東京駅周辺が激変しています。その中でも八重洲口駅前が大きく変わっています。駅前には八重洲ミッドタウンができ、その裏から京橋にかけて大きなビル工事中です。東京駅周辺は昔からの老舗居酒屋が多いのですが、それが変わりつつあります。
この界隈で老舗の焼き鳥屋京橋伊勢廣本店(創業100年以上)に行きました。古い店で台風で吹っ飛びそうな小さな木造建物2つが、再開発で道路反対側に2年前に移転新築しエレベーター付きの広い店になっていました。
今や予約の取れない名店の麻布十番・世良田店主、瀬良健太郎(私が立教中高時代の同級生)が20代の頃、大学を中退し修行をして、父親が東京日産勤務だったという縁で、六本木の日産ビル地下に店を構えました。
その瀬良が修行中に利用して以来好きなお店です。世良のお店にはマクドナルド六本木地区のSV時代に通いました。50数年前はまだ高級焼き鳥が少なく、伊勢廣はその中では特別の存在でした。当時は新鮮な闘鶏のしゃもを使って店舗で解体していました。
伊勢廣で断トツなのはとろけるようなレバ(フォアグラ以上のおいしさ)と、包丁で軟骨と一緒に叩いて作るつくねです。以前は外から見える場所で作っていたのを思い出します。
前の店は狭くて2軒に分かれており、テーブル席もなく体の不自由な私には利用できませんでした。新しい店は3フロアーで、各階に焼き台があり、2、3階にはテーブル席もあり接待に使えます。
ここの焼き鳥は結構なお値段がするので、近所の大企業は接待に使います。でも以前の旧店では安っぽく見え、食通以外は連れていけませんでした。また以前はお酒の種類が少なく、酒は新潟の吉野川という大衆日本酒でした。
今回は日本酒、ワインともに増えました。でもあまり飲むのは推奨されませんのでご注意を。夜は結構なお値段になるのでランチがおすすめです。焼き鳥2本からの焼き鳥丼があります。ちゃんとサラリーマンの昼食要求にこたえています。
ランチはお得で今回はちょっと贅沢に9本コース三千九百円をいただきました。ごはんと一緒に飲む鳥スープの濃さが最高です。最初に訪問するなら、お昼がおすすめです。
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以上