福岡市から国道3号線を南下して、太宰府、筑紫野を過ぎると、筑前と筑後の境界があります。
そこに基山から田代、鳥栖という佐賀県の一部が西から張り出しています。
国道3号線とJR鹿児島本線、九州新幹線という九州の大動脈が貫いています。
基山町は、遠く奈良時代、白村江の戦いで新羅に敗れた大和朝廷が防塁の拠点として築いた山城が残っているという古くから人の往来があったところです。
市町村合併でも三養基郡の一部として残り、街の機能としては、ほぼ福岡市のベッドタウンとなっています。また工場の立地としても有利で高速道近くには大きな工場が立っています。農業は山がちでもあり果樹生産が多いところです。
その町で、エミューが飼われているというのが、ちょくちょく話題に上っていました。唐突な感じですが、要は耕作放棄地を活用するのに、手間が掛らず、脂肪は美容液に使え、食肉にすると高たんぱく低脂肪だということらしいのです。
ちょうど見てみたい施設が町内に他にあったので、ついでにという感じですが出かけてみました。
いくつかの販売店には、カットした肉が売られていたり、レトルトカレーに加工していたり、トマトソースを作ったりと知恵を絞っています。
飲食店では、2軒ほどヒットし定休日ではなかった、レストランに行きました。
運動公園の合宿所や、気軽なカフェとして人気がある様です。
日替わりメニューとは、別にエミュー肉の野菜炒めと、エミュー肉のカレーを注文。
キーマ風のカレーに、炒めたエミューの肉がドンと乗ったものが出てきました。食べると、鶏肉というより牛肉の赤身という感じです。というか言われなければエミューとは分からないかもしれません。あっさりして美味しいと思いました。
牛肉の代替えとしてダチョウ肉が、生産効率の点でも優れているという話がありましたが、身体が大きくないからダチョウより取扱いは楽かもしれません。
農場に行って、可愛い姿を見てからは食べるのは辛いかもしれないなあ。
ホットステーション
昔はラーメン屋さんだったみたいです。
きやまファーム
巨大鳥“エミュー”で町おこし ~佐賀 基山町~ NHK福岡
基山町のエミューは誰でも会える!親子で楽しめる地方創生の現場