モスバーガーは創業者の櫻田慧氏が急逝し、その後に創業家ともめ、後継社長が短期間で3人も代わるという経営不振が続き(現在のモスバーガーのHPには3名の社長名が載っていないが)、櫻田慧氏の甥の温厚な櫻田厚氏が後を継いで社長に就任し社内外が落ち着いた。
また緑モスへの転換を進め、息を吹き返した。しかし、業界トップのマクドナルドに大きく店舗数の差を広げられている。
2017年王記事 モスバーガー絶不調の原因「講談社日刊ゲンダイ記事」
のような状態に陥っている。また、モスバーガーのフランチャイジーの老齢化により店舗網の縮小が続いているようだ。
モスの店舗数動向
私の家の近所にモスバーガーの1000号記念店が2017年ころに隣のセブンイレブンに飲み込まれてしまった。近所にモスバーガーがなくなり困っていたが、最近自宅の至近距離に新たに新店舗を開業した。現社長の中村栄氏になり元気になっているようだ。
特に最近は新商品開発に積極的だし、パブリシティも積極的だ。
櫻田慧氏 死去の状況
櫻田厚氏ネット情報
中村栄氏 ネット情報
http://boss.wizbiz.me/interview/interview1608_01.html
またつい最近テレビ番組のジョブチューンで取り上げられ、10品の商品のうち9品が高い評価を受けた。
と好調なようだが、直近の状況を見ると、売り上げ前年比が伸びているにもかかわらず、原材料、エネルギー、人件費の高騰に値上げが追い付かず、赤字となっている。競合のマクドナルドは3回の強引な値上げで減益ながら、黒字を保っている。
モスバーガー
マクドナルド
この大きな原因が、モスバーガーの共栄会だと思われる。共栄会は新しい加盟希望者への教育や全体の運営に大きな貢献をする。しかし共栄会のメンバーの老齢化に伴い、活気が薄れるだけでなく、値上げや新店舗開店の大きな妨げとなっているようだ。
次回は共栄会の問題と、モスの強い海外特に台湾のお話をしましょう。
続く