外食ニュースクリップ「KFCのチキン・フィレ・ダブル」(商業界 月刊コンビニ2012年4月号)

KFCが2月2日からチキン・フィレ・ダブルという新商品を発売している。KFCはカロリーが高い揚げ物というイメージで、カーネル・サンダースさんが作り上げたオリジナルレシピーのフライドチキンの売上が伸び悩み、ローティサリーチキンやグリルチキン等の健康的なメニューを開発販売したが、なかなか人気が出てこない。
そのKFCの米国本家で2011年4月に売りだして大反響を巻き起こしたのが、KFCのダブルダウンDouble Downだ。何とチキン・フィレ肉(胸肉)のフライ2枚の間にベーコンとチーズを挟んだサンドイッチだ。サンドイッチと言いながらパンは使わない、肉たっぷりのサンドイッチだ。フィレ肉はフライとグリルがある。
そのKFCのダブルダウンが日本にチキン・フィレ・ダブルという名称で登場した。副題が「超肉食系サンド」とセンセーショナルだ。チキン・フィレ・ダブル1個450円、飲み物セットで500円。米国のグリルのタイプはない。構成は、上から、フィレ肉のフライ、特製マヨソース、ゴーダチーズ、ベーコン、チェダーチーズ、ベーコン、特製マヨソース、フィレ肉のフライで、気になるカロリー数588Kcalとそんなに高くない。
米国では低炭水化物ダイエット(ローカーボダイエット、アトキンスダイエット)というダイエット法に人気がある。肉と野菜を中心に食べパンや米等の炭水化物を食べないダイエットで肉食の米国人に大人気だ。ハンバーガーだったらバンズを使わず、レタスで巻いて食べる。そのフライドチキン版がチキンダブルだ。

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