weekly Food104 Magazine 2022年8月31日号

メルマガバックナンバー

このマガジンは王利彰の率いるフードサービスコンサルタント会社

有限会社清晃(せいこう)が提供しております。

https://www.food104.com/発行人の王利彰は、

その他に2011年4月より2015年3月まで関西国際大学教授に就任し、

新しく発足した人間科学部経営学科のフードビジネスを担当していました。

2004年4月から2009年まで立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の教授を務め、

F&Bマーケティング、サービス・マーケティングなどを教えておりました。

立教大学観光学部、杏林大学外国語学部応用コミュニケーション学科観光文化コース、

韓国のSejong大学大学院フランチャイズ学科、女子栄養大学・短期大学、

会津大学・短期大学等でも非常勤講師をしておりました。

2012年9月に脳梗塞で倒れ、重い嚥下障害を患っており、その顛末と嚥下対策を月刊厨房に1年間記事投稿したのでご参考ください。

● 世界・日本各地の食情報

● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー

● 食ビジネスニュースリリース

● 王利彰のレストランチェック

● 日本外食ニュースと米国外食ニュース

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● 世界・日本各地の食情報

1)食の宝庫九州から上田さんです

【不知火の醤油ソフト】

夏場のドライブはエアコンが効いているので汗をかくことも少ないのですが、海沿いの道を走っていて、ソフトクリームの看板があると、ちょっと引かれませんか?

ソフトクリームといえば僕の中では大分県に多いというイメージなのですが、今回は熊本県、天草からの帰り道。宇城市不知火町にある醤油屋さんのソフトです。

松合食品 ヤマア印で創業が文政十年(1827年)ですからやがて200年という老舗です。不知火海の北端。松橋町から伸びる宇土半島を三角に向かって半分くらいのところです。海運が盛んだった時代に、小麦や大豆の集積があり醸造業が起きたのだそうです。

無農薬の丸大豆醤油があったので、尋ねると生揚げから作っているとのこと。しかもホームページで調べると、醸造用の機械やFRPのタンクまで製造しているそうです。

造っているのは、醤油、味噌、酢です、近隣の柑橘を使ったポン酢もあります。

「医食同源」を掲げているのは、製造に責任を持てているからでしょう。

熊本の麦みそ、甘い醤油なので、地元に生まれ育った僕などにはかなりヒットします。

規模を求めずに、きちんと製造を続けて欲しいメーカーです。

醤油ソフトクリームは、直営売店に置かれていて、もろみの味が鼻に抜ける美味しいものでした、みたらし団子のタレを掛けた感じと説明するのが近いかもしれません。

醤油、味噌はお取り寄せが可能ですが、ソフトクリームだけは現地に行かないと食べられません。少し高台のところから海を見ながらひんやりした時間を過ごしにきてください。

松合食品株式会社

https://www.matsuai.com/

東洋テクノ株式会社

https://www.matsuai.co.jp/techno/index.html

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。

国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター

上田和久 facebookは

https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野     

 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。

 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。

 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。

 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

2)FBプロデューサー日記 229回目

本日はインターン生)粟村さんからのレポートです。

・地域に寄り添う商店街「仙台朝市」

月曜日の午前から賑わう「仙台朝市商店街」。仙台駅から歩いて5分ほどの場所に位置し、旅の最初や最後にも立ち寄りやすい場所にある朝市ですが、利用客の多くは地元の常連客です。そんな地域の方に愛されている「仙台朝市」について、仙台朝市商店街振興組合理事長 入間田博さまにお話を伺いました。

戦争によって焼け野原となった仙台の町で、販路を求める生産者が集まり露店を出店したことから始まった「仙台朝市」は、1985年に「仙台朝市通り商店街連合会」として組織化、そして「仙台朝市商店街振興組合」へ発展しながら、仙台の台所として営業が続いています。

そんな仙台朝市の最大の魅力は、「お客様とコミュニケーションがとれること」「心が通じ合った関わりができること」です。

「こうやって料理したらうまいよ!」という会話や、商品を実際に見ながら悩めることで、安いから今日はこの店で買おうではなく、「この店で買えば間違いないから、この店で買う」という常連のお客様が多いそうです。そして、そのつながりが次の世代へと受け継がれていることで、戦後からずっと変わらず営業を続けているお店もあるそうです。

実際朝市に足を運んだ際も、様々なお店を見て回るのではなく、一直線にお目当てのお店に向かっている方が多いように感じました。

この「心のつながり」は、2011年に発生した東日本大震災の時にも、特に強く感じたそうです。道路が寸断され、食料も確保できないような状況下の中でも、いつも足を運び、頼りにしてくれているお客様がいるからこそ、店を開けなければという魂で営業を再開したそうです。そして、被災し、大変な時にもかかわらず、店に並び、待ってくれたお客様には助けられたと仰っていました。

お客様とコミュニケーションをとりながらの対面販売が強みの朝市、未だ感染流行が続くコロナウイルスの発生当初は、天候不順、荷物が集まらない、観光客の減少によって、厳しい状況だったそうです。しかし、宣伝などがなくとも、お店が開いていれば来てくれるお客様がいるという安心感は、仙台朝市の大きな強みとなったそうです。

地域に密着し、長く続くお客様も多い仙台朝市ですが、最近ではあまり料理をしないという方が増えてきていることが問題だと感じているそうです。

「お家の味」がなくなってしまうと、子供たちも料理をしなくなってしまうかもしれません。これは、食料を買いに朝市に訪れる将来のお客様が減ることに繋がってしまう可能性もあります。それを防ぐためにも、学校教育のひとつとして、もっと「料理」について学ぶ機会が必要なのではないかと仰っていました。

また、環境問題に繋がる「フードロス」についても危機感を感じておられました。長く、美味しく食べられる「良い」商品を販売している朝市の食材を無駄なく、冷めても美味しく食べられるよう調理する必要が消費者側にもあるのだと学びました。

お話を伺う中で、仙台朝市は「震災の時に強い」という言葉が印象に残っています。昨今、どの地域でも予期せぬ出来事が起こる日本において、このような「心のつながり」や「コミュニケーション」は必要不可欠な要素になってくるのではないかと感じました。

みなさんも、「食の宝庫」仙台の海や山の美味しい食材と、温かな「心のつながり」を体験しに「仙台朝市」に訪れてみませんか?

仙台朝市 https://sendaiasaichi.com/

住所:仙台市青葉区中央3-8-5 新仙台駅前ビル 3F 318号室

【プロフィール】

石川史子 Ishikawa Fumiko (旧姓 戸田)

food field creative

facebook  https://www.facebook.com/ffcnippon/

HPとblog  http://ffcnippon.com/

 東京都生まれ。立教女学院中学・高校を経て立教大学理学部化学科を卒業後、東京ガスに入社。最初の基礎技術研究所で材料の研究、次の商品技術開発部では給湯器がメインでしたが、炊飯器やピピッとコンロの技術評価も担当しました。その後、家庭用燃料電池の商品化に向けたプロジェクトのメンバーに加わり、2003年頃からは、技術戦略、営業戦略、プロモーション、営業を経験。2010年、業務用厨房ショールーム「厨BO!SHIODOME」のオープンと同時に異動し、最適厨房研究会の運営等に携わりました。「厨BO!SHIODOME」には稼働するガス調理機器があるので、お客様へのプレゼンや、レストランショーなどの際に有名なシェフの方にお手伝いいただき、厨房設計を支援できる私はフランス料理界のシェフにかわいがられるようになりました。

 2015年秋に東京ガスを退職し、現在はフリーランスのコンサルタントとして、活動をしています。リケジョとしての能力と、仕事を通じた調理機器メーカー、フランス料理界、居住地の埼玉県の農業と触れ合い、現在の厨房業界や農業、料理業界のPRに幅広く取り組んでいます。また、立教学院評議員として、ホッピーミーナさんこと石渡美奈社長や、日比谷松本楼の小坂文乃社長他、校友会の皆さんと活動しております。幅広い視点で食の光景をご紹介します。

 社内結婚した夫が浦和レッズの熱烈なサポーターのため、浦和で家族と暮らしています。趣味は野菜作りで、ご指導いただいている同世代の農家さんとの交流を楽しんでいます。

その他

MLA豪州食肉家畜生産者事業団 ラム肉PR大使「ラムバサダー」

全日本司厨士協会 埼玉県本部 広報企画部長

全日本司厨士協会 東京地方本部 協賛会員

フランス料理文化センター アミテイエグルマンド 会員

ホテル&ホスピタリテイビジネス衛生管理実践研究会所属

立教学院諸生徒礼拝堂ハンドベルクワイア OBOG会会長

立教大学観光クラブ、校友会企画委員

深沢アート研究所 マネージャー

3)南イタリアプーリア便り イトリアの谷の食卓から 第298回

我が家の今年のオリーヴの生育は例年より若干早いように思われます。収穫は2ヶ月程先になりますが、それまでの天候によって変わってきます。突然雹が降って実に傷がつくこともあるし、実の中に卵を産むオリーヴミバエの大量発生の可能性も油断できません。

手を入れるのは草刈りと2年に一度の剪定作業のみ、あとは自然に任せて恵を頂戴するというスタンスでオリーヴと付き合っています。プロのオリーヴ生産者ではなくあくまでも代々受け継がれてきた木を守るという感覚です。プーリアの我が家周辺の人々は皆同じような感覚を持っているように思います。

数年前からプーリア南部に発生したピアス病(エクシレッラ菌病 Xylella Fastidiosa)の被害は甚大で多くの木が伐採されてきましたが、虫が媒介するこの細菌は北上しており我が家の近くにも発生例が報告されていました。

先日は友人のオリーヴも感染して強制的に伐採されたと聞きました。「今年は暖炉の薪には困らないな」と言う声がなんとも寂しそうでした。

Olive Oil Times というオリーヴ業界専門メディアの最近の記事にプーリアのオストゥーニを中心に活動している環境保全教育、Millenari di Puglia (ミッレナーリ ディ プーリア=プーリアの千年)という団体のことが紹介されていました。https://www.oliveoiltimes.com/world/safeguarding-italys-millenary-trees/110907

イタリアには各地に樹齢1000年を超えるオリーヴの巨木があってそれぞれ名前が付けられ保護されています。イタリアで一番古いオリーヴとして認定されているのはサルデーニア州の樹齢4000年と言われ「自然の太祖 The patriarch of Nature」と名づけられた木とのこと。日本的に言えば御神木と言ったところでしょうか。

プーリア州の公式サイトには巨木認定された木が35万本以上登録されているとのこと。プーリア中央部の我が家周辺は特に巨木が多く壮大な樹海と言える風景が広がっています。

イタリアでは自然へのリスペクトや畏怖はあっても御神木という概念はないですが、私的には御神木の海とも捉えております。

この風景を世界自然遺産に登録する動きが、随分前からあるものの実現しないのはこれらの巨木が今でもオリーヴオイルを生産する農業資源でもあるからと考えられます。農業資源と観光資源の両立は所有者の利害関係が発生するので難しい問題です。

大橋美奈子 Facebook

https://www.facebook.com/minako.ohashi

メール・アドレス

minako@da-puglia.com

大橋美奈子さん経歴

 演劇の勉強で欧米に留学し、欧米の料理に馴染みました。主人のジョバンニ・パンフィーノはスイスの有名ホテル学校を卒業後、レストランビジネスに入り、 高級ホテルやイタリア高級レストランのビーチェのヨーロッパの店舗で働いた後、 東京椿山荘に開業した超高級ホテルのフォーシーズンの高級イタリアンとして開業したビーチェの指導責任者としての勤務経験がある外食のプロです。

 そのジョバンニ・パンフィーノと,日本で知り合い結婚し長女を授かり育てていたのですが、数年前に子供の教育と生活環境を考え、主人の故郷であるイタリア・プーリアに本格的に移住したのです。母が料理学校を主催している関係で食に興味を持ち、自ら自家農園で野菜を育て、自家製のオリーブオイルで体に優しい料理を楽しんでいます。現在はプーリアで生活をしながら、イタリアの情報発信をしたり、コンサルティング、輸出入ビジネスを行っております。

 また、時々イタリアの食ツアーを開催しています。これから私が惚れ込んだイタリア・プーリア地方の自然を堪能する食情報をお届けします。

 ブーツの形をしたイタリア半島のちょうどとがったヒールの辺りがプーリア州です。私たちが日本とプーリアの架け橋になろうとダプーリアという会社を起したのは15年前です。その頃と比べ、日本でも随分認知度が高まったプーリアですが、この数年主に欧米人のヴァカンス先として大変注目を浴びています。

https://www.facebook.com/1438029856464276/photos/a.1438031556464106.1073741828.1438029856464276/1523683344565593/?type=1&theater

 プーリア州の中心部にあるイトリアの谷(谷というより盆地という方がふさわしい)にあるこの地に東京から移り住んで6年、兼業農家的生活も板に着いて来ました。プーリアといえばイタリアの食料庫といわれる程の一大農産地でオリーヴオイル、ワイン用のブドウをはじめ多くの野菜や果物がイタリア1番の生産量を誇ります。

 また、この地特有の地元でしか食べられない産物も沢山あります。プーリア料理の身上は新鮮な食材をシンプルに食す事。この地で生産されるチーズやワインもその料理と切っても切れない関係にあります。そんなプーリアの我が家の毎日の食卓に上る食べ物、飲み物たちをご紹介させていただきます。

 我が家では7対3の割合ぐらいで一般的に言うところのイタリア料理(プーリアの郷土料理)と日本食、その他(私が個人的に好きなアメリカン及びアジアンテイストな創作料理)を食べています。

有限会社ダプーリア

http://www.da-puglia.com/

大橋美奈子プロフィール

http://www.da-puglia.com/archives/000047.html

プーリア州の説明

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%B7%9E

ダプーリア

大橋美奈子

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● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー

 読者の皆様のご意見・要望・質問・情報・欄を作成しました。皆様のご意見・要望をぜひお送りください。匿名で掲載させていただきますので忌憚のないご意見をお聞かせください。また皆様が見聞き体験した外食・食材情報もお知らせください。

 このFOOD104を支えてくださっている組織にFSPROと言う食の世界の専門家の方が500名ほどいらっしゃいます。皆様のご質問・疑問に答えられるようになっておりますので,ご遠慮なくご質問などをお寄せください。ちょっと時間はかかりますが回答させていただきます。

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● 食ビジネスニュースリリース ————————————■□

8月25日-8月31日

■焼肉ライク、デリバリー注文一元管理サービス「delico」の導入開始 デリバリーにおける生産性向上と収益増加を実現

AMP

■大阪王将、「重大な契約違反」で運営元とFC契約解除 ナメクジ騒動の店舗は閉店

産経新聞

https://www.sankei.com/article/20220826-VOGVGERTIFEFDGUZUVNWHGQYB4/

■食べログ 焼肉 TOKYO 百名店2022

食べログ

https://award.tabelog.com/hyakumeiten/yakiniku_tokyo

■すかいらーくがコメダに実は翻弄されている理由

東洋経済オンライン

https://toyokeizai.net/articles/-/614084

■”瀕死”の業界で「次世代ファミレス」が爆進している訳

FRIDAYデジタル

https://friday.kodansha.co.jp/article/261402

■家電メーカーの「象印」が飲食業に進出したワケ

東洋経済オンライン

https://toyokeizai.net/articles/-/613015

■「俺の」が資金繰りピンチ、“息切れ倒産”が増加中。調査会社が注視する5社は

日刊SPA!

■「すかいらーくは外食業界の縮図」ファミレス苦境の正体、証券アナリストの視点…ロイヤルホスト、サイゼリヤと何が違う

Business Insider

https://www.businessinsider.jp/post-258566

■「ナメクジ告発」で大阪王将に契約を打ち切られたFCはどんな会社

M&A Online

https://maonline.jp/articles/whats_franchise_store_whose_contract_was_terminated_by_osaka_osho220829

■全国から300種類の「チーズ」が集まるイベントが開催されます。

NPO法人チーズプロフェッショナル協会は、日本のチーズの美味しさを伝えるイベント「Cheese Fun!Fan!Fun!」を新宿住友ビル三角広場にて10月15、16日に開催します。

国内のチーズ消費量や国内チーズ工房の増加など、チーズ人気が高まる今、多様化する国産チーズの魅力を多くの人に知ってもらうべく、「Japan Cheese Awards2022」「第8回 日本の銘チーズ百選」も同時開催するそうです。

国産ナチュラルチーズの試食体験ができる「運命のチーズ探し体験チケット」という券の販売もあるそうなので、普段はなかなか食べられないようなチーズにも挑戦できそうですね! 【K】

北は北海道、南は沖縄、全国から300種類のチーズが大集合!過去最大のチーズイベントCheese Fun!Fan!Fun! 10月15(土)、16(日)に実施

「Japan Cheese Awards2022」「第8回 日本の銘チーズ百選」を同時開催―8月25日(木)から試食引き換え券付きチケットの発売開始―

NPO法人チーズプロフェッショナル協会

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000095826.html

■「サスティナブルメニュー」がグランドメニューとして拡充します。

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町は、「食」で持続可能な未来へつなぐホテルを目指し、ホテル内の環地中海料理が味わえるレストラン「All-Day Dining OASIS GARDEN」にて、期間限定で提供していたサスティナブルメニューをグランドメニューとして拡充します。

小麦の代わりの米粉を使用した「米粉とバナナのココアパンケーキ オレンジとアプリコットのソース」や、規格外の魚を使用した「本日の魚のポワレ スープドポワソン仕立て」などのメニューが秋の新メニューとしてラインナップされるそうです。

「サスティナブル」を、プラントベースや規格外野菜、魚といった様々な角度から取り組み、さらに継続している点が素晴らしい取り組みだなと感じました。【K】

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 “食”で持続可能な未来へつなぐホテルを目指してプラントベースフードや規格外食材などサスティナブルメニューを拡充

株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001514.000024668.html

■鳥取の食材を使ったオリジナル「キャンプ飯」を作りませんか?

株式会社R.projectと日本最大級のキャンプ飯レシピサイト「ソトレシピ」がコラボレーションし、鳥取でのキャンプ「とりキャン」で楽しんでもらいたい、鳥取の“うまいもん”を使用したキャンプ飯レシピの開発を行いました。

鳥取県のブランド鶏「鳥取地どりピヨ」と、特産の「らっきょ」を使った「鳥取地どりピヨの和風ローストチキン&らっきょうソース」と、「二十世紀梨」を使用した「二十世紀ナシュマロ焼き」の2品が紹介されているそうです。

キャンプには、その地域ならではの食材を使ってご飯を作るという楽しみ方もあるのだと気付かされました。食材でキャンプ地を選ぶのも面白そうですね! 【K】

鳥取の“うまいもん”をキャンプで!「鳥取地どりピヨ」「らっきょう」「二十世紀梨」を使ったとりキャンオリジナルキャンプ飯を開発

日本最大級のキャンプ飯レシピサイト「ソトレシピ」とコラボレーション

株式会社R.project

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000020203.html

■新宿都庁の横にあるハイアットリージェンシー東京で、東京野菜や大豆ミートなどのサステナブル食材をテーマに、若手料理人のコンクールが開催されました。受賞作品は9月1日から食べられますので、ぜひ足をお運びください!

ハイアット リージェンシー 東京、若手シェフ向け「サステナブル料理コンペティション」受賞作を商品化!「Sustainable Selection」を9月1日より順次提供開始

ハイアットリージェンシー東京

https://digitalpr.jp/r/62314

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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

スエヒロ館・富麗華法事・箱根

1)あみやき亭傘下のスエヒロ館杉並の改装

 以前、池袋ロマンス通りのブラックホールをご紹介しました。運営会社はアクトグループ、親会社は名古屋の上場会社あみやき亭です。名古屋は牛肉系の企業が多いですね。木曽路、あさくま、ブロンコビリー、あみやき亭ですね。あみやき亭グループは、静かに東京圏をM&A戦略で攻めています。

 買収したスエヒロ館は大型店舗で老朽化のためか、続々と改装中です。今回はこの改装後の店舗訪問です。

 このコロナ禍でも元気な企業は料理などに力を入れているお店です。今元気なのは焼肉です。

 私が評価するのは良いと思う順に

1.大阪のカルビワン

2.あみやき亭グループ

3.ワタミ提携の上村牧場

4.焼肉キング

5.ワタミの焼き肉

です。

 この中で多ブランド化の価格帯の広いあみやき亭が要注目です。一番低価格のあみやき亭は三多摩などの郊外、スエヒロ館が23区内の郊外、アクトグループのブラックホールが、池袋、新橋、新宿、渋谷などの都心繁華街とうまく分けて展開中です。

最近は池袋東口でブラックホールが食べ放題の店を実験中です。あみやき亭ブランドは安いのですがサイドメニューが貧弱、ブラックホールの肉が一番おいしいのですがちょっと高めです。私の一押しはスエヒロ館で、改装を待っていました。

 今回の改装は躯体を残してほぼ全面改装です。この店は、杉並の高井戸駅近くの五日市街道沿いで、近所には、ポルシェ、アウディ、ベンツ、レクサス認定中古販売、などの高級車ディーラーが軒を連ねています。この店は、環八から吉祥寺方面に五日市街道沿いにあります。古い店舗ですが駐車場が広く便利です。

 今回の改装では広い宴会用の座敷席を取り払い、テーブル席を増やし、個室を3つほど作ったことです。また親会社のあみやき亭の本拠地名古屋のブロンコリーを意識した味付けをしました。

1.以前あった入り口の肉の陳列をやめ、入口に羽釜の窯を設置し、炊き立てのご飯を訴求です。食べましたが、米粒が立っていておいしかったですよ

2.入口にデザートビュッフェを設置し、子連れのファミリー客にアッピール。

一人680円で食べ放題ですが、小学生以下(小学生含む)は半額、一品で150円、

3品で450円、5品で650円と選択が豊富です。キッズデザートとして、2品で150円です。

3.人件費削減で、テーブルにタブレットを設置しセルフオーダー

4.最近流行りの回転すし風の特急レーンは置かず(多分コストが高いし、客席が狭くなるので)その代わりに配膳ロボットを配置

料理の肉は和牛を全面的に訴求しています。食べ放題ではないですがリーズナブルな価格です

スエヒロ館杉並の改装後 画像

https://www.facebook.com/photo/?fbid=5444546422288815&set=pcb.5444549842288473

ブラックホール(都心型高級焼肉店 アクトグループ)

https://iloveyakiniku.com/shop/ikebukuronishi/

親会社 あみやき亭グループブランド

http://www.amiyakitei.co.jp/amiyaki-tenpo/index.html

あみやき亭 名古屋店舗

http://www.amiyakitei.co.jp/

あみやき亭 東京店舗

http://www.suehiro-net.com/amiyaki-kantou/stores.html

あみやき亭 M&A 情報

https://maonline.jp/articles/amiyakitei2019040

ホルモン焼き店「ホルモン青木」を展開する杉江商事(東京都江東区)を買収した。

https://maonline.jp/db/companies/2753/articles

 2019年3月末のあみやき亭グループの店舗数は258店で、このうち東京23区内の店舗は10数%しかない。一方の杉江商事は都心部で6店舗を展開しており、この買収によって同エリアの店舗数は10数%増えることになる。これまでに2度M&Aを実施。

 あみやき亭は1995年に愛知県で設立。愛知県春日井市に1号店を出店し、事業を拡大してきた。現在は焼肉「あみやき亭」や焼き鳥「元祖やきとり家美濃路」などの事業を展開しており、愛知県と神奈川県にあるセントラルキッチンから食材を店舗に供給する体制を敷いている。

 M&Aに関してはこれまで2度実施し、同社事業のそれぞれ柱となっている。初めての案件は2009年。ステーキを手がけていたスエヒロレストランシステム(神奈川県大和市)を日本ハムの子会社であるジャパンフードから買い取った。

 当時スエヒロはステーキの「スエヒロ館」のほか、焼肉の「かるび家」や、居酒屋業態の「楽市」など合計32店を展開しており、2018年2月末には64店に倍増した。

2番目の案件は2014年。寿司や焼き肉を手がけていたアクトグループ(東京都港区)を子会社化した。当時のアクトグループは寿司の「すしまみれ」や、焼き肉の「ブラックホール」、「ダイニング」など12店を展開しており、2018年2月末の店舗数は15店に増えた。

店舗名 店舗数

あみやき亭 111

どんどん 22

かるび家 3

スエヒロ館 20

ほるたん屋 11

ブラックホール 4

島津 1

元祖やきとり家美濃路 55

ハンバーグ&ステーキレストランあみやき亭 3

レストラン・スエヒロ館 14

居酒屋・楽市 3

すしまみれ 7

ダイニング 3

イタリアンレストラン 1

合計 258

  あみやき亭の業績も同様で、消費者の節約志向に食材の高騰、人手不足、人件費の上昇などの要因が加わり、売上高は右肩上がりであるものの、営業利益は逆に右肩下がりの状況にある。

  2020年3月期については15店を新規に出店する計画で、売上高は332億6,000万円と前年度比3.5%の増収を見込む。ただやはり利益の方は厳しく、営業利益は24億2,000万円と同12.5%の減益予想。

あみやき亭の売上高推移(単位:億円)2020年3月期は予想あみやき亭の営業利益推移(単位:億円)2020年3月期は予想

杉江商事の売上高推移(単位:百万円)杉江商事の営業利益推移(単位:百万円)前のページ

https://maonline.jp/articles/amiyakitei20190404
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2)法事後の富麗華

 母の23回忌を池上本門本行寺でやり、精進落としを何時もの蒲田リップスティックの代わりに麻布十番の富麗華でこじんまりやりました。

陰膳は母の大好物のフカヒレ姿煮。母はよく言えば豪放磊落、悪く言えば我儘。晩年中華を食べにいけば、一番大きなフカヒレ持ってきてと言ってパクパク食べてお代わりしていました。

私が60年以上前の中学時代に地元の寿司を食べに行けば、私に好きなもの食べてよいというので私は、大トロ、活きアワビだけ腹いっぱい食べたので、お会計は一人1万円以上もしました。当時の母は、商売を切り回して忙しく、小金に困らなかったからでしょう。

 亡くなる前に親戚が僧侶をしていた池上本門本行寺の良い場所に(日蓮聖人がご入滅された池上家の仏間跡に建てられたお堂「ご臨終の間」の裏、隣の墓は青柳流家)墓地を購入していました。

都心の高層マンション位高価だったのですが、私に現金を残しても浪費するが、都心に近い場所に墓があれば、怠け者の私でも墓参りしやすいだろうと言っていました。更に命日を忘れないようにと、秋分の日9月23日に亡くなりました。ちなみに父の命日は春分の日のちょっと前の3月22日でした。

池上本門本行寺HP

https://www.hongyozi.or.jp/

 さてこのコロナ禍で外食、観光業は大変ですが、お寺、葬祭場も大変です。法事はコロナ前にはお坊さん5名くらいで盛大にお経をあげていましたが、今回は2名だけでした。宗教法人は国の援助があるのかないのかわかりませんが大変なようです。

 また、斎場も人が集まらず大変です。このコロナ禍で人が集まるのをやめ、ほとんどが家族葬の少人数ですからね。

私の地元に大きな斎場があり、父母ともその斎場で葬儀を行いました。斎場ではお参りの後、お清めで軽い食事やお酒を出します。その斎場は地元のすし屋や、洋食屋の仕出しを使っています。近所の小さな洋食屋は、その仕出しを長年続け、私の家の倍くらいの立派な家を建てたくらいです。でも今は葬儀がなく困っていますね。

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https://www.facebook.com/photo/?fbid=5436276563115801&set=pcb.5436277849782339

富麗華HP

https://www.chuugokuhanten.com/store/fureika.html

3)箱根のハイアットリージェンシー

 夏休みは恒例の箱根ハイアットリージェンシーです。コロナにもかかわらず規制がなく大混雑でした。おかげで寿司懐石がいっぱいで、ラウンジで寿司とステーキという面白い組み合わせを楽しみました。

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https://www.facebook.com/photo/?fbid=5420399974703460&set=pcb.5420400651370059

4)行きは小田原のだるま

 ここはいつも江戸前のてんぷらや天丼の前に地魚を楽しむのですが、今回は活けの伊勢海老がお勧めで、贅沢に2匹を楽しみました。

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https://www.facebook.com/photo/?fbid=5413557752054349&set=pcb.5413560022054122

お店HP

https://darumanet.com/

5)2日目は強羅ブルアリー

 このブルアリーは伊藤グリルというステーキ屋が経営しているので肉が美味しいのです。NOBUの刺身や寿司も楽しめます。

画像

https://www.facebook.com/photo/?fbid=5417207308356060&set=pcb.5417208471689277

お店HP

https://itoh-dining.co.jp/gorabrewery/

以上

              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 日本外食ニュースと米国外食ニュース    ——————-■□

最新の情報は私のfacebookに掲載していますのでご覧ください。

https://www.facebook.com/toshiaki.oh

<日本外食ニュース>

柏原光太郎(カッシー)さん発行の飲食業界ニュースまとめのリンクです。

 柏原さんは、文芸春秋の編集者で1967年から続くグルメガイド『東京いい店うまい店』(私が愛用していた信頼のおけるグルメ本です)の編集長を務め、自身もグルメとして知られる有名な方です。

10月1日にスタートした「文春マルシェ」は柏原さんと食通販サイト「セコムの食」伝説のバイヤー猪口由美さんがタッグを組んでいます。「セコムの食」は残念ながらこの3月に閉業。そこで「文春マルシェ」では、これまでが猪口さんが築き上げたおいしいものの人脈に、柏原さんの有名シェフの人脈がプラスされていて、魅力たっぷりに紹介されています。

おいしいは、ニュースだ

「文春マルシェ」

https://shop.bunshun.jp/store/top.aspx

2018年1月に「日本ガストロノミー協会」を設立し会長に就任しています。

食べログフォロワー数5万人。

https://tabelog.com/rvwr/kotarokashiwabara/

飲食業界ニュースまとめ #882 2022/8/25

https://note.com/kassie/n/n2de722669e39

飲食業界ニュースまとめ #883 2022/8/26

https://note.com/kassie/n/ndd45e4b2c3a7

飲食業界ニュースまとめ #884 2022/8/27

https://note.com/kassie/n/n1e4cbeae4092

飲食業界ニュースまとめ #885 2022/8/28

https://note.com/kassie/n/n77a5939f1658

飲食業界ニュースまとめ #886 2022/8/29

https://note.com/kassie/n/n3d6b61b239b8

飲食業界ニュースまとめ #887 2022/8/30

https://note.com/kassie/n/n83425454489a

飲食業界ニュースまとめ #888 2022/8/31

https://note.com/kassie/n/n7c973ada1caa

みんなの経済新聞

https://minkei.net/

フードスタジアム

http://food-stadium.com/

フードリンク

http://www.foodrink.co.jp/news/

東洋経済オンライン 外食

http://toyokeizai.net/category/restaurant

フーズチャンネル

https://www.foods-ch.com/gaishoku/

Goo外食ニュース

https://news.goo.ne.jp/topstories/business/559/

サンケイBIZ

https://www.sankeibiz.jp/business/lists/service-n.htm

日本経済新聞

https://www.nikkei.com/

流通ニュース

https://www.ryutsuu.biz/

M&A NEWS 食品・外食

https://ma-times.jp/category/manews/food

リテールテック

https://messe.nikkei.co.jp/rt/

<米国外食ニュース>

QSR マガジン

NRN紙

http://www.nrn.com/

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Food104マガジンスタッフ

発行人:有限会社清晃 代表取締役 王利彰

編集:石川史子

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このマガジンを発行する王利彰の率いるフードサービスコンサルタント会社有限会社清晃(せいこう)は、海外から日本に進出する外食企業、日本から海外に進出する外食企業のサポート、及び、チェーンレストラン、フランチャイズチェーン展開をする企業へのサポートを行っています。

日本の外食企業では、大手ファスト・フードの殆ど、大手居酒屋、大手ファミリーレストラン、大手ホテル旅館、大手食品メーカー、大手食品卸売業、サービス業等へのコンサルティングを行っています。

有限会社清晃(せいこう)業務内容

王利彰 経歴

ご質問、ご相談はeditor@food104.comにお寄せ下さい。

実務的な仕事だけでなく、外食産業を基礎から学びたい、家業の飲食業を

企業にしたい、家業の飲食業を継承したい、外食産業に将来就職したい、

将来独立して飲食業を経営したい、将来外食企業の経営者になりたい、

と思っている方にお勧めするのは、

関西国際大学人間科学部経営学科

http://www.kuins.ac.jp/old_faculty/management.html

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

https://business-school.rikkyo.ac.jp/

立教大学ホスピタリティ・マネジメント講座(毎年9月~12月、30回、受講料5万円)

http://www.rikkyo.ne.jp/grp/kanken/

大学で外食を含む観光分野をきちんと学びたいという方は

立教大学観光学部

杏林大学外国語学部観光交流文化学科

等で学ぶことをお勧めします。

https://www.rikkyo.ac.jp/undergraduate/tourism/

http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/foreign/

王利彰の長年蓄積した調理機器開発のノウハウは最適厨房研究会

http://saitekiken.jp/saitekichubo/

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