weekly Food104 Magazine 2009年6月17日号
● FSPRO旬の味を喰らう会のご案内
● 新店オープン情報
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック
● 王利彰の米国外食情報
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莫莫居 鶯(ばくばくきょうぐいす) 今週のおすすめ
6月に入り、ムシムシとした空気に、雨の日が続き会社で営業などの外回りが
嫌な時期になりました。そんな皆様の楽しみは、仕事あとのお疲れ一杯だと
思います。
梅雨は、嫌な時期ですが、ビールは美味しいですね。蒸し暑いという気持ちが
ビールの喉越しをさらに引き立たせてくれます。
しかし今回は、ビールが苦手な方のために「サワー」をおすすめしたいと思い
ます。サワーとは、焼酎をソーダで割り、フルーツなどで飲みやすくしたもの
です。サワーの人気の理由は、糖質が少なく、飲みやすいく、カロリーも控え
めだからです。特に、女性の方におすすめです。
莫莫居 鶯では、これからの夏のサワーとしてマンゴーおろしサワーとライチ
おろしサワーをご用意しております。
どちらも夏気分にぴったりで、果肉の食感がさらにおいしさをひきたたせます。
季節の食材いつもあり!! 心と身体に優しさを・・・
莫莫居鶯にいらっしゃいませ!!
担当 :店長 藤代(ふじしろ)6月より新任の店長になりました。
よろしくお願いいたします。
TEL :03-3987-0085
メール:info@bakubakukyo.com
ほっこり和食 莫莫居 鶯 (ばくばくきょ うぐいす)
東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビルB1
電話 :03-3987-0085
メール :info@bakubakukyo.com
地図 :http://www.bakubakukyo.com/shop.html
営業時間:年中無休(年末年始以外)
ランチ 月~日 11:30~15:00
ディナー 月~土 17:30~24:00
日・祝 17:30~23:30
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● FSPRO旬の味を喰らう会のご案内——————————-■□
■ FSPRO旬の味を喰らう会「秋田県八森三昧」のご案内
さあ、この鬱陶しい天気を吹き飛ばすべく、涼しい青森から美味しい食材を
取り寄せることにしました。はじめての方もご遠慮なくご参加くださいね。
ご案内はお魚大好きな佃さんです。
以下、ご案内文
関東地方も梅雨入りし、これからの1カ月余りは鬱陶しい時期が続くこととな
ります。また、一方では、豚インフルエンザも終息には程遠く、徐々にですが
拡がり始めています。となれば、豚インフルエンザと日本の梅雨の勝負になり
ます。インフルエンザウィルスは、湿度には弱い?とすれば、梅雨に軍配が上
がり、豚インフルエンザも終息することとなるのでしょうが…。
また、巷では時の総理大臣が15兆円という巨額の補正予算を組み、ばら撒き始
めました。その目玉というのが「マンガ博物館」だそうで、麻生さんだからこ
その予算といえそうですが、自民党の内部からの批判があがるなど、いろいろ
物議も醸し出しているようです。しかし、こうした物議は、日本が平和だから
こそ、出てくるものなのでしょうね。
さて、今回の旬の味を喰らう会の漁港は、日本海、秋田県は八森漁港にしまし
た。八森といえば、世界遺産の白神山地を背後にかかえ、魚へんに雷と書くハ
タハタが水揚されるところとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。例
の「秋田名物、八森ハタハタ~」とあるように、12月に来遊するハタハタが水
揚げされますが、この時期は、当然ながらハタハタは影も形もありません。で
すから、ハタハタはまた別の機会にするとして、白神山地から流れた栄養で育
った美味しい魚がこの時期には八森で水揚げされているので、それらをいただ
くことにします。
まず夏にはカレイの薄造りでしょう。ということで、日本海のイシガレイを選
びました。シコシコとした食感は、上品そのものです。ポン酢でも、塩にレモ
ンでもいけます。特に、塩とレモンで食べる場合は、カレイの甘みが口の中に
拡がってきます。
次に、北の方での魚の定番としては、ウスメバルが上げられます。薄紅色の地
肌に黒っぽい模様がある魚で、魚の中でもオシャレな魚の1種ではないかと思
います。特に、東北、北海道の産地市場では、どうしても地味な色の魚が多い
のですが、このウスメバルはひときわ目立っています。メバルとつくからには
もちろんメバル系の魚ですが、上品な中にほのかな脂の甘みが感じられる魚で
す。
3番目は、ノドグロです。これは皆さんも承知のことであり、名前を聞くだけ
でヨダレが落ちてしまうくらいの魚ですが、八森のノドグロ、さてどんな味が
するのかワクワクしてきます。
4番目は、むきカスベです。この旬の味を喰らう会では、初めての登場かもし
れません。カスベとは、エイのことをさします。エイの鰭の部分は軟骨ですか
ら、煮付けにして食べるとシコシコ感のある、独特の食感になり、とても美味
しい魚です。
5番目は、夏の定番といえば、スズキです。今回は、2kgを超える大型のスズキ
をお願いし、贅沢に口いっぱいほうばってみようと思います。
6番目は、甲殻類で丸カニにしました。このカニは、標準和名ヒラツメカニと
呼ばれているものです。東北の方では、定番のカニで、頬張るようにして喰ら
うかには、まさに旬の味を喰らう会にふさわしい逸品かと思います。
今回は、秋田は白神山地の麓にある八森三昧です。どうぞ、ご賞味下さい。
なお、天候次第で、魚も変わる可能性がありますので、その際はご容赦下さい。
http://www.shirakami.or.jp/~kaisen/
http://www.shirakami.or.jp/~h-kanko/buy/index.html
http://www.town.happou.akita.jp/index.php?oid=105&dtype=1000&pid=6
○開催日時:平成21年6月24日(水)午後7時~
場所:莫莫居鶯(ばくばくきょ うぐいす)
〒171-0021 豊島区西池袋1-18-1五光ビル地下1階
TEL:03-3987-0085
*店長 藤代(ふじしろ) 6月から岡添に代わり新任の店長になりました。
URL: http://www.bakubakukyo.com/
○会費:5,000円
○申し込みは以下のフォームで王まで( oh@sayko.co.jp )お願いします。
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FSPRO版旬の味を喰らう会「秋田八森 三昧」に参加をします。
(Food104マガジン読者)
ご芳名
御社会社名
人数
メールアドレス(連絡先)
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● 新店オープン情報 ———————————————-■□
■ 大山鶏料理 ふぉこらーれ 祐天寺にオープン
大山鶏料理「ふぉこらーれ」が祐天寺に5/11、オープンしました。
大山鶏は旨み豊かな肉質で、旨味とコクがつまった深みがあり、「ふっくら
ジューシー&ぷりぷり」です。 笹身はお刺身で食べられるほど、新鮮で、白
レバーは臭みがなく、自信を持っておススメ。「串焼き」以外にも、大山鶏
料理をいろいろご用意しています。
しめには、じっくり煮込んでコクがたっぷり染み出した濃厚なスープを使った
コラーゲンたっぷりの「小さめサイズの鶏ラーメン」を。 ラーメン屋さんと
は一味違います。
○メニュー例
串焼き 5本盛合せ(塩のみ)
立田揚げ
冷製蒸し鶏の山椒風味ゆずこしょう添え
砂肝の香味漬
鶏サラダ ゴマだれあえ
小鶏ラーメン
和風カルパッチョのサラダ仕立て
自家製やきぶた
焼きなすのだしびたし
出汁巻玉子
○店舗データ
住所:東京都目黒区祐天寺2-3-3-第7エスぺランス202号
アクセス:東急東横線 祐天寺駅から徒歩2分。
みよし通り商店街に入ってまっすぐ進んで行くと左手に「マジックプライス」
というお店があり、同じビルの2階。 ビルの入口に黄色い看板あり。
TEL:03-3791-8565
営業日・営業時間:18:00~翌0:00
焼物・揚物 23:00 (LO) それ以外 23:30 (LO)
定休日:日曜日、隔週月曜日
席数:15席
○URL: http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13090369/
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● 日本外食ニュース ———————————————-■□
6月9日から6月15日 日経MJ フードビジネス より
■ WDIの高級イタリアン、アラカルトメニュー、量・価格半分、日本人客に的
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=3068&NewsItemID=
20090610NRS0087&type=2
http://www.ilmulinonewyork.jp/ja/index.html
WDIは高級イタリアンレストラン「イル・ムリーノ ニューヨーク」(東京・
港)で、7月からアラカルトメニューのサイズと価格を従来の50~60%にする。
昨年秋のリーマンショック以降、主要顧客だった外国人の来店が急減。これま
で外国人に合わせていたボリュームを日本人向けに落とし、同時に割安感を強
める必要があると判断した。商品見直しにより、前年比4%の客数増を目指す。
■ 野菜ジュースカフェ展開、イタリアントマト、女性客を開拓
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2594&NewsItemID=20090
610NRS0088&type=2
http://www.keycoffee.co.jp/blog/
キーコーヒーのグループ会社であるイタリアントマト(東京・港、遠藤勝利社
長)は、野菜ジュースをメーンに扱うカフェの多店化に乗り出す。健康的なイ
メージのメニューで女性客を掘り起こせるうえ、従来の喫茶店に比べて厨房
(ちゅうぼう)のスペースが半分以下で済むため、狭い立地に低コストで出店
できるのがメリット。オフィス街や商業施設内に、年間2~3店のペースで出店
していく方針だ。カフェの名称は「カフェ・ヴィゴーレ」。東京・豊島にある
商業施設の池袋メトロポリタンプラザに1号店を出した。
■ お弁当テレビ、ネット特注弁当、全国で――会議・イベント向け
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
【多摩】インターネットを利用した弁当の受発注システムを開発・運用するお
弁当テレビ(東京都八王子市、後藤秀夫社長)は、年内に会議やイベント、行
楽向け特注弁当の販売地域を全国に広げる。現在は東京都内の限定。各地の弁
当製造・配送業者と提携し、2カ月前から予約できるシステムをつくる。添加
物不使用、箱の回収など健康や環境への配慮をアピールする。
■ アサヒ飲料、コラーゲン飲料刷新、増量、レモン味に
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.asahiinryo.co.jp/collagen/
アサヒ飲料は23日、コラーゲンを配合した「コラーゲンウォーター」を発売す
る。従来品を刷新し、容量と風味を変更した。若い女性に人気の高い美容素材
を手軽に摂取できることを打ち出し、2009年に20万ケースの販売を目指す。
■ ロイヤルホスト、客席を全面禁煙、3年で全店の6割
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090605AT1D0505U05062009.html
ロイヤルホールディングスはファミリーレストラン「ロイヤルホスト」で、一
部店舗から客席部分の全面禁煙化に踏み切る。7月までに10店で導入し、3年後
には全店の約6割にあたる175店まで広げる方針だ。喫煙者には駅や空港にある
ような喫煙室を店内に設けて対応する。
■ カップ焼きそば、ソースが当たる、日清食品、携帯で応募
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=1631
日清食品はカップ焼きそば「日清焼そばU.F.O」で、同商品に使っているソー
スのボトル入りが当たるキャンペーンを始める。「かきこめ青春!キャンペー
ン」と題し、期間は今月15日から8月17日まで。同ブランドの6品が対象で、商
品に記載しているQRコードから専用サイトに携帯電話でアクセス。会員登録し
たうえで、ふた裏に記載されたコードを入力する。
■ すかいらーく、夏限定の丼物、夢庵で3種類
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.skylark.co.jp/yumean/menu/index.html
すかいらーくは和食レストラン「夢庵」で、夏の季節商品として「うな丼御膳」
(1,468円)など3種類を18日から販売する。今春の季節商品に比べ、最高価格
を約100円上げた。
■ 富士通・JA全農、ICタグで豚を個体管理、健康状態を把握、肉質向上
(食を支える) 2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.shopbiz.jp/ic/news/35052.html
約30頭の「群管理」が一般的な養豚事業で、牛のように一頭ずつのトレーサビ
リティー(生産履歴の追跡)を可能にするシステムを昨年9月、富士通とJA全
農が共同開発した。ICタグを使い、生産者が個々の豚の健康や肥育状態を管理
・分析できるため、病気のまん延防止や肉質向上に貢献し、資金調達にもプラ
スに働くと期待を寄せる。個体管理が養豚に定着するのか、新システムはその
試金石となる。
■ カルピス横川毅利氏――営業担当向けに工場見学(フーズWho)
2009/06/10 日経MJ(流通新聞)
http://www.calpis.co.jp/cm/calpis.html
「社員がまず商品の良さを確かめないと、お客様に自分の言葉で勧められない」。
カルピスの看板商品、乳酸菌飲料「カルピス」は今年で発売90周年。記念の年
の販売促進活動を統括するコンク・ギフト事業部の横川毅利統括マネージャー
(41)がまず企画したのは営業担当ら230人の社員を工場に連れていくことだ
った。
■ セブン&アイ・フード 今期20増 そば・うどん店5倍に セルフ式 都内駅前に
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.7andi-fs.co.jp/7fs/index.html
セブン&アイ・フードシステムズはセルフ方式の小型そば・うどん店の出店を
加速する。2010年2月期は約20店出し、店舗数を5倍に増やす。06年の1号店開
業後、運営方式が確立できたとして、都内の駅前を中心に店舗網を広げること
にした。定食メニューの導入などメニューも見直し、男性だけでなく女性・家
族客の需要取り込みも狙う。
出店を進めるのは「そばうどん處七福」。
■ オリオンビール、工場見学新設備、沖縄、来春にも改築
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://biztsuku.blog98.fc2.com/blog-entry-258.html
【那覇】オリオンビールは来春をメドに名護工場(名護市)を改築し、消費者
が見学できる生産工程を大幅に拡充する。現在はビール類の瓶詰め工程までし
か見学できないが、缶詰め工程まで延長。沖縄料理を中心としたレストランも
新設する。総投資額は5億~6億円の見通し。アルコール需要の減少や消費低迷
で経営環境が厳しくなる中、県外市場開拓のカギを握る観光客や地元客のファ
ンを増やす狙いだ。
■ 欧風パン用小麦粉拡販、日清製粉、レシピ配布や研修会
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.nisshin.com/company/release/index.html
製粉最大手の日清製粉はフランスパンなど欧風パン製造に使う業務用小麦粉の
拡販に向けた取り組みを強化する。欧風パンを利用した調理レシピを紹介する
リーフレットを作り、ベーカリーなどで配布。ワインメーカーなどとも連携し
店頭で様々な賞味法を提案する。消費拡大に向けた取り組みを今後3年ほど続
け、欧風パン向け業務用小麦粉の売上高を、現在より3割増やして年60億円強
にしたい考えだ。
■ 夏こそハイボール!?、サントリー、レシピや景品
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10462.html
サントリー酒類は7月、夏商戦向けにウイスキーを炭酸水で割った「ハイボー
ル」の販売促進活動を始める。ウイスキー「角瓶」と炭酸水のセットにレモン
風味のハイボールの作り方を表記。全国約2,500店の居酒屋でスクラッチカー
ドを配布して客にタンブラーなどを贈る。
■ 外食市場3年ぶり減少、08年、民間まとめ、「飲食店」は微増
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.gaishokusoken.jp/
http://www.jfnet.or.jp/data.htm
http://www.gaisyoku.biz/pages/feature/market2007/market2007_01.cfm
外食産業総合調査研究センターがまとめた2008年の外食産業の市場規模は前年
を0.5%下回る24兆4,315億円となった。前年実績割れは3年ぶり。世帯一人当た
りの外食支出額は増加したものの、法人交際費の減少などが響いた。持ち帰り
弁当や総菜類などの料理品小売業は調査を開始した1976年以来、初の前年実績
割れとなった。
■ 380キロカロリーの冷凍弁当、宅配のタイヘイ、ネット注文限定
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://news.livedoor.com/article/detail/4172447/
食材宅配大手のタイヘイ(千葉県匝瑳市)は、女性向け冷凍弁当の販売を始め
た。同社の冷凍弁当は病気などで食事制限がある人を中心に需要がある。新商
品は1食380キロカロリーに抑えており、体重を気にする若い女性の需要を開拓
する。販売手法はネット注文限定とし、同社の配達員が各家庭に届けるカタロ
グ経由の注文が中心だった従来と変える。
■ トマトカレー、夏季限定290円、松屋、25日から
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090604-00000015-maibz-ind
松屋フーズは25日、夏季限定メニューの「フレッシュトマトカレー」を牛丼店
「松屋」全店で発売する。並サイズにみそ汁付きで290円と低価格にし、消費
者の節約志向に対応する。
■ 明治アーモンドチョコ、30~50代男性にカフェモカ味
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000014-maibz-ind
明治製菓はチョコレート菓子「アーモンドチョコ」のカフェモカ味を16日に発
売する。独自製法で焼き上げたアーモンドを焼き菓子で包み、コーヒー風味の
チョコレートでくるんだ。希望小売価格は210円。菓子の中でも特にコーヒー
味を好む30~50代の男性を主要顧客に想定している。アーモンドチョコシリー
ズ全体で150億円の販売を見込む。
■ サブウェイがデザート拡充、午後時間帯テコ入れ
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://www.subway.co.jp/press/index.html
日本サブウェイ(東京・港、伊藤彰社長)はデザートメニューにクリーム入り
の「クロワッサン」を追加する。売り上げが落ち込む午後の底上げが狙い。価
格は単品が220円、ドリンクとのセットメニューで360円。中身に抹茶のクリー
ムあんか、マンゴークリームが入っている。
■ 技術革新、参入組も続々――野菜工場、法整備の慈雨に期待(農の選択)
2009/06/12 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=4004&NewsItemID=
20090612NRS0104&type=2
http://www.ootoya.com/ir/pdf/index/20080514_2.pdf
技術革新や参入企業の多様化など、第3次となる野菜工場ブームは、過去の2
回に比べて環境もプレーヤーも大きく変わった。政府の助成は、産業としての
将来像が明確になりつつあることの証左でもある。ただ、コスト低減の問題に
加え、法律などの制度面でも不透明な部分が残る。再び「ブーム」に終わらせ
ないために克服すべき課題は少なくない。 定食店チェーンの大戸屋は4月、
みらい(千葉県松戸市)の技術指導のもと、山梨県で水菜など葉物野菜の栽培
を開始した。
さらに昭和電工が植物育成に適した赤色発光ダイオード(LED)を開発した。
日本の野菜工場には海外の視察団が盛んに訪れ、三菱化学は中東での事業化を
目指す。
■ 開発物語 九州沖縄農業研究センター 新ソバ「春のいぶき」(食材最前鮮)
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.knaes.affrc.go.jp/press/20080520-1/index.html
http://www.city.bungotakada.oita.jp/dekigoto/harunoibukisisatu.jsp
冷たいざるそばが恋しくなる夏場は、年越しの時期に続くソバの需要期。通常
は秋に出回る新ソバをこの季節に間に合わせようと、九州沖縄農業研究センタ
ー(熊本県合志市)が開発したのが新品種「春のいぶき」だ。自治体の一部も
新品種を使った特産品づくりに乗り出した。大分県豊後高田市は“夏のソバ”
として特産品化に動き出した。
■ 変わり種野菜広がる、6倍大きいニンニク、イボのないキュウリ
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://d.hatena.ne.jp/santa-rn/20071220
http://www.sakataseed.co.jp/hotnews/2007/070815.html
巨大ニンニク、イボのないキュウリ。見た目に特徴がある「変わり種」の野菜
が小売市場に広がってきた。多彩な形態で食卓を演出し、真新しさをアピール
するだけでなく、味や栄養価に優れているのが特長だ。最近では加工用として
も人気が出ている。
「エレファントガーリック」は通常のニンニク6個分の大きさ。サカタのタネ
が開発したイボがないキュウリ「フリーダム」。
■ リンゴ加工品拡充、青森、発泡酒・砂糖漬け登場
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://mdinfo.jccu.coop/search/DispDetail_00.do;jsessionid=C56AA166E
608D95DC517B3A2CA67F027?itemID=t000100009177&volumeName=00004
https://xc520.xbit.jp/a837/index.php?action=item_search
http://www.umai-aomori.jp/ranking/2009-05/recommend1.phtml
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000009-maiall-soci
【青森】青森県で名産のリンゴを使った新しい加工品開発が相次いでいる。昨
年、雹(ひょう)害などで食べられるのに見かけが悪いリンゴが急増したこと
もあり、多様な需要を開拓する。
ニチロサンパック青森工場(弘前市)は2月末、青森県内では初めてペットボ
トル入りリンゴ果汁生産を始めた。
青森県農村工業協同組合連合会(JAアオレン、弘前市)は今春、「果実彩園」
を売り出した。弘前大学農学生命科学部(弘前市)の城田安幸准教授は弘前大
生協と共同で、リンゴ発泡酒「アップルブリュー」を開発。
アップルファクトリージャパン(平川市)は4月、ビタミンCなどを使い色が悪
くならないカット済みリンゴの新工場を稼働。
■ 兵庫の食材、加工食品に、海草・ユズ 県も後押し
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://web.pref.hyogo.lg.jp/af04/af04_000000097.html
http://web.pref.hyogo.lg.jp/af04/af04_000000093.html
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000127890.pdf
兵庫県で県内産の素材を使った加工食品が相次ぎ登場している。海草を使った
ドレッシングやゆずこしょうなどで、いずれも県の支援を受けて開発され、昨
年以降販売に乗り出している。各メーカーは販路拡大につなげたい考えだ。
松井食品(播磨町)は丹波産のヤマノイモや黒豆を使った豆腐ステーキ(120
グラム入り、300円)を6月から発売した。
食品会社の浜田屋本店(洲本市)も地元の淡路島近海のアカモクなど海草を使
ったドレッシング(320グラム入り、630円)を昨年開発した。
ヤヱガキフード&システム(姫路市)も姫路市内の安富ゆず組合が生産したユ
ズを使ったゆずこしょう(60グラム入り、600円)を最近売り出した。
■ 「クルミの消費、日本で回復へ」、米協会幹部が見通し
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.californiakurumi.jp/
米国カリフォルニア州のクルミ生産者などで組織するカリフォルニアくるみ協
会のマーケティングディレクター、ミシェル・マクニール氏は、「日本の消費
は今後回復に向かう」との見通しを示した。
■ 船井総研と鯉渕学園、農業コンサル研究
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.koibuchi.ac.jp/
http://ameblo.jp/kankyo-risk/
船井総合研究所は6月から鯉渕学園農業栄養専門学校(茨城県水戸市)と組み
農業コンサルティング事業の立ち上げに向けて実地研究を始めた。学園内の農
地約5,000平方メートルを使い、生ごみ原料の液体肥料作りや小松菜や大根の
栽培に1年間取り組む。
■ 本マグロ卸値、消費鈍り下落
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
本マグロの卸値が低迷している。東京・築地市場の6月第1週(5月30日~6月
5日)の卸値(中値)は1キロ3,155円。前月初旬に比べて大幅に下落した。
市場への入荷は少ないが需要がふるわない。
■ 際コーポレーション(デモデバーガー)(フード新潮流競争力を磨く)
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100458.html
カリフォルニアの青い空の下をアメ車が走る写真に、BGMにはエルビス・プレス
リー。1950年代のアメリカをほうふつとさせる店内で、手作りハンバーガー
を提供する「デモデバーガー」が5月26日に東京・代々木に開店した。メニュ
ーには本場を意識したボリュームある商品をラインアップ。開店間もないにも
かかわらず、懐かしのアメリカンカルチャーにひかれ、若い男女や近所の外国
人などリピーターが増えている。
運営するのは際コーポレーション(東京・目黒、中島武社長)。
■ チムニー、居酒屋「池田屋」跡地に再現、大階段など、内装、東映と協力
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1225530712
http://hakubotan0511.blog.shinobi.jp/Category/13/
チムニーは7月8日、幕末に起きた「池田屋騒動」の舞台となった京都の旅館
「池田屋」の跡地に、居酒屋を出店する。店舗デザインで東映と協力し、新選
組隊士が激しい戦いを繰り広げた大階段など、当時の内装を再現する。食事メ
ニューには幕末に流行していたシャモ鍋などの料理をそろえる。旅行会社との
タイアップなどを検討して、観光客の取り込みを狙う。
■ 健康素材「アマニ」の実力―豊かなストーリー性に期待(ふーど記)
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.flaxassociation.jp/
若い女性らの注目がにわかに高まっている健康素材「アマニ」を見たことがあ
るだろうか。植物「亜麻」の種子で、味や外見はゴマに似ている。雑誌が特集
を組んだり、SMAPの木村拓哉さんがテレビ番組で絶賛したりと、なにやらブー
ムの予感がする。
■ 大戸屋、海外40店体制に、東南アに今期10店、日本食人気で好調
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.gaisyoku.biz/pages/data/data_news.cfm/2/2235
定食チェーンの大戸屋は2010年3月期に、タイや台湾など東南アジアに10店開
業する。まず22日にシンガポールに1号店を出し、今期末には海外店舗を約40
店体制にする。少子高齢化などをうけて国内出店は減少しつつあるが、海外事
業は好調に推移していることから、高水準の開業ペースを維持する。
■ JR東日本フード、70年代NYがコンセプト、バーガー新業態、BGMはロック
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://ginza.keizai.biz/headline/946/
ジェイアール東日本フードビジネス(東京・北、妹尾健二社長)は24日、ハン
バーガーの新業態「ザ・ビートダイナー」を出店する。ランチタイムには1,000
円前後のセットを用意し、ディナータイムには酒類も提供する。
■ ロック・フィールド、総菜価格帯下げ検討、今期、上場来初減収減益に
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.rockfield.co.jp/ir/index.html
http://www.rockfield.co.jp/ir/pdf/0906-0904-1.pdf
総菜販売のロック・フィールドは2010年4月期が、1991年の上場以来初の減収
減益になる見通しだと発表した。出店している百貨店の客数減少が響き、通年
の既存店売上高も3.1%落ち込むと予想している。岩田弘三社長は「消費者が買
いやすい価格に設定する必要がある」と述べ、総菜の価格帯を引き下げる考え
を示した。
■ フレッシュネス社長栗原幹雄氏―農業、モチはもち屋に(味かげん)
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.freshnessburger.co.jp/about/
「農業は専門家に任せた方がいい」と話すのはフレッシュネスバーガーを運営
するフレッシュネス(東京・港)の栗原幹雄社長。同社はベジタブルバーガー
を4月に売り出すなど野菜を豊富に使ったメニューが多いが、近年増えている
飲食店の農業参入には否定的だ。オーストラリアと北海道の契約農家から調達
する野菜に不満はなく、「200店に満たない企業規模では利点が少ない」と話
す。
■ 森永乳業、アイス買って環境保護、WWFに代金の一部寄付
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
https://mow-cp.jp/
森永乳業はカップ型アイスクリーム「MOW(モウ)」を買うと売上金の一部を
世界自然保護基金(WWF)に寄付するキャンペーンを始めた。手軽に社会貢献
できるため、環境への関心が高い消費者へブランドの認知を広げる。
■ 日本マクドナルド、生分解性素材、レジ袋に採用
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090611AT1D1106X11062009.html
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2009/company/20090611.html
日本マクドナルドは約3,750店で、持ち帰り用の手提げ袋の種類を増やす。15
日から紙製の手提げ袋を2種類に増やすほか、30日に植物由来の生分解性素材
のレジ袋を導入する。
■ レジ周りに新ドレッシング
2009/06/14 日経MJ(流通新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000007-maibz-ind
ロイヤルホールディングスは18日、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」
のレジ周りで扱う商品に「コーンドレッシング」を追加する。
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発― カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情
■ 不景気だからこそただ酒、ただ飯にありつける街
皆さん今週もしっかり食べていますか。私は先週は久しぶりに飲み過ぎてしま
って、3日酔いでした。というのもMGMグランドの中に入っている、有名レスト
ランの試食会に招待されて、なんだかんだと飲み食いし過ぎてしまったからで
す。恐ろしいことに、この街に越してきたら「きっと太るぞ!」という予感は
的中しています。ちゃんと、ジムに通わないと大変なことになるぞと肝に命じ
ているんですが、体が言うことを聞いてくれない日々です。
MGMグランドというと、例のアメリカ映画会社でライオンが「ガオー!」と映
画が始まる前に叫ぶやつで御馴染みですね、ですので、ホテルの前にもライオ
ンの銅像が置いてあり、夜になると建物全体がグリーン系でライトアップされ
て、なかなか目立つホテルです。このホテルが建った当初は客室数が多いだけ
の安っぽいホテルというイメージだったそうですが、べラージオなど高級ホテ
ル化が進む中、部屋もリニューアルしてレストランも有名どころのシェフを招
き入れ充実しており、最近はコンベンションに来る客やホテル内のアリーナで
のコンサート目当ての客で賑わっています。部屋代は80ドル位で、ラスベガス
では中堅といった値段です。
宴会場(コンファレンスルーム)も大、小多数あり先日覗いたところ、IT関係
のコンベンションが催されていました。ガラス張りのコンベンションのビルの
前はプールになっており、カバナの日陰でまどろむ人、マルガリータを飲みな
がらお喋りに夢中の男女など、コンベンションの名札カードをぶる下げた人た
ちも早く、シャツを脱いで遊びたいでしょうに。ラスベガスは雨も滅多に降ら
ないので、ゴルフが一年中出来て商談にもうってつけの街ですから、コンベン
ションで落ちるお金も相当なものだったと思いますが、オバマ大統領の「派手
なコンベンションは控えていただきたい。」という意向で大企業の幾つかは
今年のイベントはキャンセルしています。この街の人にとっては大打撃ですよ
ね。
MGMはカジノ、コンベンション・ホールの他にMGMグランド・アリーナというコ
ンサートやボクシングの試合などに利用される施設があり、この夏もコンサー
トが目白押しです、エリック・クラプトン、エアロスミス、デフ・レパート、
ポイズン、ロッド・スチュワート、チープトリックなど、70年代、80年代の懐
かしい顔ぶれ、このぐらいのアーチストだと100ドル位はしますが、もう少し
下のランクの80年代ヘビメタバンドだと郊外のカジノで25ドル程度で見ること
が出来て、カジノに全く興味の無い、音楽好きの私としては天国です。
また、コンサートの他シルク・ド・ソレイユの常設演目「カー」がMGM内で見
ることができます、日本人の高橋典子さんが出演している、アジアン・テイス
トの衣装や内容で「オー」と共に人気の出し物です。またデイビット・カッパ
ーフィールドのイリュージョン・マジックも「ハリウッド・シアター」で上映
中です。もうちょっとお色気が欲しいというあなたには、パリから来ていると
いう美しいダンサーのお姉さん達を「クレイジーホース」の劇場でご覧になる
ことが出来ますよ。足が長くって、ほんと羨ましい限りです。上品な所なので
カップルで行ってもOKでしょう。
そして、お子さん連れにはライオンが見れる動物園もMGM内にあるんです。そ
の上、ナイトクラブも4つもあります。特に私が行ってみたいのは70年代NYで
人気があったという、スタジオ54というディスコがMGMのカジノの内に復活、
夜10時からオープンしているそうです。どんな年齢層の人が来ているのか、
興味深深ですね。日本でもジュリアナなど大型ディスコの1日復活など、40代
50代の受けを狙っていますから、そんな感じでしょうか。
そして、今回私が行って来ました、MGM内のレストラン7つが催した試食会も
「スタジオ」と呼ばれているプレス用のパーティールームで行われました。
中は、ナイトクラブ風で薄暗く、真ん中にはステージがあり水着姿の健康的な
女性達が、今流行のザクロのジュースとブルーベリー味のウオッカの入ったカ
クテルを踊りながら配っています。今まで招待されたイベントの中ではこれが
一番ラスベガスらしい光景で、久しぶりにワクワクしました。7つのレストラ
ンの各ブースがありマネージャーらしき若い男性がどこでもサーブしていまし
たが、皆同じ様な、頭の先がとんがっている髪型、同じような四角い眼鏡、同
じ様な黒っぽいタイトなスーツで可笑しかったです、カッコいいんですけど、
誰が誰だか分からないんですから。入り口でもらったカードに7つのブースの
スタンプをもらうと、何かもらえるという趣向になっていて、夏休みのラジオ
体操のスタンプカードみたいで、これも楽しかったです。
私はアジア系の商工会議所に属しているので、そこを通じて招待されましたが
特に入り口ではチェック無しで、誰でも入れる感じでした。もっとお友達誘っ
てあげれば良かったなと後悔しました、それというのも、カクテル、シャンパ
ン、ワインも中々いいものが飲み放題で、テスティングのお料理も充実してい
ました。不景気で高級レストランも中々お客が入っていないようで、こういっ
た催し物を開いて宣伝しているようです。メニューもプリフィックス・メニュ
ーと言って(コースメニュー)カクテル、前菜、メイン、デザートのセットで
50ドル以下のものを各店出しており、これは今まであまり無かったので、お客
としては、入り易い設定になっています。よく内容の分からない外国人には便
利ですよね、各店舗の前にこのコースメニューの立て看板を出して、呼び込み
風の人を置いています。
7つの店の中でよかったのは「SHIBUYA」というお寿司の店、カクテルはゆず味
の焼酎でメロンやチェリーのフルーツも入っていて、可愛らしかったです。は
まちの前菜が出ていましたが、盛り付けがよかったです。一瞬ガラスに見える
綺麗なプラスチックの蓮華にはまちの刺身とつまを載せていて、お箸無しで一
口で食べれるようになっていました。そのプラスチックの容器があまりにお洒
落だったので捨てないで持って帰ってきました、他のブースでも色々な形の透
明プラスチック容器が使われていて、どれもガラスに見えるので高級感があっ
て、素敵だなぁと思いました。パーティーで是非使ってみたいものです。その
他有名どころはフレンチの「ROBUCHON」がゼリーで固めた前菜2品を出してい
ましたが、あまりパンチがなくて何だったのかよく覚えていません。きゅうり
か何かの味でした。
ほんとうに楽しい2時間でした、ワイン、シャンペン、焼酎、ウオッカ、ラム
をチャンポンしてしまったので、次の日は参りましたけど、兎に角丸っきりの
ただでしたから、このくらいの罰は仕方ありませんね。こういう時はバーテン
ダーさんにもチップをあげなくていいようで、誰も置いていませんでした。お
まけに帰りにはお土産もいただいて、中を帰ってみたら美味しいそうなラズベ
リー味のマフインやその他チョコレートなどのお菓子類、各店の割引券やカク
テル1杯無料券、その上なんとディスコ・スタジオ54の招待券が入っていまし
た!入場料女性は安いですが、男性は結構すると思いますので、この券は大助
かりです。
ラスベガスに越して来て1年かかって、やっと面白い所に行き着いた夜でした。
ちょと前に上映された映画で「イエス・マン」というコメディーがありました
けど、ほんと「NO」と面倒くさがらずに言わずに何にでも顔を出して見るもの
ですね。この映画の主人公も人の誘いに「イエス」と言うようになってから、
人生が展開していきましたものね。ジム・キャリーが主人公のこの映画ご覧に
なって下さい。
http://www.mgmgrand.com/
(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)
△▼△▼△▼△▼△▼△
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□
■ 韓国「2008年 外食マーケット まとめ その12 その他外食事例」
(5)株式会社 ボン・アイエフ
創業(設立日:2004年7月20日
加盟事業開始:2002年12月31日
売上高:535億5,523万ウォン(2008年度)
当期純利益:29億1,995万ウォン(2008年度)
ブランド:3つ
店舗数:950店(直営2)
従業員数:82人(4役員)(2008年12月31日現在)
所在地:ソウル市ゾンロ区クァンチョル洞32-7
ホームページ:www.bonjuk.co.kr
最初登録日:2008年8月11日/最終登録日:2009年4月16日
以前は、お粥と言えば、消化しやすく栄養補充のために病院でよく食べる病院
食としてのイメージが強く、また高齢者や子供が食べる料理として位置づけら
れていた。しかし、数年前からの健康志向ブームに乗ってスローフードとして
お粥の人気はますます高まりつつある。
韓国には、こうしたお粥を売り物とするフランチャイズチェーンが数多くある。
「ボンジュック」は、全国に980店を展開している業界トップnoチェーンであ
る。ホンジュックの成功秘訣には二つが挙げられる。まず、一つ目は、女性顧
客をターゲットとした点である。ダイエットや美容に敏感な女性としては、カ
ロリーが少なく満腹感のあるしかも栄養がたっぷり入っているお粥はありがた
い存在であろう。女性客の口コミが一気に広がり、初期に大変話題となった覚
えがある。二つ目は、そもそもお粥は時間がかかるものなので、チェーン店で
は大量に調理したものを温めて提供するのではない、という先入観を払拭させ
たことである。ボンジュックでは、あえて注文と同時に調理に入るオペレーシ
ョンを取ることで健康とスローフードとしてのイメージを構築させ、店舗網を
急拡大してきた。
ボン・アイエフのもう一つの特徴としては、韓国的なメニューにこだわってい
るのである。というのは、セカンドブランドとして出店開始したのは「ビビム
パップ」の専門レストランである。ビビムパップといえば、韓国内の何処のご
飯処に行ってもメニューに書いてあり、常に家でも手軽く食べているありふれ
たメニューでもある。しかし、ボンアイエフは、ありふれた大衆的なメニュー
だからこそ、チェーン展開への価値があると判断し、現在は全国に70店舗を展
開している(加盟69、直営2)。
一方、同チェーンは、2004年からは日本、米国、中国、ベトナム、マレーシア
など、海外市場にも積極的に進出している(12店舗)。ところが、進出しても撤
退したりするなど失敗経験も数多くあると言う問題を抱えている。
今後、韓国料理=Well-being(ウェルビーイング・健康的)の世界化というスロ
ーガンと2015年加盟店5000店開設を目標とする大きいビジョンを掲げている。
次の表は、「ボン・アイエフ」の最近3年間の財務状況を表した表である。
2008年の売上高は、対比前年に比べ19.4%増加の2,982億2,108万ウォンで、当
期純利益は53%増加した476億6,397万ウォンの増加となった。
「ボン・アイエフ」の最近3年間の財務状況(単位:千ウォン)
年度 総資産 総資本 総負債 売上高
増加率 営業利益 増加率 当期純利益 増加率
2008 14,745,094 7,979,985 6,765,109 298,221,081
19.4% 14,507,772 35.9% 47,663,976 53.0%
2007 9,501,803 5,060,028 4,441,775 240,414,524
– 9,298,416 – 22,420,488 –
2006 – – – – – – – – –
出所:ボン・アイエフの情報公開書より筆者作成(2009年5月20日登録完了)。
次の表は、ボン・アイエフの最近3年間の加盟店数を時系列でまとめたもので
ある。加盟店数は、2006年末709店、2007年末857店、2008年末の総店舗数は、
950店(加盟948、直営店2) となった。
「ボン・アイエフ」の最近3年間加盟店数推移(単位:店)
年度 年初 新規開店 契約終了 契約解約 名義変更 年末 増減
直営店 加盟店 店舗(計)
2008 857 102 11 0 57 948 +91
2 948 950
2007 709 156 6 2 73 857 +148
0 857 857
2006 533 186 4 6 3 709 +176
0 709 709
合計 444 21 8 133
出所:ボン・アイエフの情報公開書より筆者作成(2009年5月20日登録完了)。
次の表は、ボン・アイエフが展開しているブランドリストである。主力の看板
ブランドであるボンジュック以外にも、ビビムパップ専門店「ボンビビムパッ
プ」、麺料理専門の「ボンクッスデチョン」を展開している。現在、情報公開
書の登録済みとなっているのは、ボンジュックとボンクッスデチョンの2つの
みである。
「ボン・アイエフ」の加盟事業現況
ブランド名 情報公開 業種/業態 加盟店/直営店数
2006年末 2007年末 2008年末
ボンビビムパー 未登録 韓式 7/0 74/0 69/2
ボンクッスデチョン 登録 韓式 0/0 0/0 0/1
出所:ボン・アイエフの情報公開書より筆者作成(2009年5月20日登録完了)。
以下では、ボン・アイエフの情報公開書を紹介する。
2008年末の加盟店(938店)の地域別平均売上高は133,357千ウォン。加盟店の平
均売上高が一番高かったのは、150,282千ウォンのデグ(49店)。加盟店が一番
集中している地域はソウルで239店。一番加盟店が少ない地域はウルサンで115
店。
加盟店の負担金:加盟費5,000千ウォン、教育費7,000千ウォン、保証金3,000
千ウォン、初期必要な商品代金3,000千ウォン、その他の費用37,850千ウォン、
合計55,850千ウォン。
加盟金預託は預託制を採択しており、15,000千ウォン。
契約期間:契約締結日より5年間、更新あり(契約期間5年)
広告・販促費用分担事項:広告費は毎年60万ウォン加盟店負担・加盟本部50%
負担、販促費は割引販売の際、加盟本部と加盟店が共同負担。
広告費は1,089,700千ウォン、販促費は39,728千ウォン。
営業時間および営業日数の制限:営業時間 午前10:00~22:00、営業日数
週6日(月25日以上)
営業権保護の有無:非保護。
教育・訓練関連事項:営業開始平均所要期間は45日。初期教育(5日)、年間必
修1日
契約期間:1年(更新あり1年)
(続く)
李美花
筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、
米日韓におけるフランチャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指して
いる。
その他、日本では「飲食店経営」執筆した。韓国では「外食経営」等に執筆し
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
学業の傍ら、韓国外食企業の研究や交流もしている。韓国進出を計画なさる方
は是非ご相談ください。
筆者連絡先 mihwalee@hotmail.com
● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□
■ SNOOPY カフェオレ~アイスクリーム入り~全国のコンビニにて新発売
トーヨービバレッジ株式会社は、6/16よりチルドカップ飲料「SNOOPY カフェ
オレ ~アイスクリーム入り~」を全国コンビニエンスストアにて発売しまし
た。販売価格 168円(税込) 内容量 200ml
※取扱いのない店舗もございます。
2010年に60周年を迎える「スヌーピー」でおなじみのピーナッツとのタイアッ
プ商品です。
ピーナッツは半世紀以上の歴史を持ち、コミック連載(2006年現在)は現在、
世界75カ国21の言語で、2,400紙を通して毎日3億人以上が愛読しています。そ
の知的さと親しみ易さを兼ね備えたキャラクター達は、林野庁などが取り組む
美しい森林づくり推進国民運動「フォレストサポーターズ」のメンバーとなっ
ていたり、様々な企業のプロモーション活動に登場しています。
また、今回の商品の主役であるスヌーピーは、キャラクター好きの20~40代女
性から「人気キャラクター1位」という結果も出ています。~マルシーデータ
ブック2006より~親子三世代でファンというのもめずらしくなく、世代を超え
て今もなお幅広く支持されるスヌーピーのチルドカップ飲料ができました。
味覚には、コーヒーとミルクが調和した優しい味わいのカフェオレにスヌーピ
ーの大好物であるバニラアイスクリームをたっぷり使用。さらにアイスクリー
ムのコーンの香ばしい香りをプラスして、よりアイスクリームらしさを表現し
親しみのある味わいに仕上げました。
パッケージには、白を基調にアイスクリームを手にしたスヌーピーとウッドス
トックが登場。アイスクリーム入りという商品の特徴を楽しく、わかりやすく
表現したデザインです。
○この件に関するお問い合わせ先:トーヨービバレッジ株式会社
(TEL)0120-013-143(平日9:00~17:00)
本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200906053227
株式会社共同通信PRワイヤー
■ 焼鶏「たつ屋、」(西麻布)
六本木・西麻布の星条旗通り、大山地鶏を使用した関西風の本格焼鳥店。
地酒・焼酎・ワインもこだわって取り揃えてます。
焼き鳥も新鮮素材にこだわり、「生で食べれる鶏を焼く」をモットーに、焼鳥
に一番あう地鶏を探して7年の店主がたどり着いたのが「鳥取県大山地鶏」。
東京に焼鳥屋多しと言えども、本格的な大山地鶏を関西風で味わえる数少ない
お店の1つ「たつ屋、」。名水100撰の上質な水と空気、長期飼育による完成さ
れた素材を店主が心を込めておもてなし。品質に自信があるからこそ、「お造
り」にてご堪能下さい。
地鶏にあわせて、日本酒はブランド名にこだわらず、全国各地の地酒を厳選。
純米、吟醸、大吟醸、にごり、山廃をお楽しみください。
また、焼酎は芋、麦、そばはもちろんのこと「かぼちゃ」「栗」「シソ」など
変り種もご用意しております。ワインもぶどうの種類で焼鳥にあうものを吟味
して取揃えております。
“ささみのゴルゴンゾーラ”や“地鶏のたたき”と共に。
憩いのひとときを美味しい「やきとり」と“おもろい”店主とともに。
営業時間:月~金 午後6時~翌2時 土祝日午後6時~翌12時
たつ屋、
店主 今井達哉
東京都港区西麻布1-4-50
沙梵ウエストワンビル2F
電話:03-3401-0012
HP: http://foodpia.geocities.jp/tatsuya_sabon/tatsuyaindex.html
■ 大和実業株式会社、既存業態とは違う5つの新業態を開発
大和実業株式会社は、5つの新業態を開発。5月の神戸2店を皮切りに、まもな
く、大阪茶屋町、東京新宿、銀座に、それぞれ異なる新しい業態の店舗をオー
プンします。
大和実業株式会社では、サントリービア&スピリッツ株式会社営業推進第1部
グルメ開発チームの協力を得て、既存業態とは違う5つの新業態を開発、順次
出店いたします。5月には神戸に2店「大地がごちそう」と「TUBO」を開店しま
した。
続いて6月末に、大阪、東京に各1店、7月初旬、東京に1店開店します。すべて
20代、30代の男女をターゲットとした新しい業態で、斬新なデザインと新しい
料理やお酒の楽しみ方の提案を通じ、長く愛される店舗を目指します。
○第3弾・大阪
店 名:鉄板バル「BARUTETSU 茶屋町」 担当:高野
開店日:6月23日(火) 17時 グランドオープン (22日プレオープン)
所在地:大阪市北区芝田1-7-2 かっぱ横丁(60席)
TEL:06-6359-8601
営業時間:全日17:00~23:00 ・設計管理:株式会社リックデザイン
気軽なスペインバルのテイストに、ライブ感あふれる鉄板焼きの魅力をMix。
デザインコンセプトは、ウッド&メタル、クール&ウォームなど Mix
Modern
2種類以上の素材をMixし、こだわりのソーダで割った、低アルコール
オリジナルドリンク、ミックススパークリング
○第4弾・新宿
店 名:ココットと自家焼きパン 「オーブンの家」 担当:加藤
開店日:6月29日(月) 11時30分 グランドオープン(27日プレオープン)
所在地:東京都新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル29F
TEL:03-5909-8551
営業時間:ランチ月~金11:30~14:00 ディナー月~土17:00~23:30
日祝17:00~23:00
設計管理:株式会社CDA
自家焼きパンと温かいココット料理で、しっかりと食事をしたい方のニーズに
お応えします。
軽く一杯立ち寄りたい方にも、小皿料理をご用意していますので、Bar感覚で
もご利
用いただけます。
豊富に取りそろえたオリジナルドリンクもお楽しみいただけます。
○第5弾・銀座
店 名:BISTRO 「jeu jeu」 担当:高平
開店日:7月8日(水) 17時 グランドオープン (7日プレオープン)
所在地:東京都中央区銀座7-108-110コリドー街
TEL:03-3573-8102
営業時間:月~金17:00~24:00 土日祝17:00~23:00
設計管理:株式会社ミュープランニングアンドオペレーターズ
鉄板メニューをメインにおいた、カジュアルフレンチ=ビストロです。
フレッシュフルーツを使ったオリジナルドリンクもお楽しみいただけます。
○この件に関するお問い合わせ先:
大和実業株式会社 営業推進部 広報 川喜田
TEL:06-6372-8449 e-mail:kouho@daiwa-j.com
本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200906153385
株式会社共同通信PRワイヤー
△▼△▼△▼△▼△▼△
● 王利彰のレストランチェック———————————–■□
イタリア南部の州プーリアの旅の報告を同行していただいた名古屋文理大学教
授の石川秀憲先生にお願いいたしました。
■ 「美味しいプーリアツアー 2009」報告5
5月7日(木)6日目
内陸部(丘陵地帯)の旅、パンの町、世界遺産の前でピクニック、洞窟住居、
美食の町の夕餉
今日はプーリア州を離れ、隣りの州バジリカータ州にある世界遺産を訪ねる予
定です。“世界の奇観”ともいわれる世界遺産訪問の前に、ヨーロッパ最初の
DOP(原産地保護呼称)に認定されたパンの町「アルタムーラ」で美味しいパ
ンを楽しみます。
8時30分にホテルを出発し、アルベロベッロまでは昨日と同じコースを辿りま
す。アルベルベッロからはオリーブ畑の他に牧草地などが広がる丘陵地帯を走
り、プチニャーノという町を経由します。「この町はウエディングドレスの町
といわれ、いわゆる婚礼産業が盛んなところです。2月のカーニバルは盛大で
たくさんの張り子の山車が出ます」(大橋さん)。周辺の田園地帯では酪農が
盛んで、乳製品でも有名な一帯だそうです。
やがてジョイア・デル・コーレ(コーレは丘の意味)というちょっと大きな丘
陵地帯の町を過ぎていきます。このあたりの郊外からは牧草地やチェリー畑が
続いています。サンテラマ・イン・コーレという丘陵の町を過ぎたあたりから
道の両側は広々とした畑作、牧草地帯が広がってきました。
ともかく、昨日まで走っていた南側、海岸近くとは、はっきりと風景が違って
います。ここらあたりからアルタムーラまではイタリア1の小麦、特にデュラ
ムセモリナ小麦の生産地だそうです。アルタムーラがパンの街と云われるのも
そうした穀倉地帯に囲まれているからではないかということです。
10時過ぎにアルタムーラの市街地に入りました。この町は隣りのバジリカータ
州に近く、400メートル以上の丘陵地帯にあります。プーリアではバーリの次
に人口が多く、6万7,000人くらいの町だそうです。ほどなくパン工房「バゲッ
テ」に着きました。昼時には近隣の人が大勢買いに来るため、仕込みが忙しく
なる前に作業を見せてもらおうと、少し早めにホテルを出たわけです。
「バゲッテ」はいわばホームベーカリーというところでしょう。早速そのベー
カリー部門の見学です。オーナーともう一人の職人が、発酵の終わった生地で
次々とパンの形を作って窯に入れています。この店の売り物の一つに、デュラ
ムセモリナ粉(パスタをつくる小麦粉)で作るパンがあります。モチモチした
食感が数日間たっても変わらないパンになります。作業場見学のあと、隣接す
る売り場を見ます。実にたくさんの種類のパンが並んでいます。試食と買い物
は、いま仕込んだパンが焼き上がる頃にして、この町の旧市街地の探訪をする
ことになりました。
10時30分に店を出て上り坂をあがり、公園を抜けて旧市街の外壁に着きました。
この外壁に沿って歩き入口から旧市街に入りました。ここには、あの天才皇帝
フェデリーコ2世が唯一残した宗教的建造物の大聖堂があります。彼はプーリ
アに200近くもの城を築いたのですが、宗教的な建物はこの大聖堂ただ一つと
いうことです。教会との複雑な関係を表しているかのようです。この大聖堂を
背にしてしばらく歩くと、古いパン屋がありました。創業1423年というコロン
ブスのアメリカ遠征以前の遠い歴史の彼方に生まれた店です。狭い店ですが、
奥行き3メートル近くはあろうかという炭焼き石窯をもつ店です。
またこの旧市街は、至る所に中庭か小さな広場(クラウストロというそうです)
が行き止まりの先にあることでも有名です。天才皇帝の施策で、さまざまな人
種が民族単位、家族単位でグループを作って住み着いたことから、そうしたス
ペースができたそうです。1時間ほどの散策の後、旧市街をあとにしました。
そして、先ほどの店で買い物と試食をしたあと、12時15分過ぎに店を出て、世
界遺産に向かいました。
バジリカータ州にはいると、丘陵はさらに標高が高くなっていくようでした。
12時50分、世界遺産の「マテーラ」に着きました。直接「サッシ」と呼ばれる
旧市街に入らず、グラヴィーナ峡谷を挟んだ対岸の高台に行きました。高台は
世界遺産の旧市街、サッシを眼前にした、色とりどりの花が咲き乱れる草原で
もあります。「昼食はサプライズ」といわれていましたが、なんとこの草原で
のピクニックランチでした。
アルタムーラの「バゲッテ」でしつらえてもらったピクニックバスケットと空
豆、グリーンピース、胡瓜に似た瓜の生野菜(みんな生で食べます)を各自セ
ットで。これにサラミとハム、ワインとビールというメニューです。草の上に
各グループ、カップルごとに敷物を敷いて、世界遺産の眼前でランチです。日
差しは強いのですが、峡谷をわたる心地いい高原の風がとても爽やかです。こ
んなとびっきりのシチュエーションは2度とないでしょう。ジョバンニさん、
大橋さんに大感謝です。
目の前は世界遺産ですが、われわれがピクニックをしている高台周辺も「マテ
ーラ洞窟教会公園」という保護地区で、専門ガイドによる洞窟ツアーがあると
ころです。本当にすごいところでランチをしているわけです。ただ、われわれ
の場所は全くの保護地区ではないようで、少しはずれているのかもしれません。
14時30分、ランチを終え、対岸のマテーラの町に向かいます。10分ほどして旧
市街の入口です。ここから少し歩いてサッシに降りる坂道を下ります。石畳の
坂道を20分ほど下って、サッシのほぼ中央に着きました。サッシと呼ばれる地
域は、崖の斜面にできた自然の洞窟を利用して居住空間にした住居の集落のこ
とです。かつての生活ぶりを再現した洞窟住居を見学。入口から2~3メートル
の通路めいた空間が続き、その先が広がって居住スペースになっています。20
畳ほどの広さだと思いますが、その中に台所スペース、寝室スペース、便所ス
ペース(といっても大きなツボがあるだけ)、そして家畜を飼うスペースがあ
ります。家畜は財産ですから、崖の斜面である外には出しておけないからです。
洞窟に人が住み始めたのは新石器時代からだろうといわれています。その後中
世に北方、東方、オスマントルコなどの侵略が相次ぎ、それらの戦火から逃れ
たキリスト教徒が、この石灰石の洞窟群に住み着いたとされます。石灰石の土
壌ですから削りやすかったのでしょう。ただし水がたまりにくく、雨水が頼り
の生活だったはずです。水浴びなどとてもできる状況ではありません。想像力
のあまりない頭でも、再現された暮らしぶりを見て、いかに苛酷なものかがは
っきりと分かります。「想像するのも辛く、涙が出そう」というメンバーもい
ました。それでもその苛酷さの実相はイメージしきれないかもしれません。
政府による強制立ち退きは1952年に始まりましたが、驚くことにこの苛酷な生
活をしていた人たちは、1960年代後半までいたそうです。峡谷側の洞窟教会の
跡を見た後に、崖につくられた居住街区を上り、大聖堂までいきました。
17時過ぎにバスに戻って今日の夕食場所に向かいました。かなり長い距離の上
り下りの疲れとサッシの生活の苛酷さの強い衝撃で、心なしか車内が沈んだ感
じの帰路ではありました(単に眠たかっただけかもしれません)。
途中18時30分頃アルベロベッロでトイレ休憩の後、チステルニーノを過ぎて山
側に入ったチェニィーリ・メサピカにある「アル・フォルネッロ・デ・リッチ」
というレストランに19時35分到着しました。この町の名前「メサピカ」は古代
ギリシャの地名で、かつてその町の住民がこの地に移り住んだことから町の名
前になったそうです。この町に入ってから、やたらレストランの名前を書いた
道路標識がありました。「美食の町として売り出している」(大橋さん)と聞
いて納得しました。
この店は女性シェフが三代続いている店ですが、いま中心になっている方の祖
母が始めた店で、娘に当たるいまのシェフの母親もキッチンに立っているそう
です。シェフは、イタリアの著名なシェフの下で修行をしています。料理は、
地元の伝統料理にヌーベルキュイジーヌ(これはフランス語ですね)を組み合
わせたものだそうです。
この夜のメニューです。まず前菜の前の前菜というか、アミューズみたいなも
のとして「ポルペッティーネ」という肉と小麦粉を混ぜ合わせた揚げボール。
どの家庭でもつくるもので、子供も大好きな食べ物だそうです。食前酒がスプ
マンテ。前菜は、きのこのムース、リコッタチーズのフライともう一品で一皿、
生ハム(?)、焼アーティチョークは取り分け、焼青唐辛子(万願寺系か、辛
くない)と青菜の炒め物と何かのマッシュで一皿、野生のアスパラガスと空豆
のスープ風ピューレ。ピアットは、菜の花系野菜とオリーブを練り込んだオレ
キエッテレのパスタ、仔牛のグラタン。最後に小菓子4種。
大変に洗練されたプレゼンテーションと味でした。今回のツアーで最も洒落た
料理だったかもしれません。
この店は女性シェフですが、最初のチャコも女性シェフでしたし、ファサーノ
の魚料理「フォルカテッラ」も女性シェフでした。さらにいえば、パスタ工房
の社長も若き女性です。イタリアはプーリアで、女性の勢いを見せつけられて
います。
23時少し前に美食の町の夕餉を終え、ホテルに戻りました。今日はツアーの中
でもロングドライブとなりましたが、大満足の心地良い疲れで熟睡できます。
<石川秀憲>
<編集長王利彰のコメント>
先週に引き続くイタリアプーリア旅行の紀行文はアグリツーリズモの本場イタ
リア・プーリアということで、農業や漁業などの産地に詳しい石川先生にお願
いいたしました。
プーリア地方の情報に関しては、今回のツアーをコーディネートしていただい
た、ジョヴァンニ・パンノフィーノさんと大橋美奈子さん 御夫妻のHP
http://www.da-puglia.com/
をご覧ください。
また、プーリア関係のブログは多いのですが中でも以下のブログは写真が豊富
なので街の雰囲気をご覧ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~circus/italia/puglia/pugliaguide/
pugliaguide1.html
(続く)
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● 王利彰の米国外食情報—————————————–■□
NRN誌 2009年6月9日~6月16日号
■ダンキンドーナツの親会社Dunkin’ Brandsは役員のリストラを実施
chief global communications officerのStephen J. Caldeira氏,と
senior vice president of communicationsのMargie Myers氏が退職。
■ Zagatはファストフードの評価を実施
ハンバーガー業界で最も評価が高いのはウエンディーズ。マクドナルドがトッ
プ評価を受けたのはフレンチフライと、朝食サンドイッチ、子供に親しみがあ
る、ドライブスルー、価値観、の5項目です。
話題のコーヒーではスターバックスはトップの座を死守しました。2番目はダ
ンキンドーナツです。
調査は6,107人の消費者が米国内103チェーンに対して評価したものです。アン
ケートに答えた人は平均月に11回外食をしています。
ハンバーガーではIn-N-Out Burgerがトップ評価で、2番目がウエンディーズ、
3番目がバーガーキング、4番目がマクドナルドです。
激戦のコーヒーマーケットではスターバックスがトップの座を死守し、Dunkin’
Donuts, Peet’s Coffee & Tea, McDonald’s 、 Caribou Coffee,が続きます。
その他のファストフードではKFCがフライドチキンで一番、Chick-fil-Aがグリ
ルチキンで一番、Long John Silver’sが魚で一番、Panera Bread Coがサラダ
で一番でした。
レストランではステーキでOutback Steakhouse。パスタではOlive Garden。朝
食ではIHOP。シーフードではRed Lobster。子供に親しみがあるのではChuck E.
Cheese’sが一番でした。
レストランで最も価値観があるのはCheesecake Factoryで、その後を Olive
Garden とCracker Barrelが続きます。
http://www.zagat.com/fastfood
動画ニュース がわかりやすく説明しています。
http://today.msnbc.msn.com/id/26184891/vp/31166721#31166721
■ マクドナルドの5月の全世界の既存店対前年比売上は5.1%アップです
米国内は不況にも関わらず2.8%アップです。ヨーロッパは7.6%、アジアは6.4%
アップです。しかし、為替の変動で総売上はマイナスとなりました。
■ Jack in the Boxは小型のチキンサンドイッチを発売しました
■ カジュアルレストランの父ノーマン・ブリンカー氏 Norman Brinker dies
が肺炎のため亡くなりました。78歳でした。
葬儀は日曜日にダラスで行われ、2,000人が弔問しました。
氏の写真アルバム
http://www.nrn.com/slideShow.aspx?id=368050
氏の履歴
http://www.nrn.com/article.aspx?id=368082
業界人の氏への弔文
http://www.nrn.com/breakingNews.aspx?id=368108
氏はカジュアルダイニングのカテゴリーを作り上げた方で、その門下生は数多
くおります。氏が開発したSteak & Ale、Bennigan’sは大きな影響を与えました。
次週に氏の業界への功績をご紹介しましょう。
■ スターバックスの顧客はマクドナルドにとられている
当初はマクドナルドとスターバックスの顧客は異なるので競合にならないと思
われていましたが、スターバックスの顧客は思っていたよりもマクドナルドを
利用しています。
調査はモーガンスタンレーによる2,500人のアンケートです。
それによるとスターバックスのヘビーユーザーの半分は週に一回はマクドナル
ドも利用すると答えています。昨年の8月の調査ではスターバックスのヘビー
ユーザーの51%がマクドナルドも利用すると答えていましたが、今回その数値
は56%に上昇しています。
この調査はマクドナルドが今年の5月から全米で開始したマックカフェのキャ
ンペーンの後に実施されました。マックカフェは全米の14,000店の内11,000店
舗で実施しています。
しかし、スターバックスにとっては安心な数字もあります。昨年はスターバッ
クスに行く回数が減ったと答えた客が28%もいたのですが、今回は20%に減少し
ていたことです。
今後も、コーヒー戦争の行方は注目されますね。