weekly Food104 Magazine 2005年1月12日号

メルマガバックナンバー

● 年始のご挨拶
● 米国レストランNEWS
● “あたえみ”のアグリレポート
● 米穀情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 須賀田三之介のFresh Infos from USA
● 王利彰のレストランチェック

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● 年始のご挨拶 ————————————————■□

Food104 編集長の王利彰です。
あけましておめでとうございます。

昨年は海外情報が充実して、11月には常連執筆者の須賀田先生に来日していた
だき、講演をお願いしました。今年もこのような企画を豊富に立案しますので
皆様の積極的なご参加をお願いいたします。

なお私個人は、2004年は和風居酒屋の開業、大学教授への就任等、大忙しの年
でした。昨年の報告と2005年の抱負の詳細につきましては下記をご覧下さい。
http://www.sayko.co.jp/2005.html

2005年もよろしくお願いいたします。

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● 米国レストランNEWS———————————————■□

皆様、今年もよろしくお願いします。
年越しは、趣味で蕎麦を打つ友達がイタリア系のスーパーマーケットで購入し
たポーランド産の蕎麦の実をコーヒーミルで砕いて粉状にしたものをふるい、
手間ひまかけて仕上げた「柚子切り」を堪能しました。アメリカで初の手打ち
蕎麦、今年はいいことがありそうです。

■ ルビオのフィッシュ・タコスが期間限定発売

ファスト・カジュアル・メキシカンレストランRubio’s Fresh Mexican Grill
(ルビオ・フレッシュ・メキシカン・グリル)は、1983年に初めて「フィッ
シュ・タコス」をアメリカで紹介しました。このバハ・カリフォルニア(メ
キシコのカリフォルニア半島)風フィッシュ・タコスはビールの入った衣が
ついたアラスカ産の鱈、キャベツのみじん切り、フレッシュ・サルサとピリ
辛ソースが石臼でひかれたコーン・トルティヤにラップされライムが付いて
います。

このメニューが期間限定で、カリフォルニア州のサンディエゴ、オレンジ・カ
ウンティー、ロス・アンジェルス、アリゾナ州等で1ドルで登場します。ルビ
オでは昨年6月より「フレッシュでお手頃なメニュー」をテーマに毎日ポーク
・タコスが1ドル、チキン・タコスが1ドル29セント、ステーキ・タコスが1ド
ル39セント、チキン・サラダが4ドル99セント、3種類のタコスを組合せたタコ
ス・ミールセットが3ドル99セント、と盛りだくさんのメニューを紹介してき
ています。その他に、フレッシュなサルサ、ガカモレ、チップス、ビーンはも
ちろん、グリルされたエビやロブスター、炭焼きのマヒマヒ等、お手頃価格で
提供しています。

Home

■ アイスクリーム・サンデー付きのアントレー

北東エリア中心に535店舗を展開するFriendly’s(フレンドリー・アイスクリ
ーム)はこの冬、2月末までに、アントレー・メニューにアイスクリーム・サ
ンデー、名付けて「Happy Ending」を無料で付けます。フライドチキンやニュ
ーイングランド風フィッシュ・アンド・チップスの他、新メニューであるグリ
ル・テリヤキ・チキン、ケイジャン風味のエビ、チェダーチーズ風味のチキン
が加わり、人気のアイスクリームフレーバーである「Hunka Chunka PB Fudge
」をはじめ、フレンドリーのアイスクリームフレーバーのチョイスの中から選
べるサンデーが無料となります。(アントレーは8ドル49セント~9ドル9セン
ト)フレンドリーは69年の歴史を誇るアイスクリーム製造も行っており、全米
4900ヶ所のスーパーマーケットや小売店で販売されています。

Home

■ トレンドは朝食へ

1970年代以来のマクドナルドのエッグ・マックマフィンは、ファーストフード
朝食の形容詞のようなものですが、他のチェーン、バーガーキング、スターバ
ックス、チック・フィラ、カールス・ジュニアはサラダやチキンのメニューな
どで、パネラブレッドなどのファスト・カジュアルレストランに対抗し、ラン
チ、ディナーの時間帯の活性化を計りましたが、次は朝食の時間帯に目が向け
られてきています。

カールス・ジュニアは、先月より最高級なコーヒーのブランドの取り扱いを始
め、玉子、ハッシュブラウン、チーズ、ベーコンがトッピングされた「ブレッ
クファスト・バーガー」を始めました。バーガーキングも新しい朝食メニュー
をスタートしています。マクドナルドはパンケーキとエッグのサンドイッチの
「McGriddle」をメニューに加え、売り上げを伸ばしています。スターバック
スは現在ワシントン州の80店舗でベーコン、エッグ、チーズから成るイングリ
ッシュ・マフィンのブレックファスト・サンドイッチのテスト販売を行ってい
るということです。

■ 安い!イケアのフードコート

スウエーデンの大型家具店のIKEA(イケア)は駐車場が満車となるので週末に
は近寄らないことにしていますが、このスウェーデンからやってきたおしゃれ
な家具屋さんの2階にあるフードコートは、安い上にヨーロピアン・クオリテ
ィーの食事を楽しむことができ、ウィークデーは穴場です。スウエーデン風の
肉団子や、エビのサンドイッチ、日替わりパスタ等があります。夕飯前の小腹
がすいた時などはキッズメニューが2ドル程で、肉団子、フレンチフライにソ
フトドリンクのセットを食べることもできます。トレーをもって自分のオーダ
ーしたいメニューを頼んで、飲み物やタルトなどのデザートも自由にとって、
最後に会計をするカフェテリア方式になっています。1階には軽食のコーナー
もあり、ホットドックが1ドル以下で、ソフトクリームが1ドル、その他、コー
ヒーやシナモンロールなども破格で提供されています。
http://www.ikea.com

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● ”あたえみ”のアグリレポート ———————————-■□

■ 牛肉トレーサビリティーが始まった(その3・外食編)

明けましておめでとうございます。本年もご愛顧のほど、よろしくお願いしま
す。皆様からのご意見、ご感想もどしどしお寄せください。

さて正月明け、新年会をかねてステーキを食べに行きました。老舗の専門店
で、血統書付きの和牛が売りものです。この老舗がトレーサビリティに対応し
ているか興味津々でしたが、まず店内のどこにも、それらしき表示はありませ
ん。さらにメニューもなく、年配のメートルがうやうやしく、手の中にある紙
を読上げて、注文を促します。肉が運ばれてきたときに水を向けてみました。
「この牛はどこの牛ですか?」「但馬牛です」。あら?それで終わり?まさか
法律を知らないわけはずもなし。仕方なく「あの~牛の番号ってあるんですよ
ね?」。これはもう素人の質問ではない。私という客は怪しいです(笑)。

すると「はいあります」と、やっと奥から但馬牛の証明書と系統を記した子牛
登記書を持ってきてくれました。そこに小さく個体識別番号が書いてありまし
た。もちろん法律では、いつでもお客の目に触れるところに、個体識別番号を
表示しておかなければなりません。でも老舗で、店自体がブランドだから、わ
ざわざ個体識別番号なんて確認するお客などいない、ということでしょうか。
また10桁の個体識別番号を、店の雰囲気を壊さずに、さりげなく表示する方法
は、店にとっては悩みの種かもしれません。

一方、家の近所の焼肉屋は、店の前の黒板に、「今日の和牛は何番と何番です
」と大きく書いて、通行人にアピールしています。だんだんトレーサビリティ
が浸透してくれば、これは有効な宣伝になるでしょう。

ブランドの偽装は、表に出ないだけで、外食でも当然起こっています。牛なら
松坂牛、但馬牛、黒毛和牛などなど、「和牛」そのものが怪しい場合も多くあ
ります。黒豚もコシヒカリも然り。表示義務のない飲食店は、これまで無法地
帯でした。個体識別番号を調べれば、これまで「黒毛和牛」と謳っていた肉が
本当はミルクを出し終わったホルスタインかもしれません。

ただこのトレーサビリティが普及するにつれ、素性の明らかな和牛の値が高騰
しているのも確かです。米国産の輸入がストップしている今、全体的にも牛肉
の価格は上がっています。多くの対象店にとって、トレーサビリティは厳しい
法律となるでしょう。

「お客様への表示」のほかに、対象飲食店には、「仕入れの記録」も義務付け
られています。個体識別番号とその仕入れ先、仕入れ月日、重量を記録し、2
年間保存しなければなりません。これは流通経路を明らかにする上で重要です
が、飲食店としては、また手間が増えることでしょう。ただ、仕入れ業者の対
応によっては簡略化することも可能。たとえば、納品伝票に上記が記載されて
いれば、その伝票をノートに張っておくだけですみます。

全農系の問屋では、飲食店向けに、店内用の表示パネルや、そのまま張れる番
号ラベル、記録用の伝票等をセットにした「個体識別番号表示ツール」のサー
ビスを始めました。番号を転記する必要がないので、写し間違えることがあり
ません。このツールと肉を一緒に売り込む作戦です。最近パッとしなかった全
農ですが、ビジネスチャンスをつかもうと懸命です。

さて今回の法律には、当然監視体制や罰則があります。すべての牛は解体した
ときに、小指ほどの肉をサンプルとして乾燥し保存します。農水省では、偽装
や表示ミスをなくすため、小売や飲食店から年間2万点のサンプルを採取し、
この乾燥肉と照合し、DNA鑑定を行います。不正表示など悪質な場合は、企業
名が公表され、30万円以下の罰金が科せられることもあります。
(つづく)

○阿多笑子(あた・えみこ フードジャーナリスト)
E-Mail:emikoen@yahoo.co.jp

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● 米穀情報報 —————————————————-■□
※この情報は、米穀データバンクのご協力により、「米穀市況速報」(日報)
から、一部記事を要約したものを掲載させていただいています。(月1掲載)
記事・図表の無断転載・引用を禁止します。

■ 「精米改良剤」は表示が必要(厚生労働省)

厚生労働省食品安全部はこのほど、「精米改良剤」などと称する商品について
、「これらは食品添加物であり、食品衛生法上、表示の必要がある」との見解
を示し、各都道府県などに、表示が適切に行われているかを確認・指導するよ
う文書で通知した。

「精米改良剤」は、保湿剤として使われるプロピレングリコール等が成分とし
て含まれ、精米時に使用すると、米粒が割れにくくなる、精米が白くなり光沢
が増す、古米臭が消えるなどの効果がある。そのため、米飯やおにぎり等の原
材料として、「精米改良剤」が使用された精米が使われるケースも多い。

今回の厚生労働省の通知では、炊飯後であっても光沢が増したり古米臭の減少
などの効果が残っている場合は、精米時に使用した食品添加物(=「精米改良
剤」)の表示も必要としており、精米米袋以外にも、おにぎりや弁当、米飯パ
ックなどの商品も表示対象となる。また同省は、精米・炊飯業者、農協などの
関係団体にも同様の文書で通知したという。
(2004年12月27日)

■ もち米輸入は1万3千トン(16年度SBS)

16年度のSBSにおけるもち米輸入は1万3,454トンで、15年度(4万2,331トン)
に比べると31.8%に縮小したものの、14年度(9,072トン)に対しては148.3
%と増加した。15年度は15年国内産米の不作で一挙に増大したため。

16年度は九州産米などが不作となったが、国内産米の不足感はほとんど見られ
ず、増加は外国産米の浸透を裏付けるもの。今後、国内産米が不作になった場
合も、需要者による不作対応(外国産米使用における製品化など)は出来てい
るといえそうで、15年産米のような3万円相場はもはや夢物語になりそうだ。

16年度の国別内訳は▽米国産米=8,560トン▽タイ産米=138トン▽中国産米=
4,756トン。契約栽培が主体の米国産米はほぼ前年度並みで、中国産米が減少
している。なお、2004年産米の品質は「悪い話は聞いていない」(商社筋)と
される。第4回分は来年3~4月頃に輸入される見込み。
(2004年12月24日)

■ げんきぼし好調、販売範囲拡大が課題

コメリンクス21初の統一商品として注目される「げんきぼし」は、12月中旬に
入っても販売好調が伝わる。店頭販売価格は1,580円~1,780円の範囲で、納入
先卸によって対応差がある。

ただ、EDLP商品との性格から各卸とも値頃価格を打ち出しており、「消費者が
購買意欲を持つのは5キロ2,080円周辺。その価格からげんきぼしは、500円も
下回るケースもある。また卸の営業で各量販店とも、商品棚の良いポジション
を確保。加え、表示がしっかりした米袋など信用ある販売体制が整ったことが
奏功したようだ」(関西納入先A卸)模様だ。

関西市場においては木徳神糧がイトーヨーカドーで、神明がダイエー、大丸ピ
ーコックで販売する。特にヨーカドーでは数量限定ながら1,480円価格時もあ
り、「先週見た時はほとんど棚に商品がなかった」(大阪卸)と好調だ。しか
し、原料米確保の問題を含め、販売先が限られていることで、「単純に喜ぶ訳
にはいかない。今後は販売範囲の拡大が課題」(A卸)とも。
(2004年12月17日)

■ 穀検「情報提供システム」第1号は九州むらせ

穀検の「米の情報提供システム」対象製品・第1号が今月9日から販売スタート
。販売業者は(株)九州むらせで、製品名は「熊本県産こしひかり」(特別栽
培米)。情報提供内容は、食味、銘柄表示、安全性(残留農薬、カドミウム)
の「三ツ星」。サンリブ・マルショク、サトー食鮮館、マルキョウの各店舗で
順次販売が開始される。

穀検が原料米を理化学分析し確認した情報を提供する新事業で、精米製品の差
別化と販売促進が狙い。消費者は携帯電話・パソコンから専用サーバーにアク
セスし精米製品の情報を知ることができる業界初の試みで、精米袋には情報数
が☆印で表される情報提供マークが使用される。現行の認証マークに代わるも
ので、来年4月から本格化する。

対象となる米販売業者は、(1)JAS法等の遵法意識の徹底(コンプライアンス
対策)(2)各工程の透明性と製造責任の管理徹底(3)コンタミ(異品種混入
)防止対策と効果(4)分別管理と製造記録の整備-などの要件をすべて満た
すことが条件。「第2号以降も準備が進んでいる」(穀検)という。
(2004年12月10日)

○株式会社米穀データバンク:民間のコメ調査会社。生産・流通・市況など
コメに関する情報の提供を行っている。
○問い合せは、ricedata@japan-rice.com
○ホームページ「日本のコメ市場」http://www.japan-rice.com/main.htm

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● 食ビジネス関連企業ニュースリリース —————————-■□

■ 焼酎の飲酒実態アンケート調査

宝酒造株式会社では、本格焼酎の品揃えが多い東京、大阪、京都の人気飲食店
において、実際に焼酎をご注文されたお客様に対してアンケート調査を実施し
ました。調査目的は、焼酎ブームと言われる中で、実際に焼酎を注文され、飲
まれている方の飲酒実態や、焼酎に対する意識を把握するためです。総計563
名の回答を得ることが出来、大変興味深い結果が得られました。

我々の生活のなかですっかり定着してきた本格焼酎。最近では本格焼酎を多く
品揃えされるお店や、メニューの中心として扱うお店が増えてきました。その
ような、本格焼酎の品揃えが多い人気飲食店での今回の調査では、様々なマス
コミで紹介されている「芋焼酎」の人気が定着していることに加え、「黒糖焼
酎」「泡盛」「しそ焼酎」の人気が高まってきていることがわかりました。特
に女性においては健康イメージの高い「黒糖焼酎」「しそ焼酎」が高い支持を
集め、本格焼酎の裾野の広がりが伺えるような結果も出ています。

さらに、好みの飲み方も「水割り」「お湯割り」といった、本場九州での飲ま
れ方が浸透してきており、愛飲者の本格焼酎へのこだわりや理解が深まってき
ているようです。これらの傾向は、まさに本格焼酎ブームが本物であることの
裏づけと言えるのではないでしょうか。

焼酎は、「味わい」や「香り」のよさに加え、さまざまな原料や飲み方の多様
性があり自分にあった飲み方ができます。前回と今回の飲食店における調査か
らは、これら焼酎の魅力が、まさに口コミで伝わっていることを感じさせる結
果となりました。

■ 飲食店に築地市場内仲卸業者を無料斡旋

株式会社フードコネクションは、東京中央卸売市場内の仲卸業者を飲食店に対
し無料で斡旋をする「バイヤーズコネクション」サービスを行います。飲食店
側から、仕入れについて、品目、量、価格、配送時間帯、支払方法などヒアリ
ングを行い、希望にあった仲卸業者を紹介します。飲食店側から、契約料やマ
ージン等の費用はもらわず、仲卸業者は、営業代行契約を月額5万円で当社と
結ぶか、スポット契約で飲食店との商談権利を当社から買い取ります。

飲食店側にとって、新たな業者を探す手間をかけずに自分にあった業者と取引
をすることにより、仕入れコストの削減・鮮度UP・配送・決済などの問題点
などをクリアすることができます。仲卸業者側にとって、多大な営業費用をか
けずに、効率よく新規の顧客を獲得できます。既に仲卸業者4社との月額提携
をしており、飲食店側のデータベースをもとにスポット契約の開拓を行なって
いく方針です。

○詳細HP→ http://foodconnection.jp/works_shiire.html

■ 赤字店を全店黒字化させた業態改善ノウハウ講座

最近、自社の業態の陳腐化や、業績の低下を「最近は業態の変化が激しい」と
諦めている事例をよく目にします。とくにFCジーとして加盟されている場合、
自社で行えることが少ないからと本部への愚痴となって終わっていることも多
いようです。本セミナーでは、FCジーから起業し、複数のFCに加盟しながら
FC本部直営店を越える業績を創出し、そのノウハウをもって60店舗まで6年で
展開した株式会社イデア・リンク代表の金井氏と共に、最新の業態改善手法を
弊社コンサルタントがご案内いたします。

○講演内容
スタートはFCジー。今は(6年で)直営含めて60店舗。
自助努力で黒字化。各FCチェーンでトップ3を独占
FCチェーンから学ぶノウハウと人財育成
イデアリンクの業態改善のポイント
FCジーの「正しい本部との関係」
独自性の先鋭化手法(USP)による業態の再定義最新手法
現場の人財を巻き込んだ業態改善手法
業態を生き返らせるための収益の向上シナリオとは

○講師
金井 智秀氏
株式会社イデア・リンク代表取締役社長
西藤 健太郎
株式会社日本エル・シー・エー CIS事業部マネージャー

○開催要項
各会場ともに定員に達し次第締め切りとさせて頂きます。
開場:14:00~17:30 (開場13:30)
費用:お一人様 2,000円
場所 日程 会場:
京都 2月15日(火)日本エル・シー・エー本社(烏丸線四条駅徒歩1分)
東京 2月18日(金)日本エル・シー・エー支社(銀座線稲荷町駅徒歩1分)
*参加費は当日会場受付にて頂戴させて頂きます。
*会場の詳細に関しましてはお申し込み後、受講票をお送りさせていだだきま
すので、そちらでご確認ください。

○セミナー詳細はこちら→ http://www.bino-asp.com/seminar/index.html
○お申し込みはこちら→ http://www.bino-asp.com/fs/seminar/entry.html

■ 業態競争力をアップさせる戦略立案講習会

本セミナーでは、企業の存続のためだけではなく、企業の発展(成長)にこそ
必要な戦略の立案体系についてご紹介いたします。また、企業体質の変革のみ
ならず、業態の改善に必要な様々な分析手法についても合わせてご説明させて
頂きます。急成長を望まれる経営者の方々や、組織の改革改善をお考えのマネ
ージャーの方にご参考になる内容となっております。

○講演内容
成長戦略体系
業態ポジショニングの考え方
業態競争力アップの為の分析手法
組織力をアップさせるベンチマーキングプログラム

○講師
辻 秀敏
株式会社日本エル・シー・エー 執行役員兼FBC事業部長

○開催要項
各会場ともに定員に達し次第締め切りとさせて頂きます。
開場:14:00~16:00 (開場13:30)
費用:お一人様 2,000円
場所 日程 会場:
京都 1月28日(金)日本エル・シー・エー本社(烏丸線四条駅徒歩1分)
東京 1月31日(月)日本エル・シー・エー支社(銀座線稲荷町駅徒歩1分)

*参加費は当日会場受付にて頂戴させて頂きます。
*会場の詳細に関しましてはお申し込み後、受講票をお送りさせていだだきま
すので、そちらでご確認ください。

○セミナー詳細はこちら→ http://www.bino-asp.com/seminar/index.html
○お申し込みはこちら→ http://www.bino-asp.com/fs/seminar/entry.html

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●須賀田三之介のFresh Infos from USA—————————–■□

■ 「クオリティー・フード・センター」が躍進

食品スーパー・チェーンとして全米一位のクローガー傘下にある「クオリティ
ー・フード・センター」(Quality Food Centers)が躍進中です。現在85店舗
をシアトル、ポートランドと北西地区に展開中で、大手のホールフーズなどを
追い上げています。

デリ・生肉部門を前出しに強化していますが、やはり一番強いのはオーガニッ
ク野菜を豊富に取り揃えている事でしょう。価格的にも3%ほど高いだけでこの
部門は消費者にむしろ人気があります。イートインも25席備え、お客様はデリ
から手作りサンドイッチを買ってきて楽しんでいます。シアトルス・ベストが
テナントで入っていて薫り高いコーヒーを同時に供しています。シナボン・ワ
ールドも入居していて良く売れています。又この席には無料のWi-Fiが設置さ
れインターネット検索ができますので大人気です。店内での充電お断り、など
は有りません。

レジですが、15品目以内であれば無人のセルフ・チェック・アウトが出来るよ
うに配慮されています。ピーク時など長い列に並ぶ必要がなく、買った商品を
スキャナーに通し自動で支払いが可能です。

QFCがユニークなのは立地がシアトル港に近く、カナダ・アメリカ北西海岸に
行くフェエリーボートが多いため、その船舶に食料品を供給している事です。
納品は1日2回行っています。大変いい大口顧客です。

今や食品スーパー内での欠かすことの出来ないサービス部門の、薬局、レンタ
ル・ビデオ、生花コーナー、銀行支店、ケータリングが充実しています。

隣接するリージョナル・ショッピング・センターにはPF・チャン、チーズケー
キファクトリー、レッドロビン、パリノス、ルースクリス、スターバックス、
ノードストロム・カフェ・グリルなどが入っていますので必見です。シアトル
を訪れたら是非行ってみる事をお勧めします。
http://www.qfconline.com/

○筆者撮影のアルバム
http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=9181&key=1558776&m=0

○須賀田三之介(ロサンゼルス在住、流通コンサルタント)
Email:stansugata02@yahoo.co.jp

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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ オーベルジュ オー・ミラドー 箱根

箱根には日本のオーベルジュの元祖ともいうべき「オー・ミラドー」がありま
す。勝又登シェフが都心のレストランを畳んで、この地に日本初の宿泊施設付
きフランス料理店をオープンさせてもう18年経ちますが、その勢いはまだ衰え
ず、平日のランチでもほぼ満席。別館の宴会場にも30人くらいの団体客が入っ
ていました。出来た当初は箱根のこんな場所に開店して大丈夫かなと思いまし
たが、箱根を訪問する人は必ずお店の前を通るベストロケーションです。

当初から勝又シェフは素材にこだわりを見せ、野菜は地元の農家と契約栽培、
魚や肉も地の素性のはっきりした物を使うなど徹底していました。芦ノ湖を見
下ろせる高台ということで、ロケーションも満点。最近はさらにホテルを増築
し、スパやエステなどを完備して、女性客を増やしているようです。

営業は昼と夜があるのですが、箱根で夜一杯飲んで帰るのはつらいし、といっ
てワイン抜きでは寂しいということで、昼がお勧めのお店です。ランチは以下
のように3種類ありますが、ウエイターはシェフのお任せからお勧めをします。

今回は、鹿と鮟鱇という美味しそうなお勧めでシェフのお薦めを取りました
が、よくよく隣のテーブルの料理を見るとBランチがバリュー・フォー・マネ
ーでした。

空気の良い箱根で昼間から美味しいワインと料理を食べるのは最高です。ち
ょっと辛口のコメントを言わせていただければ、もう少し建物が綺麗であれ
ば最高だと言うことだけでしょう。少し老朽化が進んでいます。でも箱根の
独立型店舗で一押しのお店です。

料理は
○ランチ(12:00~14:00)
Aランチ 3,675円
オードブル、芦ノ湖又は近海の魚料理、または肉料理、デザート、コーヒー

Bランチ 6,825円
オードブル、近海よりの魚料理、肉料理、デザート、コーヒー又は南仏ハー
ブティ

Cランチ 9,975円
シェフのおまかせ(今回は鹿肉の様々な部位を使ったメニュー)
アミューズ (突き出し)
オードブルは 鹿肉色々
魚は     鮟鱇
肉は     骨付き子羊のロースト
デザート

○ディナー(17:30~21:00)
10,500円、 13,650円、15,750円

○店舗データ
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根湖尻159-15
TEL:0460-4-7229(代表)
URL: http://www.mirador.co.jp/

○紹介しているホームページ
http://www.tokyo-oasis.com/gourmet/setagaya/setagayaaum.html
http://www.elle.co.jp/atable/chef/05/

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