチャイジーについて解説しました。今回
のテーマは、異物混入です。昨秋頃から大規模な商品回収が、相次いでい

す。一例を挙げると、

マルハニチロ セブンプレミアムさんま蒲焼約2779万缶(金属片)
大塚製薬 カロリーメイトゼリー約270万個(カビ)
フジッコ おかず畑おばんざい小鉢シリーズ約60万個(プラスチック


など大手メーカーの商品が目立ちます。2014年には、まだ記憶
に新しいと思いますが、まるか食品のペヤングにゴキブリが混入し、
半年もの間、販売休止に追い込まれる事態もありました。その後、
復活したペヤングは、異物混入リスクを低減する、容器を完全に覆
うシュリンク包装に進化し危機を乗り越えました。この例などは、
商品クレームをバネに、メーカーの品質管理体制が見直された成功
事例といえるでしょう。

最近はSNSなどの広まりにより、消費者が問題ある商品に遭遇
すると、すぐにインターネット上に投稿し、拡散や炎上につながっ
たりする怖い時代です。メーカーや販売者サイドにとっては、火消
しがほぼ不可能なネットでの情報拡散より、消費者からの連絡によ
り新聞や自社HP等での社告を掲載し、商品回収・返金等に真摯に
対応した方が、ダメージが少ないはずです。筆者もメーカーの立場
をよくわかっていますので、過去に何度か商品の不具合に遭遇して
いますが、できるだけすみやかにメーカーに報告するよう心がけて
います。見返りが目的ではありませんが、手間をかけて報告すれば
返金、ギフト券、お詫びの品などが、送られてくるケースが大半
です。筆者が小学校低学年の頃でしたでしょうか、いまだに記憶に
残っているエピソードがあります。自宅で食べたハムに、ガラス片
が混入していて、おそらく家族の誰かが口の中を切ったのだと思い
ます。母親がメーカーに連絡すると、背広姿のハム会社社員二人が
自宅を訪れ、お詫びとして現金と、ハムの贈答品セットを置いてい
った事があり、メーカーの人は大変だな、でも今回うちはラッキー
かもしれない、と子供心ながら感心した記憶があります。

上記の例は、ユーザーが怪我をしていますので、業界用語で言う
ところの「有症クレーム」です。それに対し怪我や健康被害が出て
いないケースを「無症クレーム」と呼びます。有症か無症かによっ
て、メーカー側の対応の優先度なども変わってくるので、報告時に
は電話やメールで、メーカー側から必ず聞いてくるはずです。仮に
聞いてこない場合は、ユーザー側から必ず申し出ましょう。

他にもメーカーや販売者側の混入異物の分類として、金属や
ガラス、プラスチック、骨などの「硬質異物」かどうかというのも
大変重要なポイントです。よくある硬質ではない異物の例として、
毛髪や、植物片、肉の筋などがありますが、硬質異物は健康被害
リスクが格段に高まるので、メーカーへの報告時はできるだけ詳し
く、異物の材質や形状などを伝えましょう。異物の写真を添付でき
ればメーカー側も初動対応をとりやすくベストです。

vol.10で取り上げたカップヌードルライトを筆者が食べた
時に、かぼちゃの種が混入していた事がありました。参考までに
日清食品のお客様相談室のメール問い合わせフォームから投稿した
写真を紹介します。

http://yahoo.jp/box/v36KXU

手間はかかりますが、ここまで詳細な写真が送れればパーフェクト
です。vol.6でも取り上げた製造固有記号に、賞味期限、物差
しを異物付近に置き大きさも明示しています。怪我の有無(この時
は怪我はありませんでした)と購入日時と店舗名も伝えました。

ちなみに、この日清食品のカップヌードルライトのかぼちゃの種
クレームの対応が、筆者が体験した中で最もスピーディーかつ素晴
らしいものでした。メール投稿からわずか20分後に、携帯電話に
お客様相談室の女性から、丁寧なお詫びのメールと、今後の商品
回収の段取りについて電話があり、翌日には宅配便にて、異物回収
用キット(シャーレ、防水のビニール製封筒)とお詫び状が自宅に
届きました。翌日異物を返送すると、その翌日には、お詫びの品と
して、カップヌードルライトの詰め合わせが送られてきました。
結果は三倍返しです。美味しくいただき、ますますカップヌードル
ライトのファンになりました。発生から解決まで2日のスピード
解決。さすが世界の日清食品です。

お詫びの品
http://yahoo.jp/box/w0xB0l

また、商品回収の情報に特化したインターネットサイトもあり
ます。メーカーや製品別に回収情報を検索できたり、ID登録して
投稿すれば謝礼金をもらえる面白いサービスもあります。

リコールプラス
http://www.recall-plus.jp/category/1?page=1

読者のみなさまも、もし商品不具合に遭遇したら、SNS投稿
などせずに、筆者の例を参考にメーカーに連絡してみて下さい。
お詫びの品ももらえるでしょうし、メーカー側も今後の再発防止
と製品改良につながるWIN WINな関係構築のきっかけになる
はずです。

2月27日時点筆者体重 68.0kg、前回比+0.2kg
先日発症した右ふくらはぎ肉離れは治ったと思ったが、かばって
いたのか今度は左ふくらはぎを肉離れで運動不足。歳を感じる・・・

【筆者プロフィール】

矢部 忠継

昭和47年(1972年)横浜生まれ。京都大学文学部卒業後、リゾー
トホテルチェーン、ファミリーレストランチェーン、外資系会員制
食品卸、コンビニチェーン本部を渡り歩く。原料調達、商品開発、
マーケティング、市場分析等を担当。
現職はマーケティングリサーチカンパニーにおいて小売・卸・
外食のデータ分析、セミナー講師、レポート執筆を行う。
趣味は43歳にして免許を取ったバイク、バドミントン、ゴルフと
料理。東京都江東区在住。愛車はボルボV70、ホンダホーネット、
ヤマハシグナスX SR。

※当コンビニレポートコーナー内で述べられているコメントについ
ては、各種データ、筆者の知見に基づき作成されていますが、その
全てが正確性、確実性を保証するものではありませんのでご了承
下さい。

3)食の本場イタリアの大橋美奈子さんから

南イタリア プーリア便り イトリアの谷の食卓から 第85回

プーリアの郷土料理といえば、「菜の花のオレキエッテ」正確には
Orecchiette con Cima di Rape (オレキエッテ コン チーマディラー
ペ) が乾燥そら豆のピューレと並んで1番有名な一品です。

ラーペというのは大まかにいうと蕪。チーマは上の方(トップ)という
意味。葉っぱでも根の部分でもなく菜の花同様花のつぼみの部分を食べま
す。

蕪といえば私の大好きな野菜ですが、プーリアのメルカートや店ではほ
とんど見かけません。大根は時々目にする程度。ごぼうはまだ一度もみた
こともありません。地元の農家では作っていないし、求める人も少ないの
でしょう。
根菜類で唯一、人参はポリニャーノアマーレという海辺の町周辺の砂が多
い土壌の地域で紫色や黄色の種類が特産品になっています。

うちの畑には日本から持って来た大根の種を蒔いた事がありますが、で
きた大根は細くてところどころに土がめり込んでおまけにびっくりするほ
ど辛いものでした。石灰岩の上に盛られた土は肥沃ですが根菜類を作るに
は適していないのかも知れません。皆が昔から作っている作物は見よう見
まねでも種を蒔けば自然に生えてきてくれるのですが、元々この土地にな
い植物を作るにはもう少し勉強が必要です。

このところ立て続けにご近所から自分の家の畑で採れたチーマディラー
ペを山ほどいただきました。オレキエッテパスタと一緒にクタクタになる
まで茹でてアンチョビを溶かしたオリーヴオイルであえる定番の一品の
他、オリーヴオイルでトマトと一緒に蒸し煮、塩茹でにしてオリーヴオイ
ルとレモンで、和風に鰹節とお醤油で、キッシュ、みそ汁の具、天ぷら、
おひたしなどなど毎日手を換え品を換え食べています。正直飽きるほどで
はありますが、今でなければ食べられないものだし、今はそういう時期な
のだと思って食べています。

プーリアでは何処の家でもこの時期、なん世代もの間また今でも毎日の
ようにチーマディラーペが食卓にのぼっているに違いないと思うと、郷土
料理とはそういうものなんだなと今更のように思います。

身土不二という言葉が思い浮かびますがが、それ以外のものがないから
旬の地元でできたものを食べ続けなければならないことの窮屈さも、特に
若い世代は感じているのではとも思います。

「チーマディラーペのおひたし」を美味しいと感じて自分でも作ってみた
いと思う人がこの地に少しでも増えると面白いと思っています。そのきっ
かけになる機会を与えていただくことも少しづつ増えていて嬉しい限りで
す。

大橋美奈子 Facebook
https://www.facebook.com/minako.ohashi

大橋美奈子さん経歴

演劇の勉強で欧米に留学し、欧米の料理に馴染みました。主人の
ジョバンニ・パンフィーノはスイスの有名ホテル学校を卒業後、
レストランビジネスに入り、 高級ホテルやイタリア高級レストラン
のビーチェのヨーロッパの店舗で働いた後、 東京椿山荘に開業した
超高級ホテルのフォーシーズンの高級イタリアンとして開業した
ビーチェの指導責任者としての勤務経験がある外食のプロです。
そのジョバンニ・パンフィーノと,日本で知り合い結婚し長女を
授かり育てていたのですが、数年前に子供の教育と生活環境を考え、
主人の故郷であるイタリア・プーリアに本格的に移住したのです。
母が料理学校を主催している関係で食に興味を持ち、自ら自家農園
で野菜を育て、自家製のオリーブオイルで体に優しい料理を楽しん
でいます。現在はプーリアで生活をしながら、イタリアの情報発信
をしたり、コンサルティング、輸出入ビジネスを行っております。

また、時々イタリアの食ツアーを開催しています。これから私が
惚れ込んだイタリア・プーリア地方の自然を堪能する食情報を
お届けします。

ブーツの形をしたイタリア半島のちょうどとがったヒールの辺りが
プーリア州です。私たちが日本とプーリアの架け橋になろうとダプーリア
という会社を起したのは15年前です。その頃と比べ、日本でも
随分認知度が高まったプーリアですが、この数年主に欧米人の
ヴァカンス先として大変注目を浴びています。
https://www.facebook.com/1438029856464276/photos/a.1438031556464106.1073741828.1438029856464276/1523683344565593/?type=1&theater

プーリア州の中心部にあるイトリアの谷(谷というより盆地という
方がふさわしい)にあるこの地に東京から移り住んで6年、兼業農家
的生活も板に着いて来ました。プーリアといえばイタリアの食料庫
といわれる程の一大農産地でオリーヴオイル、ワイン用のブドウを
はじめ多くの野菜や果物がイタリア1番の生産量を誇ります。

また、この地特有の地元でしか食べられない産物も沢山あります。
プーリア料理の身上は新鮮な食材をシンプルに食す事。この地で
生産されるチーズやワインもその料理と切っても切れない関係に
あります。そんなプーリアの我が家の毎日の食卓に上る食べ物、
飲み物たちをご紹介させていただきます

我が家では7対3の割合ぐらいで一般的に言うところのイタリア
料理(プーリアの郷土料理)と日本食、その他(私が個人的に好きな
アメリカン及びアジアンテイストな創作料理)を食べています。

有限会社ダプーリア
http://www.da-puglia.com/

大橋美奈子プロフィール
http://www.da-puglia.com/archives/000047.html

プーリア州の説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%B7%9E

ダプーリア
大橋美奈子

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● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー

読者の皆様のご意見・要望・質問・情報・欄を作成しました。皆様のご
意見・要望をぜひお送りください。匿名で掲載させていただきますので忌
憚のないご意見をお聞かせください。また皆様が見聞き体験した外食・食
材情報もお知らせください。
このFOOD104を支えてくださっている組織にFSPROと言う食の世界の専門
家の方が500名ほどいらっしゃいます。皆様のご質問・疑問に答えられる
ようになっておりますので,ご遠慮なくご質問などをお寄せください。
ちょっと時間はかかりますが回答させていただきます。

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● 食ビジネスニュースリリース
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■宝酒造株式会社
“黒麹かめ仕込本格芋焼酎「黒甕」<長期貯蔵>”を3月21日(火)
より数量限定にて全国で新発売します。
“黒麹かめ仕込本格芋焼酎「黒甕」”は、黒麹を用い、昔ながらの伝統
製法“かめ仕込”によるこだわりの芋焼酎です。黒麹仕込ならではの濃厚
でコクのある味わいと、かめ仕込による芳醇な香りが特長で、2001年
の発売以来多くのお客様にご愛顧いただいております。

“黒麹かめ仕込本格芋焼酎「黒甕」<長期貯蔵>”は、「黒甕」を3
年以上じっくりと貯蔵・熟成することで、まろやかな口当たりの酒質に仕
上げました。 さらにラベルでは商品の特徴である“長期貯蔵”と“限定
品”を訴求し、商品名に金色をあしらうなど、ワンランク上の「黒甕」ら
しい、高級感・品質感のあるデザインを採用しております。

近年長期貯蔵本格焼酎市場が伸長している中、“黒麹かめ仕込本格芋焼
酎「黒甕」<長期貯蔵>”を発売することで、「黒甕」シリーズのライン
アップを強化し、「黒甕」ブランドの更なる育成に努めてまいります。

【この件に関するお問い合わせ先】
宝酒造株式会社 広報課
TEL 075-241-5122(ダイヤルイン)
TEL 03-3278-8460(ダイヤルイン)

本リリースの詳細は http://prw.kyodonews.jp/prs/release/201702178937/
株式会社共同通信PRワイヤー
TM Copyright(c)2001-2017 by Kyodo News PR Wire All Right Reserved

■宝酒造株式会社
“本格麦焼酎「知心剣」<長期貯蔵>”を3月21日(火)より数
量限定にて全国で新発売します。
“本格麦焼酎「知心剣」”は、国産二条大麦を100%使用し、黒麹を
用いた全量麦麹で仕込むことによって引き出された麦本来の香ばしく甘い
味わいと、独自の蒸留・貯蔵法による飲みやすさが特長で、2008年の
発売以来多くのお客様にご愛顧いただいております。

“本格麦焼酎「知心剣」<長期貯蔵>”は、「知心剣」を3年以上
じっくりと貯蔵・熟成することで、まろやかな口当たりの酒質に仕上げま
した。
さらにラベルでは商品の特徴である“長期貯蔵”と“限定品”を訴求
し、商品名に金色をあしらうなど、ワンランク上の「知心剣」らしい、高
級感・品質感のあるデザインを採用しております。

近年長期貯蔵本格焼酎市場が伸長している中、“本格麦焼酎「知心剣」
<長期貯蔵>”を発売することで、「知心剣」シリーズのラインアップを
強化し、「知心剣」ブランドの更なる育成に努めてまいります。

【この件に関するお問い合わせ先】
宝酒造株式会社 広報課
TEL 075-241-5122(ダイヤルイン)
TEL 03-3278-8460(ダイヤルイン)

本リリースの詳細は http://prw.kyodonews.jp/prs/release/201702178939/
株式会社共同通信PRワイヤー
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■キリンビール(株)神戸工場
本年5月12日に迎える操業20周年を記念し、4月から12月の第2
日曜日限定にて「キリンビール神戸工場 操業20周年 特別アニバーサ
リーツアー」を開催します。
当ツアーでは1990年代の操業年当時のレトロなユニフォームを着た
ガイドが、キリンビール神戸工場の歴史を振り返りながら、当工場の操業
開始からこれまでと、環境に配慮した神戸工場の省エネルギーや水資源の
取り組みを「触れる地球」を使用してご案内する特別ツアーです。

キリンビール神戸工場では、“お客様と共に20年。これからも、もっ
とおいしくもっと笑顔に。”をキャッチフレーズに、お客様にさまざまな
形でお楽しみいただける企画やイベントを通じて“地域の皆様に愛され、
親しまれる工場”への取り組みを推進していきます。

【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名]キリンビール(株)
[部署名]神戸工場
[担当者名]広報担当 中川寿子
[TEL]078-986-8005
[Email]Hisako_Nakagawa@kirin.co.jp

本リリースの詳細は http://prw.kyodonews.jp/prs/release/201703019396/

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● 王利彰のレストランチェック———————————–
■□

汐留周辺

1)チャイナブルー
久しぶりにコンラッドヒルトンに行きました。もう開業13年ほどたって
いますね。開業時レストランの目玉は、イギリスでミシュランガイドの星
をとったゴードン・ラムゼーでしたが、もうありませんでした。眺望もよ
くないし、料理もいまいちだったのが災いでしょう。和食もピンときませ
んでした。私が一番気に入っていたのが、中華料理のチャイナ・ブルーで
す。
眼下に芝離宮を眺められる眺望の良いお店です。ここは眺望が最高で、
ランチのセット胡蝶蘭8800円を注文です。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html

公式HP
http://www.conradtokyo.co.jp/restaurants/chinablue/chef

画像
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1254379041305595&set=pcb.1254379831305516&type=3&theater

評判
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13016518/

2)タコベル
日本進出2年ほどのタコベル初訪問です。日本進出前に相談をいただい
たのですが、私は難しいと感じていました。タコベルは、電気工事業者
だった、グレン・ベルが、サンベルナルドのマクドナルド店(マクドナル
ド兄弟の店)の繁盛ぶりを見て、ハンバーガーショップを開業、のちにメ
キシコ料理のファスト・フードに転換し、大成功しました。現在はYUM社
の傘下に入って、KFC・ピザハットと同じグループです。タコベルは、西
海岸に多いヒスパニック系の人々や、健康志向の顧客に大人気ですが、海
外ではいまいちです。

日本ではYUMと三菱商事が合弁会社を設立し、KFCを大成功させ、ピザ
ハットは宅配専門店としてKFCが運営しています。ずいぶん前にタコベル
をKFCが名古屋でテスト的に開店しましたがひっそりと姿を消しました。

私がマクドナルド時代に商品開発部が新商品開発でタコスをテストしま
した。社内パネル調査で10人中9人が美味しくないというのであきらめた
ことがあります。一度もタコスを食べたことがない人にはダメでした。私
や、西海岸駐在経験者は美味しいと評価するのですが、一度も食べたこと
のない人はダメでした。トルティアに使う、トウモロコシの粉の香りに抵
抗があるようです。それに、小さなタコスではお腹がいっぱいにならない
のです。

タコスでは面白い経験をしました。私が米国駐在中に、シカゴでマクド
ナルドのフランチャージーと仲良くなり、家に夕食の招待を受けました。
高速で1時間走りインターで降りて、トウモロコシ畑しかない田舎道を1時
間ほど走ったら、部屋数10数室の豪邸が現れました。家族総出で迎えてく
れ、食事が始まりました。

これだけの豪邸の持ち主だからと期待していたら、まず前菜のようなタ
コスが出てきました。メイン料理に備えてビールと一緒に数個食べまし
た。その次にでてきた料理がなんとデザートのケーキでした。タコスがメ
インだったのです。帰りにすきっ腹を抱えて帰った思い出です。日本人に
は前菜にしか思えない軽いタコスは米国人には立派なメイン料理なので
す。

もう一つの思い出が、手作りのタコスです。私の実質的な上司は、日系
米国人でその奥さんがチリ人でした。ホームパーティをよくやっており、
私も手伝わされ、タコスを教わりました。タコベルのタコスは皮をカリッ
と揚げたクリスピータイプが人気ですが、チリ風タコスは、トウモロコシ
の皮を油をたっぷり入れたフライパンでトルティーヤを軽く揚げ、柔らか
い状態で食べます。トルティーヤの皮は麻布のNAIONALスーパーに買い出
しです。

具材は牛ひき肉と、刻んだチーズ、トマトレタス、アボガドとシンプル
です。フライパンを加熱しひき肉にパプリカをたっぷり入れ、塩コショウ
で味を整え、シュレッドチーズを入れ火が通るまで攪拌すれば具材はでき
あがりです。
タコスの皮をフライパンで加熱し、お好みの具材を入れれば出来上がり
です。テーブル上に加熱した具材、トルティアの皮、刻んだ野菜類を並
べ、セルフサービスで食べます。お好みで辛いペッパーやタバスコをかけ
ます。
そのあと西海岸に2年ちょっと滞在したのでタコスや、エンチラーダが
大好きになりました。シカゴなどに長期出張すると野菜不足になるので、
豆や野菜の多いメキシコ料理が好きになりました。

日本でも、西海岸に長期滞在したことの多い、IT系の日本人に人気で
す。顧客層は少ないのですが熱狂的なファンのある料理です。日本では、
ココスが経営していた、エル・トリートが大人気ですね。

外国人向け高級食品スーパーのナショナル麻布本店 港区南麻布4-5-2
http://www.national-azabu.com/index2.php

公式HP
http://tacobell.co.jp/

画像
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1255450097865156&set=pcb.1255450247865141&type=3&theater

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