外食ニュースクリップ「中国の吉野家」(商業界 月刊コンビニ2011年12月号)

吉野家は1991年から積極的に中国出店をしており、現在297店舗(2011年9月時点・香港含む)近く店舗を構えているが、一番店舗数が多いのが北京で159店舗ある。
今回北京市内の金融街にある店舗を訪問した。激戦地の昼時、ダントツの売上を示しているのが、吉野家で、KFC、味千ラーメン、新功夫、永和大王が続く。
吉野家は日本とはだいぶメニューが異なり、5年前よりも現地化したメニューが増えている。
牛丼、牛丼にブロッコリーなどの野菜を乗せた丼、魚(鯖)の丼、牛肉カレー丼、チキン照り焼き丼、チキンと牛肉とのコンビネーションにブロッコリー等の野菜の丼、とんぽうろ丼(チャーシュー)、キノコ丼、等、11種類の豊富なメニューで価格は20元から30元と現地のファストフードよりちょっと高めだ。。サイドメニューは味噌汁、野菜サラダ(日本のサラダよりも量が多く、ミニトマトやブロッコリーなどが入っている)、茶碗蒸し、などだ。
ブロッコリーやカリフラワー、人参などの蒸した野菜を多く組み合わせて、健康的なイメージを訴求している。店内は赤と黄色、オレンジ等の中国人好みのカラフルな色を使った派手な内装だ。
客層は女性が多いのが日本と異なる。隣の客席を見ていたら、化粧品会社の女性社員のようなグループ客がチキンと牛、野菜のコンビネーション丼に野菜サラダ、コーラを組み合わせたボリュームたっぷりの食事をしていた。吉野家は日本の安全安心、健康的と言うイメージを全面に打ち出しており、それが女性に人気の理由のようだ。

王利彰(おう・としあき)

昭和22年東京都生まれ。立教大学法学部卒業後、(株)レストラン西武(現・西洋フードシステム)を経て、日本マクドナルド入社。SV、米国駐在、機器開発、海外運営、事業開発の各統括責任者を経て独立。外食チェーン企業の指導のかたわら立教大学、女子栄養大学の非常勤講師も務めた。 有限会社 清晃(せいこう) 代表取締役

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