外食ニュースクリップ「中国のサイゼリヤ」(商業界 月刊コンビニ2011年11月号)

日本の景気低迷から外食企業の大手の1/3は海外に進出を開始して活路を切り開こうとしている。多くはフランチャイズ展開だが、直営店舗で展開しているのがサイゼリヤだ。2003年ころから進出を開始し、現在はなんと中国に80店舗近く、上海には39店舗ある。
先日、上海一の繁華街、南京路の中心にあるサイゼリヤ店舗を訪問した。歩行者天国の南京路には多くのデパートが点在し、KFC、マクドナルド、味千ラーメンなどが複数の店舗を展開している。サイゼリヤはその南京路の真中にあるファッション衣料品などのビルの8階にある300席ほどの大型店だ。
メニューは日本とほとんど同じようだが、凄いのは価格だ。サラダが8元~10元、パスタ(14種類)9元~12元、ピザ(10種類)19元~22元、ドリア・グラタン(8種類) 9元~11元、料理(12種類)13元~29元、(チキンのディアボラ風 13元、ハンバーグ13元)、ワイン グラスワイン6元、ボトル 48元~68元、と日本の半分位の低価格で、吉野家や現地の中華ファストフード店と同等の低価格なのだ。
味の現地化をしており、海鮮のパスタ(トマトソース味)の味は日本よりもソースがコッテリしており、ピザはピザハットのように分厚く、トッピングやチーズも量が多く美味しい。どうも、先行しているピザハット(中国に500店舗ある)の味をターゲットにして変更しているようだ。
昼過ぎのアイドルタイムだったが、顧客のほとんどが若い学生で、楽しそうの会話を楽しみながら食事をしている日本と同じ光景が印象的だった。

王利彰(おう・としあき)

昭和22年東京都生まれ。立教大学法学部卒業後、(株)レストラン西武(現・西洋フードシステム)を経て、日本マクドナルド入社。SV、米国駐在、機器開発、海外運営、事業開発の各統括責任者を経て独立。外食チェーン企業の指導のかたわら立教大学、女子栄養大学の非常勤講師も務めた。 有限会社 清晃(せいこう) 代表取締役

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