グリーンミートのハンバーグ

FBプロデューサー日記

ニュースリリースをピックアップしていると、毎週のようにファーストフード、コンビニ、レストランなどで新メニューとして紹介されている大豆ミート(植物肉)

日本能率協会総合研究所のレポート(6/30)によると、大豆ミートの市場規模は、2022年度で25億円、2025年には40億円と推計されています。

英語でplant based meatや、soy meat、日本語では大豆ミート、代替肉、植物肉など、様々な呼び名で呼ばれていますが、大豆やえんどう豆などの植物性の原料を使用して作られた、肉に代わる食品のことです。

なぜ、この植物肉が増えているのか?

その大きな理由の一つが、世界的に人口が増加し、限られた資源の中で、食べ物をどうやって共有するのかが課題になっているからです。

地球の生産可能面積の1/3が畜産に使用されているそうです。

また、穀物全生産量の49%が畜産飼料向けに消費されている現実も。

こうしたことから畜産を続けていては地球が養える人口が2050年に超過し、食料が全人口に行きわたらなくなる危機が生じると言われています。

更に、畜産動物に対する倫理的課題も指摘されています。毎年およそ370億頭もの動物が食料になるためだけに育ち、加工処理されている現状。私たちは果たしてそれだけ多くの動物の犠牲が、本当に必要なのだろうかという観点から、欧米のみならず日本においても畜産反対を表明する著名人などが表れ始めています。

動物の肉や魚は、多くのエネルギーを消費し、成長に時間がかかりますが、植物由来のタンパク源である植物肉であれば、動物を殺さずに済み、生産性が高いこともあり、持続可能な食料になります…という説明は昨年まで。

今年、日本で流行の兆しが見えてきているのは若い世代にSDGs、環境配慮意識が高まっていて、ファッションとしてグリーンミートを食べたいと思っている人が増えていることがポイントです。そう、誤解をしてはいけないのは、環境問題でも無いし、ヴィーガン・ハラール向けでは無く、こういう食べ物を食べてている私がカッコイイ!と思われるようになったのです。

キャッチコピーはこんなフレーズが並びます。「お肉のようで、サラダ気分。」「食物繊維たっぷり、タンパク質も取れて美味しい!」

ヨーロッパやアメリカでは、普通に外食で植物肉の肉料理を選ぶ人がいるようになっているので、日本でも3年後に同じようになると私も予想しています。

さて、もし日本で植物肉を食べるなら、

明日7月1日から新メニューに加わるパレスホテル東京のグリーンミートのボロネーゼ(ラペしてあるのは豆乳チーズ)をお召し上がりください。これ本当にグリーンミート?と思う肉感のあるボロネーゼです。

今回、食材として採用されたのは、グリーンカルチャーの「グリーンミート」

フードテックの技術により、肉の旨味と食感を見事に再現しています。

ECサイトにはハンバーグパテや、小籠包もあり、どれも驚くほど美味しいので、お試しくださいね。

グリーンカルチャーは創業10年のベンチャー企業で、内閣府食堂に、日本で初めて植物肉を導入。

台東区役所の食堂でも、グリーンカルチャーの植物肉を使ったカレーが食べられます。

国内最大級のプラントベース専門通販サイト「Green’sVegetarian」をはじめ、一般消費者向けサイトを運営しています。ご興味のある方は、ご連絡ください。

石川 史子

石川 史子

東京都生まれ。立教女学院中学・高校を経て立教大学理学部化学科を卒業後、東京ガスに入社。炊飯器やピピッとコンロの技術評価や最適厨房研究会の運営等に携わり、2015年秋に東京ガスを退職。現在はフリーランスのコンサルタントとして活動をしています。リケジョとしての能力と、仕事を通じた調理機器メーカー、フランス料理界、居住地の埼玉県の農業と触れ合い、現在の厨房業界や農業、料理業界のPRに幅広く取り組んでいます。

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