外食ニュースクリップ「価値の演出 Hooters 」(商業界 月刊コンビニ2011年2月号)

低価格業態が全盛の外食産業だが、業界専門誌は低価格から価値のある業態への転換を図るべきだと唱え始めている。
その声にこたえるように2010年10月25日に彗星のように開店し、1ヵ月後の現在も行列の絶えない超繁盛店がある。地下鉄赤坂見付駅前の赤坂東急プラザ2階に開店した
Hootes(フーターズ)だ。
フーターズは1983年にフロリダ州で地元のビジネスマンにより開業されたスポーツバーで、現在世界に450店舗ほど展開している。店舗で働くウェイトレス(フーターズ・ガール)のユニフォームがフットボールのチアー�リーダーのように、白地にフーターズのロゴをあしらったタンクトップとオレンジ色のホットパンツを着用している。スラリとして胸の大きい女性がサービスをしてくれるから大人気だ。名前は、フーターズ�ガールを見た男性客がフクロウのように目をきょろきょろさせることから名づけられたと言われ、店のロゴマークはギョロリとした目のフクロウだ。
開店後1ヶ月ほどして、もう空いたろうと思い夕方の6時に訪問したらなんと30分待ちの行列だった。120坪の規模に145席もある大型店舗にかかわらずにだ。明るい店内を若いフーターズ�ガールがきびきびとサービスをしている。時給1500円の彼女たちの多くは帰国子女の有名女子大の学生で、2割ほどを占める外人客にも大人気だ。
メニューは、バッファロー・ウィング(ピリ辛の鳥手羽フライ)とハンバーガー、そして豊富なアルコール類で、客単価は4000円ほどになる。でも、時々フーターズ�ガールたちが音楽に合わせて踊ったり、客の依頼で一緒に写真に納まってくれるので、若い男性だけでなく、年配の男性やカップルの女性にも大人気だ。
HP http://www.hooters.co.jp/

著書 経営参考図書 一覧
TOP