外食ニュースクリップ「ヒカリエ」(商業界 月刊コンビニ2012年7月号)

渋谷の駅ビル「ヒカリ」開業

今年は東京の駅や繁華街に新しい大型商業施設が続々と誕生している。東急電鉄は地元渋谷の元東急文化会館を建て替えて、ヒカリエというオフィスビル兼商業ビルを建築した。
東急電鉄は渋谷に商業施設として東急文化会館、東急文化村、東急百貨店本店、東急東横店、SIBUYA109、「渋谷マークシティ」やホテルなどが入る「セルリアンタワー」等を持っており、最新の施設がヒカリエとなる。
ヒカリエは2008年に開業した地下鉄副都心線の渋谷駅改札口の正面にある。
東急電鉄は東急百貨店を持っており、面子にかけても素晴らしいテナントを入れようと、世界初、日本発、等の初物にこだわった、珍しい店舗を開店させた。通常の商業ビルと異なり、地下2,3階はデパ地下のような雰囲気だ。
B2のエスカレーターを降りたベストロケーションにはパンのル パン ドゥ ジョエル・ロブション(ベーカリー)と Richu 濱田家(ベーカリー) が並んでおりロブションが大人気で夕方にはほとんど売り切れ状態だった。その他、甘味系の、ピエール・エルメ・パリ(洋菓子)、パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(洋菓子・ショコラ)、ヨロイヅカファーム・トーキョー(洋菓子)
等の有名店が入っており、スイーツ好きにはたまらないだろう。
6F・7Fがレストラン街で、若者向けの業態がわかりやすく価格が1500円程度のお店が人気だ。一番人気が牛たんの利久だ。博多の駅ビル内のお店は月間坪当たり180万円を叩きだしたとか、今、商業ビルのダントツ業態だ。
東京発では、博多の超人気の海鮮居酒屋・磯貝が出した新店舗「しらすくじら」だ。その他、京都の高級フレンチの「よねむら」に洋食の低価格業態を開発させるなど気合の入ったお店づくりをしている。

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