外食ニュースクリップ「海外進出準備の 道とん堀 新業態」(商業界 月刊コンビニ2011年11月号)

4月に立教大学新座キャンパス近所の京樽ファミレス撤退跡地に道とん堀農園と言う新業態が開業した。郊外型お好み焼き店をチェーン展開している道とん堀が海外展開を目指して開業した新業態だという。夏休みに入って訪問してみた。
目立つ緑色の看板の「道とん堀農園」に入ると客席に案内され、お好み焼きや焼きソバなどを注文する。店内中央には肉や魚、野菜の惣菜料理が並んだビュッフェ台が置かれている。料理が出てくる間に、惣菜ビュッフェを好きなだけ食べることができる。料理の材料が運ばれてきたら、自分で好きなように焼きあげる。お好み焼きで17種類、焼きソバで22種類と豊富な中から選べるので飽きない。
料金は、お好み焼きの食べ放題とビュッフェ、ドリンクバーがついて、2時間で大人昼1554円、夜2079円だ(小学生以下、3歳以上小学生以下は別料金)。野菜料理だけでなく、お好み焼や焼きソバも食べ放題なので価値があるだろう。当初はお好み焼きなどはオープンキッチンの調理場で調理をしていたが、効率を上げるため、現在では各テーブルで客が焼きあげる方法にしている。
道とん堀はタイの商社とフランチャイズチェーン(FC)契約を結び、8月に1号店を開業している。アジア地域の他の国へも出店準備を進めており、「道とん堀農園」の実験成果が海外でもどのような成果が出るか注目だ。

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