外食ニュースクリップ「ウエンディーズ再進出」(商業界 月刊コンビニ2012年4月号)

米国第3位のハンバーガーチェーン・ウエンディーズが日本再進出をした。表参道からちょっと入った場所に昨年の12月27日に開店だ。ウエンディーズは米国オハイオ州コロンバスに1969年デイヴ・トーマス氏が創業した。新鮮な生の牛肉を焼き上げ、顧客の注文に合わせた味付けをすることで大人気となった。1980年にはダイエーと提携し銀座に進出した。しかし、先行のマクドナルドの多店舗展開と低価格戦略に苦しみ、さらに親会社のダイエーの不振により2002年に牛丼を経営するゼンショーに売却された。だが、ハンバーガーの経営に慣れていないゼンショーは苦戦を強いられ、2009年末で全店舗を閉鎖してしまった。
米国のウエンディーズは会社組織の立て直しを行い現在では、第2位のバーガーキングを抜き去ろうと元気だ。さらに米国ハンバーガーチェーン3社の中で一番弱い海外店舗網の再構築を考え、その第一弾として日本に最進出した。今回は米国ウエンディーズ社も資本参加するなど本気の姿勢だ。日本側のパートナーはドミノ・ピザを日本で開業した実績を持つ、ヒガ・インダストリー社だ。
今回の再進出にあたっては、日本人にあった味を目指して、バンズ、肉の味を徹底的に見なおした。また、話題性を考えてジャパン・プレミアムというグルメバーガー、フォアグラ・ロッシーニ1280円、アボカド・わさび     820円、トリュフ&ボルチーニ グリルチキン920円、を導入し、テレビや雑誌に取り上げられて行列ができるという成功ぶりだ。オリジナルはウエンディーズバーガー480円とウエンディーズバーガーダブル630円だが、ジャパン・プレミアムに負けていない大人の味だ。

王利彰(おう・としあき)

昭和22年東京都生まれ。立教大学法学部卒業後、(株)レストラン西武(現・西洋フードシステム)を経て、日本マクドナルド入社。SV、米国駐在、機器開発、海外運営、事業開発の各統括責任者を経て独立。外食チェーン企業の指導のかたわら立教大学、女子栄養大学の非常勤講師も務めた。 有限会社 清晃(せいこう) 代表取締役

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