weekly Food104 Magazine 2008年10月1日号

メルマガバックナンバー

● 王のセミナーのご案内
● 新店オープン情報
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 米穀情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック

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● 王のセミナーのご案内 —————————————–■□

■ 王のセミナーのご案内

富士火災海上保険株式会社(以下、富士火災 代表執行役社長CEO:ビジャン
コスロシャヒ)は来る11月12日、東京ビックサイトにおいて食品関連企業の経
営者、総務、品質管理担当者等を対象に『第7回食品安全経営者会議』を開催
します。

王は「フードビジネスの危機管理」
1.フードビジネスの危機管理の現状
2.対応の遅れた事例とその原因
3.精神論でなく物理的に問題解決するシステムの開発
4.危機管理への新しい取組みFood Defenceとは

というテーマで講演します。
時間は13:50~15:00です。

メンバーの河岸さんも講演しますので、是非ご参加くださいね。

何故、食品偽装は繰り返されるのか?」
15:10~16:20
河岸 宏和 氏
「食品工場の工場長の仕事とは」主宰
1.市場からみた食品偽装の本質とは
2.何故、産地偽装、賞味期限の偽装が無くならないのか
3.どうすれば安心、安全な食品を手に入れることが出来るのか

もう、人数が埋まりつつあるのですが、Food104マガジンとFsproの皆様は
先着10名様まで受け付けます。申込書にFood104マガジンまたはFspro
の読者と明記して申し込んでください。

申込書は以下をご参考ください。
http://www.fujikasai.co.jp/CGI/news/index.cgi?view=detail&seq=66

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● 新店オープン情報 ———————————————-■□

■ 和酒Bar 風雅 オープン

神楽坂の路地裏に佇む本当の隠れ家、和酒Bar 風雅 が8/25にオープンしまし
た。日本酒、焼酎はもちろん地ビール、日本ワイン、ウィスキー、和リキュー
ルなど国産のお酒に特化した和酒Barです。

古民家を改装して造られたお店は3階建て。 1Fは大きな一枚板が心地良いカウ
ンター席。2Fはラウンジ風のゆったりとしたソファー席。3Fは1日1組限定の屋
根裏個室(液晶TV・坪庭付)。

お料理は全国から取り寄せる塩辛、からすみなどの珍味や毎日お店で手造りす
るお豆腐、特におすすめは佐賀嬉野名物の豆腐がとろけて、とろっふわっとし
た食感が楽しめる温泉湯豆腐。〆のお料理には京都から取り寄せる無添加の漬
物がついた京茶漬けや大分名物の吉野鶏めしおにぎりなども特徴的です。

○メニュー一例
甘海老の塩辛
鯛わたの塩辛
珍味盛り合わせ
からすみ
無添加レバーペースト
蔵王チーズの盛り合わせ
六甲の生チョコ
京都竹中のオイルサーディン
無添加京漬物盛り合わせ
手造り冷奴
できたて汲み上げ豆腐
佐賀嬉野名物 温泉湯豆腐
黒毛和牛のたたき
名古屋コーチン手羽先
三元豚のあっさり角煮
京茶漬け
吉野鶏めしおにぎり

○店舗データ
住所:東京都新宿区神楽坂5-30
アクセス:大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩2分
東西線  神楽坂駅   徒歩4分
総武線 有楽町線 飯田橋駅  徒歩7分   南北線
TEL:03-3513-5230
営業日・営業時間:17時~0時
定休日:日・祝
坪数・席数:17坪 24席
平均予算:4,000円~7,000円

○URL:http://www.bar-fuga.com/

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● 日本外食ニュース ———————————————-■□

■ 吉野家 住宅街に新型店、女性・家族入りやすく テーブル席中心 牛丼以外
も提供 2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9861&NewsItemID=
20080917NRS0084&type=2

吉野家ホールディングス傘下の吉野家はテーブル席主体の新型店舗の立地を、
郊外の住宅街に広げる。住民が日常使う生活道路沿いを想定している。焼き魚
定食など牛丼以外のメニュー開発にも取り組む。

■ 洋菓子店、不二家、出店3倍、来春までに―小型店中心に30店超
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2211&NewsItemID=
20080917NRS0085&type=2

不二家はケーキなどを販売する洋菓子店の出店を加速する。店内の調理スペー
スを省いた小型店を中心に、10月からの半年間で前年同期の3倍となる30店超
を出す。

■ 味の素 香辛料生かしたドレッシング 加熱殺菌せず風味残す(食を支える)
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2802&NewsItemID=
20080917NRS0086&type=2

黒コショウ入りの「GABAN スパイスドレッシング」を昨年10月に発売。加熱
殺菌しない独自製法で、香辛料の風味を生かしているのが特徴だ。

■ 明星食品、おなかも家計も幸せに、チャルメラ買うと懸賞にクオカード
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://www.myojofoods.co.jp/

明星食品は10月6日から、商品購入者にガソリンスタンドなどで利用可能なク
オカード(5,000円分)が当たる「生活サポートキャンペーン」を始める。

■ 東急子会社、ワンダーテーブル、デザート店共同開発
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9174&NewsItemID=
20080917NRS0089&type=2

東京急行電鉄子会社の東急グルメフロント(東京・目黒)はイタリアデザート
の持ち帰り専門店を東急旗の台駅(東京・品川)構内に開業した。しゃぶしゃ
ぶ店などを運営するワンダーテーブルと共同で商品や店舗コンセプトを開発し
た。

■ 江崎グリコ、ゼリー飲料、出産前後の女性、栄養取りやすく
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2206&NewsItemID=
20080917NRS0090&type=2

江崎グリコは医薬衛生品卸のピップ(大阪市)と組み、出産前後の女性向けゼ
リー飲料を20日に発売する。

■ 和食店の「梅の花」、磁気カード使い販促を効率化
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080911c6c1103411.html

梅の花は10月から、顧客向けに磁気式のポイントカードを発行する。顧客の来
店履歴や購入実績を分析、ダイレクトメールの効率的な発送やメニュー開発に
活用する。一年間で30万枚の発行を見込む。

■ ウェンディーズ、ナスの入ったハンバーガー
2008/09/17 日経MJ(流通新聞)
http://www.nihon-wendies.co.jp/wendys/menu_Campaign/nasu_cheese.html

ウェンディーズは18日、ナス入りハンバーガー「ナスとチーズのピリ辛ミート
ソースバーガー」を発売する。

■ 米国ポテト協会日本事務所友田理絵氏、ジャガイモ粉使うパンや麺提案
(フーズWho) 2008/09/17 日経MJ(流通新聞)

Home

ジャガイモの粉を使ったパンや麺の普及活動に奔走しているのが米国ポテト協
会日本事務所のプログラムコーディネーター、友田理絵氏(36)だ。11月には
米国産のジャガイモを使ったパンづくりのセミナーを、外食店やベーカリーな
どを対象に開く。

■ メルシャン、店頭でワイン検索、小売店向け端末開発―初心者でも簡単
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)

http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2536&NewsItemID=
20080919NRS0108&type=2

メルシャンは小売店の店頭で来店客が料理や予算などからワインを検索できる
店頭情報端末を開発した。10月にまずスーパー3店舗が導入する。

■ プレナス、オフィス街向け新型店、作り置き弁当、短時間で効率販売
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080916c6c1602416.html

「ほっともっと」を運営するプレナスはオフィス街や駅前立地向けの新型店舗
を増やす。調理した弁当を保温棚に陳列して販売する。

■ 外食各社 アジア出店を加速 合弁戦略など最適解を模索 主導権確保に軸足
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=7581&NewsItemID=
20080919NRS0110&type=2
http://archive.mag2.com/0000164512/20050806145930000.html?start=420

外食各社が中国などアジア市場への出店を加速している。
8月20日にタイにカレー店を初めて開いた壱番屋。

「てんや」を運営するテンコーポレーションは現地資本の企業とフランチャイ
ズチェーン(FC)契約を結び、今夏に中国・上海市に一号店を開いた。

うどん・そば店を展開する家族亭も年内に海外一号店としてシンガポールに出
店する。

モスフードサービスは国内の店舗売上高に占める海外の同売上高が08年3月期
で11.1%に達した。

1991年に香港へ進出した吉野家は8月末で中国の店舗は170店と、米国のほぼ2
倍。

サイゼリヤは中国で強みの低価格戦略などを徹底するため、全額出資子会社に
よる事業展開を基本戦略に据える。

■ フジオフード、大阪に研修施設、FCの店員教育を充実
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2752&NewsItemID=
20080919NRS0111&type=2

フジオフードシステムは大阪市内に、フランチャイズチェーン(FC)店の店員
に調理指導する研修センターを新設した。

■ 東洋水産 「赤いきつね」と「緑のたぬき」 復刻版 発売時の味と包装再現
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/newpro/news/20080923e001y98722.html
http://www.maruchan.co.jp/

東洋水産は10月6日、カップめんで同社の主力商品「赤いきつねうどん」「緑
のたぬき天そば」の原型となる商品の復刻版を発売する。

■ うどん店のウエスト、カフェ参入、郊外に出店
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080912c6c1202012.html

うどん店チェーンを手がけるウエスト(福岡市、若山和夫社長)はカフェ事業
に参入する。駐車場付きの大型店を郊外に出店し、200円以下でコーヒーを提
供する。まず二店体制で実験した後、多店舗化を目指す。

■ カフェ・カンパニー、酒類充実の新業態、ハワイのビールなど55種類
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.cafecompany.co.jp/

「ワイアード・カフェ」など首都圏で約30店のカフェを運営するカフェ・カン
パニー(東京・渋谷)はアルコール類を充実させたカフェ「オーシャンズテー
ブル」を開業した。

■ ミント味チョコ、パッケージ変更、森永製菓が小型化
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://news.livedoor.com/article/detail/3709653/

森永製菓は10月7日、ミント味のチョコレート「プラスミント」で、従来品に
比べて容量を15グラム減らした商品を発売する。

■ 袋めんシリーズ、日清食品が刷新、3種類、めんを10%太く
2008/09/19 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/newpro/news/20080917e001y74917.html

日清食品は10月6日、袋めん「日清のラーメン屋さん」シリーズを刷新する。

■ 開発物語 岐阜・下呂市の高級米「龍の瞳」 酢を使って病原菌防ぐ(食材
最前鮮) 2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.ryunohitomi.jp/

山あいの温泉街である岐阜県下呂市で発見された良食味のコメ「龍の瞳」が栽
培地域を広げている。大粒で食味がよく、高価格でも販売は好調だ。中山間地
域を活性化する期待も担う。

■ ホクレン、資材高対策に85億円、農家を支援、低利融資も検討
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080912c3c1200v12.html
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20080913ddlk01020215000c.html

ホクレン農業協同組合は、肥料や飼料の高騰に対応して2008年度に計85億円
の農家支援を実施する。

■ 大阪・和泉商議所、農業振興へ「ぐるなび」活用、飲食店が求める農産品
調査 2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220080910hmah.html

大阪府和泉市の和泉商工会議所は同市、桃山学院大学などとともに市内の農業
を中心にした新しい産業活性化策に着手した。全国6万店以上の飲食店情報を
持つぐるなびに農産品に対する需要調査を委託し、同大学で農業生産法人の担
い手を育て小規模農家を支援する。

■ HAL財団、農産物の少量流通支援、農家から飲食店に直販
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.hal.or.jp/koho_hal.html

北海道農業企業化研究所(HAL財団、浦臼町、磯田憲一理事長)は、農産物の
少量流通の支援を始めた。

■ 時が止まった食品業界―止まらぬ不祥事、不安が増幅(ふーど記)
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080906-OYT1T00812.htm

米粉加工会社、三笠フーズ(大阪市)による「事故米」不正転売問題。「赤福」
「船場吉兆」。この一年半の間に相次いだ不祥事を見るにつけ、食品業界は時
が止まっているのではないかと、思わずにはいられない。

■ タリーズ、店舗効率運営―フード類セルフ方式に、レジ打ち込み画面改良
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.insyokunavi.com/contents/932.html

タリーズコーヒージャパン(東京・新宿)は、店舗運営の効率化に取り組む。
POS(販売時点情報管理)システムを改良するほかフード類の提供をセルフ方
式に切り替えるなど細かい業務見直しで、客一人にかかる提供時間を20秒程度
短縮する。

■ ファンデリー カロリーや栄養成分値 飲食店サイトに表記、1万店掲載目標
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.fundely.co.jp/
http://www.foodict.com/

健康食の宅配サービスを手がけるファンデリーは栄養成分値や、食品アレルギ
ーの原因食材の使用状況を表記した飲食店の紹介サイト「フーディクト」を開
く。10月1日に本格稼働させる。

■ ゆとりの空間(ハッティー) エスプレッソ紅茶専門店(フード新潮流競争
力を磨く) 2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.hatea.jp/

紅茶専門店「HATEA(ハッティー)」は料理研究家の栗原はるみ氏が社長を務
めるゆとりの空間が運営する。エスプレッソマシンを使い、紅茶を素早く抽出
し提供するのが特徴だ。店内に1人客用の客席を多く設けて、20~30代の働く
男女の需要を受け止める。

■ 紀文フード、店頭で販促、バナナジュース、シチュー、豆乳の利用提案
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://r-jinzai.seesaa.net/

紀文フードケミファは今月下旬から、スーパーの店頭で豆乳を使ったメニュー
の提案を強化する。バナナと混ぜて作るジュースや牛乳に代えて豆乳を使うシ
チューなど、ほかの食材と組み合わせた利用を促す。

■ きちり、店舗使用専用の電子マネー導入
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://fran-fci.jp/2008/09/post_270.html

きちりは自社の店舗だけで使えるプリペイド(前払い)式の電子マネーを22日
から導入する。所持者限定のメニューを提供する。食材などに関心の高い顧客
やリピーター客の取り込みを図る狙いだ。

■ ネスレ日本、ハロウィーン用「キットカット」
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/106962788.html
http://news.livedoor.com/article/detail/3321024/

ネスレ日本は10月31日のハロウィーンに向け、チョコレート菓子の新製品投入
と販促を始めた。「

■ サントリー、冬季限定、第三のビール
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://www.suntory.co.jp/news/2008/10225.html

サントリーは11月11日、冬季限定の第3のビール「冬道楽」を発売する。

■ 吉野家、米の子会社3社統合
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9861&NewsItemID=
20080922NRS0129&type=2
http://www.yoshinoya-holdings.com/ir/index.html

吉野家ホールディングスは米国の子会社3社が10月1日付で合併すると発表した。

■ 三光マーケティングフーズ社長平林実氏 “ロケ買い”目的にM&A 味かげん
2008/09/22 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2762&NewsItemID=
20080922NRS0130&type=2

「ブランドを買うというより、ロケーションを買う目的」で、中小規模のM&A
を積極的に進めていく方針だ。

■ すかいらーく 再建へ500億円調達 増資、小僧寿しなど売却 あす銀行団に
計画案 2008/09/23 日本経済新聞 朝刊

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080927-OYT1T00142.htm
http://www.asahi.com/business/update/0923/TKY200809230188.html

すかいらーくは22日、増資や事業売却による500億円規模の資金調達を柱とし
た再建計画案をまとめた。

■ 自社サイトで、じゃがいも販売、カルビーが期間限定
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://www.calbee.co.jp/shohin/index.php

カルビーは自社のサイトを通じて、取引先が栽培したじゃがいもを期間限定
で販売する。

■ モスフード 低価格品投入 巻き返し策 桜田社長に聞く 不振業態 撤退せず
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=8153&NewsItemID=
20080924NRS0079&type=2

客数の減少などで既存店売上高の前年割れが続くモスフードサービス。桜田厚
社長は23日までに、商品単価が200円を切る低価格帯の商品を開発するなど、
新メニューの投入と価格政策の見直しを軸に、業績を立て直す方針を明らかに
した。

■ デニーズ、レシートで抽選、2万円の商品券
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://www.dennys.jp/dny/event-campaign/index.html

「デニーズ」で、「家計応援!2万円チャンスキャンペーン」と題し、2万円
の商品券が抽選で当たる販促活動を始めた。

■ らでぃっしゅぼーや、会員向けに、飲料水宅配
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://www.radishbo-ya.co.jp/radish-lp24/index.html

会員制の有機・低農薬野菜宅配サービスを手がけるらでぃっしゅぼーやは、
ミネラルウオーターの宅配サービスを始める。

■ メルシャン 国産スパークリングワイン ブランドを見直し 市場拡大受け
強化 2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/28/016/
http://www.mercian.co.jp/

メルシャンは10月、国産スパークリングワインの品ぞろえを見直す。新ブラン
ド2種類を投入する一方で、既存5ブランドのうち3つは販売を終了し、さらに
一つを刷新する。

■ 小麦粉値上げ、大手4社出そろう、日本製粉など、平均7%
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200809/2008091800777

日本製粉、昭和産業、日東富士製粉の製粉大手3社は業務用小麦粉を値上げす
る。

■ 主要32社、外食売上高14社プラス、8月、ファミレスは苦戦
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/107104788.html

■ キリンフードテック―乳成分生かす酵母調味料(食を支える)
2008/09/24 日経MJ(流通新聞)
http://www.kirin-food-tech.co.jp/
http://www.kirin-food-tech.co.jp/news/2007/12_11_1.html

キリンフードテック(東京・中央)は乳原料を使わずに乳成分の香りを引き
立てる酵母エキス調味料「クックアップ 酵味CK」を開発、加工食品メーカ
ー向けに供給している。

■ 永谷園、「ショウガ」でサイト開設、動画レシピやブログ掲載
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/09/post_3986.html
http://www.nagatanien.co.jp/products/

永谷園はショウガ入り商品「『冷え知らず』さんのショウガ」シリーズの販
促を強化する。

■ ロック・フィールド、サラダ20%値下げ、主力5種、30日まで
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.rockfield.co.jp/newsrelese/035.html

ロック・フィールドはサラダを主力とする総菜店「RF1」で1部のサラダの店頭
価格を引き下げた。30日までの期間限定。主力品5種の価格を約20%引きとして
いる。

■ イートアンド、大学にカフェ出店、認知度高め、採用有利に
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.gourmetcaree.com/aboutus-142O-150.html
http://www.eat-and.jp/csr/kitchen84/index.html

「大阪王将」を展開するイートアンドは25日、京都産業大学の構内にカフェ
業態の店舗を初出店した。

■ スシロー、ユニゾンがTOB 出店減速し効率化優先 ゼンショーと関係解消へ
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read?f=200809251813

あきんどスシローは投資ファンドと連携し、経営強化に乗り出す。ユニゾン・
キャピタルによるTOB(株式公開買い付け)に賛同。筆頭株主であるゼンショ
ーとの資本関係はなくなり、株式も非公開化される見通し。

■ 居酒屋、社員の独立支援、チムニー、経験など基準公開
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.food-stadium.com/headline/925/index.html
http://www.bushidoman.com/1163marche.htm
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2762&NewsItemID=
20080908NRS0125&type=2

居酒屋各社が社員の独立支援に力を入れている。

チムニーは独立への条件を明確化し、社員が目標を設定しやすいようにした。
「ひもの屋」を展開する八百八町(東京・大田)は社員へ直営店をのれん分け
し、FC店を増やす。

「東方見聞録」などを運営する三光マーケティングフーズは9月から社員の独
立支援制度を導入した。

■ カフェクロワッサン、ブルーベリーで来月にフェア
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.royal-holdings.co.jp/
http://www.cafe-croissant.jp/

ロイヤルホールディングス傘下でベーカリーカフェを運営するカフェクロワッ
サンは、10月からブルーベリーを使ったメニューを集めた「ワイルドブルーベ
リーフェアー」を始める。

■ 松屋、牛丼80円引き、来月1日から期間限定、初のテレビCMも
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.matsuyafoods.co.jp/index.pl5

松屋フーズは全国の店舗を対象に、10月1日から期間限定で牛丼など主力商品
を通常価格より80円割り引く。併せて、同社としては初めてテレビCMを放送す
る。

■ ガムのボトル容器、紙製に切り替え、ロッテ、CO2を4割減
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.lotte.co.jp/
http://www.lotte.co.jp/corporate/ecology/index.html

ロッテは10月14日、ボトル入りガムの容器の胴体と底部に、プラスチックでは
なく紙を使った「キシリトール ネオ エコボトル」を全国で発売する。

■ 仏高級食品「マイユ」、百貨店催事で販売、エスビー、個人向けを強化
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://news.livedoor.com/article/detail/3532441/

エスビー食品は仏高級食品ブランド「マイユ」の個人向け販売を拡大する。
年内に高島屋と三越で延べ約70日間、現地のみで購入できるマスタードの販売
や量り売りをする。

■ スターバックス、チョコ使った限定コーヒー
2008/09/26 日経MJ(流通新聞)
http://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2008_0902.php

スターバックスコーヒージャパンは、チョコレートをベースにしたコーヒー
「エスプレッソ チョコレート トリュフ」(Sサイズ430円)を10月1日から
発売する。

■ ブランドを育てる――岡山県、「おかやま地どり」(食材最前鮮)
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.pref.okayama.jp/norin/chikusanse/tyushou/tori/jidori/jidori
-top/okayamajidori-1.htm

岡山県は鶏(採卵鶏)の飼養羽数が全国5位で国内有数の養鶏県。おかやま地
どりは県の養鶏試験場(当時、現在は県総合畜産センター)が20年前に開発し
た。肉の特徴は適度な歯応えがある食感と、かむほどに味わいが出る特有のコ
クだ。

■ 東洋冷蔵、対馬でクロマグロ養殖、11年出荷―年100トン、自社で調達
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://job.nikkei.co.jp/2009/contents/news/inews/nt21auto017/NIRKDB
20080929NSS0152.html

三菱商事のグループ会社で、マグロ販売国内最大手の東洋冷蔵(東京・江東)
が、長崎県対馬でクロマグロの養殖事業に乗り出した。

■ 北海道内のバイオ企業、サケ白子・カニ殻・ワインかす 化粧品原料に活用
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.nisseibio.co.jp/

北海道を支えるすべての人のために|まじめに、未来を


http://www.noastec.jp/biocluster/cgi-bin/index.cgi

北海道内のバイオ関連企業などが、サケの白子やカニの殻、ワインの搾りかす
など北海道特産の食品を生かした機能性素材を化粧品に応用する動きが広がっ
ている。

バイオベンチャーの日生バイオ
化学品メーカーの北海道曹達
化粧品製造のレザン

北海道経済産業局は2002年に「北海道バイオ産業クラスター・フォーラム」を
設立。道内のバイオ企業育成に力を入れている。

■ 兵庫の印南養鶏農協、国産親鶏肉で冷食開発、生協の戸配向け2種
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)

TOP

印南養鶏農業協同組合(兵庫県稲美町)は国産親鶏肉を使った冷凍食品の新製
品を2種類開発し、生活協同組合の戸別配達向けなどに販売する。

■ 鶏卵が一段高、卸値33%上昇
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)

■ 米粉利用拡大へセミナー
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.jacom.or.jp/series/shir169/shir169k08091111.html
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin4/article.php?storyid
=459

米粉の利用拡大をめざす任意団体の国内産米粉促進ネットワークは10月3日、
設立記念セミナーを東京・代々木の全理連ビルで開く。

■ コールド・ストーン、カスタード風味アイスクリーム
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.love-icecream.com/archives/2005/10/post_112.html

コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパンはカスタード風味のアイスクリ
ームを使った新商品を11月14日に発売する。

■ 湖池屋、スナック値上げ
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.koikeya.co.jp/

湖池屋はジャガイモを使ったスナック菓子8品目の出荷価格を11月17日以降順
次引き上げる。

■ ビッグイーツ、豆乳使用ドーナツ
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.bigeats.co.jp/

米国のドーナツ専門店「ドーナッツプラント」を運営するビッグイーツは豆乳
を使ったドーナツ「豆乳ドーナッツ(白ごまきなこ)」(290円)を販売する。

■ マレーシア料理政府直営店、代官山から、集客強化へ銀座に移転 小皿料理
を充実 2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://jommalaysiajapan.jp/company.html

マレーシア政府が100%出資するジョムマレーシアジャパンは、マレーシア料
理専門店「ジョムマカン」を10月3日、東京・銀座に開く。

■ マクドナルド、「マックリブ」、期間限定販売
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.monometro.jp/2008/09/25/103_1/
http://mainichi.jp/select/biz/release/01/news/20080925p0400a021020000c
.html

日本マクドナルドはポークパティやバーベキューソース、レタス、オニオンな
どが入った「マックリブ」を10月3日から30日までの期間限定で販売する。

■ トンカツ店「さぼてん」、中国・タイに出店、北米展開も検討
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://news.r-jinzai.net/article/107351805.html

グリーンハウスは子会社が運営するトンカツ店「さぼてん」の海外店舗を増や
す。すでに台湾と韓国に進出。年内に中国本土に初進出するのをはじめ、10月
末にはタイ・バンコクにも出店する。

■ カフェ・ド・クリエ、ドリンク類14種値上げ
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.pokkacreate.co.jp/

カフェオレなどドリンクの一部商品を10月1日から20円値上げすると発表した。
14種類が対象となる

■ ワンダーテーブル、伊チーズ・仏トリュフ店、六本木ヒルズに開業
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://job.nikkei.co.jp/2009/contents/news/inews/nt21auto051/NIRKDB
20080929NRS0120.html

ワンダーテーブルは11月下旬、海外の有名店を2店開業する。イタリアのモッ
ツァレラチーズを使った料理を提供する店と、フランスのトリュフレストラン
で、いずれも東京・港の六本木ヒルズ内に出店する。

■ 電子マネー対応自販機、日本コカ、2.5倍15万台に―スイカ・Edyにも対応
2008/09/29 日経MJ(流通新聞)
http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_000338.html

日本コカ・コーラは電子マネーの決済機能を持つ自動販売機を、2010年をめど
に現在の約2.5倍に当たる15万台規模に増やす。「エディ」や「スイカ」など
複数の電子マネーに対応した機種を順次拡充する。

■ タイシコーポレーション(イベリコ屋)(フード新潮流競争力を磨く)

http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_000338.html
http://www.ibericoya.com/

29日、初めて東京に進出する「イベリコ屋」はイベリコ豚が思う存分食べられ
る専門店だ。運営するのはタイシコーポレーション。2007年5月に大阪市内に
1号店を出し、現在は関西地区に4店を構える。

■ プレナス今期、純利益37%減、食材価格の上昇響く
2008/09/30 日本経済新聞 朝刊
http://www.plenus.co.jp/index.php

プレナス2009年2月期の連結純利益が前期比37%減の33億円になりそうだと発
表した。

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● 海外レストランNEWS 米国レストラン情報 ————————■□
ラスベガス発― カズコ・デイビスの米国サウスウエスト食事情

■ 刺青と編み物で自己を主張する女性達

これはラスベガスだけの現象ではないんですが、シカゴでもここでも刺青をし
たおばさん達がやたら最近多いんです。刺青というと軍隊に行ったマッチョな
男性や、すれっからしの女が好きな男の名前を体に彫っちゃうなんていう、イ
メージでしたが、今は随分違います。若い女性はローライズのジーンズから見
える位置か足の脛にフラミンゴやハートをあしらった刺青をしています。でも
若い人達にタテゥーが流行っているのはなんとなく分かるんですが、なんと50
代以上のおばさん達の多くも、それはもうこん棒のように太い腕に先に亡くな
った夫の顔や小さい時に死んでしまった子供の肖像を刻んでいたりと、体が墓
標のようです。自分の悲しみを日本人のようにひっそりと胸に溜めておくとい
う事は出来ずに、とにかく外に発信せずにはいられないようで、悲しみも喜び
もを周りの人と共有したいのでしょうか。

私の義理の母も1945年生まれの63歳ですが、自分の娘とお揃いで脛になんだか
可愛らしい刺青を入れています。ミシガン州の田舎町に住んでいる、ウォール
マートのデリで働いているフツーのおばちゃんなんですが、そんな所にまで刺
青現象が及んでいるとは、これはいったい何なんでしょうか?こちらはアクセ
サリー気分でちょっと入れてみたという感じですが、これも自己主張の一つな
んでしょうか。どうも1945年以降生まれの現在55歳から63歳くらいまでの団塊
の世代って、その前のアメリカ人たちとは随分違ってしまっています。西海岸
でいえばヒッピー世代でもあるのでちょっと変わってます。日本人の感覚から
すればアメリカ人の75歳以上の後期高齢者の人達は、教養もあるし話をしてい
ても面白いので結構勉強になります。寛容な心もあるし、私のつたない英語に
も耳を傾けてくれます。英語の勉強をしたかったら、是非アメリカでは、元気
なお年寄りを捕まえて、GHQの占領で戦後日本に来ていたなんていう話を聞き
だして、歴史の勉強をしましょう。

刺青とは反対に随分女性らしい趣味も復活しています。それは編み物や刺繍の
教室なんです。この10年ばかりアルバム作りというのが大流行で、アルバムの
材料を売っているお店や教室が方々に出来て、今だに多くの主婦達がが思い出
の写真を持ち寄ってアルバム作りに励んでいます。最近ラスベガスの郊外にも
洒落た感じの編み物教室が出来て驚きです。そういえば空港などの待ち時間に
カバンから編み棒を出している中年女性を見かけるようになりました。こちら
も50代半ばの団塊世代のようです。多分主婦達のグールーであるマーシャ・ス
チュワートなんかの影響で、なんでも手作りを心がけ、日々忙しい中にも余裕
のある生活をしようとしている人達でしょう。こちらはこちらで、また刺青の
おばさんたちとは違った形で自己主張をしていますね。編み物も刺青にも興味
の無い私はどんなおばさんになればいいのかなぁとふと思いましたが、兎に角
何かこちらから「私はこういう人間なんですよ。」と発信しないと、何も人間
関係が始まらないというのが、アメリカ流なのでちょっと私も考えないといけ
ません。

先日私のお気に入りのホテル・WHYNN LAS  VEGAS(ウィン・ラスベガス)に
行ってきましたが、ここでも「自分はこんな者です。」と素敵に自己主張して
いる、年配カップルに出会いました。テキサスのエル・パソから遊びに来てい
た60歳代のお二人です。ご主人のセシルさんのいでたちがラスベガスそのもの
で、キラキラ光っていました。まず自分のアイリッシュ系の苗字を入れた紺地
に金文字の野球帽を被り、真っ赤なラスベガスのTシャツにジーンズ。ベルト
の大きなバックルにはダイヤモンドらしきものが沢山散りばめられています。
また両方の指にはこれまたエルビスがステージではめていたみたいな、ごっつ
いダイヤモンドの指輪がいくつか、燦然と輝いていました。テキサスのカーボ
ウイがラスベガス仕様になっているみたいで、カッコいいオジサンです。そう
いえば苦戦しているブッシュ大統領もテキサスの人でしたね。こんな格好して
遊説したらどうなんでしょうか。

このテキサスのカップルとは、ウインのバッフェでたまたまお隣になって奥さ
んのマーシャさんの方から、「あなた、一人なの?」と声を掛けてくれて、会
話が始まりました。メキシコ系の小柄な可愛いい人で、「やっぱり旦那はアメ
リカ人がいいわよね。メキシカンの男性は威張っているから。」とご主人に買
ってもらったシャネルの大きな袋を抱えて嬉しいそう。「これ結婚アニバーサ
リーに買ってもらったの、26年になるのよ。」と教えてくれました。年に2回
遊びにラスベガスに来るそうで、「1990年頃は、カジノは日本人だらけだった
わね。VIP扱いの団体さん達で賑わっていたわよ。」1990年の12月に日本のバ
ブルが弾けた話など、私がしたら、「今度は、アメリカの経済が弾けちゃった
ものね。」と笑って言ってくれました。

このカップルによると1980年代はホテルの朝食のバッフェがなんと99セント、
ランチが1.95ドルなんて所もあって、カジノに行っても結構ジャラジャラと当
たるので面白かったそうですが、最近はスロットマシーンもあまり、出ないそ
うで、もうギャンブルはしないそうです。ご主人のセシルさんは建設関係のお
仕事を引退して、今はコミュニティー・カレッジで電気工事のクラスか何かを
教えている、悠々自適なお二人です。

先週はこのウィンと共に日本人に最も人気のホテル・BELLAGIO(べラージオ)
のバッフェを覗いてみました。べラージオの入り口付近は今、秋の模様替えを
したばかりで、オレンジ一色でした。巨大パンプキンや、背の高い案山子、天
井まで届きそうな水車小屋などが飾られていて、見事です。こんな豪華なチェ
ックインエリアなんだから、カジノを通って左奥にある、バッフェも広くて素
敵なんだろうなぁと思いきや、ランチ17ドルのバッフェは意外と普通でした。
内装も天井が低くてなんか食堂といった感じでした。明るさがあまりありませ
ん。

ただ、お肉は美味しかったです。テリヤキソースでマリネした、フランクステ
ーキというのが、意外と柔らかくって味付けも良かったです。どこのバッフェ
のローストビーフ類も案外硬くて旨みがイマイチですが、ここのはいい味でし
た。スモークサーモンがスコットランドのとカナダの2種がありどちらも、甘
味があり、これはウィンのスモークサーモンより旨くて驚きです。あと美味し
かった前菜はマグロをタタキ風に炙りスライスして、オリーブの実や茹で卵、
アスパラやインゲンとドレッシングで和えた一品、地中海風で美味しかったで
す。

美味しいバッフェの私なりの見分け方は、フルーツが沢山置いてあって、甘い
かどうかです。フルーツ類まで気を配っているホテルはお料理も美味しい気が
します。べラージオはスイカその他メロン2種が無造作にぼこんと置いてある
だけだったので、やはり値段の割には高級感がありませんでした。ただカジノ
で遊ぶ合間にさっと食べて、また出かけるにはいい場所だとは思います。どこ
のホテルもレストランの値段が高いので、17ドルで飲物込み、チップ、税金で
20ドルで済むのは安いと言えば安いです。

ウィンで会った、セシル&マーシャさんによれば、べラージオで朝食や昼食摂
るなら、ガーデン・カフェという所が御勧めだそうです。お庭を見ながら食事
が出来るらしくて、ロブスターのオムレツ14ドル、ブルーベリーのパンケーキ
が12ドルで、どちらも量があるので、二人で丁度いい量だそうです。ウインの
バッフェランチは22ドルともっと高いですが、内装は天井吹き抜けで明るく、
花やフルーツがふんだん飾ってあって、居るだけで気持ちのいい空間です。デ
ザートがあまり甘くなくていいです。フルーツもライチその他のフルーツポン
チがあって、美味しいですよ。食器類も今風の白いものでお洒落ですので、バ
ッフェはやはりウインが御勧めです。

お料理も全て味が薄めで日本人好み。このホテルの大口出資者が日本のパチス
ロ会社だと言うだけはあります。この会社の社長岡田氏の名前を取って「OKA
DA」という和食のレストランもホテル内にありますが、炉辺焼きのつくねが美
味しかったです。値段は相当お高いので、そうそう行けませんけどね。日本人
の30代女性らしきグループや、50代の母と20代の娘の親子旅なんかが、ウイン
やべラージオで最近よく見かけられる旅行者です。男性はどこ行っちゃったん
でしょうか?

実は先週私たち夫婦も結婚12周年だったのですが、二人とも仕事にかまけて当
日の夜になって気づいて「しまった!」と思ったものの後の祭り、どこにも行
けませんでした。その話をウインでセシル&マーシャさんカップルに話したら
「是非、べラージオのガーデン・カフェに行って祝った方がいいよ!長続き
るにはそういうこと、ちゃんとしないとね。」と発破をかけられてしまいまし
た。全くおっしゃる通りです。さて、今度の休みはベッドからくたくたに伸び
切った夫を引っ張り出して、ガーデン・カフェにでも行ってみますか。まだま
だ連日32度の暑いベガスから、ホットな話題を来週もお届けいたします。
ここの所、食べ過ぎて太ってしまったので、私にとってはダイエットの秋にな
りそうですが、皆さんは味覚の秋を楽しんで下さいね。

http://www.wynnlasvegas.com/#home
http://www.bellagio.com/

(ネバダ州ラスベガス在住 カズコ・デイビス)

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

韓国外食情報 その65  韓国伝統栄養食「サムゲタン:鷄蔘湯」

サムゲタンは、韓国を代表する伝統な料理で、長年愛韓国人にされている栄養
食でもある。サムゲタンとは、若鶏の内蔵を取り出して、朝鮮人蔘とニンニク
ナツメ、もち米を詰め込んで長時間煮込んだ料理だ。別名、ゲサムタン(鷄蔘
湯)とも言われる。

日本より寒い韓国では冬に熱々のサムゲタンスープを食べて体を温めるだけで
なく、夏には夏バテを乗り越える栄養食としてサムゲタンスープを食べる。寒
い冬でも熱い夏でも季節に関係なく一年中に熱々サムゲタンを食べる国民的な
栄養食だ。

韓国ではいまだに旧暦を使っており、旧暦の6月から7月の間を初伏・中伏・末
伏と言う3つの期間に分け「サムボック:三伏」と呼んでいる。今年のサムボ
ックは、初伏(7月19日)中伏(7月29日)末伏(8月8日)で、毎年梅雨の終わった後
の湿度が高く、気温が30℃~35℃の不快指数のかなり高い時期となり体力を消
耗する。この時期には日本では鰻を食べて栄養をつけるが、韓国人はサムゲタ
ンを食べて体力を養うのだ。

このサムボックの期間には、韓国では鶏の消費量が他の月と比べて2倍以上も
多くなる。しかし、今年は鳥インフルエンザの影響で鶏消費量が大幅に落ち込
んでいる状況で、サムボックのシーズンを迎えている関係者達の懸念が高まっ
ている。

韓国最初のサムゲタン専門店[コリョサムゲタン:高麗蔘蔘湯]
コリョサムゲタンは、1960年ソウル明洞に初めてサムゲタン専門店を開店した
ことでサムゲタンの代名詞となっている超有名店だ。創業以来、サムゲタン一
筋の味を守って来たコリョサムゲタンは、現在2代目の息子さんが家業を受け
継いでいる。2001年に西小門に5階立てのビルを建てて、リニューアルオープ
ンした。隣の世宗路の直営店と合わせ2店舗を経営している。

コリョサムゲタンは海外にもよく知られていて店内ではサムゲタンを美味しそ
うに食べている海外からの観光客の姿を見かける。

コリョサムゲタンは、契約の養鶏所で49日間飼育した丸々と肥えた雄鶏を使用
する。味付けでは、朝鮮人蔘にこだわって名産地である「錦山」で栽培された
4年産のみを使っている。

通常のお店は注文してから煮込むので調理に時間がかかるが、コリョサムゲタ
ンでは注文すると数分で熱々のサムゲタンが出てくる。厨房を覗いてみたら大
型のガスレンジに多数のサムゲタンの鍋をぐらぐらと煮立てている。注文が入
ったらその熱々の鍋をすぐに運んでくるので早いのだ。サムゲタンに絞り込ん
でいるメリットだろう。

また、食前酒として朝鮮人蔘酒をサービスしてくれるので余計に体に良いよう
な気がする。メニューは、サムゲタン12,000ウォン、山蔘サムゲタン18,000ウ
ォン、鶏水炊き、烏骨鶏サムゲタン20,000、山蔘烏骨鶏サムゲタン25,000ウォ
ン、アワビお粥12,000ウオン、フライドチキン12,000ウォン。山蔘(サンサム)
とは天然の朝鮮人蔘のことであり、メニューではその山蔘を乾燥したものを使
用している。

電気式チキン丸焼きとサムゲタン「ヨンヤンセンタ:栄養センター」
明洞サボイホテルの横にある「栄養センター」と言う名前のお店は、1962年オ
ープンした電気式のローティサリーオーブンで焼いたチキンとサムゲタンで有
名な老舗だ。明洞と言う立地的なこともあり、連日観光客や地元の人々で溢れ
る店だ。明洞の本店以外の地域にも9店舗ある。

「栄養センター」は、サムゲタンもさることながら、電気式のチキン丸焼き専
門店としても有名だ。電気チキン丸焼きは、電気式のローティサリーオーブン
で一回焼いて脂を落としてから、丸ごと揚げるため、かりっとした食感と淡白
な味が特徴だ。

今はフライドチキンと言えばKFCかデリバリのヤンニョムチキン(韓国式バー
ベキューソースで味付けしたフライドチキン)が主流となっているが、60年70
年代には電気式のローティサリーオーブンで焼き上げたチキンが多かった。当
時子供だった人が今は大人となり、その懐かしい味を味わうために訪れるお客
さんも多いようだ。

メニューは、栄養サムゲタン(10,000ウォン)、電気チキン丸焼き(10,000ウォ
ン)、丸焼きチキン1ピースに鶏がらで作ったスープ、パン、野菜サラダがセッ
トとなった「チキン丸焼き定食」(6,500ウォン)も人気だ。

高麗蔘蔘湯「西小門」
住所/ sejoro, 55-3, Seosomun-dong, Jung-gu, Seoul KOREA
電話/ 82-2-752-9376
営業時間/ 10:00~09:30(旧正月・秋夕の2回休み)
席数/ 320席(5階全層)
http://www.koreasamkyetang.com/

栄養センター本店
住所/ 23-16, Chungmuro 1-ga, Jung-gu, Seoul KOREA
電話/ 82-2-776-2341
営業時間/ 09:00 ~ 22:30(年中無休)
席数/ 120席

レート:1,000ウォン=87.23円(2008年9月30日時点の為替)

レポート 李美花
筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、米日韓におけるフランチ
ャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指している。
その他、日本では「飲食店経営」執筆中、韓国では「外食経営」等に執筆し、
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
○筆者連絡先 mihwalee@hotmail.com

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■ ツク・ピーの全国見て・食べて

<海外特別編 その4 釜山3日目>

韓国の産地市場というのはどういうものか、興味深々で、朝の5時30分にホテ
ルを出て、3日目の朝陽を釜山の釜山共同魚市場にて仰ぐことになりました。
右の写真は我ながら、「いいじゃん」とオジサン的に思っているのですが。

釜山共同魚市場というのは、関連の4漁協が共同出資をして設立した組織で、
魚市場の人からお話を伺うと、法人格をどうも持っていないようなのです。
日本的にいえば、LLPのようなものなのでしょうか。この組織形態は、韓国で
も唯一とのことです。

さて、訪れた日は、本来であれば水揚げが少なく、上場されている魚は少ない
そうなのですが、運がよく、巻き網の船が水揚げされているなど、活気に満ち
た市場を見学することができました。

この市場では、日本のように相対ではなく、セリにて取引されています。この
セリは、上げセリといわれるもので、まさに日本の産地市場の風景そのもので
す。

ところで、どのような魚が並んでいるか、興味がありますよね。それが、右の
写真です。底曳船のもので、20kg程度のブロックにされていますが、タチウオ
で、多少大きなサイズもあるのですが、ほとんどがヒモタチと呼ばれる小サイ
ズのものです。この他に、韓国的といえば言えるのですが、小さなキグチなど
が入った混じりのブロックもあります。

別の卸売場では、一面を巻き網の魚、サバで埋め尽くされていました。いやぁ
うまそうなサイズで、そこに群がる買受人の数は、多いこと。水揚げの少なく
なってきた日本の産地市場ではなかなか見慣れない光景です。でも、よく見る
と、実はほとんど氷が使われていないことに気付きます。鮮魚という感覚が、
日本のものとかなり違っているようです。

水揚げされたものを、日本でいう「モンペ」をはいたオムニが手早く仕分けを
していくのです。選別機なぞは使われていません。人手がたくさんあるのです
ね。この選別の姿を見ていたとき、これぞシャッターチャンスということで、
朝陽を浴びた元気なオムニのおしりの写真を撮りました。大きなお尻ですが、
このお尻が韓国の活力を支えているのですね。

また、モンペも、いろいろな生地で作られており、彼女たちのファッションセ
ンスがこの釜山共同魚市場でも競われているのです。

朝ご飯は、この釜山共同魚市場の従業員食堂でごちそうになりました。これが
一般的な韓国の朝飯ということなのでしょう。メインは、塩さばのフィレー、
サバの味噌煮ならぬチゲ煮とでもいうのでしょうか,さばの煮物、するめいか
の炒め物、チゲ鍋、イリコのキンピラ、その他に韓国海苔、キムチなどが食卓
に並びました。朝から、お腹がいっぱいになります。しかし、産地市場の従業
員食堂というのは、なぜこんなに美味しいんでしょうね。

ただ、ご飯は日本では茶碗に入っていますが、韓国の場合は金属の器に入れら
れています。熱いご飯の入った器は、手ではなかなか持って食べられません。
ということは、彼らは、置いたままで食べるのでしょうかね。

腹をサバで満たした小生は、次に向かったのが西区岩南洞<カムチョン>にあ
る活魚の輸出入を手掛けている商社さんです。この商社さんは、取扱額が200
億円を超えるところで、自称「韓国ナンバーワン」だそうです。この地が、韓
国国内の刺身需要と日本国内の刺身需要の一部を担っているのです。

ところで、8月から9月にかけては、日本からはホヤが輸入されています。とい
うのは、韓国ではかつてホヤが養殖されていたのですが、病気で全滅してしま
い、それから日本からのホヤを輸入し始めたのだそうです。この韓国需要で、
日本国内のホヤの市況が一挙に高騰したのです。そういえば、第7弾のツクピ
ー篇で触れた韓国の家庭料理を食べさせるところでホヤが出てきました。

ところで、裏ワザ編ですが、ホヤの成分には、味を甘くする効果を持っている
ように思いますが、安い酒でもホヤを食べながら飲むと、これが実に高級な酒
に変身してしまうのです。

筆者のツク・ピーさんは(本名、佃朋紀、フーズシステムクリエイター外部協
力者)

仕事柄全国各地の浜を飛び回り、「日本で一番浜を回っている」と豪語して、
「旬の味を喰らう会」を主催し、浜の魚を仲間と楽しんでいるお魚大好き人間
です。Food104開催の「fspro版旬の味を喰らう会」は佃さんとフーズシステム
クリエイターのメンバーの皆さんのご協力により開催しています。
佃さんが協力をしているフーズシステムクリエイターは、日本全国の漁協、漁
連、農業生産法人との連携のもと、産地と消費地を結び、「食」に携わる方々
にこだわりの食材を含めた総合的なビジネス支援を行なう企業です。

原稿提供:有限会社フーズシステムクリエイター http://www.fscjp.com/

写真入の原稿は
http://www.fscjp.com/tsukupi/seoul_2/tsukupi%20seoul_2.htm

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 米穀情報報 —————————————————■□
※この情報は、米穀データバンクのご協力により、「米穀市況速報」(日報)
から、一部記事を要約したものを掲載させていただいています。(月1掲載)
記事・図表の無断転載・引用を禁止します。

■ 全日本食品がハナマサに50%出資

中堅規模スーパーが加盟する商品共同仕入会社の全日本食品は、業務用スーパ
ー「肉のハナマサ」を展開する花正に50%出資した。10月から全日本食品グル
ープへの加盟が予定され、PB商品などの共同開発等が進められていくと見られ
る。

ハナマサは精肉、鮮魚、各種加工品など食品専門スーパーで、プロ仕様とした
大容量の品揃えが特徴となっている。精米商品も新潟コシヒカリ、秋田あきた
こまち、コシヒカリブレンドを始め、1店舗当たり常時8~10アイテムが品揃え
される。

納入は「主に都内の2卸が中心となって担当している模様。価格は一般的な量
販店と変わらないが、他の食材と共についで買いが目立っている」(関係米卸)
とのこと。店舗は都内中心に約50店舗が展開中で、「今回の件で納入卸体制に
変化が出る可能性もある」(同)との指摘が聞かれる。
(2008年10月1日)

■ 流通規制強化、原産国表示義務付けへ(農水省)

農水省は9月28日、第2回目の事故米対策本部を開催し、流通ルートの全容解明
や再発防止のための米流通規制強化など食糧法改正も視野に入れた対応策の工
程表(スケジュール)を決めた。

事故米問題については、10月中に全体像を解明するとともに、事故米の輸出国
への返却・廃棄など契約条件の改定や、善意の関連事業者への回収費用支援な
どを進める。一方、米については、(1)流通規制[規制強化](2)トレーサ
ビリティ[取扱業者に対する仕入れ・加工・販売の記録義務付け、報告]
(3)原料原産地表示[コメ関連商品に義務付け](4)罰則強化-など、食糧
法改正を検討し、次期通常国会に法案提出する考え。10月に米流通の専門家で
構成する「米流通システム検討会」(仮称)を立ち上げ、第3週に第1回開講を
開催。11月中に新制度の骨格をまとめる。

流通規制の強化、さらにはトレーサビリティやコメ関連商品の原産国表示(現
行で米部門は、もち製品のみ義務付け)の義務化で、流通市場は混乱必至の状
況。市況面では、国産米に強材料か。
(2008年9月29日)

■ 割高でも産白にスポット

関西の末端販売では、新米コーナーに“産地直送”をPRする店舗が増えている。
対象は、北陸、近畿コシが多く、「産地で精米した上で、直接お店にお届けし
ました・・・」等のPOPが設置される。

店頭価格は、5キロ当たり2,480~2,580円前後と安くはないが、「例の事故米
事件で、消費者はいつも買っている米より100~200円高くても、安心できる米
を買いたいとの心理が働いている」(関西A量販店)とのことで、好調な動き
を示している。各量販店では、「10~11月からの新規取引を狙って、東北の卸
や生産者団体からの申込み(営業)が増えている」(同)という。

こうした動きに対して、「産白にスポットが当たっているのは事実だが、どけ
だけブームが続くかは疑問だ。ただ、パール卸などには注意している」(大阪
B卸)との声が聞かれる。
(2008年9月29日)

■ 加工MA米の定例販売も急遽延期

9月24日に予定されていた加工用MA米の定例販売が延期となった。18日に本社
が取材した段階では、事故米穀に絡んでの「延期などは考えていない」(農
水省)としており、今回の延期について実需者サイドに連絡を行ったのは「当
日の24日」と急な話。今後については「対応を検討しているところ。実需者に
迷惑をかけないようにしたい」との返答に留まる。

一方、実需者サイドは一刻も早い再開を求めている。原料仕入れが不透明にな
るという根本的な問題以外にも、「MA米は事故米穀と異なり、安全なもの」と
の認識から、同一視しかねないような対応には不満が上がりそうだ。
(2008年9月25日)

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ カレーハウスCoCo壱番屋、期間限定メニュー「カキフライカレー」を販売

株式会社壱番屋は、旬の食材「カキ」を使った「カキフライカレー」(780円
/税込※)を、期間限定でカレーハウスCoCo壱番屋(国内1,128店舗/20年9月末
現在)にて10月1日(水)から販売します。

カキフライカレーは、10月1日(水)から2月28日(土)までの期間限定販売
です。サクサクの衣からジュワーっと溢れ出すカキ独特の旨味とCoCo壱番屋
のカレーとの相性はぴったりです。

より多くのお客様にカキフライカレーをご賞味いただくべく、初月の販売目
標数を40万食と掲げております。

また、カキフライカレーの販売と同時に新メニュー「焼きカレーパン」(1個
180円/税込※)を販売します。カレー専門店チェーン最大手の壱番屋と製パン
最大手の山崎製パンが共同で開発した、こだわりの焼きカレーパンです。
(一部取扱いのない店舗あり)。店頭にて冷凍販売も実施しています。

※東京23区、大阪(北区、中央区、福島区)、新横浜駅店の各店舗では、800円
(税込)です。

○URL: http://www.ichibanya.co.jp

△▼△▼△▼△▼△▼△

● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

■ 大連、瀋陽の日本外食産業事情

味千ラーメン
さて、日本外食ニュースでも日本外食企業の中国進出が多いことをお伝えしま
したが、なかなか成功しないのも事実です。しかし、中国に日本から進出して
大成功している企業もあるのです。今回はその大成功した味千ラーメンを報告
しましょう。

味千ラーメンは日本発のブランドとして中国で定着しています、東京には少な
いですが中国ではとても人気の店となっています。

大連のすぐ駅前の繁華街にある味千ラーメンは5年前に出来ました、100席以上
もある大きな店です。店舗の外壁にメニューや写真などが飾っています。そし
て、店舗の横には大きな看板に味千ラーメンのスープの紹介です。味千ならで
はの独特の骨スープは人間の骨にはとてもいいという、牛乳の4倍以上の栄養
があるというアピールです。ラーメンが健康に良くないイメージが強いのです
が、大連では、ラーメンが健康的な食事であることを人たちにアピールをして
います。

では。メニューを、見てみましょう、

豚軟骨ラーメン
カツ丼
豚の角煮ラーメン
味千焼きそば
手作り餃子
えのきの牛肉巻き
ウナギの蒸しご飯
カツカレー
アサリラーメン
激辛ラーメン
海老フライ
味千焼きうどん
(牛)焼肉チャーハン
和風雑炊
きゅうりの漬物
ゴマサラダ冷麺
豚の串焼き
野菜ラーメン
激辛アサリ串焼き

ラーメンメニューは20種類ぐらいあって、サイドメニュー30前後、アルコー
ルも20種類以上もありますう。何種類もの豊富な料理を目の前にしながら食事
をする習慣が根付いている中国ではラーメン単品で勝負するのは難しいという
判断に基づく施策でしょう。

さて、この味千ラーメンの企業情報を紹介しましょう。
このレポートは2007年に卒業した王ゼミの穆さんが書いたものです。力作です
ね。

昨年は中国関連の論文は3つ、今年は2つ、その内外食関係は2つで、中国関連
の調査研究は進展しています。

「味千ラーメン」
(インタビュー:2005年11月12日 上海?先餐?管理有限公司本社 副経理
劉利華)
会社名:重光産業株式会社

企業概要1):昭和43年、専門店用の生麺とベースの製造販売を開始し、昭和
47年、大津工場において、生麺、調味料、スープ等の製造をすると共に「味千
ラーメン」と銘打って、チェーン店を募集し組織化を開始した。平成6年合弁
により、台湾台北に海外1号店を開店した。食を通じて文化交流を実現するこ
とをめざし、国内に120余店舗、海外に8カ国に130余店舗を展開している。熊
本の味、のれん、伝統というものを大切にしつつ、固定観念に固執しない味づ
くりにも挑戦している。常に新しい発想をもって世界へと拡がる。

設立   :昭和47年7月
資本金  :1,000万円

中国総代理店-中国上海
中国語社名: 上海?先餐?管理有限公司
英文社名 : SHANGHAI LEAD FOOD&RESTAURANT MANAGEMENT CO. ,LTD
設立   : 1999年6月
資本金  : 4200万人民元2)
店舗数  : 24の都市と地区(香港含む)で104店舗
正社員  :59名

進出の過程について
1.台湾進出の失敗経験
同社の初めての海外進出は1994の台湾の台北への出店だったが、事業失敗した。
しかし、この失敗が同社にとっては良い教訓になった。失敗原因は、初めての
海外進出であるため、パートナーとの付き合い方が良く分からなかったという。
パートナーが現地化を進めるため、顧客の要望に合わせて味まで変化を加えた。
例えば、各店舗のスタッフがお客に「脂っこい」と指摘されたら、料理人が自
身の判断で、スープの脂分を減らしてしまい、「塩辛い」と言われればスープ
の塩分を減らしてしまう。消費者一人ひとりの要望に振り回されて、味千ラー
メン本来の味を見失った。結局、現地化進めるどころか、店舗によって味にブ
レが生じ、チェーンとしては営業が成り立たなくなって、閉店に追い込んでし
まった。

2.進出のきっかけ
上海への進出のきっかけは、「味千ラーメン」に関心を持つ、現地パートナー
のアプローチである。熊本県は、同県地元企業が、アジア進出を推進できるよ
うに図り、香港に出先機関を設置し、また、香港と熊本間で、相互経済ミッシ
ョン団の派遣を企画した。その第一弾として、香港にある製造業、飲食業、食
品業など、さまざまな食集の企業トップ20名ほどが来日し、同社の本社工場を
見学した。その中に、現在、中国大陸のパートナーである潘慰(ハンウェイ)氏
がいる。

また、現在、香港のパートナーである、リッキー・チェン氏は、東京でのフラ
ンチャイズ展をきっかけに、自ら同社にアプローチをしてきた。ほぼ両者と同
時に交渉は展開し、その結果、事業が進行していった。台湾での失敗経験も活
かし、その中で、特にパートナーとの価値観、企業文化の共有と意思統一に努
めた。リッキー氏は日本留学経験があり、日本の歴史や文化にも理解のある人
物で、潘氏もビジネス経験が豊富で、日本文化への理解ももっているので、意
思統一において特に障害は無かったという。

3.現地パートナーとの役割分担
味千ラーメンの海外展開の特徴は、現地パートナーとの型にはまった合弁契約
ではなく、現地パートナーの創意、工夫を最大限に引き出すというユニークな
戦略にある。、中国での味千ラーメンの経営母体である上海領先餐飲管理有限
公司には、ほとんど出資をしていない。中国の各地への出店、展開に際しての
基準なども設定していない。すべて、介入せずに、現地パートナーを信用し、
任せている。現地の市場は現地人が一番良く理解していると考え、現地パート
ナーに主体者意識を持たせて、彼らの創意、工夫を最大限に引き出すためであ
る。

同社側の役割としては、定期的に現地パートナーとの意見交換会などを通じ、
同社に対してさまざまな要請を受ける。その要望にこたえられるように、いろ
いろとサポートする。このように、中国事業を拡大することができた。
(表3-1参照)

表3-1 「味千ラーメン」における日本本部と現地パートナーの役割分担
日本本部
日本のラーメンと接客サービスを中心に店舗運営上のアドバイスを提供。
定期的な巡回視察で、各店舗の運営管理。
現地で製麺し、スープや調味料など指定する食材を提供。

現地パートナー
すでに会社運営と店舗展開などノウハウを融資、事業展開を推進

出所:矢野経済研究所『日系企業の中国外食市場参入手法と戦略分析』P131

消費者ターゲット及びポジションニング
1.消費者ターゲット
消費者ターゲットは、ファッションに敏感な好奇心のある中高等収入層の若者
である。
2.ポジションニング
日本では、「味千ラーメン」といえばラーメン専門店というイメージであるが
上海では、「ラーメン居酒屋」という位置づけである。まったく新しい業態な
ので、やはり現地他社と徹底的に差別化を図っている。これは中国人の食習慣
に関係があるが、日本では専門店が多いが、中国では単一メニューのカウンタ
ー式の専門店という業態はなかなか受け入れられないのは現状である。そのた
めに、サイドメニューを充実させ、ラーメン以外にチャーハン、野菜、焼き物
揚げ物、ドリンク(アルコール・ソフト)、デザートなど、合計30品目以上があ
る。

マーケティング戦略
1.製品
同社は上海で「ラーメン居酒屋」という位置づけであるので、製品戦略につい
ては以下の4つの特徴がある。

第1に、メニューが豊富である。ラーメンメニューは20~30種類、サイドメニ
ュー200種類前後、アルコールも10種類以上も保有する。ラーメンメニュー以
外には、人気の高い商品は(写真3-2参照)「豚軟骨定食セット」「串焼きの盛
り合わせ」、「イカフライ」「カニサラダ」などがある。季節に合わせてサイ
ドメニューの更新や、期間限定メニューの提供により、消費者にバラエティ豊
富で、クオリティ高い品質をアピールしている。

第2に、ラーメン商品の味は、日本と同じ味付けであり、現地化しない。過去
の台湾での失敗経験を活かし、味は標準化している。また、各店舗間の味のブ
レを防ぐために、現地人のスーパーバイザーが、各店舗を巡回して指導する。
また、毎年数回、パートナー側の要望に応じて、日本本部からスーパーバイザ
ーを派遣している。よって、どの店舗も、日本と同じ味を提供することを保証
できる。

第3に、商品開発は日本本部、スーパーバイザー、現地パートナーによる共同
開発である。ラーメン以外にサイドメニューは現在合計200以上もある。現地
パートナーは日本で、現在流行している飲食店やラーメン店などに視察し、現
地で受け入れられそうなメニューを見つける。そこからヒントをもらう。それ
から、スーパーバイザー、本部と3者共同に商品開発を進め、メニューを決め
る。

第4に、現地消費者の「健康志向」にあった商品の提供。現在中国市場では、
アメリカ系のファストフードは一般の消費者にカロリーが高い、健康に悪い
「ゴミ食品」としてとられ、敬遠されていることもある。同社は、豚骨ラーメ
ンの栄養豊富さをアピールし、サイドメニューでも野菜類メニューを多く提供
している。「健康」をアピールしている。

2.価格
価格の設定は、ターゲット消費者である中高等収入層の若者にとって、手ごろ
な価格にしている。同じ業態(ラーメン居酒屋)の競合他社は存在しておらず、
しかも、高品質の料理を提供しているゆえ、幅広い消費者に支持されている。

ラーメン類は15元~30元(日本円約210円~430円)の値段でる。単品サイドメニ
ューには焼き魚や、焼き鳥、焼き餃子、天ぷらなどがあり、値段は10元~30元
(日本円約140円~430円)くらいである。定食類も提供していて、チャーハンセ
ットなどがあり、16元~29元(日本円約230円~415円)である。

また、同社は、事業展開による、食材の現地生産、現地調達化を目指している。
これらにより、コストダウンが実現されるであろうから、それを商品価格のダ
ウンという形に反映することも筆者は想定したが、同社からの答えはそうした
計画はないということであった。理由は2つがある。一つは、現在は経営好調
で値下げする必要はない。もう一つは、値下げによるブランドイメージが崩さ
れる可能性があるからということである。

3.広告宣伝
同社は広告宣伝に資金を惜しまずに、積極的に各種広告、広報と販売促進活動
を行っている。これも、同社は競合他社との差別化戦略の一つである。具体的
に、以下のようである。

第1に、TVCMの現地での放映である。味千ラーメンのホームページでは過去放
映したTVCMを見ることができる。ホームページをみたら、その数の多さに驚く。
さらに、内容をみると、クオリティの高さに感心する。短期間内でブランドを
消費者に浸透させる、ブランド認知度を高めるために、TVCMの投入は重要な手
段だと同社は認識している。また、中国では、人気店があれば、すぐ偽店が現
れるというのはまだ現実である。広告宣伝によって、消費者は簡単に「本物」
か「偽者」かを簡単に判別できるようになる。

第2に、有効な販売促進活動を行う。お店で消費が一定金額以上になると、ク
ーポンやオリジナルグッズなどがプレゼントされる。オリジナルグッズはマグ
カップや、PCマウスなど、ターゲット消費者が興味持てそうが商品開発に力を
注いでいる。また、有名スーパーや本屋とも提携している。たとえば、スーパ
ーで100元以上消費すると、味千ラーメンの5元に相当するクーポンがプレゼン
トされる。こういった活動は新規顧客獲得の有効な手段である。

第3に、新聞や雑誌などの各種メディアの取材に積極的に応じ、広報活動をし
ている。同社の知名度が高まるにつれで、たくさんのメディアから取材要請が
殺到し、それを応じることによって、幅広く宣伝された。これも同社の戦略の
一つである。

第4に、ホームページの活用。現在中国ではインターネット利用率は高く、都
会部では、殆ど家庭にはインターネットを利用できる。しかし、中国では、多
くの企業がホームページ重要性をまだ認識してない。とりわけ外食業の企業で
ある。同社のホームページの重要性を認識し、コンテンツを充実させ、消費者
とのコミュニケーションの窓口として、活用している。新規顧客獲得につなが
るし、リピーター客を確保するための重要な手段であるという。

4.物流
同社は現在中国では2つの2000㎡と3000㎡の製麺工場を2つ設置している。製造
した麺を工場から直接各店舗に配送している。品質を保つために、日本から2、
3ヶ月毎に技術者を派遣し、技術の指導と品質のチェックを行っている。味を
左右するスープ及び調味料については、同社が指定した熊本工場で製造されて
いるものを、輸入して使用している。味噌のベースは現地の日系企業から卸を
通じて供給されている。生鮮食品は現地のサプライヤーから仕入れている。今
後、コストダウンを図るために、スープと調味料も中国で生産する計画がある。

セントラルキッチンについての情報については、矢野経済研究所発行の『日系
企業の中国外食市場参入手法と戦略分析』によれば「セントラルキッチンを設
置し、一次加工済みの食品を各店舗へ配送している。ゆえに、店舗では二次加
工となり、調理の手間は余り無い。」とあり、配送については「各店舗におけ
る在庫管理は、セントラルキッチンに対して発注する形で行われている。毎日
食材を各店舗へ専用車両で配送している。現在100%の中国調達を目指して、上
海に中国事業統括本部を設置し、中国体制整備を推進中である。」と記述され
ている。

5.立地選択、店舗作り
味千ラーメン中国で成功した要因の一つは立地選択である。最も人気のある一
等地のロードサイドに出店している。「ラーメン居酒屋」というコンセプトも
あり、店舗の規模は平均200席という大規模なものである。具体的な場所とし
ては、日本側は特に口を出さずに、現地ペートナーに任せている。

店舗作りについては、様々な工夫をしている店舗内装の設計は、同社と長い関
係がある現地デザイナーに依頼して、各店舗が統一されたイメージになるよう
に、店舗イメージ管理をしている。柱に書かれた相撲の絵や、天井に吊られる
提燈など、日本をイメージした雰囲気を作っている。(写真3-1左参照)最近は
高級感あるつくりを目指しているという。要するに、中国での展開は、基本的
に日本をイメージできる店舗作りを、反映させるようにしている。

店舗のロゴも「味千拉麺」という、現地人が読める漢字表示と「味千ラーメン」
という、日本語表示とを併用している。また、味千ラーメンの代表キャラクタ
ー「チイちゃん」も使用している。今は、「チイちゃん」は中国でも人気者に
なっている。(写真3-1中参照)

6.サービス
同社は中国で、日本のラーメンと、日本と同水準のサービスを提供することを
目指している。しかし、味千ラーメンの従業員は、地方出身で教育水準の比較
的低いスタッフが多いため、サービス意識は全体的には低い。そうした彼らに
付加価値としてのサービスという点を理解させるのはなかなか難しいという。
しかし、実際は、一般の地場レストランより高い水準のサービスを提供してい
る。

筆者は同社の上海港匯広場店で食事をした。店内は清潔感があり、明るい感じ
である。従業員は笑顔があって、フレンドリーだった。客席を回って、客の湯
のみのお茶が終わりそうをみて、「お茶をお入れしましょうか」と声を掛けて
いた。料理を提供するまでの時間も早く、盛り合わせも充実していた。ただ、
客の少ない時間帯のためか、従業員の間の私語が少し目立つように感じた。し
かし、これは一般の地場レストランではごく普通のことで、全体的に満足でき
る従業員サービスであった。

7.ヒト
店舗で接客している従業員に関して、地方出身の人件費安い若い人を、同社は
雇用している。寮を提供し、集団管理している。この点は、地場の飲食店と同
じである。教育については、6.サービスで述べたように、付加価値としてのサ
ービスを理解させるのはまだ難しい。特に、彼らの殆どが教育水準の低い農村
部出身であるため、サービス観念を理解させるために時間かかった。教育は店
長や、マネージャークラスのスタッフに任せている。但し、前提としては、店
長や、マネージャークラスの従業員は日本の接客サービスなどを十分理解して
いる。また、各店舗に日本の接客マナーを理解したマネージャーを配置し、日
々のミーティングで、細かい点まで従業員に対して指導をしている。

スーパーバイザーにを努めているのは同社の運営を熟知している現地従業員で
ある。新規店舗開店するに際してスーパーバイザーは従業員に対して、徹底的
な教育指導を行う。また、契約上、日本本部からスーパーバイザーが、巡回視
察している。その際、現地各店舗のマナージャーとミーティングなどで問題点
の改善指導を実行し、従業員への教育指導及び管理に、ズレが生じていないか
などの確認をしている。

上海に設置した総括会社に日本人駐在員1名が常駐している。今後スープや調
味料の現地生産にあたり、オペレート管理を担当する日本人が必要だと考える
からである。

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