立教大学3年の山下佳也です。
池袋サンシャインシティアルパ1階にある『GLOCAL CAFE IKEBUKURO』の立ち上げを担当されたグローカルポイント執行役員の坂本さまとグローカルカフェIKEBUKURO 鎌田店長にインタビューさせていただきました。
立教大学3年の山下佳也です。坂本さん、鎌田店長 本日はインタビューよろしくお願いします。
日替わりランチと健康的なメニューのこだわり
先ほど本日の日替わりランチをいただきました。玄米が使われていたり、野菜が新鮮で健康的だと思いました。食べていても罪悪感が無く、味も美味しくて満足度が高いと思いました。料理のメニューに何か工夫はありますか?
ありがとうございます!
実は、ランチメニューの組み合わせは無限にあります。
無限、、、毎日違うということでしょうか
そうですね、メニューの組み合わせは少しずつアレンジしています。手作りのドレッシングも日替わりです。毎日来られるお客様も飽きることがないように工夫しています。
メニューはどのように考えているのでしょうか。
お客様の声を聞きます。私も、常連のお客様に聞いてみたりします。
あとは、コロナ禍などで行き場を失った野菜がある時にはその野菜を仕入れてメニューに取り入れることもあります。今現在ピーマンを仕入れているので、来週はピーマンのメニューが並ぶと思います。
無限にある組み合わせのメニュー、考えるだけでも大変そうです。
メニューが違うことでお客様だけでなく、従業員にとっても飽きが来ないので、毎回メニューを思考することは私たちにとってもメリットがあります。
私はチェーンの飲食店でアルバイトしていますが、マニュアル化されたメニューを作っていても飽きてしまいます。確かに、メニューを考えるのは大変だけどやりがいがありそうです。
店長になった経緯 介護の経験
鎌田店長がグローカルカフェで働くことになった経緯をお聞かせください
グローカルカフェで働く前は介護施設で働いていました。その後、家庭の事情もあり、半年間専業主夫をしました。その次に珈琲屋で働いたあと、そのときのご縁もありグローカルカフェで働くことになりました。
初めは介護のお仕事をされていたんですね。
小さい時から母親に連れられ介護施設に行っていました。自分も将来は介護関係のお仕事をするのだろうなと思いながら過ごしていました。
介護のお仕事が現在のお仕事に生きていると感じた経験はありますか?
介護職で培ったコミュニケーション能力が活きていると感じます。グローカルカフェはさまざまな人を結びつける場所にしたいのですが、多くの人と関わる時に、介護職時代に人と接した経験が活きていると感じます。
あとは、パラリンピックの開催に関連して、障がい者による作品展が9月から開催されます。身体が不自由な方がいらっしゃっても、バリアフリーなので利用可能です。このイベントでも介護職の経験が活きてくると思います。
グローカルカフェの活動について〜観光客と地域密着
さまざまな人を結びつける場所、聞いただけでワクワクします。
具体的にはどのような活動をしているのでしょうか?
コロナ以前はインバウンドの観光客向け案内などがメインでした。しかし、観光客が減ってしまったので、インバウンドだけでなく、近隣の方向けにも利用していただこうと思い、特に豊島区の地域の活動などをしています。
地域の活動ですか。私が通う立教大学も豊島区なので機会があればぜひ利用させていただきたいです。
そうですね、まさに立教の学生さんに利用していただいたこともあります。
コロナ禍で学校に通えず、同級生と交流の機会が減ってしまった学生に向けてイベントをしました。
また、グローカルカフェでアルバイトをしている学生のサークル活動に利用してもらったこともあります。
確かにコロナ禍でオンライン授業を受けていると寂しいと感じるのでそのようなイベントは嬉しいです。いろいろな場面で利用されていますね。
コロナ禍による影響
コロナ禍によるお店への影響をお聞かせください。
まずは、サンシャイン通りの人通りが大きく減りました。それに伴って客層もガラッと変わりました。
サンシャイン通りの人の数、確かに全然違いますね。
客層はどのように変わったのでしょうか。
コロナ以前、お昼にはワーカーさんが多かったです。現在もワーカーさんがメインではあるのですが女性のお客さんが増えました。また、お昼から夕方にかけては子連れのママ友が多くいらっしゃってたのですがその層のお客様が減りました。お仕事の打ち合わせに利用されていたお客様も減りました。
女性のお客さんが増えたということですが、何かきっかけはあるのでしょうか?
ヴィーガンメニューなどの健康的なメニューが女性のお客さんのニーズに合っているのかなと思います。
野菜を仕入れたり、従業員でメニューを考えたりといった工夫が効いていますね。
外観と内装について 池袋という町
お店の内装はどのようなイメージなのでしょうか。
もともと青山にも店舗があるのですが、そちらは青山っぽく洗練された内装です。池袋に出店する時に同じ内装というのは違うんじゃないかと思いました。池袋という町の多様性を意識してデザインしました。
なるほど、店内が広く、スペースごとに違った特徴がありますね。多様なお客さんのニーズに応えられそうです。
池袋の魅力は多様な人の動きだと思います。このカフェだけでも多様なお客様が利用されます。そういう意味で、池袋のグローカルカフェは、池袋の街を表現できているように思います。
今回のインタビューもまさにその多様性と、池袋という地域を大切にされている意識の表れですね。
坂本さん、鎌田店長、ありがとうございました!