weekly Food104 Magazine 2009年6月3日号

メルマガバックナンバー

weekly Food104 Magazine 2009年6月3日号
● 新店オープン情報
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 米穀情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック

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莫莫居 鶯(ばくばくきょうぐいす) 今週のおすすめ

今回のテーマは「ハーブ三元豚」
莫莫居鶯では、山形の平田牧場の国産米を飼料に使っている平牧三元豚に加え
て、新しくハーブ三元豚を使った料理を提供することになりました!

ところでハーブ三元豚とはどんな豚でしょうか?
岩手県から宮崎県まで全国39ヶ所の契約農場で養豚されているのがハーブ三元
豚です。

3種類の豚を掛け合わせた3元豚(場合によっては血統書付きの豚)に、オレガ
ノ、シナモン、ジンジャー、ナツメグの4種類のハーブを配合した純植物性飼
料を与え、およそ180日くらい育て出荷したものです。

ビタミンB1、ビタミンEが多く含まれ、カロリーが少なく、人が食べても健康
になる豚肉となります。さらりとした脂身と、ハーブのおかげで臭味のない、
あっさりした赤身が特徴です。

元々、フライドチキンの日本KFCが使用する国産の鶏にハーブを餌として与え
て、美味しい鶏を作り出したことをヒントに豚の飼育に使用するようになった
技術です。

平田牧場の三元豚は国産米を飼料に使うなどの工夫凝らしているため、コクの
ある独特の風味を引き出しています。また、鍋などで使うと灰汁がほとんど出
ないほど肉質が良いのが特徴です。

ハーブ三元豚はその美味しい平牧三元豚よりもさらにあっさりとした味で、和
風料理に合うのです。

当店ではランチにハンバーグやメンチカツを提供しています。従来は平牧三元
豚のひき肉と牛ひき肉を混ぜて使っていました。豚ひき肉だけだと独特の匂い
が出るため、牛ひき肉を入れていたのです。しかし、ハーブ豚は牛肉を混ぜな
くても、厭味な匂いがせずあっさりとして美味しいのです。そこで、ハーブ三
元豚だけのハンバーグにして、重量も120gから150gに増量し、ハーブ三元豚の
美味しさをたっぷりと味わっていただくことにしました。
また、メンチカツ、しょうが焼き、ロースカツにもハーブ三元豚を使うことに
いたしました。

このハーブ豚に出会った裏話をご紹介しましょう。当店の調理長は元々細身の
すらりとした体格ですが、最近は野菜を中心に食べるようになり、普段の食事
はたっぷりの有機野菜にハーブを味付けに使うなどの健康的な食事を摂ります。
そのため、豚や牛をほとんど食べなかったのですが、その調理長がハーブを飼
料に使っていると言うので、試食をして思わず美味しいと言ったのがこのハー
ブ三元豚でした。

通常の定食屋で使っている豚肉やお魚などは、輸入の冷凍品が多いのですが、
莫莫居鶯は美味しくて、ヘルシー、を目指して、国産の生の食材にこだわり、
プロの調理人が丁寧に仕上げています。

ディナーには、おなじみ平牧三元豚に加えて、ハーブ三元豚の料理と、ハーブ
赤鶏を使った料理をご用意しています。

季節の食材いつもあり!! 心と身体に優しさを・・・

莫莫居鶯にいらっしゃいませ!!

担当 :店長 藤代(ふじしろ)6月より新任の店長になりました。
よろしくお願いいたします。
TEL  :03-3987-0085
メール:info@bakubakukyo.com

ほっこり和食 莫莫居 鶯 (ばくばくきょ うぐいす)
東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビルB1
電話  :03-3987-0085
メール :info@bakubakukyo.com
地図  :http://www.bakubakukyo.com/shop.html
営業時間:年中無休(年末年始以外)
ランチ  月~日 11:30~15:00
ディナー 月~土 17:30~24:00
日・祝 17:30~23:30
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● 新店オープン情報 ———————————————-■□

■ もつ焼き・さば串 「ごっつり」オープン

4/28、串焼き「ごっつり」がオープンしました。オーナー自ら毎日芝浦のとさ
つ場へ仕入れに出向くため、とびきり新鮮で美味しいホルモンを、とてもリー
ズナブルな価格で提供できます。 朝挽きホルモンは、串焼き・煮込としては
もちろん、刺し身としても美味しく食べられます。 ほのかな甘みと独特の食
感、噛めば噛むほどに旨みが溢れ出します、 臭みがまったくないため、臭い
が苦手な人にもおススメです。

日本で一番脂が乗っていると言われる八戸前沖さばを、東京で提供しているの
は、当店一店舗のみ。
○八戸前沖さばの魅力
「日本一脂がのったサバ」と言われる八戸前沖さば。
ブランド推進協議会に承認された店しか、「八戸前沖さば」のブランド名を使
えない。
脂肪分は、通常のサバが12%に対し、八戸前沖さばは脂肪分25~30%。
脂肪分は多いが、後味が良いとも言われている。
流通量が少なく市場で目にすることは珍しい。(東京で食べられるのは当店だ
け)
不飽和脂肪酸が豊富。(600g以上のサバでマグロに匹敵する不飽和脂肪酸が含
まれている)

一度食べると、「サバ」に対する考えが変わります。 脂のノリは、まるで極
上の大トロ。 サバ好きの方のみならず、魚好きであれば一食の価値アリ。
当店では、その八戸前沖さばを3通りの食べ方で楽しんで頂けます。

漬けさば(400円)
サバ独特の旨みをそのままで楽しむなら。
特製タレに漬け込んだサバを、生姜醤油で。

串焼き(300円)
サバの切り身を串に打ち丁寧に焼き上げ、大根おろしを添えて。

鯖とろろ飯(350円)
香ばしく焼きあがったサバと、とろろのハーモニー。

○その他メニュー一例
串焼き タンモト・ハツ・レバ・カシラ・ナンコツ・テッポー他(100円~)
朝挽きのレバ刺し・タン刺し・ハツ刺し・ガツ刺し(400円~)
塩もつ煮(380円)
国産牛ホルモン網焼き 塩(400円) タレ(450円)
肉巻き串焼き オクラ・もち・アスパラ・プチトマト(200円~)

○店舗データ
住所:東京都足立区千住旭町41-17
アクセス:北千住駅 東口徒歩20秒
TEL:03-3870-1094
営業日・営業時間:17時~24時
正月・お盆・ゴールデンウィークの後半のみ休日。
(とさつ場が休みで、新鮮なモツを提供できないため) それ以外は休み無し。
定休日:無し
坪数・席数:10.5坪 一階立ち飲み10席 二階テーブル席24席 外5席

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● 日本外食ニュース ———————————————-■□
5月26日から6月1日 日経MJ フードビジネス より

■ ロッテリア、低価格品で巻き返し、一部バーガー50円引き
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://news.livedoor.com/article/detail/4172781/
http://www.lotteria.co.jp/index.html

ロッテリアは低価格メニューの拡充に踏み切る。夏季限定の人気商品であるハ
ンバーガー「タンドリーチキンサンド」とかき氷を今年は値下げ。サイドメニ
ューには低価格の新商品を投入する。昨年、「絶品シリーズ」など高単価商品
の人気で復調しかけたが、競合するファストフード店の値下げ攻勢で失速。従
来の高付加価値路線を踏襲しながらも、目先は集客の目玉となる低価格品の充
実を優先させ、他社に流れた客を取り戻す。

■ ピエトロ、朝食・持ち帰りに注力、開店早め、物販品目2倍
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2818&NewsItemID=
20090527NRS0108&type=2

【福岡】ピエトロは二期連続で営業赤字に陥っている外食事業のテコ入れに踏
み切る。朝食需要を取り込むため営業時間を3時間早めるほか、サンドイッチ
など持ち帰り専用商品を投入して物販の品目を2倍に増やす。一部店舗で実験
したうえで、好調なら大半の店舗に拡大する。福岡市天神地区にあるレストラ
ン「ピエトロ セントラーレ」に25日、持ち帰り専用スペースを設置した。

■ 秋田のドリームリンク、居酒屋、西日本に5店、来春までに
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://www.shopbiz.jp/fc/news/34211.html

【秋田】居酒屋など飲食店チェーン運営のドリームリンク(秋田市、村上雅彦
社長)は、関西以西で直営店の展開を始める。20日に出店した広島市を皮切り
に、来春までに5店を開業する。将来は西日本でFC(フランチャイズチェーン)
店舗網を広げたい考え。地価下落などで出店コストが下がっているのを機に、
未開拓の地域に攻勢をかける。

■ 不二家、12期ぶり店舗純増、今期末620店に、節約志向背景に拡大
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://www.shopbiz.jp/fc/news/34212.html

不二家は洋菓子店の店舗網を拡大する。2010年3月期は12期ぶりに新設数が閉
店数を上回る見通し。09年3月末の店舗数は10年前のピーク時から半減、約600
店まで落ち込んでいた。消費者の節約志向に対応した低価格商品の投入が新規
客の取り込みにつながっていると判断した。

■ ビール大手5社、共同販促、都内でイベント、31日まで、どれでも1杯500円
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://www.beerden-week.com/

ビール大手五社の共同販促イベント「ビールデンウィーク」が東京都港区の六
本木ヒルズで始まった。

■ 「アジアめん」、味の素が2種
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000002-maibz-ind

味の素は6月15日、「アジアめん」シリーズとして「ベトナムフォー」と「タ
イトムヤム麺(めん)」を発売する。

■ 吉野家は鰻丼全国発売
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://unaginews.blog.so-net.ne.jp/2008-06-03

吉野家は27日の午後3時から「うな丼定食」の販売を始める。肉厚のウナギに
濃厚なタレをかける。みそ汁と漬物が付き550円で、持ち帰りは単品(520円)
のみ。販売期間は7月下旬までの予定。

■ 飲食業調査から(5)省エネ――迫る改正法、進まぬ対策(終)
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=8179&NewsItemID=
20090324NKM0393&type=2

2010年4月の改正省エネ法施行まで1年を切った。今回の調査によると、毎年の
報告が求められるようになるエネルギー使用量を把握している企業の割合は3
割未満。一部の大手を中心に厨房(ちゅうぼう)機器の切り替えなどハード面
での取り組みが進む一方で、事実上“手つかず”の企業も少なくないようだ。
現状把握から具体的対策の着手まで、残りの月日の間に省エネ化の道筋をつけ
られるのか。

■ 日本マクドナルド蕗沢拓氏――朝食メニューにホットドッグ(フーズWho)
2009/05/27 日経MJ(流通新聞)
http://www.dog-lover.jp/page25.html
http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20090305_2/

日本マクドナルドが3月6日に発売した朝食メニュー「マックホットドッグ ク
ラシック」が順調な出足を見せている。かつて販売していたホットドッグメニ
ューの再開にあたり、開発担当者の蕗沢拓メニュー開発部マネージャー(45)
は食感や香りなど具材を一から見直し。その「初心に返る」姿勢が若者らの支
持に結びついた。

■ 小麦拡販、元楽天マン一役、カフェ併設直売所、都内に、近隣レストラン
重点販路に 2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.lonowa.com/
http://blog.goo.ne.jp/aqua_0010/e/ebfd5fc6f2d8e83faaa74abe518f2749

ネット業界から小麦の生産・直販へ。東京・世田谷の駒沢公園そばに30日、カ
フェ併設の農産物直売所が開店する。運営主体である、ろのわ(東京・世田谷)
の渋谷剛社長(45)は、かつて楽天で企業買収担当やチケット販売子会社社長
を務めた人物。自給率が一割程度にとどまる小麦をあえて選び、その関連商品
を一般消費者及び近隣のレストラン経営者などに供給する新ビジネスに挑む。
新店の名称は「Lonowa(ろのわ)駒沢」。

■ どん、独自に電子マネー、全業態で顧客囲い込み、数千万円かけ専用機
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://ameblo.jp/16taku/entry-10270821256.html

ステーキチェーン大手のどんは6月半ばに「ステーキのどん」など全業態に電
子マネーを導入する。同社の店舗でしか利用できないタイプで、携帯電話を使
った販売促進など、顧客の囲い込みに活用する考え。2012年2月期に10万人の
利用者獲得を目指す。大手外食チェーンでも自ら発行主体となっている電子マ
ネーはまだ少なく、他の同業態に先駆けて既存店のテコ入れを狙う。

■ サガミチェーン、低価格店シフト、「サガミ」5店、「あいそ家」に
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/chubu/news/arc3170.html

【名古屋】めん・和食店運営のサガミチェーンは低価格業態の店舗を増やす。
まず2010年1月までに、主力の「サガミ」5店を、客単価が3割弱安い「あいそ
家」に転換。13年1月期には全体の約一割を「あいそ家」にする計画だ。景気
悪化による消費者の節約志向の高まりに対応する。

■ モス、ごはん商品拡充、既存メニューもリニューアル
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000017-nkbp_tren-ind

モスフードサービスはごはんものメニューを拡充する。6月9日に野菜とエビ
フライを載せたごはん「サラダごはん えびフライ」を発売するほか、既存の
「サラダごはん タコライス」をリニューアルする。主力のハンバーガー以外
のメニューを充実させて新規客を取り込む。

■ 「コカ・コーラゼロ」、マック全店で販売
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_20090526.html

日本マクドナルドは全国の店舗で、コカ・コーラグループが力を入れる「コカ
・コーラ ゼロ」の販売を始めた。同商品を100%導入するのは世界約120カ国
のマクドナルドでは珍しい。両社は共同販促を28日から展開する。

■ 6月15日は「生姜の日」、永谷園提唱、飲料を発売
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.nagatanien.co.jp/company/news/pdf/news20090521141529.pdf

6月15日は「生姜(ショウガ)の日」。永谷園がこんな記念日の普及活動を始
める。同社は体を温める効果があるとされるショウガの研究や関連商品の開発
を続けており、2007年には社内横断的な研究組織「生姜部」を設立。28日に社
外の“入部”希望者の募集を始め、記念日の周知につなげたい考えだ。

■ 好調の野菜飲料、カゴメ新味追加
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.kagome.co.jp/news/2009/090521.html

カゴメは7月、野菜飲料「野菜生活100リフレッシュ!」シリーズの新味「レモ
ン&パッションフルーツ」を投入する。市場全体が縮小する中、飲みやすさを
強調した「リフレッシュ!」は同社の戦略商品に位置づけられ、1月の投入後
4カ月間の販売額は当初計画比で2割以上上回っている。新味の発売で売れ行き
に拍車をかける。

■ シダックス、ローソン、病院・大学出店で連携、食堂・コンビニ一括受託
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2651&NewsItemID=
20090529NRS0135&type=2

シダックスはローソンと、病院や大学などの出店で協力する。両社で物件情報
を交換するほか、シダックスが病院内などで運営する自社売店の一部をローソ
ンに転換する。シダックスは食堂とコンビニエンスストアを一括運営できる利
点を訴え、受託件数を増やす。

■ キリンビバ、特保対応の「午後の紅茶」
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000017-nkbp_tren-ind

キリンビバレッジは特定保健用食品「午後の紅茶 ストレート プラス」を6
月2日に発売する。食事時に飲むと糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑
える働きがあるという。

■ シソ風味コーラ飲料、サントリー食品「ペプシ」
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20090527/1026579/

サントリー食品はシソ風味のコーラ飲料「ペプシしそ」を6月23日に発売する。
青ジソ風味の香料をペプシコーラに加えた。

■ 毎月29日「肉の日」、宮崎では県産肉PR
2009/05/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.kei.mz-ja.or.jp/

宮崎県経済農業協同組合連合会(JA宮崎経済連)は毎月29日を「肉の日」と位
置づけ、県産肉の消費拡大キャンペーンを始めた。県内330の飲食店や量販店
が参加、29日に合わせ県内を中心に県産肉を集中PRする。地産地消を促し、畜
産業の発展を目指す。

■ ブランドを育てる JAつがる弘前、トウモロコシ「嶽きみ」(食材最前鮮)
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.dakekimi.com/

青森県弘前市は全国的にリンゴの産地として知られるが、岩木山のふもと、嶽
地区ではトウモロコシ栽培が盛んだ。周辺の150ヘクタールで収穫されるトウ
モロコシは「嶽(たけ)きみ」と呼ばれる。“きみ”とは東北地方でトウモロ
コシを意味し、高原ならではの寒暖の差のおかげで他のトウモロコシより糖度
が高いのが特徴だ。

■ 飼料米食べ豚すくすく 国産で「安心」 地産地消PR 出荷が急増 販路も拡大
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=594
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0219328_03.pdf

飼料米を使って飼育した銘柄豚の流通が定着し始めた。コストはトウモロコシ
の2倍と高いものの、国産米を用いた「安全・安心」のほか、地域循環型農業
というアピールが支持を得ている。飼料米生産は拡大傾向にあり、さらに商品
化が進みそうだ。

JA全農みやぎ「宮城野豚(ポーク)みのり」
飼料米をエサに使った豚の生産で先行する畜産大手の平田牧場
フリーデンは「やまと豚米らぶ(マイラブ)」

■ 北海道のホーブ、夏秋イチゴ拡販、米国産代替、不二家などが採用
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/hokkaido/news/news_0000003045.html

【旭川】イチゴ苗を開発販売するホーブ(北海道東神楽町)は、夏から秋にか
けて収穫するイチゴの市場開拓を本格化する。夏場に洋菓子に使うイチゴは米
国産の独壇場だったが、同社が今年から売り出す新品種を不二家など洋菓子大
手2社が採用することを決めた。「安心・安全な国産」を前面に出し、米国産
からのシフトを需要家に促す。

■ 帯広の満寿屋、十勝産小麦100%のパン店
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090520c3c2001e20.html

【釧路】パン製造・販売の満寿屋(ますや)商店(北海道帯広市、杉山雅則社
長)は帯広市内に地元・十勝産の小麦を100%使った新店舗「ますやパン麦音
(むぎおと)」を開店した。敷地内に十勝管内の農家が参加する野菜直売所や
小麦畑もある。地産地消や食育などをテーマにした提案型の店舗にし、地域活
性化に役立てる。

■ タコつぼオーナー募集、明石の江井ヶ島漁協、参加費5,250円、残念賞も
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://ameblo.jp/kouyou7/entry-10120329708.html

兵庫県明石市の江井ケ島漁業協同組合は、地域活性化の一環としてタコつぼオ
ーナーを募集する。7月下旬から8月上旬に4回、漁協がタコつぼを引き揚げ、
タコが入っていたら、つぼのオーナーに直送する。1匹もかからない場合は残
念賞として山口県産の陶器のタコつぼを送る。参加費は1匹目の送料込み5,250
円。2匹目からは送料が実費になる。

■ HASSiN(博多八郎)だんらん演出 常連招く(フード新潮流競争力を磨く)
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.8sin.co.jp/shop/hakatahachiro/

新宿・歌舞伎町に3月、オープンした九州料理居酒屋「博多八郎」は、日本の
どこにでもあるような商店街をイメージした空間演出がノスタルジーを誘う。
低価格で特色ある料理と温かみを重視したサービスで、飲食店の盛衰が激しい
歌舞伎町にあって着実にリピーターを増やしつつある。「博多八郎」を運営す
るのは、大阪をはじめ関西中心にくしカツの店など約40店を展開するHASSIN
(大阪・中央、大西勲社長)。

■ 「物作りの原点」の未来像―努力の果実得られる農政改革を(ふーど記)
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkeicho.or.jp/report/2004/seto.pdf

日本の農業にはもっと明るい未来像がほしい。担い手は年々減少、農家数はこ
の10年で2割近く減り、東京都の面積の1.5倍に相当する農地が消えた。このま
までは農業の崩壊に歯止めをかけられない。

■ 「椿屋珈琲店」の東和フード「全席喫煙」カフェ拡大 駅前中心 5年で10店
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000000-hsk_bs-l13

喫茶店「椿屋珈琲店」を運営する東和フードサービスは、全席で喫煙可能なカ
フェの出店を拡大する。繁華街の駅前を中心に出店し、5年で10店程度の展開
をめざす。禁煙・分煙に取り組むコーヒー店が多い中、あえて全席喫煙とする
ことで、愛煙家の喫茶需要の取り込みを図る。

■ 和風ラーメン、アジアで15店展開、三宝、合弁で10年末めど
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://jp.jnocnews.jp/news/show.aspx?id=18103
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090528c3b2803z28.html

【新潟】外食チェーンの三宝(新潟市、金子博信社長)はアジア地域で和風ラ
ーメンを中心とするレストランを、2010年末までに約15店展開することを決め
た。今年1月、提携に合意したシンガポールの外食大手と組み、9月に中国・上
海、11月にシンガポールでそれぞれ1号店を開業する。同地域で人気が高まっ
ている日本食需要を取り込み、市場が縮小する国内事業を補完する。

■ すかいらーく、チラシを共通化、全店舗ブランド、宣伝を効率化
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)

すかいらーくは「ガスト」や「バーミヤン」「グラッチェガーデンズ」など店
舗ブランドごとに出していた折り込みチラシを共通化した。これまで店舗ブラ
ンドごとに販促活動をしていたため、チラシの配布時期が重なるなどして高い
宣伝効果が得られなかったと判断した。一体化により宣伝費も抑制する。

■ 白州屋まめ吉、大豆飲料、青臭さなく、高級種使い濃厚に
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://d.hatena.ne.jp/projectmanager/20090602/p2
http://www.h-mamekichi.co.jp/

【甲府】大豆飲料製造の白州屋まめ吉(山梨県北杜市、榑林剛社長)は6月、
青臭みのない大豆の高級品種を使った新商品を売り出す。健康志向の強い女性
に照準を定め、首都圏の通販会社などに販路を広げる。輸入大豆を使う製品と
の価格競争が激しく、県内市場だけでは採算が合わなくなったため。生産者と
組んで需要を掘り起こす。新商品は「特濃・無添加まめきち」。

■ USJの新施設デザイン、UCC、西日本で限定缶コーヒー
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.ucc.co.jp/company/news/2009/rel090528b.html

UCC上島珈琲(神戸市)は6月1日、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(US
J)」の新アトラクションをデザインしたオリジナル缶コーヒーを発売する。
近畿・中四国地域で3万ケース(1ケース30缶入り)の限定商品。

■ みそ汁、全国の味紹介、社員食堂など858施設、シダックス、日替わりで
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.shidax.co.jp/release/pdf/f43d09ac4aca7db9cdd79ac47d4960ca.pdf

シダックスは6月1日、全国で受託する社員食堂など858店で、日本全国のみそ
を使用した「日本列島味噌(みそ)汁紀行」キャンペーンを始める。各施設で
提供しているメニューのうち、定食などに使うみそ汁13種類を、7月31日まで
日替わりで提供する。

■ 「ナナコ」利用でポイント5倍に、デニーズ35周年
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.nanaco-net.jp/campaign/index.html

セブン&アイ・フードシステムズは、主力ブランド「デニーズ」の1号店が開
店してから35年を迎えるのに合わせたキャンペーンを6月1日に始める。支払時
にセブン&アイ・ホールディングスの電子マネー「ナナコ」を使うと、支払金
額ごとにつくポイントを通常の5倍つける。8月31日まで実施する。

■ 日本マクドナルド、紅茶味デザート、夏季限定で販売
2009/06/01 日経MJ(流通新聞)
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2009/promotion/promo0528.html

日本マクドナルドは6月19日から8月上旬までの期間限定でデザート「マックフ
ルーリー ミルクティー&オレオ」を発売する。

● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発― カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情

■ レストランはリズムが勝負

皆さん今週もしっかり食べていますか。しっかり食べているはずの私でしたが
ここ数ヶ月「倦怠、眠気、寒気」にちょっと悩まされ、指の爪はへこんでくる
し、もう中年の老化でしょうがないのかなぁと落ち込んでましたが、実は貧血
のようでした。鉄分の錠剤を摂りはじめたらめきめきと、気分は晴れ、頭もし
ゃっきり、不思議なものですね。人にも会いたくなくて、外食もあまりしたく
なくなり大変でしたが、そんな曇り空の心も晴れてきました。体の調子が精神
をこんなにも支配しているとは驚きでした。皆さんも「自分ってダメな奴」と
思った時は要注意です。何か、栄養不足で体の調子が崩れているかも知れませ
んよ。「病は気から」じゃなくて、その反対も真なり。体の声に耳を傾けるこ
とも大事なようです。

お陰様でこの「米国レストランニュース」を執筆するようになって、早丸々6
年が経ちました、こんなに長く読者の皆さんとお付き合いさせていただけると
は、感謝で一杯です。6年前にシカゴの日系企業のOLを辞めて、その後も続け
て来た「食べ歩きと多くの人との出会い」がこんな形で実を結ぶとは続けてこ
られて良かったなぁと思う日々です。王編集長以下スタッフの阿多さん、高橋
さんの応援がなければここまで続けられなかったと思います。ほんとうに有難
うございます。これからも面白い話題を送り続けて行きたいと思っています。

「そんなに、締め切りを守れないなら、辞めてしまえ!」と日々厳しい言葉で
励ましてくれた夫・ミスター・デイビスにもちょこっと感謝です。憎たらしい
獅子座の男ですが、愛しぬくしかないですね。先日亡くなったしまった清志郎
さんじゃありませんが、「愛し合ってるかい?」と皆さんにも問いたいですね。
まさに愛=忍耐です。仕事場の同僚にも忍耐と愛を!シカゴの元同僚の話を聞
くと、日系企業現地採用の日本人も賃金カットで外食が出来ないと嘆いていま
した。「一緒にフレンチ食べに行っていたのが、夢のようだね。」なんて彼女
悲しいことを言ってました。

なぜ人は外食するのだろうか?とふと考えてみました。レストランの語源の一
つは英語で「リストアー」修繕するとか回復するという説があるそうです。レ
ストランとは美味しいものを食べて日々の生活の疲れを癒す場所といったとこ
ろでしょうか。

この景気で外食好きのアメリカでさえもお客が減っていて、ラスベガスのレス
トランもカジノの食べ放題のバッフェ以外、長蛇の列を見ることがありません。
サーバーの人たちもほんと退屈している様子で可哀想なくらい。お店が暇だと
リズムが無くなり、どうもサービスもパッとしなくなってきます。

リズムと言えばファスト・フード店ぐらいリズムが肝心な場所はありませんよ
ね。シカゴにはいつも混んでいる「ポティローズ」と言う、ハンバーガー、ホ
ットドック、イタリアンビーフ・サンドイッチのチェーン店があって、それは
お昼や夕方、ビール片手のサラリーマンで賑わっていました。ラスベガスで出
会ったシカゴ出身の人たちと集うたびに、「ポティローズに行きたいよね」と
いう話になり、「ここはろくなホットドックがないからな。」というため息が
あちらこちらで聞こえてきます。

「ポティローズ」では長蛇の列をさばく為、レジはお金を払うだけで、ハンバ
ーガーを入れる袋を持ったお姉さんが並んでる人にオーダーを聞いて回ります。
袋に鉛筆で注文を書き込んでもらって、レジの先頭に来たら、袋をキャッシャ
ーに渡しキャッシュかカードで支払い、番号の入ったレシートをもらいます。
レシートの番号が呼ばれたら取りに行くと言う仕組みです。これがスムーズに
流れて気持ちがいいサービスでした。ハンバーガーを焼いている人たちの手際
も良くって見ていてそれは面白いものです。ホットドックにピクルスを入れる
調子もいいです。これこそ、アッセンブリー(流れ作業)のいい見本ですね。
とにかく忙しいファスト・フード店は活気があっているだけで、こちらも元気
なってきます。
http://www.portillos.com/

ところが、悲しいことにここラスベガスではこのリズムがどうも見えてこない
のです。と言うのも、シカゴのように皆が9時~5時で働いていないので、お店
が混む時間がはっきりしていないんですね。24時間営業のカジノで働く人が多
いから、食事する時間もまちまちだし、その他は観光客なので、こちらも好き
な時間に食べる訳ですからね。なんだか、お店もだらだらしている感じで、マ
ックやタコベルに行っても3回に一度は注文した物が入っていなかったり、つ
り銭間違えたりと、困った状態です。大事な営業スマイルもあまり見られませ
ん。「チップくれなきゃ、微笑みませんよ。」っていった感じです。シカゴの
マックの看板にはスマイルは$0って書いてあったのにね。

マックってどこへ行っても安心して食べれる場所だと思っていましたが、ここ
はどうもマックの領域ではなくて、「ジャック・イン・ザ・ボックス」や「カ
ール・ジュニア」といったハンバーガー・チェーンの方が優勢のようです。や
はり、西海岸勢と中西部勢では随分違うんだなぁと痛感する日々です。
また来週から元気のいいリズムのある店を探して来ますね。

昨日「大阪」という行きつけの寿司屋に行ったら、寿司バーのシェフのお兄さ
んが、「シカゴのテイスト オブ シカゴが懐かしいなぁ。」と言っていまし
た。以前行ったことがあるようで、「色んな屋台が出ていて楽しかった。」と
話してくれました。私が、「一度も行ったことがない。」と言ったら驚いてま
したが。どうもシカゴのダウンタウンの夏は暑くて、色んなレストランが屋台
を出して宣伝する夏の名物「シカゴのテイスト・ オブ ・シカゴ」に行く気
がしなかったのですが、もうこちらの暑さに比べたら屁の河童なので、この夏
は行けるかも。

そのお兄さんが「何飲んでるの?」と聞くので「ボンベイサファイヤのジン&
トニックですよ。」と返事すると「随分古臭いもの飲んでるね。」ですって、
失礼な!「じゃ何が流行ってるの?」と聞くと「やっぱ、ウオッカでしょ。」
ですって、面白い人です。そっかジンは古いんだー、飲み物で年がばれるので
気を付けなければと思った冷や汗の一瞬でした。はっきり言ってくれたこの沖
縄の人に感謝しないとですね。アメリカは飲み物の流行が早いですからね。今
はどこのファスト・フードもアイスコーヒー戦争です。ダンキン、マック、ジ
ャックまでが無料クーポンを配って、アイスコーヒー・ファンを増やそうと躍
起です。アイスコーヒーに目の無い私にはいい傾向で嬉しいです。ちょっと甘
過ぎるのが困り物ですけどね。

今週はGMの破産やエール・フランスの事故などあまりいい始まりではありませ
んが、私個人としてはこの土曜日の日本ダービーで従兄の騎手・横山典弘の乗
った馬が勝利して、浮かれています。15回挑戦して初の勝利「ノリおめでとう
!また日本に帰った時には焼肉奢ってね!」

私は府中で生まれましたが、育ったのは横浜なので、この月曜日は横浜開港
150周年だそうで、3,000発の花火見たかったです。中華街も賑わっていること
でしょう。黒船以降の歴史を思うと、どうもヨコハマって想像を掻き立ててく
れる場所です。食のどんなドラマがあったんでしょうか。洋食の歴史なんかも
調べて見ると面白いでしょうね。
ではまた来週まで、皆さんお元気で。

(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

■ 韓国「2008年 外食マーケット まとめ その10 その他外食事例」

今週からは、外食ブランドの情報公開書(韓国の加盟事業取引ホームページ
( http://franchise.ftc.go.kr/ )を引き続き、紹介する。ちなみに、2009年
3月の情報登録書の新規登録を完了したブランドは52個、4月は69個となった。

(4)株式会社 ゼナシス(登録更新:2009年5月20日)
創業:1995年
加盟事業開始:1995年
売上高:1,740億1127万ウォン(2008年度)
当期純利益:-179億6,495万ウォン(2008年度)
ブランド:BBQを含めて8つ(その他の系列2つ)
店舗数:1,585店(直営1)
従業員数:386人(役員5人)(2007年12月31日現在)
所在地:ソウル市ソンファ区モンゾン洞150-25
ホームページ:www.bbq.co.kr

鶏肉は、豚肉の次なる消費量が多いもので年間2兆ウォンの市場とも言われて
いる。主にデリバリ専用のフライドチキン業態が多く、一つの町に5~10店あ
るほど非常にポピュラーな業態となっている。従来はデリバリー中心の客席が
ない店舗であったが、最近は店内飲食も可能な新しいタイプの業態へ変わりつ
つある。

そのけん引役となっているのが、フライドチキンデリバリー業界最大のゼナシ
スである。同社では既存のBBQをレベルアップしたカフェスタイルのコンセプ
ト「BBQチキン&ビアー」を新しく作り出した。BBQチキン&ビアーでは、クリス
ピーチキン、にんにくチキン、チリソースチキンなど8種類のチキンメニュー
にサイドメニューも20種類以上と、既存店よりもメニューのバリエーションを
拡充している。

ゼナシスは新規のみならず、既存のBBQ店もこの新しい業態に切り替えていく
戦略である。しかし、デリバリー専用の既存店に比べ、客席が必要であるため
に設備投資が2倍以上かかることから既存の店主からの反発の声があるという。
実際に新タイプの業態を増やすために既存の店主や新規の店主に強要したこと
が問題となり、公正取引委員会から加盟店主に不利となる約款条項のうち、19
項目に対して修正または削除を勧告された。その結果、ゼナシスの昨年の営業
利益はマイナス148億ウォンとなり、深刻な経営難に落ちている。原材料の上
昇やAIの影響により売上高が伸び悩んでいる中で、さらに営業利益が急減した
原因となった。また、契約終了や新業態への切り替え中の店舗があるため、年
末の店舗数は1,396店となった。

次の表は、BBQの最近3年間の加盟店数を時系列でまとめたものである。加盟店
数は、2006年末1,575店、2007年末1,566店から2008年度末には年初の1,565よ
り170店減少の1,396店となった。

「BBQ」の最近3年間加盟店数推移(単位:店)

年度 年初 新規開店 契約終了 契約解約 名義変更 年末 増減
直営店 加盟店 店舗(計)
2006 1,573 91 89   231 1,575 +2
0 1,575 1,575
2007 1,575 61 52   199 1,584 +9
1 1,566 1,567
2008 1,566 76 246   116 1,396 -170
36 1,396 1,432
合計   228 387   546
出所:BBQの情報公開書より筆者作成(2008年11月19日登録完了)。

次の表は、ゼナシスが展開している10個のブランドリストである(系列会社の
ブランドも含む)。ゼナシスの看板および主力ブランドは、フライドチキンの
「BBQ」である。現在、情報公開書の登録済みとなっているのは、BBQとピザQ
の2つだけである。

ブランド名 情報公開 業種/業態
加盟店/直営店数 2006年末 2007年末 2008年末
チキンアンドビア 未登録 チキン&ビア
3/0 33/0 51/0
チャムシュッバーベキュー 未登録 チキン料理
13/2 15/2
ダックイクヌルマウル 未登録 バーベキュー
105/6 87/7 64/4
ドリマル 未登録 チキン料理
1/1 1/1
BHC 未登録 フライドチキン
510/0 650/0 715/0
ユナイン 未登録 うどん
87/2 80/1 80/0
オリーブドンカツ 未登録 ドンカツ
1/1 13/2
デイリーアティ 未登録 ワーフル
3/1 10/0
オリーブトッポキ 未登録 トッポキ
9/0 39/0
ピザQ 登録 ピザ
合計 0   0

注)「ピザQ」は、2008年4月から事業開始。

以下で、BBQの情報公開書を紹介する。
加盟店事業者の負担事項(営業開始以前):約63,568千ウォン(付加価値税別)。
最初に必要な金額は、加盟金(10,000千ウォン)、教育費(1,800千ウォン)。
保証金(2,000千ウォン):契約終了後返還。その他の加盟事業に必要とする費
用(49,768千ウォン)。
加盟金預託制度:預託採用
加盟店事業者の負担事項(営業中)

1.ロイヤルティ:売上高*3.5%または、商品代金*2*3.5%の内、低い方の支払い
とする。
2.広告費:売上高*3.5%または、商品代金*2*3.5%の内低い方の支払いとする。
3.販促費:毎月、店舗の売上高*5%以上を加盟店のための販促に割り当てて実
行する。
契約終了後の負担事項:更新教育費40,000ウォン(付加価値税別)
営業活動に関する条件と制限
1.契約期間:契約締結日より2年間、更新あり(契約期間1年)
2.営業時間:午前11:00~23:00(店舗の地域性により調整可能)
加盟店1店当りの平均売上高は、1億8400万ウォン。
広告・販促:62億8827万ウォン(2008年度)
営業権保護の有無:非保護。
加盟店主の兼業禁止:加盟契約終了以降には、既存の加盟契約上の権利は無効
となる。
教育・訓練関連事項:5泊6日(BBQ専用のチキン大学にて合宿)。但し、引き受
けの場合には4泊5日の基本教育のみとする。費用は、二人当たり198万ウォン
(追加1人当たり990万ウォン)(付加価値税込み)

李美花
筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、
米日韓におけるフランチャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指して
いる。
その他、日本では「飲食店経営」執筆した。韓国では「外食経営」等に執筆し
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
学業の傍ら、韓国外食企業の研究や交流もしている。韓国進出を計画なさる方
は是非ご相談ください。
筆者連絡先 mihwalee@hotmail.com

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● 米穀情報報 —————————————————■□
※この情報は、米穀データバンクのご協力により、「米穀市況速報」(日報)
から、一部記事を要約したものを掲載させていただいています。(月1掲載)
記事・図表の無断転載・引用を禁止します。

■ 朝・弁当カレーの企画が成功

関西発の情報として採り上げたカレーをテーマにした販促策。首都圏A卸も、
「家庭向け精米販売の動きが良い要因のひとつは、ルウなどカレー関係の追い
風がある。メジャーリーグのイチロー選手の食習慣を契機とした“朝カレー”
の提案はかなり広まってきた。また、弁当向けのミニサイズ、健康志向に対応
したカロリーカットのレトルトカレーなど各メーカーの打つ新企画が成功して
いる。カレーに欠かせないのは米で、必然的に精米が売れるとの構図」(営業
担当)と説明する。

同社では継続中を含めて、メーカーと協力しての販促企画が数多くあるという。
現在は首都圏、近畿と2大消費地の反応が良く、「今後は東海・九州など他の
地区に、同様な手法で販促を打つ考え。すでに夏向けの企画も検討している」。
(2009年6月1日)

■ シダックス、ローソンと新規出店などで業務提携

シダックス(株)はこのほど、コンビニのローソンと5月31日付けで、業務提
携を行うと発表した。

シダックスグループは病院・大学・事業所を始めとする施設内の給食・売店事
業などを展開しており、今回の提携については、新規出店における協力、両社
の病院・大学・事業所などへの出店に関する情報を交換し、効率的に行う、既
存店舗の転換、シダックスグループの店舗の一部を、ローソン店舗への転換を
検討する、新規営業モデルの検討、病院・大学・事業所内のコンビニ・外来外
食のコラボによる営業形態モデルの検討などを挙げている。

関係筋では、今回の件に関して「コメもビジネスの柱の一つとなるだろう。末
端流通では厳しい環境が続いており、今後も業態の垣根を超えた提携は続くと
考えられる」と指摘する。
2009年5月29日

■ 子会社の日本食糧卸、炊飯事業拡大を表明(グルメ杵屋)

(株)グルメ杵屋(大阪市・住之江区)の日村千尋社長は、5月25日に本社で
実施した記者懇談会で「グループの日本食糧卸の業容は、精米と炊飯の売上が
50%ずつのシェアだが、将来的には炊飯部門のシェアを高めていきたい。その
ために生産ラインの増強も考えていきたい」との意欲を示した。

同社では今年2月末日付で、日本食糧卸(株)を100%子会社化している。日本
食糧卸は、涼本彦之前会長が創業した関係で、従来から仕入を担当するなど繋
がりが深かった。今回の経緯としては「炊飯事業を中心に米の商売の可能性が
大きいと判断し、区切りとして当社の100%子会社とした。今後はグループ内店
舗への納入業務を柱に、主に炊飯を中心として事業展開していく」(本社)と
している。なお日本食糧卸の代表取締役社長には、福本憲治氏(前グルメ杵屋
・仕入物流部部長)が就任している。

(株)グルメ杵屋の売上高は450億600万円(平成21年3月期)。一方、日本食
糧卸(株)は1972年9月の設立、資本金は4,000万円、事業内容は米穀卸、炊飯
米卸売、加工米飯卸売、大阪住之江区内に本社社屋、精米、炊飯工場、低温倉
庫、物流センターを保有する。
(2009年5月28日)

■ セール銘柄拡大、在庫整理へ(卸筋)

関西など西日本の量販店では、秋田あきたこまち10キロ2,980円セールが拡大
する見通し。先行したイトーヨーカドーに続く動きで、某卸筋では「今週末か
ら範囲を拡げて取り組む」としている。また、同時期には近畿・北陸コシ同
2,980~3,080円セールの予定も組んでおり、在庫整理に入った観がある。

関西の有力A卸では、「23~24日出荷分から秋田こまちの2,980円セールを特定
チェーン(店舗。期間限定)で実施している。この企画ではイトーヨーカドー
が先行し、相当の数量を稼いだといわれ、遅ればせながら計画を組んだ。対象
は今週末以降に範囲を拡げていく考えで、併行して近畿・北陸産コシも同じ価
格帯でセールを打つ予定」としている。

西日本のB卸からは、「当社を含めて各卸とも20年産米の在庫整理に入ってお
り、今後は“重い銘柄”を筆頭にセールが活発になってくるだろう。スケジュ
ール的には秋田こまちを継続しつつ、近県のコシ系銘柄、そして新潟コシを実
施していく予定でいる」との方針が聞かれた。
(2009年5月27日)

○株式会社米穀データバンク:民間のコメ調査会社。生産・流通・市況など
コメに関する情報の提供を行っている。
○問い合せは、ricedata@japan-rice.com
○ホームページ「日本のコメ市場」http://www.japan-rice.com/main.htm

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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 日本製粉(株)、FOOMA JAPAN 2009(国際食品工業展)に出展

日本製粉(株)は、エンジニアリング業務を担当するニップンエンジニアリング
(株)と共催で、6月9日(火)から12日(金)までの4日間、東京ビッグサイトにお
いて開催される「FOOMA JAPAN 2009 (国際食品工業展)」に出展いたします。

今展示会では、高効率シフターや廃水処理システムのご提案など二次加工品製
造に係わる作業効率・環境改善の提案を行います。当社は、『食の安全・安心
の追求』を基本コンセプトに、当社の高い技術力を「食品関連工場及び設備等
をトータルエンニジアリングするニップングル-プ」としてアピ-ルします。
ぜひご期待ください。

*ニップンエンジニアリング(株)は当社出資100%のグループ会社で、食品工場
と粉粒体ハンドリングを中心としたトータルエンジニアリング業務を行ってい
ます。

○FOOMA JAPAN 2009(国際食品工業展)開催概要
FOOMAは、“International Food Machinery & Technology Exhibition”
の略称。食品製造機械・装置分野では国内最大級の総合見本市で、32回目とな
る今回は「おいしいテクノあります」をテ-マに掲げて開催されます。

○開催日時:2009年6月9日(火)~12日(金)10:00~17:00
開催場所:東京ビッグサイト 東・西展示棟全ホール
(当社ブースは東1ホールE1n-17)
出展規模:702社/3061小間(前回実績)
来場規模:117,758人(前回実績)

○当社グループ出展内容
(1) 高効率シフターの展示プレゼンテーション
(2) 工場建設等施工実績パネルの展示
(3) 食品工場廃水処理システム(ミニプラントデモ実施)

○この件に関するお問い合わせ先
日本製粉(株)企画部広報グループ 岩堀有津奈
TEL:03-3350-3900 FAX:03-3350-2329

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905273033
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 淡口醤油の逸品 限定醸造淡口醤油『龍野乃刻』予約受付開始

ヒガシマル醤油株式会社は、春に仕込んで秋に搾る、限定醸造淡口醤油「龍野
乃刻」の受付を、平成21年(2009年)6月1日(月)より開始しました。

これまでの淡口醤油の枠を超えた最高峰の淡口醤油。今年は、原料のすべてに
地元播磨産を使用致しました。芳醇でまろやかな味わい、上品な芳香、透明感
ある琥珀色、一年に一度だけの搾りたての味わいを是非お楽しみ下さい。発売
8年目を迎える今年は、お客様のご要望にお応えし、従来の2本入りに加えて、
新たに、ご家庭で気軽に使える6本入りを発売致します。

「龍野乃刻」は、淡口醤油を造り続けて340年の当社が、究極の淡口醤油の実
現を目標に研究開発を進め、ヒガシマル醤油の歴史と伝統の力に裏付づけされ
た知恵と技術力を結集させた最高級の淡口醤油として、平成14年(2002年)に
完成、発売を開始しました。その確かな品質が認められ、平成17年(2005年)
には「第33回全国醤油品評会」において、淡口醤油部門最高位賞である農林水
産大臣賞を受賞しました。

「龍野乃刻」は、大豆、小麦、米をはじめ、赤穂の塩、鉄分の少ない揖保川の
軟水など、すべて地元播磨産の原料を使用しており、ただいま蔵の中で熟成中
です。特に小麦は、醤油の原材料として国内で指折りの品質を誇る「播磨産高
品質完熟小麦」を使用。「播磨産小麦」は、昭和45年(1970年)の不作以降激
減していたものを、当社が兵庫県やJAなどに呼びかけ、地元栽培農家の協力を
得て平成13年(2001年)から試験栽培を開始しました。その後、改良を重ねた
結果、淡口醤油に適した粒張りの良い完熟小麦の収穫に成功したものです。ま
た、これらの取り組みは「農業者-加工業者-研究機関-行政」の好連携として
評価され、平成20年(2008年)農林水産省、経済産業省が選ぶ「農商工連携88
選」に選ばれました。

【商品概要】限定醸造淡口醤油「龍野乃刻」(たつののとき)
内容量/荷姿 1箱 310ml瓶×2本入り(化粧箱入り)
1箱 310ml瓶×6本入り(ダンボール箱入り)
販売価格   2本入り 1,785円(税込) 6本入り 5,250円(税込)
送料     525円 (同一お届け先の場合は数に関係なく全国一律)
お申込み期限 平成21年(2009年)10月末
お届け時期  2009年11月中旬予定
ご注文方法  ホームページ:http://www.higashimaru.co.jp/
はがき:〒679-4167 兵庫県たつの市龍野町富永100-3
ヒガシマル醤油株式会社「龍野乃刻」予約受付係
FAX:0791-63-9065
電話:0120-168-014(9:00~17:00 土・日・祝日を除く)

○リリースに関するお問い合わせ先:
ヒガシマル醤油株式会社 秘書課(小林ひとみ・田村裕美)
TEL:0791-63-4567 FAX:0791-63-3407
〒679-4167 兵庫県たつの市龍野町富永100-3
○URL: http://www.higashimaru.co.jp/

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905253006
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 新コンテンツ【あなとのお店の自慢の一品】を2009年7月にスタート

オーガニックレストラン・環境(エコ)情報ガイド:きのままを運営するラウ
ル株式会社は、きのまま運営から5周年を記念し、新コンテンツ発表。
http://www.kinomama.jp/

「あなとのお店の自慢の一品」を2009年7月にスタートします。
あなとのお店の自慢の一品とは? オーガニックレストラン、食品店の自慢の
メニューを日々ご紹介させていただくコンテンツになります。

「きのまま」とは?あなたと地球にやさしい、エコライフスタイル情報サイト
「きのまま」とは、環境や健康を大切にする人のための総合情報ウェブサイト
です。

1)食べる人が安心できる安全な食事を提供しているレストランやカフェ、
安心・安全な食材を販売している食料品店の紹介。
2)環境のことや健康のことを楽しく学べるスクールや
自然と触れ合えるツアー、取組みの紹介。
3)エコや健康をコンセプトにした環境と健康にやさしい商品の紹介。

○ラウル株式会社 事業内容
CSR/環境メディアの企画/構築/運営
排出権(カーボンオフセット)関連商品の開発/販売
環境ビジネス/CSRコンサルティング
http://www.ra-ul.com/
http://www.kinomama.jp/
http://www.gsl-co2.com/
http://www.greentrade.jp
http://www.ecool.jp/
http://www.greenmobile.jp/

プレスリリースに関するお問合わせ: 03-6411-0858 きのまま編集部
この件に関するお問い合わせ先:(ラウル株式会社)きのまま編集部(竹内)
TEL:03-6411-0858 e-mail:info@ra-ul.com

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905263030
株式会社共同通信PRワイヤー

■ インターネット通販「ベジタフル」映画eatripに協賛

株式会社フロンティアインターナショナルが、新規事業部門としてスター
とした産地直送野菜のインターネット通販「ベジタフル」が、この度フード
ディレクター野村友里氏監督作品、映画eatripに協賛いたします。

6/9(火)は、恵比寿ガーデンシネマにお越し頂いた方、先着100名様に、ベジ
タフルのサービスを体験できるミニセットをプレゼント!大切な人たちとだか
らこそ、うそや偽りのない、本物の味わいを楽しむ。
「食べるということこそ、生きること 人生とは食べる旅」
ベジタフルは映画eatripを応援しています。

○映画eatripとは、人が生きていく上で欠かせない食をテーマに、人と食の関
係性を見つめ直すフード・ドキュメンタリー。数々のメディアでフードディレ
クターとして活躍中の野村友里が初監督に挑み、俳優の浅野忠信や、歌手のUA
茶道家や一般の主婦などさまざまな職業の人々へのインタビューを通じて、人
と食をめぐる文化を浮き彫りにします。
(eatrip URL:http://eatrip.jp/ )

○ベジタフルとは、産地直送の国産野菜と、フードクリエイティブ集団※2
「EAT TOKYO」が手がける絶品レシピのセットを毎週ご希望の日にお届けする
インターネット通販です。「おいしい野菜のある食卓」をテーマに、新鮮で安
全、しかも「ベジタフル」ならではのこだわりを持って選んだ、土の香りあふ
れる旬の野菜をお楽しみ頂けます。毎週異なる野菜とレシピをお届けすること
で、野菜との出会いや、レシピを通じた、家族、友人とのコミュニケーション
を提供していきます。この度、「eatrip」の「食べるということこそ、生きる
こと、人生とは食べる旅」というコンセプトに共感し、協賛の実施となりまし
た。(ベジタフルURL:http://www.vegetaful.com/ )

○eatrip特別ボックス※6/9(火)恵比寿ガーデンシネマにてお渡ししています。
・じゃがいも
・玉ねぎ
・人参
※届けられた野菜を使って作る、カレーレシピ付き

○お問い合わせは下記までお願い致します
株式会社フロンティアインターナショナル Tel.03-5778-3657
Fax. 03-5778-6516 ベジタフル担当:三浦 袴田(ハカマダ)
会社所在地:東京都渋谷区渋谷3-3-5 NBF渋谷イースト3F
会社URL:http://www.frontier-i.co.jp

■ 東京海上日動キャリアサービス「飲食チェーン向けアルバイト紹介」展開

東京海上グループの総合人材サービス会社、株式会社東京海上日動キャリアサ
ービスは、飲食店・外食チェーン向けのアルバイトおよび正社員紹介サービス
の提供を本格展開いたします。

本サービスは本年より都内の一部地域で開始し、既に300名以上の紹介実績が
ございます。今回本格的にサービス提供を開始するのは東京23区および周辺の
都心部で、今後は順次サービスエリアを拡大して参ります。

直近の求人倍率が0.52倍(厚生労働省発表 3月の有効求人倍率)を切るなど、
企業の採用市況は冷え込みつつあります。一方で、この採用しやすくなったは
ずの状況下でも、採用に苦しむ企業様が多いのが外食産業です。「ブランド認
知が十分でなく応募が集まらない」、「せっかく採用してもすぐ辞めてしまう」
といった理由から、年間採用費が思うように下がらないのが現状です。

TCSが、採用店舗様に代わってスタッフ募集告知を行います。その上で、集ま
ったアルバイト希望者のうち、求人店舗様の採用条件に合致する方だけをご紹
介いたします。ご紹介差し上げる人数は、1名程度の補充採用から、新規出店
に伴う30名以上の大量採用にも対応しております。

【特徴1】「採用課金」「面談課金」の選べる2つの課金形態
スタッフが採用された場合費用が発生する採用課金(アルバイトの場合、週あ
たりの勤務シフトにより4万円~)と、スタッフを採用面接した人数に応じて
費用が発生する面接課金の2つをご用意。少人数採用は前者、大量採用には後
者のプランがお勧めです。

【特徴2】 業界初!ツーステップ紹介で早期離職を防止
費用をかけて採用しても、すぐ離職してしまっては意味がありません。TCSの
ツーステップ紹介ならば、最初に2週間程度の短期雇用契約を結び、相性を見
極めた上で正式な長期のアルバイト契約を結ぶことが可能です。お互いが見極
められることで早期の離職を防ぐ効果がございます。

このように、TCSでは飲食店・飲食チェーン様のニーズに合わせた人材サービ
スを、順次展開してまいります。

○TCSの会社概要
商   号:株式会社東京海上日動キャリアサービス
代 表 者:代表取締役 加藤博之
本店所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル8階
設立年月日:1984年6月
主な事業の内容:総合人材サービス(人材派遣・人材紹介・採用代行・業務
請負)
資本金  :1億円

○本リリースに関するお問い合わせ
株式会社東京海上日動キャリアサービス キャリアクリエーション事業部
アルバイト紹介担当:比嘉(ひが) Tel:0120-855-398

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905283067
株式会社共同通信PRワイヤー

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

イタリア南部の州プーリアの旅の報告を同行していただいた名古屋文理大学教
授の石川秀憲先生にお願いいたしました。

■ 「美味しいプーリアツアー 2009」報告 3

5月5日(火) 4日目
広大な塩の丘、SCのカフェテリア、世界遺産の謎の城、サンタクロースのお墓
浜辺の魚介料理

8時30分にホテルを出発です。今日はプーリア州の北に位置するフォッジャ県
Foggiaまで足を伸ばすため、昨日より30分ほど早い時間にスタートしました。
チステルニーノ市(Cisterino)
http://www.comune.cisternino.brindisi.it/comune/
http://en.comuni-italiani.it/074/005/

を過ぎ、そのままアドリア海側 Mare Adriaticにおりて海沿いの高速道路に
乗ります。ここから120kmほどの道のりです。青いアドリア海を右手に、古木
の林がところどころに広がるオリーブの海を左手に見て、一路北へ走ります。
かなり走っても、ところどころブドウ畑やイチジク畑が混じりますが、オリー
ブの海が途切れることはありません。昨日もそうでしたが、「いけどもいけど
もオリーブ」といったところです。

北に行くに従ってオリーブは幹が細くなりますが、「南と種類が違います。南
は太く大きくなりその実は小さくオイル向きのものですが、北になると幹が細
く実は大きい食用向きの種類になります。幹が細いからといって樹齢が若いわ
けではありません」(大橋さん)。

11時20分、フォッジャ県(Foggia)マルガリータ・デル・サボア(Margherita
dl Savoia)の「サイ-サリ・アリメンタリ Sai Sali Alimentari」という
製塩会社に到着です。アドリア海の塩を製塩しています。イタリアの塩の生産
はこことシチリア島の2カ所で行われているということです。工場付設の本社
事務所は塩田が広がる中にありました。ここまで来る間に広がる塩田はかなり
の広さでしたが(東京ドーム何個分という言い方ですと100個や200個は楽にあ
るでしょう)、実はほんの入口で、塩田の9割近くは事務所のあるところから
北に広がっています。まさしく広大な天日干しの塩田です。そしてこの会社は
その塩田の20%を保有しているということです。

Foggia
http://www.italyworldclub.com/puglia/foggia/
http://en.wikipedia.org/wiki/Foggia
http://www.manganofoggia.it/index1.htm
http://en.comuni-italiani.it/071/024/index.html

経営者とその若き後継者が出迎えてくれました。案内と説明は、その若き後継
者です(大学を卒業したてのイケメンです)。早速外回りから案内されます。
工場近くの空き地に大きな塩の丘がありました。少ないとはいえ雨降りの日も
あるだろうに、露天で溶けないのかと質問すると「多少は溶けるが、それによ
り表面が固くなりそれ以上中に水が染みこまないので大丈夫。雨によるロスは
想定内」ということです。塩田から塩をすくい取るときに砂が混じらないのか
と聞くと「塩田に海水を入れて天日で水分を蒸発させるが、1年間で約20セン
チほどの厚さになる。1メートル、つまり5年間堆積させてからすくい取るので
砂が混じることはない」のだそうです。

そのほか、イタリアでは塩をサリ(SALI)というが、古代ローマの頃兵士の給
料代わりに塩が支給されたところから、「サラリー」(給料)の語源になった
といった逸話も、本場イタリア人の口から話してもらうなど、熱心な解説とな
りました。この会社だけでなく、今回のツアーで訪ねたところでは、みなさん
大変熱心にそして真摯に話しをしてくれました。素人ばかりの日本人(少なく
とも私は)に、本当に丁寧に親切に対応してくれたのです。イタリア人の熱意
を感じるとともに、ジョバンニさん、大橋さんへの信頼感が大きいことが伝わ
ってきました。

小一時間の見学はほとんど屋外でしたが、われわれの肌に天日干しの塩はでき
ません。地中海式気候でからっとしているからでしょう、暑さほどには汗をか
かないからです。快い受け入れに感謝しつつ、12時30分に同社を辞し、少し南
に下った海沿いにある大型のショッピングセンターへ向かいます。なお、この
会社の製品は、日本でもいくつかの企業が取り扱っており、「地中海の天日干
し塩」といったキャッチフレーズで販売されています。

Sai Sali Alimentari HP
http://www.saisali.it/inglese/dove_siamo.htm

日本でもフーデックスに出展していました。
http://www.ice-tokyo.or.jp/foodex2009/company/0130.html

13時頃、バーリ県Bari
http://www.comune.bari.it/comune/opencms/sito/Bari/index.jsp

トラーニ近く(?)の「チェントロ・コマンチャーレ」というショッピングセ
ンターに到着。建物周辺に広い駐車スペースを取ったアメリカ式の、かなり大
型のものです。核店は「ipercoop」という生活協同組合が経営している総合ス
ーパーマーケット(日本的にいえばスーパーマーケットとホームセンターが合
体したような業態)で、かなり広いスペースを取っています。専門店の数も多
く、H&Mやいくつかのブランドショップもありました。
http://www.e-coop.it/portalWeb/coop.portal;jsessionid=ySX8KlcL2gL00FTz
gpFYFZLBbynZnGlR6Q8Q57h4k7FJ38q0NWry!29369?_nfpb=true&_windowLabel=loc
alizza_2&localizza_2_actionOverride=%2Fportlets%2FLocalizza%2FsetCoop

ここのカフェテリアMezzodiで昼食を取り、残りの時間はショッピングです。
カフェテリアのメニューは、アラカルトと前菜を数種類に主菜のセットメニュ
ー。どちらも最初にコースを決め料金を払い、ケース越しに注文して店員が皿
にのせてくれる方式。ケースカウンター内に3人ほど要員がいますが、日本の
カフェテリアと違って、彼ら一人一人が客一人一人に対応してあちこちに動い
て注文メニューを取ってきます。メニュージャンルごとに要員を張り付かせ、
客を一方通行で流して注文させて提供し、最後にお勘定というのが効率的なの
にと考えるのは、ファストフード的考えに毒された日本人だからでしょうか。
多少の混乱があるようでも(そう見えるのですが、彼らには混乱ではないのか
も)客に不満がないようなので、問題はないのでしょう。

いずれにしても、なかなか美味しい昼食を各自取って、スーパーマーケットや
専門店に散りました。ただ今日は、このあと世界遺産の観光と遠距離の帰路、
浜辺のレストランと続くので買い物時間は1時間ほどでした。

14時40分、このSCを出発して同じバーリ県のアンドリア近郊にある世界遺産の
「カステロ・デルモンテ」に向かいます。この城は、後世に天才皇帝といわれ
「王座の上の最初の近代人」と称せられた中世ヨーロッパの神聖ローマ皇帝フ
ェデリーコ2世が建造したものです。彼が活躍したのは13世紀前半のことでし
た。当時のヨーロッパ、特にイタリア、ドイツ、教皇領を軸とした複雑な政治
模様を反映して、ある意味数奇な人生を送り、アンチキリストともいわれた皇
帝ですが、詳しくは中世ヨーロッパ史などをひもといていただければと思いま
す。

15時10分、小高い丘の上にそびえる八角形の城、カステロ・デルモンテに到着
です。八角形の八つの頂点に、また八角形の塔が建てられています。そして、
内部は中央に八角形の吹き抜けがあり、その上には、かつては黄金のドームが
あったとされます。2階建てで、真ん中の吹き抜けを囲むように1階、2階にそ
れぞれ8つの回廊部屋があります。城とはいえ、軍事的な機能がありません。
兵士のための宿舎もなく壁に銃眼も開けられていません。また、逃げ道として
の地下道もありません。防御も攻撃も意図されていない造りなのです。何の目
的でつくられたのかが謎という城です。フェデリーコ2世の死後(1250年)、
この城は略奪されたり牢獄として使われたりうち捨てられて荒廃するなどの運
命を辿ります。それを1876年、国が破格の安値で買い取り長い期間を掛けて修
復していきます。そして1996年に世界遺産に指定されました。

バスは丘の麓までで、そこからシャトルバスに乗って丘の頂き直下まで昇りま
した。バスでは、遠足(校外授業)の小学生一行と一緒でした。東洋人が珍し
かったようで、興味津々の眼差しと、何人かは積極的に話しかけてきます。歩
いて最後の坂を上り、城の正面に立つとその威容に圧倒されます。「8」にこ
だわったところからもイスラムの影響を受けているというし、色の混ざった美
しい大理石の柱や大きな暖炉あとなど、往時を偲ばせるものも多く残されてい
ます。同時代の人に「世界の驚異」といわれた天才皇帝に思いをはせて、16時
40分、世界遺産をあとにしました。

17時30分に州都バーリに到着、サンタクロースのモデルであるサン・ニコラの
墓所教会を訪ねました。旧市街の中にあるこの教会は、1087年にビザンチン世
界にあった小アジアの聖人「サン・ニコラ」の遺骸を、バーリの船乗りたちが
盗み出して持ち帰ったときに建てられたもの。サン・ニコラ教会の存在は、い
までも聖地として国内外の巡礼者を引き寄せているといいます。遺骸は教会の
地下に安置されています。お参りを済ませて、18時20分バーリを出発です。

19時30分、ロングドライブのあと、ファサーノ(Fasano)の近くの海岸沿いの
町に到着。レストランに行く前に小さな漁港で魚屋を視察。2軒見ましたが、
こぎれいで清潔感のある店でした。タコ、イカ、スズキ、アラータ(クロダイ)
の他に、ベラやオコゼ系の小魚が並べられていました。また、活魚槽もあり、
クエ系の大型漁が泳いでいます。

19時40分にレストランRistorante Forcatellaに入ります。漁師が家族でやっ
ている店、という話しでしたが、とても洒落た店で、一級のレストランのたた
ずまいです。期待の魚料理のディナーです。トマトのブリスケッタに始まり、
カジキマグロの生スライスレモン添え、軽くボイルしてカットしたコウイカ、
丸のままの小型のコウイカのボイルが前菜。リゾット、ボイルタコのオリーブ
オイルソースがけとカジキマグロのグリルがピアットの二皿。そしてシャンパ
ンベースのシャーベットがデザートでした。

Ristorante Forcatella のHP
http://www.ristoranteforcatella.it/ は使われていないようで
キャッシュでご覧ください。
http://74.125.153.132/search?q=cache:http://www.ristoranteforcatella.it/
その他の紹介HP
http://www.2spaghi.it/ristoranti/puglia/br/fasano/ristorante-forcatella
建物内外装
http://www.hotelalberghi.info/VediMacro.phtml/sLang/IT/IDMacro/744/Ris
toranteForcatella/RistoranteForcatella.html

今晩はネネちゃんが、昨晩とは違うボーイフレンドとやってきてくれました。
ジョバンニさんのいとこ夫妻の息子さんで、いかにもイタリアの男の子という
顔立ちでした。いとこご夫妻には、このあとの日程で大変お世話になります。

魚介がお腹に入った嬉しさを味わいながら、22時30分レストランを出ます。ホ
テルには、23時20分到着、ロングドライブの疲れを取るべく、早々に就寝です。

<以下次回・文責/石川秀憲>

石川秀憲先生 略歴
長年商業界飲食店経営、ファッション販売、などで編集長を務め、2009年4月
より名古屋文理大学健康生活学部フードビジネス学科教授。農業や漁業などの
産地から、流通過程、外食産業での消費に至る全過程を研究されています。
http://www.nagoya-bunri.ac.jp/cgi-bin/teacher/index.cgi?gakka=

<編集長王利彰のコメント>
先週に引き続くイタリアプーリア旅行の紀行文はアグリツーリズモの本場イタ
リア・プーリアということで、農業や漁業などの産地に詳しい石川先生にお願
いいたしました。私は補足として旅行の印象を述べさせていただきます。

塩田のSai Sali Alimentariはアドリア海に面しています。昔ながらの塩田は
日本では殆どなくなっていますが、その大きな原因は海水の汚染ですね。人口
が多く、川が海を汚染するからです。日本の塩は海水から作る場合もイオン交
換樹脂などを使用する純粋な塩ですからちょっと物足りないのですね。

このプーリア地方の特徴は石灰岩の上にあると言うことと、川がほとんどない
と言うことです。川がないのがこの地方のアドリア海がきれいな理由のようで
す。雨水や生活排水は地中から海に流れるのですが、石灰岩がその水を奇麗に
すると言うメリットもあるようです。そのため、海水はきれいで昔ながらの塩
田で塩を作ることができるのでしょう。勿論、重いのですが塩をいただいて帰
りました。

アドリア海の説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%B5%B7

カフェテリア Mezzodi のランチ
カフェテリアですがワインやビールもあります。まず、メインの料理を頼みま
す。肉や魚(カジキマグロ)などの主菜を注文し、その他、付け合わせの野菜
類を3種類ほど選びます。その他、パンもついてくるボリュームたっぷりの料
理です。主菜もボリュームたっぷりですし、野菜はそれこそ山盛りですので、
お腹がいっぱいになりますが、美味しいワイン(微炭酸入り)ですいすい入っ
てしまいました。薄味で脂っこくないので気楽にイタリア料理を食べるのに最
適のお店です。

その後、館内を見学しましたが、ipercoopの食品スーパーは巨大でとても数十
分では全部拝見することができませんでした。

ディナーのRistorante Forcatellaは海を眺められる白いロマンチックな建物
で、葉山のラ・マーレ・ド・チャヤの雰囲気です。周囲にもロマンチックなレ
ストランが立ち並んでいます。

海岸沿いのレストランですから、お魚が売り物ですね。白ワインのGravinaを
飲みながら、お魚料理を楽しみました。カジキマグロの生スライスレモン添え
オリーブオイルと塩味のさっぱりした味ですが、お刺身のように美味しかった
ですね。私はあまり烏賊は好きではないのですが、このお店の軽くボイルして
カットしたコウイカ、丸のままの小型のコウイカのボイル、はこりこりしてワ
インのお伴に最高でした。メインはボイル蛸のオリーブオイルソースがけとカ
ジキマグロのグリルです。この大ぶりの蛸もうまかったですね。全体の味付け
はうす味でお魚の美味しさが際立っていました。

プーリア地方の情報に関しては、今回のツアーをコーディネートしていただい
た、ジョヴァンニ・パンノフィーノさんと大橋美奈子さん 御夫妻のHP
http://www.da-puglia.com/
をご覧ください。

また、プーリア関係のブログは多いのですが中でも以下のブログは写真が豊富
なので街の雰囲気をご覧ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~circus/italia/puglia/pugliaguide/pugliagui
de1.html

(続く)

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