外食ニュースクリップ「タニタ食堂」(商業界 月刊コンビニ2012年6月号)

東京駅の丸の内国際ビル地下一階に開店したタニタ食堂に行列ができている。体脂肪計メーカーのタニタが2年ほど前から発売している、「体脂肪計タニタの社員食堂・もっと美味しい500kcalのまんぷく定食」という本が、NHKの番組で取り上げられて以来ベストセラーとなり、シリーズ合計で480万部を販売した。2011年9月には、ローソンがタニタのコラボレーションで弁当や総菜を発売して大人気となった。その人気からタニタは外食チェーンでおしゃれな女性に人気の居酒屋「きちり」等を運営する「株式会社きちり」と提携して丸の内に今年1月に開業して話題が沸騰だ。タニタ食堂は開業後、多くの新聞、雑誌、テレビ番組に取り上げられ知名度は沸騰している。4月には「丸の内タニタ食堂」の特製ランチボックスを三越銀座店で発売したほどのブランドとなっている。
タニタ食堂のレシピーを担当しているのが女子栄養短期大学を卒業後、マキシムド・パリなどの仕事を経験してタニタに入社した荻野菜々子さんだ。
荻野さんの母校の女子栄養大学も、レシピー本「女子栄養大学の学生食堂 500kcalからの好バランス定食」を発売し大人気で、書店では「体脂肪計タニタの社員食堂・もっと美味しい500kcalのまんぷく定食」と並んで最も目立つ場所に置かれている。外食、コンビニ、デパ地下、等幅広く影響を与えているタニタ食堂だ。

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