weekly Food104 Magazine 2022年7月13日号

メルマガバックナンバー

このマガジンは王利彰の率いるフードサービスコンサルタント会社

有限会社清晃(せいこう)が提供しております。

https://www.food104.com/発行人の王利彰は、

その他に2011年4月より2015年3月まで関西国際大学教授に就任し、

新しく発足した人間科学部経営学科のフードビジネスを担当していました。

2004年4月から2009年まで立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の教授を務め、

F&Bマーケティング、サービス・マーケティングなどを教えておりました。

立教大学観光学部、杏林大学外国語学部応用コミュニケーション学科観光文化コース、

韓国のSejong大学大学院フランチャイズ学科、女子栄養大学・短期大学、

会津大学・短期大学等でも非常勤講師をしておりました。

2012年9月に脳梗塞で倒れ、重い嚥下障害を患っており、その顛末と嚥下対策を月刊厨房に1年間記事投稿したのでご参考ください。

● 世界・日本各地の食情報

● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー

● 食ビジネスニュースリリース

● 王利彰のレストランチェック

● 日本外食ニュースと米国外食ニュース

**************************************************************

              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 世界・日本各地の食情報

1)食の宝庫九州から上田さんです

【新しい自販機システム】

最近、街のあちこちで冷凍食品の自販機を見かけます。

コロナで飲食店の売上げが落ちたタイミングに飲食店が24時間稼働の販売チャネルとして活用し始めたというのが一番わかりやすい説明になるのかもしれません。

福岡県久留米市には、機械の強力なベンダーさんがあることから、冷凍弁当、フルーツ、クレープ、冷凍ピザ、冷凍うどんなどバラエティ豊かに揃っています。福岡県内になると、ふぐ刺し、うなぎせいろ蒸し、いかしゅうまい、辛子明太子など地域の特色のあるものが並ぶ自販機もあるようです。

飲食店で、もともと冷凍食品として通販等をやっているところは、自販機のコラムに入るサイズにさえすれば即販売が開始できますから強みになります。

筑後のうどんがやわやわでおいしいという話は何度も書いていますが、美味しい筑後のうどんやで番付があれば上位にくるだろう「立花うどん」でも冷凍うどんの自販機を設置しています。

閉店後に食べたくなっても、いつでも買えるようになったわけです。もともと通販をやっていたので全国で買うことは出来たのですが、なんと今回自動販売機を東京六本木にも設置したということです。

あの、立花のごぼう天うどんが自販機で買えるとか、すごい時代になったものです。

久留米立花うどん「冷凍うどん自販機」設置しました!

トラストパーク六本木7丁目に立花うどん 冷凍うどん自販機を設置!

また、ゲームセンターには、何が出て来るかわからない「ガチャ」の自販機も登場しています。

福岡県久留米市の楽市楽座にラーメンガチャの冷凍自販機ど冷えもん登場!

自動販売機の無人店舗システムは、本当に日本独特で、それが更に進化させたというところでしょう。

買ってすぐに食べられるように電子レンジを置いている自販機もあるようです。

サンデン「ど冷えもん」

https://www.sanden-rs.com/product/detail.php?pid=221

ネーミングは、ギリギリセーフですかね~。

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。

国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター

上田和久 facebookは

https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野     

 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。

 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。

 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。

 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

2)FBプロデューサー日記 224回目

なぜ植物肉が求められるのか?新時代の観光・外食

市場調査とマーケティングレポートでは常に高い信頼性があり、プラントベースフードのレポートが高く評価されている矢野経済研究所のワッツセミナー担当涌井さんからお声がけいただき、オンラインセミナーを開催しました。

丹治先生、北村さん、宮澤さん、そして矢野経済研究所の廣瀬さんと一緒に観光、外食、環境、SDGsキーワードで、話題の施設・飲食店の情報や、これからの観光・外食産業を予測するトークセッションも行うことができ、私自身も勉強になるセミナーでした。

セミナーは終了しましたが、後日、Webによるオンデマンド配信があるそうです。

時間と場所を選ばない“オンデマンドセミナー”、日程の都合がつかない、実施場所まで遠いなどの理由で受講ができない方も、ご自身のPCやタブレットPC、スマートフォンなどで、“いつでも”“どこでも”セミナーを受講できます。今後、セミナー配信のサブスクをスタートされるそうなので、ビジネス各分野の専門的な知識やデータ最新情報を学べるサイトとして注目です。

矢野経済研究所ワッツセミナー(オンライン)
https://www.yano.co.jp/seminar/whats/

今回は5人が順番に30分ずつお話をさせていただき、その後で登壇者のディスカッションをさせていただきました。

まず最初は、宮城大学 食産業学群 フードマネジメント学群 准教授 丹治朋子氏

(日本フードサービス学会/日本観光研究学会/日本観光ホスピタリティ教育学会 所属)

外食企業のSDGs対応について、環境問題への対応に焦点をあて、基本的な考え方や業界の取り組みの状況、今後の取り組みのあるべき姿を解説して頂きました。

地球環境が良くない方向に向かっているというのは、共通認識で、少なくとも環境対応をしようとするのが、当たり前になっています。環境問題を考えるときに、インプット、アウトプットで考えていくことが重要。そして、これからのキーワードは「コミュニケーション」1社独占ではなく、連携が重要です。

<企業が環境対応に取り組む理由>

1.顧客が望んでいるため。エシカル消費

2.法律などの規制対応のため

3.コストダウンのため

4.競争優位を生み出すため

5.労働意欲を高めるため

6.企業としての生存戦略のため

続いて、一般社団法人観光品質認証協会 統括理事、株式会社サクラクオリティマネジメント 代表取締役 北村 剛史氏にご講演いただきました。週刊ホテルレストランで500回以上の連載をされている著名なジャーナリストです。

「SDGs」をゴールとした企業体の日々の取り組みをESGといいます。ポストコロナ時代における宿泊施設の新たな運営軸としてSDGsは欠かすことができなくなってきました。なんと、国際観光客の70%がサスティナビリティを重視しているそうです。

国際基準団体GSTCの認証を受けた日本の「サクラクオリティAn ESG Practice」認証基準と福岡にあるホテルの先行事例をご紹介いただきました。感動体験を生む持続可能なシステムの効果を解説していただきましたが、全国300施設では、企業理念とSDGsがリンクしているそうで、チーム全員、全社員が理解してSDGsを推進しているそうです。

もはや観光業界では、SDGsをやらないと違法だとも言われる時代。SDGsを一生懸命やることで、ブランディングができ、建物も快適そうだと感じるそうで、観光業界の方々はSDGsをシステムとして、日々実践していくことの重要です。

そして3番目は、グリーンカルチャー株式会社、一般社団法人浅草観光連盟 宮澤 亮氏。

「未来に向けて伝えたいこと」というテーマで、日本一の観光地 台東区(浅草、上野、谷中)食の多様性対応についてや、環境に優しい新しい食材「植物肉」や、ベジJASマークの検討にも参加されていたのでその裏側について語っていただきました。

コロナ前、訪日外国人が3000万人を越えていたとき、5%がベジタリアンでした。台東区は浅草などの有名な観光地があるため、953万人もの観光客を迎え入れていました。行政としても食の多様性についてしっかり向き合うため、当時公務員だった宮澤さんは様々な取り組みを実践されていました。

今後、コロナが落ち着いてきて、2030年に訪日外国人が6000万人を超える頃には、観光地の植物肉のメニュー化は必須です。

味や品質レベルの改善については、3年後を目処にほぼ肉と変わらないプラントベースミートが登場すると予測されています。その頃には人口増加などの原因も合わさり、肉の価格も高騰しているだろうと思われます。

3年で時代が大きく変わろうとしていますので、その時に、何ができるのか、日本は伝統的にSDGsに取り組んでいた国であり、浅草は地域の文化、交流、コミュニケーションもあります。宮澤さんのリーダーシップにこれからも期待です!

そして、基調講演は、代替タンパク質の拡大と注目を集める植物由来肉と題して、株式会社矢野経済研究所 フードサイエンスユニット 研究員 廣瀬 愛氏。

https://www.yano.co.jp/market_reports/C63116900

世界的な課題として、2050年の食糧需要量は2010年比で1.7倍に増加するそうです。つまり、十分にタンパク質を供給することが困難になるのでは?

という懸念が生まれ、食糧安全保障に注目が集まっています。国内でも大豆の生産が増え、外食チェーン、ハンバーガーチェーン、ラーメンチェーン、そしてスーパーでも、プラントベースミートが普通に並ぶようになりました。

フードテックが解決する持続可能な食の未来は、市場規模が3兆円を越えるのではと言われており、これからもますます注目を集めていくでしょう。

パネルディスカッションでは、初めてプラントベースミートを食べる方に、バーガーキング「プラントベースワッパー」がオススメという意見をいただきました。さらに、SDGsなホテルの先進事例や、ベジJASについての話など、4人の専門家のお話はどれも興味深く、機会がありましたらぜひ動画をご覧いただければ嬉しいです!

矢野経済研究所のレポートは今年も発行される予定なので、こちらにも注目ですね!

【プロフィール】

石川史子 Ishikawa Fumiko (旧姓 戸田)

food field creative

facebook  https://www.facebook.com/ffcnippon/

HPとblog  http://ffcnippon.com/

 東京都生まれ。立教女学院中学・高校を経て立教大学理学部化学科を卒業後、東京ガスに入社。最初の基礎技術研究所で材料の研究、次の商品技術開発部では給湯器がメインでしたが、炊飯器やピピッとコンロの技術評価も担当しました。その後、家庭用燃料電池の商品化に向けたプロジェクトのメンバーに加わり、2003年頃からは、技術戦略、営業戦略、プロモーション、営業を経験。2010年、業務用厨房ショールーム「厨BO!SHIODOME」のオープンと同時に異動し、最適厨房研究会の運営等に携わりました。「厨BO!SHIODOME」には稼働するガス調理機器があるので、お客様へのプレゼンや、レストランショーなどの際に有名なシェフの方にお手伝いいただき、厨房設計を支援できる私はフランス料理界のシェフにかわいがられるようになりました。

 2015年秋に東京ガスを退職し、現在はフリーランスのコンサルタントとして、活動をしています。リケジョとしての能力と、仕事を通じた調理機器メーカー、フランス料理界、居住地の埼玉県の農業と触れ合い、現在の厨房業界や農業、料理業界のPRに幅広く取り組んでいます。また、立教学院評議員として、ホッピーミーナさんこと石渡美奈社長や、日比谷松本楼の小坂文乃社長他、校友会の皆さんと活動しております。幅広い視点で食の光景をご紹介します。

 社内結婚した夫が浦和レッズの熱烈なサポーターのため、浦和で家族と暮らしています。趣味は野菜作りで、ご指導いただいている同世代の農家さんとの交流を楽しんでいます。

その他

MLA豪州食肉家畜生産者事業団 ラム肉PR大使「ラムバサダー」

全日本司厨士協会 埼玉県本部 広報企画部長

全日本司厨士協会 東京地方本部 協賛会員

フランス料理文化センター アミテイエグルマンド 会員

ホテル&ホスピタリテイビジネス衛生管理実践研究会所属

立教学院諸生徒礼拝堂ハンドベルクワイア OBOG会会長

立教大学観光クラブ、校友会企画委員

立教学院評議員

深沢アート研究所 マネージャー

3)南イタリアプーリア便り イトリアの谷の食卓から 第294回

大橋美奈子 Facebook

https://www.facebook.com/minako.ohashi

メール・アドレス

minako@da-puglia.com

大橋美奈子さん経歴

 演劇の勉強で欧米に留学し、欧米の料理に馴染みました。主人のジョバンニ・パンフィーノはスイスの有名ホテル学校を卒業後、レストランビジネスに入り、 高級ホテルやイタリア高級レストランのビーチェのヨーロッパの店舗で働いた後、 東京椿山荘に開業した超高級ホテルのフォーシーズンの高級イタリアンとして開業したビーチェの指導責任者としての勤務経験がある外食のプロです。

 そのジョバンニ・パンフィーノと,日本で知り合い結婚し長女を授かり育てていたのですが、数年前に子供の教育と生活環境を考え、主人の故郷であるイタリア・プーリアに本格的に移住したのです。母が料理学校を主催している関係で食に興味を持ち、自ら自家農園で野菜を育て、自家製のオリーブオイルで体に優しい料理を楽しんでいます。現在はプーリアで生活をしながら、イタリアの情報発信をしたり、コンサルティング、輸出入ビジネスを行っております。

 また、時々イタリアの食ツアーを開催しています。これから私が惚れ込んだイタリア・プーリア地方の自然を堪能する食情報をお届けします。

 ブーツの形をしたイタリア半島のちょうどとがったヒールの辺りがプーリア州です。私たちが日本とプーリアの架け橋になろうとダプーリアという会社を起したのは15年前です。その頃と比べ、日本でも随分認知度が高まったプーリアですが、この数年主に欧米人のヴァカンス先として大変注目を浴びています。

https://www.facebook.com/1438029856464276/photos/a.1438031556464106.1073741828.1438029856464276/1523683344565593/?type=1&theater

 プーリア州の中心部にあるイトリアの谷(谷というより盆地という方がふさわしい)にあるこの地に東京から移り住んで6年、兼業農家的生活も板に着いて来ました。プーリアといえばイタリアの食料庫といわれる程の一大農産地でオリーヴオイル、ワイン用のブドウをはじめ多くの野菜や果物がイタリア1番の生産量を誇ります。

 また、この地特有の地元でしか食べられない産物も沢山あります。プーリア料理の身上は新鮮な食材をシンプルに食す事。この地で生産されるチーズやワインもその料理と切っても切れない関係にあります。そんなプーリアの我が家の毎日の食卓に上る食べ物、飲み物たちをご紹介させていただきます。

 我が家では7対3の割合ぐらいで一般的に言うところのイタリア料理(プーリアの郷土料理)と日本食、その他(私が個人的に好きなアメリカン及びアジアンテイストな創作料理)を食べています。

有限会社ダプーリア

http://www.da-puglia.com/

大橋美奈子プロフィール

http://www.da-puglia.com/archives/000047.html

プーリア州の説明

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%B7%9E

ダプーリア

大橋美奈子

             △▼△▼△▼△▼△▼△

● 読者からのご意見・要望・質問・情報 コーナー

 読者の皆様のご意見・要望・質問・情報・欄を作成しました。皆様のご意見・要望をぜひお送りください。匿名で掲載させていただきますので忌憚のないご意見をお聞かせください。また皆様が見聞き体験した外食・食材情報もお知らせください。

 このFOOD104を支えてくださっている組織にFSPROと言う食の世界の専門家の方が500名ほどいらっしゃいます。皆様のご質問・疑問に答えられるようになっておりますので,ご遠慮なくご質問などをお寄せください。ちょっと時間はかかりますが回答させていただきます。

              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 食ビジネスニュースリリース ————————————■□

7月7日−7月13日

■22年上期の飲食業倒産、過去20年で最少。過剰借入で持ちこたえるが、夏の第7波が怖い。

フードリンクニュース

https://www.foodrink.co.jp/news/2022/07/0883336.php

■閉店続々!「から揚げ専門店」ブーム終焉が始まった

Asagei Biz

■居酒屋利用に期待高まるも、二次会はわずか11%。ファンくるが消費者調査

Foodist Media

https://www.inshokuten.com/foodist/article/6544/

■暑い夏に食べたくなるチョコが誕生しました。

7月4日にFILFILからトマト、オリーブ、バジルをトッピングしたおつまみチョコが販売開始しました。冷やして食べるため暑い夏にも食べたくなるチョコになっています。また、キンキンに冷えたビールにも合うというのはとても魅力的です。

このチョコはフランス料理の店が監修しているため、パティスリーで売られているチョコとは一味違います。2ヶ月限定の商品なので是非この機会に食べてみたいです。【N】

トマトにオリーブ&バジル まるでピザ?ヒンヤリおつまみチョコ新登場!

MRO北陸放送

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mro/87841

■日本の食を盛り上げ、魅力を発信する拠点がオープンします。

“食を知り、食を繋ぐ”を掲げ、地域食材をつかった商品開発から流通、販売、PRまでトータルプロデュースを行う「合同会社日本の食研究所」は、その魅力を発信する拠点として、「日本料理 一凛」を神楽坂にオープンします。

神楽坂の店舗を活用した生産者参加型のイベントやオンライン料理教室などを通して、地域食材の魅力を見つけ、語り、伝える活動を行っていくそうです。

日本食や地域食材の魅力を、「日本料理店」というプラットホームを活かしつつ、飲食店の枠を超えた活動を目指している点が興味深いなと感じました。 【K】

日本の食を愛する方々と未来を語り合う “地域の食の魅力発信拠点”として、東京・神楽坂に「日本料理 一凛」新店オープン

2022年7月7日(木)より夜営業開始、「日本の食研究所」を同時開設

合同会社日本の食研究所

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000103948.html

■老舗和菓子屋が「本気のどら焼き」を販売します。

享保元年の創業から300年続く和菓子屋「大徳屋長久」と、株式会社Ennyが協業し、今より多くの、世界中の人が楽しめるよう、ヴィーガン対応・グルテンフリーの「本気のどら焼き」を開発しました。

「つぶあん」「抹茶」「ほうじ茶」の3種のフレーバーがラインナップされており、これらのどら焼きの生地には米粉、餡にはてんさい糖や米飴を使用することで、ヴィーガンやグルテンフリーを求めている方でも楽しめる商品になっているそうです。

小麦粉や乳製品をあまり使わないイメージが和菓子にはありますが、そこに注目し、誰でも食べられる商品としてアップデートしている点が素晴らしいなと感じました。 【K】

創業300年 老舗和菓子屋の世界への挑戦!グルテンフリー・ヴィーガン対応の新しいどら焼き

老舗和菓子屋の世界への挑戦

株式会社Enny

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000096391.html

■のんびり琵琶湖を眺めながら朝食を楽しむことができます。

琵琶湖のほとりにあるカフェレストラン「What’s The Life Style」から、週末だけのちょっと特別なモーニングメニューが7月16日から9月25日の期間限定で登場します。

フレンチトーストをキャンバスに見立て、フルーツやクリームを組み合わせて好みの味を見つける「白いフレンチトースト」や、松坂牛のソーセージやアワビステーキを追加することもできる、デリとパンのプレート「Lazy Morningプレート Mother lake」など、気分の上がる、特別なメニューがラインナップされるそうです。

自然に囲まれた開放的なカフェで、ちょっと贅沢なモーニングを楽しみに早起きをする休日も素敵だなと感じます。 【K】

[期間限定]湖畔のカフェで “のんびり” 楽しむ週末モーニング

Special Lazy Morning

株式会社WHAT’S

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000086323.html

■トヨタ博物館で食と車をテーマにした企画展が開催されます。

7月29日から10月30日まで、トヨタ博物館で食と車をテーマにした企画展が開催されます。二つに共通することは「サスティナブル」というワードです。

食に関しては、カーボンニュートラルによるCO2削減、車に関してはサーキュラーエコノミーによる資源循環が持続可能な社会の実現に必要になってきます。

一見食と車は関係がないもののように見えますが、目指す場所は同じであるのです。これらを掛け合わせてSDGsについて学ぶということは新しい視点であるなと感じます。さまざまな視点から日本が抱える問題に取り組んでいけたら良いなと思います。【N】

[夏休み]食もクルマもカーボンニュートラル…トヨタ博物館でSDGsを考える 7月29日から

レスポンス

https://s.response.jp

■「地サイダー」と「地ラムネ」を銭湯で楽しむイベントが開催されます。

銭湯に入って汗を流し、ガラスびんに入った「地サイダー」「地ラムネ」を楽しみながら、エシカル社会について考えるきっかけを作ることを目指すイベント「夏休み!!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2022」が、全国106の銭湯で開催されます。

地サイダーや地ラムネを購入するとスタンプがもらえ、3個集めると銭湯がモチーフのオリジナルデザインのバッジがプレゼントされるそうです。

銭湯や地サイダーを楽しみながら、地域活性化やエシカル社会などについて考えるきっかけ作りに繋げている点がおもしろいなと感じました。 【K】

ガラスびん 夏の恒例イベント 今年で9回目『夏休み!!ガラスびん×地サイダー&地ラムネ in 銭湯 2022』

九州エリアより初、鹿児島の銭湯が仲間入り!全国106銭湯が参加!ご当地飲料44種類が銭湯に大集合!銭湯好き人気イラストレーター5名のイラストバッジププレゼントあり!

日本ガラスびん協会

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000004817.html

■飲食業の皆さまにとっては、近隣の宿泊施設とコラボするチャンスかもしれませんね。

「新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした旅行サービスの提供促進に向けた実証調査」公募について

宿泊業は、旅行消費全体の中でも大きな割合を占めており、地域での滞在時間を増加させることにより、飲食費や買い物代等の消費の上昇に寄与し、地域全体での観光消費を押し上げる効果があります。

さらに、宿泊業は地元周辺からの仕入れ割合が他の業種より高いことから、地域に対して大きな経済分配効果があります。

 こうした観点を踏まえ、宿泊施設とその周辺地域を再生・高付加価値化させていくことを目的に、宿泊事業者が核となって提供する新サービスの開発、販売支援を行うとともに、これらの宿泊事業者が提供する新サービスを検証することで、宿泊事業者の価値向上を図り、継続的な発展を目指す実証事業を行います。

【募集期間】令和4年7月6日(水)-8月5日(金)17:00必着

国土交通省 観光庁

https://www.mlit.go.jp/kankocho/page06_000249.html

              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

マックのマニュアルその15

 ハンバーガー大で、次に凄いと思ったのが、マーケティングHUです。ご説明しましょう。

 マーケッティングというと、髪を伸ばした広告宣伝代理店の社員がわからない、英語でまくしたてる、別世界のものと思われがちです。

マクドナルドは米国だけでなく、ヨーロッパ、東欧、東南アジアという、歴史、文化、政治体制が異なる地域に店舗展開している。国によってマーケッティングのあり方が異なるのです。

マクドナルドの運営に携わる人たちは、やがて世界各国の経営トップになります。マクドナルドの広告宣伝は売り上げの5%をこえる莫大な金額で、経営トップもその使い方の知識がないといけないのです。

 マーケッティングにはテレビコマーシャルの使い方と店舗展開の手法を熟知しなくてはいけません。もちろんコマーシャルの作成や、テレビコマーシャル出稿の作り方は、広告宣伝会社に任せればよいのですがが、管理できる知識が必要なのです。テレビコマーシャルでは日米はよく似ていますが、それでも微妙に異なります。

この暑い夏はビール会社にとって売り上げを大きく伸ばす大事な時期で、ビールをうまそうに飲み干すテレビコマーシャルをよく目にします。日本のビールのコマーシャルではビールをグラスになみなみと注ぎ、うまそうに飲み干します。

しかし米国のビールのコマーシャルでは人がビールを飲み干すことはできません。米国は清教徒が移民し建国した国で、結構宗教上の戒律が厳しいのです。日本は仏教徒で飲酒に規制はありません。僧侶も般若湯と言って日本酒を飲めます。日本ではこの暑い中、海水浴場の浜辺で飲んでもよいし、街角の自動販売機でビールを買い、歩きながら飲んだりできます。駅のホームで飲み事故を起こすことも多いのです。

米国では歩道や、海水浴場でなどの公共の場で飲酒すると罰金を科されます。米国の映画を見ていると、紙の袋に入れて何かわからないようにこそっと飲む姿がありますが、あれが警察の目を逃れる方法です。海水浴場や公園には、バーベキューエリアの設定があり、誰でも使えるバーベキュー機器を置いていますが、その場所のみ飲酒は可能です。

昔、禁酒法時代があり、酒の製造・販売・飲酒は禁止だったことがありましたが、それが厳格なキリスト教の影響です。(カトリックはワインを飲むことはできます)

米国のビールにバドワイザーという有名ブランドがあります。本社がセントルイスで巨大な工場があります。

ある日曜日にセントルイスを訪問し、暑いのでバーに入ってバドワイザービールを注文したらないというではないですか。近くに大工場があるじゃないと言ったら、日曜日はお酒の販売ができないというのです。日曜日は安息日で、お酒の販売ができないのです。このようにキリスト教徒の多い州ではドライステーツと呼ばれ南部に多く、お酒の販売は現在でも禁止されています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E9%85%92%E9%83%A1

バドワイザーのCM

https://newreel.jp/reel/5318
https://predge.jp/99045/
https://forbesjapan.com/articles/detail/27029/2/1/1
https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/32936.html
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&fr=wsr_gs&p=%E7%B1%B3%E5%9B%BD%20%E3%83%90%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%20CM

 また、日本ではコマーシャルに人気俳優を起用しますが、米国テレビコマーシャルは有名俳優を使いません。CMの放映秒数は米国の場合、30秒と1分間でストーリー性のあるものですが、日本は15、30秒が中心であり、15秒を多く使用しています。放映時間が異なるので米国のCMとはかなり質の異なる映像が多いのです。

1本当たりの制作費は質により大きく異なります。安いもので200万円から高いもので2000万円以上と、品質により大きな金額の差が出ます。

米国では有名タレントを使用するCMは少ないのですが、日本の場合有名タレントを使用するケースが多いようです。タレントのコストは1流で契約金2000万円以上、1作品ごとに2000万円以上、年間3回のCM撮影としてとして最低5000万円から1億円かかるのです。

 有名人を使用するメリットはタレントの良いイメージを使用し一気に商品名を浸透させるメリットがあることです。しかし、デメリットとしてスキャンダルでイメージが悪化したり、人により好き嫌いがある場合です。また、あまり色々な商品のCMに出るタレントであると、自社の商品のイメージが正確に伝わらないことがあるのです。

 私の経験ではマクドナルドで最も評判の良かったCMは初期のドライブスルーのCMでした。ドライブスルーの特徴を訴えるために家族でパジャマを着てドライブスルーを利用するCMでした。

ドライブスルーの窓口で出てくるアルバイトの女子は、本当のアルバイトの女子を使用しました。ドライブスルーの特徴をよく捉え、素人っぽい女子のすばらしい笑顔が大好評でした。要は如何に自社の商品の特徴を具体的に楽しく相手に訴えるかというアイディアの問題であり、いくらお金をかけたという問題ではないのです。

 さてマクドナルドは世界中に進出しています。米国文化と近い英国などはほとんど問題ないのですが、東欧や北欧やロシアなどの共産圏ではテレビ局が国営で、規制も多いのです。特にテレビコマーシャルの放映時間や内容のチェックが厳しいのです。

米国はスポーツが盛んで、アメリカンフットボールや、野球、バスケットボール、アイスホッケーなどはプロチームがあり、季節ごとに多様なスポーツ一をテレビ放映します。1番人気は激しくぶつかり合うアメリカンフットボールです。

ヨーロッパでの1番人気のスポーツはサッカーです。プレーする選手はスポンサーのロゴマークを身に着け、競技場のフェンスには広告が掲載されています。東欧や北欧やロシアなどの共産圏ではテレビコマーシャルの規制や放映時間の短さもあるので、スポンサーのロゴマークを身に着けた選手や、競技場のフェンス広告がテレビコマーシャルの代わりになるのです。

 マーケッティングHUではこれらの専門職の仕事を、細部までわかりやすく教えるのです。マクドナルドはそのほか、店舗用不動産を取り扱う、店舗開発部の仕事もHUでわかりやすくまとめてHUの授業を作っています。

 もちろん広告宣伝で一番重要なのは、テレビコマーシャルです。一つの商品やキャンペーンの告知期間は4週間で、テレビコマーシャルを4000GRP放映します。

ある時日本マクドナルドの創業者故・藤田田氏が、4000GRP以上出せばもっと売れるのではないかと言い出し、テストしたことがあります。テストの結果、4000GRP以上コマーシャルを流しても費用対効果が落ちることが判明しました。

このようにマーケッティング理論は現在は確立しているのです。このマーケッティングHUで学んだことを、執筆しているのでお読みください。  

以下王のマーケッティング記事

コンビニのマーケッティング説明

飲食業のマーケッティング説明

そのほかの情報

米国マクドナルドのコマーシャルの歴史

https://gigazine.net/news/20061230_mcdonalds_commercial/
https://karapaia.com/archives/51797437.html
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&fr=wsr_gs&p=%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%20%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%20%E6%AD%B4%E5%8F%B2

日本マクドナルドの50年の歴史

https://www.mcdonalds.co.jp/campaign/thankyou50th/history/memories/
https://www.mcdonalds.co.jp/campaign/thankyou50th/history/imamukashi/12/

日本マクドナルドのCMの歴史

キムタクのCM

続く

              △▼△▼△▼△▼△▼△

● 日本外食ニュースと米国外食ニュース    ——————-■□

最新の情報は私のfacebookに掲載していますのでご覧ください。

https://www.facebook.com/toshiaki.oh

<日本外食ニュース>

柏原光太郎(カッシー)さん発行の飲食業界ニュースまとめのリンクです。

 柏原さんは、文芸春秋の編集者で1967年から続くグルメガイド『東京いい店うまい店』(私が愛用していた信頼のおけるグルメ本です)の編集長を務め、自身もグルメとして知られる有名な方です。

10月1日にスタートした「文春マルシェ」は柏原さんと食通販サイト「セコムの食」伝説のバイヤー猪口由美さんがタッグを組んでいます。「セコムの食」は残念ながらこの3月に閉業。そこで「文春マルシェ」では、これまでが猪口さんが築き上げたおいしいものの人脈に、柏原さんの有名シェフの人脈がプラスされていて、魅力たっぷりに紹介されています。

おいしいは、ニュースだ

「文春マルシェ」

https://shop.bunshun.jp/store/top.aspx

2018年1月に「日本ガストロノミー協会」を設立し会長に就任しています。

食べログフォロワー数5万人。

https://tabelog.com/rvwr/kotarokashiwabara/

飲食業界ニュースまとめ #833 2022/7/7

https://note.com/kassie/n/n7bd5f37fb1bd

飲食業界ニュースまとめ #834 2022/7/8

https://note.com/kassie/n/n76fc83ae95c6

飲食業界ニュースまとめ #835 2022/7/9

https://note.com/kassie/n/n5f66a5357847

飲食業界ニュースまとめ #836 2022/7/10

https://note.com/kassie/n/n1b0d24bd6773

飲食業界ニュースまとめ #837 2022/7/11

https://note.com/kassie/n/na7a0d851a9b6

飲食業界ニュースまとめ #838 2022/7/12

https://note.com/kassie/n/n4af6a30c34e6

飲食業界ニュースまとめ #839 2022/7/13

https://note.com/kassie/n/n6b07d80b80a9

みんなの経済新聞

https://minkei.net/

フードスタジアム

http://food-stadium.com/

フードリンク

http://www.foodrink.co.jp/news/

東洋経済オンライン 外食

http://toyokeizai.net/category/restaurant

フーズチャンネル

https://www.foods-ch.com/gaishoku/

Goo外食ニュース

https://news.goo.ne.jp/topstories/business/559/

サンケイBIZ

https://www.sankeibiz.jp/business/lists/service-n.htm

日本経済新聞

https://www.nikkei.com/

流通ニュース

https://www.ryutsuu.biz/

M&A NEWS 食品・外食

https://ma-times.jp/category/manews/food

リテールテック

https://messe.nikkei.co.jp/rt/

<米国外食ニュース>

QSR マガジン

NRN紙

http://www.nrn.com/

     △▼△▼△▼△▼△▼△

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

週刊Food104は食関連ビジネス向け情報のネット配信メールマガジンです。

週刊Food104への情報のご提供、記事に関するご意見等は、

editor@food104.com 宛にお願い致します。

新製品情報、新店情報、イベント情報、各種キャンペーン、ビジネス情報など

お知らせ下さい。

配信の一時停止、取止めは editor@food104.com 宛に配信お申込み時のお名

前、メールアドレス、会社名を記入、配信一時停止、または取止めの旨記して

お送りください。「週刊Food104」へのご依頼であることを明記して下さい。

https://www.sayko.co.jp/food104/

週刊Food104 Weekly Food104 Magazine

米国外食情報、トピックス、国内外アグリ情報、食関連ビジネス企業プレスリ

リース、王利彰のレストランチェック等、最新の食情報をお送りするだけで

なく、食関連のあらゆる悩みの解決をいたします。

Food104マガジンスタッフ

発行人:有限会社清晃 代表取締役 王利彰

編集:石川史子

————————————

このマガジンを発行する王利彰の率いるフードサービスコンサルタント会社有限会社清晃(せいこう)は、海外から日本に進出する外食企業、日本から海外に進出する外食企業のサポート、及び、チェーンレストラン、フランチャイズチェーン展開をする企業へのサポートを行っています。

日本の外食企業では、大手ファスト・フードの殆ど、大手居酒屋、大手ファミリーレストラン、大手ホテル旅館、大手食品メーカー、大手食品卸売業、サービス業等へのコンサルティングを行っています。

有限会社清晃(せいこう)業務内容

王利彰 経歴

ご質問、ご相談はeditor@food104.comにお寄せ下さい。

実務的な仕事だけでなく、外食産業を基礎から学びたい、家業の飲食業を

企業にしたい、家業の飲食業を継承したい、外食産業に将来就職したい、

将来独立して飲食業を経営したい、将来外食企業の経営者になりたい、

と思っている方にお勧めするのは、

関西国際大学人間科学部経営学科

http://www.kuins.ac.jp/old_faculty/management.html

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

https://business-school.rikkyo.ac.jp/

立教大学ホスピタリティ・マネジメント講座(毎年9月~12月、30回、受講料5万円)

http://www.rikkyo.ne.jp/grp/kanken/

大学で外食を含む観光分野をきちんと学びたいという方は

立教大学観光学部

杏林大学外国語学部観光交流文化学科

等で学ぶことをお勧めします。

https://www.rikkyo.ac.jp/undergraduate/tourism/

http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/foreign/

王利彰の長年蓄積した調理機器開発のノウハウは最適厨房研究会

http://saitekiken.jp/saitekichubo/

————————————————– 週刊Food104 —–

関連記事

メールマガジン会員募集

食のオンラインサロン

ランキング

  1. 1

    「ダンキンドーナツ撤退が意味するもの–何が原因だったのか、そこから何を学ぶべきか」(オフィス2020 AIM)

  2. 2

    マックのマニュアル 07

  3. 3

    マクドナルド 調理機器技術50年史<前編>

アーカイブ

食のオンラインサロン

TOP